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高校生の政治活動と選挙運動について

今回は、家族ネタ。

上記タイトルは、高校一年生の娘がもらってきたプリントのタイトルです。

Q&A形式で書かれていますが、例を適宜

Q1 17歳の生徒が「候補者Aさんは立派な人らしい。18歳の人は彼に投票して。」とSNSに書き込んでもよいか?

Q2 17歳の生徒が、ツイッターで候補者が書き込んだ投稿を自分の投稿にリツィートしてもよいか?

Q3 放課後や休日であれば、学校内で政治的活動を行うことは問題ないか。

Q4 現在は17歳だが、投票当日には18歳になる。今から特定の候補者のための活動はできるか。

Q5 同級生から、「お昼おごるから。〇〇さんに投票して」と言われた。これは許される行為か。

この設問を見て、学年が違えば当然だけど、、

同じクラスでも、選挙権のある人と無い人が交じっているんだよなぁ。

と改めて気づきました。

さて、一応答えの方も書いておきます。

Q1,2のA 満18歳未満の選挙運動となるためできません。

Q3のA 本校では、学校の内外を問わず集会を行うときなどはあらかじめ届け出るか、

      届け出て許可を得ることとしていますので、担任の先生などに相談して下さい。

Q4のA 満18歳になるまでは、選挙活動をすることはできません。

Q5のA 買収罪に問われるため許されません。

CACICOとしては、18歳からの選挙権は疑問です。

もし選挙権という「権利」を与えるなら、

引き替えに

少年法の該当年齢を18歳未満に引き下げる、

という「義務」を負うべきです。

政治に参加できるのに、犯罪においては、子供扱いってヘンですよね。

 

さて、子供に選挙の話をするとしたら・・・

誰が良いとか、悪いとかは、まぁ人それぞれなので、自分の頭で考えろと。

だけど

他人様を呼び捨てにするような「人や団体」、

それだけは選択肢からハズすように。

普段の生活において

他人様を、呼び捨てで批判して、なじる。

そんな人とお付き合いしたくないでしょ。

風向きが変われば、君も呼び捨てで批判されますよ。

28℃オーバーの快適

ず~っと降り続いた長雨がようやくあがりましたね。

と、思ったら当然のように気温が30℃を超えてきました。

さて昨日(7/2)の温湿度を。

s-IMG_6107_DxO

室内も室外も、湿度が40%というのが面白くてアップしました。

絶対湿度で考えると

室内 9.71g

室外 15g

と、1.5倍以上の差があります。

夏場における人間の快適とは、

汗を感じるかどうか

に尽きます。

汗を感じない。というのには説明が要りますね。

 

人間は、1年365日汗をかいています。

専門用語では、不感蒸泄

人間の体表面からは、水分が蒸発する事によって、気化熱で体温を放出しているのです。

そうしないと、人間の身体はオーバーヒートします。

人間は水冷で動く動物なんですね。

もちろん「汗をかいたなぁ」と気づく時もあります

こちらは有感蒸泄と言って、人間にとっては、「特別な状態」。

どんな状況かと言えば、

①運動したり、精神的な緊張状態(手に汗握る)、病気で体温が高い

とか、

②「気温と湿度が高い」という外的環境によって起こります。

①は人間自身の問題なので、問題は②ですね。

ここでポイントなのは、

単に「温度が高い」から汗を感じるのではないことです。

人間の身体は勝手・・・いえいえ良く出来ていて、

環境によって「快適」な温度帯を変えるのです。

冬場の室温目標は、22℃って聞いたことがありませんか?

でも、夏場に室温を22℃にしたら、寒くて居られませんよね。

一方、夏場は27℃が冷房の目標。

その27℃を冬の室温にしたら・・・

人間の温度的なスイートスポットは、

冬   20~23℃

夏   26~28℃

春秋 23~26℃

と外気温によって、大きく変わるのです。

人間の外気温に対する適応能力、半端ないです。

 

前置きが長くてすいません。

その上で、梅雨まっただ中の話をします。

気温としては快適の範囲だとしても、

体感的には、べたべた

して不快ですよね。

温度的にスイートスポットのハズなのに有感蒸泄状態になるのは、

空気中の相対湿度が高くて、上手く汗をかけないからです。

 

さて、今までの流れで28.5℃の40%という環境はどうなのか?

と言うと、無感蒸泄をキープ出来ます。

ただし、アルコールを飲むと、ちょっと微妙な状況に。

先ほどあげた「特別な状態」でいけば、体温が上がって①に該当するのです。

まぁ勝手な条件付けなんですけどね。

参議院選挙、初の・・・

共産党と民進党が、選挙協力。

と言うのは、なかなかショッキング。

(その話は又今度)

特にうどん県の民進党は、

岡野しゅりこさんという人の擁立を決めて、早くから宣伝活動をしていました。

街中にいっぱいポスター貼ってましたからね。

どんなポスターかというと、岡野さん+サミット関連調査チームの面々です。

だけどその後民進党は、岡野さん擁立を取り消して、共産党候補に一本化しました。

 

民進党と共産党が、1人区で候補を一本化する

と言っても、うどん県以外は、全員民進系の立候補者。

「共産党立候補者が一人もいないってどうよ」

と突っ込みが共産党から入り、うどん県に白羽の矢が立ったようです。

結果うどん県は

自民党と共産党の一騎打ち

という、全国唯一の県となったのです。

 

そう言えば、お隣の県にも初物がありました。

今回の参議院から登場した「合区」です。

人数が少ない県を、まとめて一人の議員さんにするという荒技。

全国で2箇所、「高知・徳島」と「鳥取・島根」だけです。

今回は、お隣の高知・徳島のお話。

自民党と無所属(民進、共産、社民の推薦)の争いなんですが、

どちらも生まれは徳島県。

高知県民が、「どっちでも良い」という気持ちになっても仕方ない気がします。

合区の目的は、「一票の格差」の解消なんでしょうが、

なんで票の格差があったらダメなのか理解できないです。

今回の選挙において、高知県選出の議員はゼロ。

高知県民の意思は、誰が国政に届けるのですかね。

単に東京一極集中を加速させるだけに思えます。

と言っても、現政府を責めているのではありません。

根本として、

「一票の格差が憲法違反」という最高裁の判決があったからなのです。

この話は長くなるので割愛しますが、

2倍までは良いけど、2倍超えたらダメって、どんな理屈なんですかね。

なのでCACICOとしては選挙改革の前に、

最高裁判所裁判官国民審査を改正して欲しいです。

衆議院選挙の時に、ダメな裁判官に「×」してね。ってヤツです。

あの審査で罷免された裁判官は、今まででゼロ。

って言うことは、完全に形骸化した審査。

つまり日本には、裁判官を批判・評価する仕組みが無いのです。

考えてみると、けっこう恐い話です。

あっ、最後は、選挙の話ではなく終わってしまいました。

EU解体の始まり

イギリス国民投票の結果が出ました。

EUからの脱退

何か、とってもアッサリ決まりましたね。

今回の結果は、

イギリス国民が、移民、つまりグローバリゼーションを拒否した。

と言えます。

日本では、グローバル化と言うと、「良い事」ってイメージがあります。

世界に通用するためにグローバル化が・・・

なんて言う人多いですが、グローバル化の意味が分かっているとは思えません。

先ほど、「移民、つまりグローバル化」と言ったのには理由があります。

グローバリゼーションは、

ヒト、モノ、カネの自由化を指すからです。

EUはその為に、てとも大がかりな仕掛けを作りました。

カネの自由化 → 通貨の統合

モノの自由化 → 関税の撤廃

ヒトの自由化 → 国境の撤廃

なんですね。

興味深いことにイギリスの通過は、ユーロでは無くポンド。

なので通貨統合は、していません。

一方、モノとヒトは自由化されています。

イギリスは、国境撤廃であるシェンゲン協定には参加していませんが、

入国審査があるだけで入国拒否は出来ないから、実質フリーパス。

 

さて、移民の問題はこんな感じ。2014年1月の産経ニュースから。

ルーマニアとブルガリア、EU域内就労OKに、富裕国から反発も

一部抜粋を。

欧州連合(EU)で、ルーマニアとブルガリアの労働者に対する就労制限が1日に撤廃された。域内の最貧国である両国からの移住者急増を恐れる加盟国に対し、両国は「差別扱いだ」と反発している。欧州統合の要である「移動の自由」にかかわるだけにEUも懸念を強めている。

域内の最貧国・・・ですか。産経はシビアですな。

EUの各国は、新規加盟国に対して、最大7年。自国内の就労を制限できるそうです。

ルーマニアとブルガリアは、2007年加盟なので、2014年に、その7年を迎えたわけ。

これら最貧国とイギリスの月給を比べる(2012年)と

ルーマニアとブルガリア 約50ドル   → 5万円

イギリス           約2800ドル → 28万円

イギリスは医療、教育、福祉は無料ですから、そりゃイギリスを目指すヒトは多いでしょう。

で、ちょっと横道に逸れます。

医療が無料と書いたら、「それに比べて日本は・・・」と思われそうなので、少しだけ説明を。

(北欧にある、いわゆる高福祉国家も、似たり寄ったりです)

普段の税金が高いことは当然として、日本のような国民皆保険制度では無いので、

無料で医療を受けられる医療機関と方法は限定されます。

まずは除外項目から。歯科治療は全て有料(除く子供)です。

スタートは、自身の担当であるホームドクター(簡単な診療と処方箋のみ)の予約から。

この段階を飛ばして専門医に受診すると、もちろん有料。

朝から具合が悪いので、午前中に受診、なんて幸運はまず無い様で、何日後・・・って事も

ここでは処方箋を書いてくれますが、薬には費用が発生(子供は無料)します。

で、ホームドクターが紹介所を書いてから、初めて専門医の無料受診が可能。

(専門医の選択権は患者には無く、指定された病院)

で、この専門医、投薬以外は無料らしいですが、ベッド数も少なく、なかなか受診の順番が回ってこないらしい。

(時間がかかるのでは無く、日数がかかるという意味)

なので裕福な人は、保険のきかない(つまり高額な)私立病院に行くらしい。

これがイギリスの医療費無料の現実。

イギリスで民間療法が流行る理由でもあるのです。

 

話を戻します。

2000年に入ってからの新規EU加盟国をあげてみます。

キプロス、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア(2004)

ブルガリア、ルーマニア(2007)

クロアチア(2013)

ブルガリア、ルーマニアに限らず、上記の国の特徴は、

(イギリスと比べて)低所得で、かつ母国語が英語では無い。

 

前回書いたように、昨年のイギリスには33万3千人の移民が来ました。

イギリスの人口は、日本の半分ぐらいなので、

この状況を日本に置き換えれば、年間66万人の移民がやって来るイメージが正解。

高松市の人口が41万人で、うどん県は全体で100万人です。

つまり

1年で高松市が、2年でうどん県が1つ、移民だけで新設出来てしまう。

この勢いで、しかも英語をしゃべれず、低所得なヒトが中心。

仕事、住む場所、医療、教育(学校)、福祉・・・

国内が混乱しない訳がありません。(報道が無いので想像です)

・・・こんな状況下で、今回の国民投票は行われたのですね。

さて、

イギリスが正式にユーロを脱退するためには、

ユーロメンバー27カ国の内、20カ国以上(人口比率で65%以上)の賛成が必要

らしいですが、これ可能な気がしません。

一気にEU解体!! なんて事態の方が、現実的だったりして。

特注品の到着

CACICOウォールの特徴は、下地が断熱材であることです。

で、快適性能だけが取り上げられがちですが、「形状」も大きなポイントです。

例えば、以前作った物件ですが

s-IMG_5097_DxO

こんな形状ありますよね。

CACICOの場合下地は、こんな感じです。

s-IMG_5013_DxO

発泡スチロールの加工品。

現場に合わせてぴったしサイズで注文しています。

さて、このような飾りをモールディングと総称します。

このモールディング、材質はいろいろですが、

特注品に関しては発泡スチロールが多いです。

理由は製造過程にあります。

一般的なモールディングは、型枠があってそこに樹脂成分等を流し込んで作ります。

つまり、「デザイン→金型作成」という過程が必要。

この金型作成にコストがかかるので、ある程度「数」を作る必要があるのです。

一方、発泡スチロールだと、「デザイン→加工機へ入力」で、OK。

金型という過程がまるっと省略できるので、早くて安いのです。

さて、この特注品は、CACICOの現場でも登場します。

今回は、こんな形で納品されました。

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発泡スチロールの固まりを熱線で加工しているのですね。

何本か抜き出してみると

s-IMG_6053

なんか、パズルみたいですね。

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とりあえず、全部抜き出しました。

一本だけアップにすると、

s-IMG_6055

こんな断面形状です。

建築で言う、パラペットの笠木を特注したのです。

どのように使うかと言うと、

s-IMG_6054

こんな風に収まります。

取り付け方は、当然のCACICOウォール方式。

つまり接着です。

s-IMG_6060

一般的にはビス留めなんですが、防水や長期的な耐久性は接着方式が有利。

今回は、完成してしまえば目立たない場所。

なんですが、美しく作りたいので、特注品を使ってみました。

国民投票、前日

今回は日本を絡めてみます。

「日本の景気が悪いのは、人口が減少しているから」

という意見があります。

なので、手っ取り早く人口を増やせる「移民が必要」との主張です。

でも、しっかりとした他山の石があるので見てみましょう。

それがイギリス。

先日のブログで書いたとおり、人口は右肩上がり。

しかも、英白人ではなく移民による人口増加なので、

「日本の景気を良くするのは、移民による人口増加しか無い」

と言うのを地で行っていますね。

さてCNNから

英国の賃金、07~11年に4.5%減、先進国で最大の減少

タイトルで分かるとおり、労働者の実質賃金が、5年間で4.5%下がったという記事。

一方この5年間に、イギリスの人口は230万人増えています。

当たり前のことですが、

移民は、所得の少ない国から所得の高い国に向かいます。

その国がものすごい好景気で、仕事がイッパイあって捌けない。

とかでもない限り、

移民の流入は、国民の平均所得を押し下げます。

移民労働者が、(同じ仕事で)本国人より高い給料で雇われる。

なんて事が、あるわけ無いですからね。

逆に、移民労働者の賃金に引きずられて、本国人の賃金が下がる。

これは、普通に存在します。

余談ですが、難民はもっと賃金低いです。

ドイツは根性が座ってますから極端ですが、1時間1ユーロ(130円)だそうです。

ドイツ、難民雇用の「1ユーロジョブ」制度

すごいですね。

さて、話を戻します

景気が良いから移民の力を借りたい。

は、(CACICOは反対ですが)まだ意味が分かります。

ですが、

景気が悪いから、移民を入れたい。

と言うのは、まったく意味が分かりません。

景気が良くないのに、人口だけが増えたらどうなるのか?

ちょっと想像したくないですね。

さてイギリスの移民事情です。

移民純増者数、33万人に拡大

昨年のイギリスは、63万人流入してきて、29万7千人出て行ったので、差し引き33万3千人

イギリスの失業者数は、5~6%ぐらいで推移していますので、EU内においては超優等生。

なので職を求めて移民が増える・・・

EUというグローバリズムな枠組みに参加する以上、人の移動は止められないのです。

国民投票の結果は想像出来ませんが、

国内が二分するほどの大問題になっている事だけは確かですね。

国民投票、二日前

難民問題をきっかけに、EUがグラグラしていますね。

で、直近の話題はBREXIT(ブレクジット)。

BRITAN(イギリス)とEXIT(離脱)からなる造語で、

イギリスがEUからの脱退をするかどうかを、6月23日に国民投票して決めるそうです。

って、明後日ですね。

イギリスはEUの一部ではあるのですが、通貨統合はしていません。

なのに「EUと手を切りたい」と考えるのは、「移民・難民」問題なのです。

さて、そんな観点からイギリスを見てみます。

英国は、「日の沈まない国」とブイブイ言わしていた過去があるので、

元植民地が大量にありますし、現在でも英領は世界各地に存在します。

で初期の移民は、元植民地が中心なんですね。

アジアには東インド会社がありましたから、インド、パキスタン、バングラデシュが多いです。

一方、第二次世界大戦に絡まなかったアフリカは、1960年代まで植民地政策が続いていました。

ナイジェリア、ウガンダ、ケニア、南アフリカ・・・

香港返還絡みで、中華系もいますし・・・

イギリスも結構、人種のるつぼなんですね。

ちょっと話が逸れますが、

西洋の植民統治の手法は分割統治とか分断統治と言います。

非支配地に複数民族があれば、片側に権力を渡して、民族同士を争わせるのです。

被支配者側が一枚岩になって抵抗するのを防ぐ・・・

その上、搾取に繋がらないインフラ整備はやりませんし、知恵付けたくないので、教育も行いません。

なので植民地支配を放棄した後に残るのは、荒れ果てた国土と根深い民族紛争。

そんな国に、経済的な自立ができるわけありません。

一方、イギリスは第二次世界大戦の戦勝国ですが、本土も戦場でしたから、戦後の復興に人手が欲しい。

この相乗効果で、早い段階から多くの移民が労働力としてイギリスに来ました。

その後も好景気→人手不足という流れの中で、労働力としての移民が続きます。

1993年にEUが出来ると、東欧などからも移民がやって来るようになります。

好景気であればウェルカムな移民ですが、不景気となれば邪魔者。

現状は、その不景気タイミングで難民問題が表面化した訳です。

で、CACICOが思うに、

現在の難民問題は、植民統治時代に刷り込まれた民族紛争が遠因です。

身から出た錆ってやつですかね。

 

さて最近だけですが、イギリスの人口推移を。

20160120

   世界経済のネタ帳より     

すごいですね。

1980年から2015年の35年間で、人口が5600万人から6500万人に増えています。

一方、合計特殊出生率(一人の女性が一生の内に生む子供の数)は、こんな感じ。

 

20160620-1

ずっと2を割っています。

女性1人に付き、子供が2人を割っていると言うことは、人口は増えません。

人口の半分が男ですから当然です。

でも実際の人口は右肩上がりな訳ですから、移民で人口が増えたのでしょう。

2000年になってから出生率が回復しているのは、移民の出生率が原因だと思います。

さて、イギリスの国勢調査は、10年に一度、「1」の付く年。

直近だと、2001年と2011年。

英ガーディアン紙の「2011年国勢調査の要点」という記事によると、

①白人は、前回より5ポイント落として86%

②ロンドン在住の白人は、59.8%

③上記、英白人だけに絞ると、45%

④アジア系(インド、パキスタン、バングラデシュ等)が6.8%、黒人が3.4%、中国人0.7%、アラブ人0.4%、その他0.6%

移民は仕事のあるところ(大都市)に集中するでしょうから当然ですが、

ロンドンの英白人割合が45%と言うのはすごいです。

今回の国民投票は、

英白人(昔から住んでいた人)が、国内で少数派になってしまう。という不安が原動力なのです。

グローバリゼーションの結末を見た気がします。

カスタマイズ運転 その2

デシカのカスタマイズ運転ですが、

目的は騒音の低減と室温を守ることでした。

さて成果ですが

まず騒音の方は想定通り。

風量が減るのですから、ハッキリと体感できました。

一方、室温の方は、期待通り・・・とは行きませんでした。

6月初旬にもかかわらず、室温が27℃を超えたのです。

(昨年は、7月に入ってから)

そこで換気量を元に戻してみたところ、前回の写真のように回復、

つまり室温が快適になったのです。

 

この事から何が分かったかを検証します。

まずはデシカのおさらいを。

デシカは熱交換をしません。

この話をすると、外気温度のまま取り込むように聞こえますよね。

ですが、そうではありません。

外気を取り込む時に、除湿をする事で空気温度を下げます。

熱交換、つまり「室内の熱を新鮮空気に移動させる」仕掛けはありませんが、

エネルギーを使って除湿し、その副産物として空気の温度を下げるのです。

つまり、温度という観点からみると

夏期におけるデシカの給気は、外気温を少し冷やして入れる機械」

と定義できます。

これ、熱交換換気扇とは、全く違ったロジックなのです。

熱交換の場合、「室内の温度を守るよう」に動きます。

蛇足ですが、どちらが自然環境に近いかというと、デシカの方ですね。

 

さて、これを天候と絡めて考えてみます。

室温が27℃を超えたのは6/10。

うどん県は、とても暑かったです。

最低気温は21.3℃で、最高気温は29.2℃。

ですが1日の平均気温を計算すると約25℃なんですね。

先ほど結論づけたように、

夏期のデシカが「外気温を少し下げて給気する機械」だとすれば

何故、室温が上がってしまったのでしょうか。

原因は、換気量が少なかったからでしょう。

正確に言うと、

外気温(の平均)が快適な時期なのに、給気量を絞ったため、

室内で発生する熱(侵入してくる熱も含む)を抑えきれなかったのですね。

梅雨時期に関しては、

デシカは湿度だけではなく、温度にも有利側なんですね。

・・・と言うか、出力を絞るとダメって分かりました。

春先は何の問題も無かったのですけどね。

カスタマイズ運転 その1

梅雨、真っ盛りのうどん県です。

今日(6/15)8時の温度計から。

s-IMG_6051_DxO

室内 26℃  34%  絶対湿度7.1g

屋外 24.2℃ 75%  絶対湿度14.2g

という数値です。

精度はあまり期待できない温湿度計ですが、体感とはイコールです。

つまり、

24℃の屋外より、26℃の室内の方が涼しく感じてます。

この辺りは以前、「穏やかに放熱したい」でまとめましたが、

人の快不快は、湿度によって大きく左右されるのです。

高湿度の24℃より、低湿度の26℃の方が、上手く汗がかけるので、

結果、皮膚の表面で気化熱が奪われて「涼しい」のです。

 

さて一般的な24時間換気扇は、室内の温湿度にとっては、邪魔者です。

二酸化炭素やホルムアルデヒド等の有害物質を捨てる代償として、

温度や湿度は悪くならざるを得ない。

と言うジレンマを抱えています。

ではデシカではどうでしょうか。

実験で、デシカを60%運転にしてみました。

(注 室内リモコンから出来る運転モードではありません)

建築基準法的に言えば、2時間に1回の換気量を、4時間(弱)に1回にしたのです。

何故か、

2時間に1回室内空気を入れ換えないといけないというルールを信用していないから。

いえ正確には、オーバースペックだと考えているからです。

だって、中にいる人が1人でも、4人でも、10人でも同じ条件なんておかしいですよね。

正しいのは、CO2やホルムアルデヒド等のセンサーを設けて、必要最低量に換気回数を制限する事。

だけど、そこまでは出来ない(と国が判断した)から、大きく余裕を持った換気回数を設定しているはず。

 

そこで換気風量を下げてみようと考えたのです。

デシカの運転は、自然換気と調湿換気を室内環境に合わせて切り替える方式です。

単純化して説明すると、湿度に問題が無ければ普通換気で、問題があれば調湿換気。

なので風量を絞ったとしても、調湿換気の運転時間が伸びて、室内の湿度は保たれるのでは。

と想像しました。

60%運転で想定しているメリットは、

騒音の低減と室温を守る

ですね。何せデシカは熱交換しない換気扇なのですから。

さて、結果は・・・次回に続きます。

世界で一番幸せな袖壁

高断熱住宅に必要なもの。

その一つが、日射遮蔽目的の庇です。

さて、庇の出巾というのは、木造住宅ではなかなか難しいのです。

簡単に言うと、強度の確保が大変なのです。

その時、外部に独立柱とか袖壁があれば、強度の問題が解消できます。

こんな感じですね。

20060604

これは三協アルミのカタログから拝借しました。

玄関庇を長くだす。その強度を保つために柱(や袖壁)を建てる。

構造的には理にかなっていますが、

気になるのは、この柱(や袖壁)の長期的な耐久性です。

この写真を見て下さい。

s-IMG_6028_DxO

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玄関先の庇を支える袖壁の工事中です。

緑色は、構造体を守る防水層、

この防水層を傷つけないように、ビスではなく断熱材を接着しています。

8㎝の断熱材でサンドイッチされているため、壁の厚みは約30㎝。

(普段は5㎝の断熱材です。その時の壁厚でも24㎝)

このような独立壁を作る場合、一般的には外部環境となります。

一方、CACICOウォールの場合、

柱や合板等の構造材の全てを防水層と断熱材で覆うため、

構造体内部の温湿度変化は、もの凄くゆっくりしたものになります。

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構造体の快適は、必ず構造体の長寿命に繋がります。

タイトル通り、世界で一番幸せな袖壁だと思いますね。

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