CACICOブログ
高校生の政治活動と選挙運動について
- 2016年7月4日 7:00 AM
- CACICOの毎日
今回は、家族ネタ。
上記タイトルは、高校一年生の娘がもらってきたプリントのタイトルです。
Q&A形式で書かれていますが、例を適宜
Q1 17歳の生徒が「候補者Aさんは立派な人らしい。18歳の人は彼に投票して。」とSNSに書き込んでもよいか?
Q2 17歳の生徒が、ツイッターで候補者が書き込んだ投稿を自分の投稿にリツィートしてもよいか?
Q3 放課後や休日であれば、学校内で政治的活動を行うことは問題ないか。
Q4 現在は17歳だが、投票当日には18歳になる。今から特定の候補者のための活動はできるか。
Q5 同級生から、「お昼おごるから。〇〇さんに投票して」と言われた。これは許される行為か。
この設問を見て、学年が違えば当然だけど、、
同じクラスでも、選挙権のある人と無い人が交じっているんだよなぁ。
と改めて気づきました。
さて、一応答えの方も書いておきます。
Q1,2のA 満18歳未満の選挙運動となるためできません。
Q3のA 本校では、学校の内外を問わず集会を行うときなどはあらかじめ届け出るか、
届け出て許可を得ることとしていますので、担任の先生などに相談して下さい。
Q4のA 満18歳になるまでは、選挙活動をすることはできません。
Q5のA 買収罪に問われるため許されません。
CACICOとしては、18歳からの選挙権は疑問です。
もし選挙権という「権利」を与えるなら、
引き替えに
少年法の該当年齢を18歳未満に引き下げる、
という「義務」を負うべきです。
政治に参加できるのに、犯罪においては、子供扱いってヘンですよね。
さて、子供に選挙の話をするとしたら・・・
誰が良いとか、悪いとかは、まぁ人それぞれなので、自分の頭で考えろと。
だけど
他人様を呼び捨てにするような「人や団体」、
それだけは選択肢からハズすように。
普段の生活において
他人様を、呼び捨てで批判して、なじる。
そんな人とお付き合いしたくないでしょ。
風向きが変われば、君も呼び捨てで批判されますよ。
28℃オーバーの快適
- 2016年7月3日 12:07 PM
- デシカ日記
ず~っと降り続いた長雨がようやくあがりましたね。
と、思ったら当然のように気温が30℃を超えてきました。
さて昨日(7/2)の温湿度を。
室内も室外も、湿度が40%というのが面白くてアップしました。
絶対湿度で考えると
室内 9.71g
室外 15g
と、1.5倍以上の差があります。
夏場における人間の快適とは、
汗を感じるかどうか
に尽きます。
汗を感じない。というのには説明が要りますね。
人間は、1年365日汗をかいています。
人間の体表面からは、水分が蒸発する事によって、気化熱で体温を放出しているのです。
そうしないと、人間の身体はオーバーヒートします。
人間は水冷で動く動物なんですね。
もちろん「汗をかいたなぁ」と気づく時もあります。
こちらは有感蒸泄と言って、人間にとっては、「特別な状態」。
どんな状況かと言えば、
①運動したり、精神的な緊張状態(手に汗握る)、病気で体温が高い
とか、
②「気温と湿度が高い」という外的環境によって起こります。
①は人間自身の問題なので、問題は②ですね。
ここでポイントなのは、
単に「温度が高い」から汗を感じるのではないことです。
人間の身体は勝手・・・いえいえ良く出来ていて、
環境によって「快適」な温度帯を変えるのです。
冬場の室温目標は、22℃って聞いたことがありませんか?
でも、夏場に室温を22℃にしたら、寒くて居られませんよね。
一方、夏場は27℃が冷房の目標。
その27℃を冬の室温にしたら・・・
人間の温度的なスイートスポットは、
冬 20~23℃
夏 26~28℃
春秋 23~26℃
と外気温によって、大きく変わるのです。
人間の外気温に対する適応能力、半端ないです。
前置きが長くてすいません。
その上で、梅雨まっただ中の話をします。
気温としては快適の範囲だとしても、
体感的には、べたべた、
して不快ですよね。
温度的にスイートスポットのハズなのに有感蒸泄状態になるのは、
空気中の相対湿度が高くて、上手く汗をかけないからです。
さて、今までの流れで28.5℃の40%という環境はどうなのか?
と言うと、無感蒸泄をキープ出来ます。
ただし、アルコールを飲むと、ちょっと微妙な状況に。
先ほどあげた「特別な状態」でいけば、体温が上がって①に該当するのです。
まぁ勝手な条件付けなんですけどね。
参議院選挙、初の・・・
- 2016年6月26日 2:20 PM
- CACICOの毎日
共産党と民進党が、選挙協力。
と言うのは、なかなかショッキング。
(その話は又今度)
特にうどん県の民進党は、
岡野しゅりこさんという人の擁立を決めて、早くから宣伝活動をしていました。
街中にいっぱいポスター貼ってましたからね。
どんなポスターかというと、岡野さん+サミット関連調査チームの面々です。
だけどその後民進党は、岡野さん擁立を取り消して、共産党候補に一本化しました。
民進党と共産党が、1人区で候補を一本化する。
と言っても、うどん県以外は、全員民進系の立候補者。
「共産党立候補者が一人もいないってどうよ」
と突っ込みが共産党から入り、うどん県に白羽の矢が立ったようです。
結果うどん県は
自民党と共産党の一騎打ち
という、全国唯一の県となったのです。
そう言えば、お隣の県にも初物がありました。
今回の参議院から登場した「合区」です。
人数が少ない県を、まとめて一人の議員さんにするという荒技。
全国で2箇所、「高知・徳島」と「鳥取・島根」だけです。
今回は、お隣の高知・徳島のお話。
自民党と無所属(民進、共産、社民の推薦)の争いなんですが、
どちらも生まれは徳島県。
高知県民が、「どっちでも良い」という気持ちになっても仕方ない気がします。
合区の目的は、「一票の格差」の解消なんでしょうが、
なんで票の格差があったらダメなのか理解できないです。
今回の選挙において、高知県選出の議員はゼロ。
高知県民の意思は、誰が国政に届けるのですかね。
単に東京一極集中を加速させるだけに思えます。
と言っても、現政府を責めているのではありません。
根本として、
「一票の格差が憲法違反」という最高裁の判決があったからなのです。
この話は長くなるので割愛しますが、
2倍までは良いけど、2倍超えたらダメって、どんな理屈なんですかね。
なのでCACICOとしては選挙改革の前に、
最高裁判所裁判官国民審査を改正して欲しいです。
衆議院選挙の時に、ダメな裁判官に「×」してね。ってヤツです。
あの審査で罷免された裁判官は、今まででゼロ。
って言うことは、完全に形骸化した審査。
つまり日本には、裁判官を批判・評価する仕組みが無いのです。
考えてみると、けっこう恐い話です。
あっ、最後は、選挙の話ではなく終わってしまいました。
EU解体の始まり
- 2016年6月25日 7:06 PM
- CACICOの毎日
イギリス国民投票の結果が出ました。
EUからの脱退
何か、とってもアッサリ決まりましたね。
今回の結果は、
イギリス国民が、移民、つまりグローバリゼーションを拒否した。
と言えます。
日本では、グローバル化と言うと、「良い事」ってイメージがあります。
世界に通用するためにグローバル化が・・・
なんて言う人多いですが、グローバル化の意味が分かっているとは思えません。
先ほど、「移民、つまりグローバル化」と言ったのには理由があります。
グローバリゼーションは、
ヒト、モノ、カネの自由化を指すからです。
EUはその為に、てとも大がかりな仕掛けを作りました。
カネの自由化 → 通貨の統合
モノの自由化 → 関税の撤廃
ヒトの自由化 → 国境の撤廃
なんですね。
興味深いことにイギリスの通過は、ユーロでは無くポンド。
なので通貨統合は、していません。
一方、モノとヒトは自由化されています。
イギリスは、国境撤廃であるシェンゲン協定には参加していませんが、
入国審査があるだけで入国拒否は出来ないから、実質フリーパス。
さて、移民の問題はこんな感じ。2014年1月の産経ニュースから。
ルーマニアとブルガリア、EU域内就労OKに、富裕国から反発も
一部抜粋を。
欧州連合(EU)で、ルーマニアとブルガリアの労働者に対する就労制限が1日に撤廃された。域内の最貧国である両国からの移住者急増を恐れる加盟国に対し、両国は「差別扱いだ」と反発している。欧州統合の要である「移動の自由」にかかわるだけにEUも懸念を強めている。
域内の最貧国・・・ですか。産経はシビアですな。
EUの各国は、新規加盟国に対して、最大7年。自国内の就労を制限できるそうです。
ルーマニアとブルガリアは、2007年加盟なので、2014年に、その7年を迎えたわけ。
これら最貧国とイギリスの月給を比べる(2012年)と
ルーマニアとブルガリア 約50ドル → 5万円
イギリス 約2800ドル → 28万円
イギリスは医療、教育、福祉は無料ですから、そりゃイギリスを目指すヒトは多いでしょう。
で、ちょっと横道に逸れます。
医療が無料と書いたら、「それに比べて日本は・・・」と思われそうなので、少しだけ説明を。
(北欧にある、いわゆる高福祉国家も、似たり寄ったりです)
普段の税金が高いことは当然として、日本のような国民皆保険制度では無いので、
無料で医療を受けられる医療機関と方法は限定されます。
まずは除外項目から。歯科治療は全て有料(除く子供)です。
スタートは、自身の担当であるホームドクター(簡単な診療と処方箋のみ)の予約から。
この段階を飛ばして専門医に受診すると、もちろん有料。
朝から具合が悪いので、午前中に受診、なんて幸運はまず無い様で、何日後・・・って事も。
ここでは処方箋を書いてくれますが、薬には費用が発生(子供は無料)します。
(専門医の選択権は患者には無く、指定された病院)
で、この専門医、投薬以外は無料らしいですが、ベッド数も少なく、なかなか受診の順番が回ってこないらしい。
(時間がかかるのでは無く、日数がかかるという意味)
なので裕福な人は、保険のきかない(つまり高額な)私立病院に行くらしい。
これがイギリスの医療費無料の現実。
イギリスで民間療法が流行る理由でもあるのです。
話を戻します。
2000年に入ってからの新規EU加盟国をあげてみます。
キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア(2004)
ブルガリア、ルーマニア(2007)
クロアチア(2013)
ブルガリア、ルーマニアに限らず、上記の国の特徴は、
(イギリスと比べて)低所得で、かつ母国語が英語では無い。
前回書いたように、昨年のイギリスには33万3千人の移民が来ました。
イギリスの人口は、日本の半分ぐらいなので、
この状況を日本に置き換えれば、年間66万人の移民がやって来るイメージが正解。
高松市の人口が41万人で、うどん県は全体で100万人です。
つまり
1年で高松市が、2年でうどん県が1つ、移民だけで新設出来てしまう。
この勢いで、しかも英語をしゃべれず、低所得なヒトが中心。
仕事、住む場所、医療、教育(学校)、福祉・・・
国内が混乱しない訳がありません。(報道が無いので想像です)
・・・こんな状況下で、今回の国民投票は行われたのですね。
さて、
イギリスが正式にユーロを脱退するためには、
ユーロメンバー27カ国の内、20カ国以上(人口比率で65%以上)の賛成が必要
らしいですが、これ可能な気がしません。
一気にEU解体!! なんて事態の方が、現実的だったりして。
特注品の到着
- 2016年6月23日 10:36 AM
- CACICOウォール
CACICOウォールの特徴は、下地が断熱材であることです。
で、快適性能だけが取り上げられがちですが、「形状」も大きなポイントです。
例えば、以前作った物件ですが
こんな形状ありますよね。
CACICOの場合下地は、こんな感じです。
発泡スチロールの加工品。
現場に合わせてぴったしサイズで注文しています。
さて、このような飾りをモールディングと総称します。
このモールディング、材質はいろいろですが、
特注品に関しては発泡スチロールが多いです。
理由は製造過程にあります。
一般的なモールディングは、型枠があってそこに樹脂成分等を流し込んで作ります。
つまり、「デザイン→金型作成」という過程が必要。
この金型作成にコストがかかるので、ある程度「数」を作る必要があるのです。
一方、発泡スチロールだと、「デザイン→加工機へ入力」で、OK。
金型という過程がまるっと省略できるので、早くて安いのです。
さて、この特注品は、CACICOの現場でも登場します。
今回は、こんな形で納品されました。
発泡スチロールの固まりを熱線で加工しているのですね。
何本か抜き出してみると
なんか、パズルみたいですね。
とりあえず、全部抜き出しました。
一本だけアップにすると、
こんな断面形状です。
建築で言う、パラペットの笠木を特注したのです。
どのように使うかと言うと、
こんな風に収まります。
取り付け方は、当然のCACICOウォール方式。
つまり接着です。
一般的にはビス留めなんですが、防水や長期的な耐久性は接着方式が有利。
今回は、完成してしまえば目立たない場所。
なんですが、美しく作りたいので、特注品を使ってみました。
国民投票、前日
- 2016年6月22日 2:33 PM
- CACICOの毎日
今回は日本を絡めてみます。
「日本の景気が悪いのは、人口が減少しているから」
という意見があります。
なので、手っ取り早く人口を増やせる「移民が必要」との主張です。
でも、しっかりとした他山の石があるので見てみましょう。
それがイギリス。
先日のブログで書いたとおり、人口は右肩上がり。
しかも、英白人ではなく移民による人口増加なので、
「日本の景気を良くするのは、移民による人口増加しか無い」
と言うのを地で行っていますね。
さてCNNから
タイトルで分かるとおり、労働者の実質賃金が、5年間で4.5%下がったという記事。
一方この5年間に、イギリスの人口は230万人増えています。
当たり前のことですが、
移民は、所得の少ない国から所得の高い国に向かいます。
その国がものすごい好景気で、仕事がイッパイあって捌けない。
とかでもない限り、
移民の流入は、国民の平均所得を押し下げます。
移民労働者が、(同じ仕事で)本国人より高い給料で雇われる。
なんて事が、あるわけ無いですからね。
逆に、移民労働者の賃金に引きずられて、本国人の賃金が下がる。
これは、普通に存在します。
余談ですが、難民はもっと賃金低いです。
ドイツは根性が座ってますから極端ですが、1時間1ユーロ(130円)だそうです。
すごいですね。
さて、話を戻します
景気が良いから移民の力を借りたい。
は、(CACICOは反対ですが)まだ意味が分かります。
ですが、
景気が悪いから、移民を入れたい。
と言うのは、まったく意味が分かりません。
景気が良くないのに、人口だけが増えたらどうなるのか?
ちょっと想像したくないですね。
さてイギリスの移民事情です。
昨年のイギリスは、63万人流入してきて、29万7千人出て行ったので、差し引き33万3千人
イギリスの失業者数は、5~6%ぐらいで推移していますので、EU内においては超優等生。
なので職を求めて移民が増える・・・
EUというグローバリズムな枠組みに参加する以上、人の移動は止められないのです。
国民投票の結果は想像出来ませんが、
国内が二分するほどの大問題になっている事だけは確かですね。
国民投票、二日前
- 2016年6月21日 7:46 PM
- CACICOの毎日
難民問題をきっかけに、EUがグラグラしていますね。
で、直近の話題はBREXIT(ブレクジット)。
BRITAN(イギリス)とEXIT(離脱)からなる造語で、
イギリスがEUからの脱退をするかどうかを、6月23日に国民投票して決めるそうです。
って、明後日ですね。
イギリスはEUの一部ではあるのですが、通貨統合はしていません。
なのに「EUと手を切りたい」と考えるのは、「移民・難民」問題なのです。
さて、そんな観点からイギリスを見てみます。
英国は、「日の沈まない国」とブイブイ言わしていた過去があるので、
元植民地が大量にありますし、現在でも英領は世界各地に存在します。
で初期の移民は、元植民地が中心なんですね。
アジアには東インド会社がありましたから、インド、パキスタン、バングラデシュが多いです。
一方、第二次世界大戦に絡まなかったアフリカは、1960年代まで植民地政策が続いていました。
ナイジェリア、ウガンダ、ケニア、南アフリカ・・・
香港返還絡みで、中華系もいますし・・・
イギリスも結構、人種のるつぼなんですね。
ちょっと話が逸れますが、
西洋の植民統治の手法は分割統治とか分断統治と言います。
非支配地に複数民族があれば、片側に権力を渡して、民族同士を争わせるのです。
被支配者側が一枚岩になって抵抗するのを防ぐ・・・
その上、搾取に繋がらないインフラ整備はやりませんし、知恵付けたくないので、教育も行いません。
なので植民地支配を放棄した後に残るのは、荒れ果てた国土と根深い民族紛争。
そんな国に、経済的な自立ができるわけありません。
一方、イギリスは第二次世界大戦の戦勝国ですが、本土も戦場でしたから、戦後の復興に人手が欲しい。
この相乗効果で、早い段階から多くの移民が労働力としてイギリスに来ました。
その後も好景気→人手不足という流れの中で、労働力としての移民が続きます。
1993年にEUが出来ると、東欧などからも移民がやって来るようになります。
好景気であればウェルカムな移民ですが、不景気となれば邪魔者。
現状は、その不景気タイミングで難民問題が表面化した訳です。
で、CACICOが思うに、
現在の難民問題は、植民統治時代に刷り込まれた民族紛争が遠因です。
身から出た錆ってやつですかね。
さて最近だけですが、イギリスの人口推移を。
世界経済のネタ帳より
すごいですね。
1980年から2015年の35年間で、人口が5600万人から6500万人に増えています。
一方、合計特殊出生率(一人の女性が一生の内に生む子供の数)は、こんな感じ。
ずっと2を割っています。
女性1人に付き、子供が2人を割っていると言うことは、人口は増えません。
人口の半分が男ですから当然です。
でも実際の人口は右肩上がりな訳ですから、移民で人口が増えたのでしょう。
2000年になってから出生率が回復しているのは、移民の出生率が原因だと思います。
さて、イギリスの国勢調査は、10年に一度、「1」の付く年。
直近だと、2001年と2011年。
英ガーディアン紙の「2011年国勢調査の要点」という記事によると、
①白人は、前回より5ポイント落として86%
②ロンドン在住の白人は、59.8%
③上記、英白人だけに絞ると、45%
④アジア系(インド、パキスタン、バングラデシュ等)が6.8%、黒人が3.4%、中国人0.7%、アラブ人0.4%、その他0.6%
移民は仕事のあるところ(大都市)に集中するでしょうから当然ですが、
ロンドンの英白人割合が45%と言うのはすごいです。
今回の国民投票は、
英白人(昔から住んでいた人)が、国内で少数派になってしまう。という不安が原動力なのです。
グローバリゼーションの結末を見た気がします。
カスタマイズ運転 その2
- 2016年6月16日 5:27 PM
- デシカ日記
デシカのカスタマイズ運転ですが、
目的は騒音の低減と室温を守ることでした。
さて成果ですが
まず騒音の方は想定通り。
風量が減るのですから、ハッキリと体感できました。
一方、室温の方は、期待通り・・・とは行きませんでした。
6月初旬にもかかわらず、室温が27℃を超えたのです。
(昨年は、7月に入ってから)
そこで換気量を元に戻してみたところ、前回の写真のように回復、
つまり室温が快適になったのです。
この事から何が分かったかを検証します。
まずはデシカのおさらいを。
デシカは熱交換をしません。
この話をすると、外気温度のまま取り込むように聞こえますよね。
ですが、そうではありません。
外気を取り込む時に、除湿をする事で空気温度を下げます。
熱交換、つまり「室内の熱を新鮮空気に移動させる」仕掛けはありませんが、
エネルギーを使って除湿し、その副産物として空気の温度を下げるのです。
つまり、温度という観点からみると
夏期におけるデシカの給気は、「外気温を少し冷やして入れる機械」
と定義できます。
これ、熱交換換気扇とは、全く違ったロジックなのです。
熱交換の場合、「室内の温度を守るよう」に動きます。
蛇足ですが、どちらが自然環境に近いかというと、デシカの方ですね。
さて、これを天候と絡めて考えてみます。
室温が27℃を超えたのは6/10。
うどん県は、とても暑かったです。
最低気温は21.3℃で、最高気温は29.2℃。
ですが1日の平均気温を計算すると約25℃なんですね。
先ほど結論づけたように、
夏期のデシカが「外気温を少し下げて給気する機械」だとすれば
何故、室温が上がってしまったのでしょうか。
原因は、換気量が少なかったからでしょう。
正確に言うと、
外気温(の平均)が快適な時期なのに、給気量を絞ったため、
室内で発生する熱(侵入してくる熱も含む)を抑えきれなかったのですね。
梅雨時期に関しては、
デシカは湿度だけではなく、温度にも有利側なんですね。
・・・と言うか、出力を絞るとダメって分かりました。
春先は何の問題も無かったのですけどね。
カスタマイズ運転 その1
- 2016年6月15日 11:52 AM
- デシカ日記
梅雨、真っ盛りのうどん県です。
今日(6/15)8時の温度計から。
室内 26℃ 34% 絶対湿度7.1g
屋外 24.2℃ 75% 絶対湿度14.2g
という数値です。
精度はあまり期待できない温湿度計ですが、体感とはイコールです。
つまり、
24℃の屋外より、26℃の室内の方が涼しく感じてます。
この辺りは以前、「穏やかに放熱したい」でまとめましたが、
人の快不快は、湿度によって大きく左右されるのです。
高湿度の24℃より、低湿度の26℃の方が、上手く汗がかけるので、
結果、皮膚の表面で気化熱が奪われて「涼しい」のです。
さて一般的な24時間換気扇は、室内の温湿度にとっては、邪魔者です。
二酸化炭素やホルムアルデヒド等の有害物質を捨てる代償として、
温度や湿度は悪くならざるを得ない。
と言うジレンマを抱えています。
ではデシカではどうでしょうか。
実験で、デシカを60%運転にしてみました。
(注 室内リモコンから出来る運転モードではありません)
建築基準法的に言えば、2時間に1回の換気量を、4時間(弱)に1回にしたのです。
何故か、
2時間に1回室内空気を入れ換えないといけないというルールを信用していないから。
いえ正確には、オーバースペックだと考えているからです。
だって、中にいる人が1人でも、4人でも、10人でも同じ条件なんておかしいですよね。
正しいのは、CO2やホルムアルデヒド等のセンサーを設けて、必要最低量に換気回数を制限する事。
だけど、そこまでは出来ない(と国が判断した)から、大きく余裕を持った換気回数を設定しているはず。
そこで換気風量を下げてみようと考えたのです。
デシカの運転は、自然換気と調湿換気を室内環境に合わせて切り替える方式です。
単純化して説明すると、湿度に問題が無ければ普通換気で、問題があれば調湿換気。
なので風量を絞ったとしても、調湿換気の運転時間が伸びて、室内の湿度は保たれるのでは。
と想像しました。
60%運転で想定しているメリットは、
騒音の低減と室温を守る
ですね。何せデシカは熱交換しない換気扇なのですから。
さて、結果は・・・次回に続きます。
世界で一番幸せな袖壁
- 2016年6月4日 7:01 AM
- CACICOウォール
高断熱住宅に必要なもの。
その一つが、日射遮蔽目的の庇です。
さて、庇の出巾というのは、木造住宅ではなかなか難しいのです。
簡単に言うと、強度の確保が大変なのです。
その時、外部に独立柱とか袖壁があれば、強度の問題が解消できます。
こんな感じですね。
これは三協アルミのカタログから拝借しました。
玄関庇を長くだす。その強度を保つために柱(や袖壁)を建てる。
構造的には理にかなっていますが、
気になるのは、この柱(や袖壁)の長期的な耐久性です。
この写真を見て下さい。
玄関先の庇を支える袖壁の工事中です。
緑色は、構造体を守る防水層、
この防水層を傷つけないように、ビスではなく断熱材を接着しています。
8㎝の断熱材でサンドイッチされているため、壁の厚みは約30㎝。
(普段は5㎝の断熱材です。その時の壁厚でも24㎝)
このような独立壁を作る場合、一般的には外部環境となります。
一方、CACICOウォールの場合、
柱や合板等の構造材の全てを防水層と断熱材で覆うため、
構造体内部の温湿度変化は、もの凄くゆっくりしたものになります。
構造体の快適は、必ず構造体の長寿命に繋がります。
タイトル通り、世界で一番幸せな袖壁だと思いますね。
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