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2013年3月のアーカイブ

どうせやるなら、「勝てる勝負」

2階に入るテナントさんの引っ越しが始まりました。

ただ、以前の場所で使用している家具も一緒に引っ越しをするので、

工事&引っ越しな感じです。

土曜日は天気が良かったので、なかなかの借景。

外観は、と言うと

塗り壁の雰囲気が伝わると良いのですが・・・

タイル貼りの上から

防水+断熱材+塗り壁

という工事をしています。

簡単に言うと、

鉄筋コンクリートという蓄熱体のかたまりを、断熱材でくるみました。

これで建物という蓄熱体は、外気温ではなく、内部温度の影響下に置かれます。

具体的には、室温が冷暖房のオンオフに影響される事が少なくなります

 注) 冷暖房が無くても快適という訳ではありません。

これは住んだ経験がないと分からないかも知れませんが、

「悪い条件下」の鉄筋コンクリート造でエアコンをかけるという行為は、

壁からの放熱を冷暖房で押さえ込もうとしている

だけなのです。

ですので、冷暖房を切った瞬間にRCからの放射熱にさらされ、不快指数があがります。

夏なら熱い熱、冬なら冷たい熱を、RCはしっかり蓄えている上に、外部からどんどん供給を受けます。

基本「勝てる勝負」ではありません。

ですが、外部に断熱材を取り付ければ立場が逆転します。

RCという蓄熱体を、外界から切り離し、室内側に取り込むのです。

敵に回すとやっかいだが、味方に付ければこれほど頼もしいやつはいない。

それが鉄筋コンクリートなのです。

ベランダの防水・新機軸

屋上の防水。と言われると、

「まぁ住宅には関係ないよなぁ」

と思われるかも知れませんので、

ベランダの防水をご紹介します。

現場は、完成間近であるRC外断熱改修の現場です。

断熱材を敷き込んだ上に、「サーナルーフ」を固定していきます。

平面と立ち上がりは別々に貼りますが、最後は熱融着するので、一体化します。

一般的にはFRP(こちらも一体化します)という繊維強化プラスチックを使うのですが、

FRPとサーナルーフの大きな違いは、透湿性能の有無です。

木造でも問題なく施工できるので、今後工務店さんにお勧めしてみたいなぁ。と考えています。

これで、以前エントリーした「断熱と遮熱の組み合わせ」を実現しています。

もっとも、北側のベランダなので、遮熱効果はほとんど無いのですが・・・

表面温度の上昇に関しては、屋上で確認してみたいです。FRPの表面は、直射日光が当たると、

熱くて歩けないですから。

果たしてサーナルーフはどうなのか?と言うのは知りたいところです。

夜のイメージ

足場の大部分が撤去されました。

そこで、エントランスの雰囲気を知るために

夜中に電気を点けて撮影してみました。

手前に2カ所あるのがLEDベースライトですが、これが「ものすごく」明るい。

昼光色を選んでいるせいもあって、奥のダウンライトとは対照的な感じです。

ですが、基本駐輪場なので、これはこれで良いかなと思います。

で、そのまま歩いて行きます。

スロープがあって、その先に引き戸の扉が。

中には

今回、てとも大変だった、エレベーターが鎮座しています。

エレベーターホールも外壁・天井共にCACICOの塗り壁なので、一体感が出ています。

明日には全ての足場が撤去されるので、近々外観をお届けできると思います。

基礎の外断熱から始めよう

住宅性能向上のスタートは何か?

それは基礎の外断熱。

と考えます。

家造りの原則は。

「変更できないところから、コストをかける」

という事なのですが

「と言っても、無い袖は振れない」

という事実もあり、その妥協点が必要です。

少ない予算で最大限の効果。

その回答をRCの外断熱改修工事をして、より一層確信できました。

個人住宅というのは、ほぼ木造です。

ですが、その基礎構造は、当たり前ですがRC(鉄筋コンクリート)です。

地面から40㎝の高さだけなのですが、

明らかに鉄筋コンクリート造なのです。

ず~っと、話をしてきましたが、RCの建物は「底冷え」します。

もう、冬場は涙が出るほどです。

そのRC構造が、住宅の足下には、必ず付いてきます。

それは木造だろとと、鉄骨造だろうと同じ事。

全ての住宅、いえ全ての構造物の足下はRCなのです。

で、RCほど外断熱の方法で性能が変わる構造はありません。

もう、これは紛れもない事実。

これが、

「コンクリート打ちっ放しの家が欲しい」

と言うのであれば、仕方ありません。

快適とデザインを秤にかけて、デザインを取った。

というだけの話ですから。

ですが、地面から40㎝の部分が、

デザインとして打ちっ放しである必要は無いですよね。

だったら、

基礎だけは、外断熱にしましょう。

というのが、CACICOの提案です。

以前にエントリーした事もあるのですが、

基礎の外断熱化は、コスト的にもたいした負担がかかりません。

端的に、地面から40㎝だけなので面積が少ないから。

正確には、地面より下に20㎝程度入っている、高さ60㎝程度ですが

それでも、たいした面積ではありません。

そのRC部分だけを「外断熱化」するだけで良いのです。

それで、快適な住宅の第一歩です。

これ、CP(コストパフォーマンス)が、すごく良いです。

全国の工務店さんに、伝えて回りたいです。

次回は、造り手としての問題点をまとめてみたいと思いますが、結論だけをもう一度。

基礎の外断熱化は、CACICOのお薦め一番仕様です。

RCの打ちっ放しは室内側

RC外断熱の性能を体感してもらう。

という目的ではないのですが、結構良い感じかなぁ。と思います。

構造剥き出しで、すごく寒そうな感じ。

だけど、RC外断熱を選択した場合、快適には「な~んも」関係しない。

という話をします。

RCという構造体を、どういう風に位置づけるかで考え方が180度変わります。

RCの外壁が、冬寒くて夏暑い(外気温の蓄熱体)が普通。

と考えるのであれば、

内側でどれだけ断熱できるかが勝負ですので、内装を外すなんて愚の骨頂です。

でも、

RCの外壁が、冬は暖房、夏は冷房(室内温の蓄熱体)が普通。

と考えるのであれば、

室温を躯体に伝える事がプラスなので、内装を外す事が正しい行為、だったりします。

個人的に

RCの打ちっ放しは、室内に限る。

と考えます。

今回はリフォームなので廃墟風のデザインですが、

キレイな打ちっ放しの壁が仕上げというのは、悪くないと思います。

打ちっ放しの外壁もデザインとしては良いのですが、

その中で生活するのは苦行以外の何物でもないです。

あっ、こう見えても窓は樹脂のトリプルガラス。

普通の生活環境では、絶対結露しません。

グリコ偉い!!

なぜか好きなので、出会うたびに買ってしまうくまモンの新製品。

今回はポッキー

ドラッグストアの店先に並んでいたのでつい・・・

で、ここまでは普通だったのですが、中を開けると

中の袋までデザインが。

でもって

裏側まで!!

しかも紙箱の方は、蓋の一部が耳になる仕掛けが。

こ~んな限定品まで、手の込んだ仕様。

日本のお菓子メーカーは、完全にガラパゴス化していますね。

スーパー見てても、

「年間どれだけ限定品出すねん」

という勢いで商品が入れ替わります。

定番は定番で存在し続けているし、何かすごいです。

 

注釈

ガラパゴスとは独自進化で「ものすごいものになっている」という意味で使っています。

マスコミで使われていた、

携帯電話→日本独自仕様→世界で売れなかった=ガラパゴス化→日本ダメ

ではなく、

マンガ→日本だけでで流行る→世界でMANGAとして評価

の方のガラパゴス化です。

「こだわる」という言葉の意味が、悪い表現から良い表現に変化したように、

「ガラパゴス」も良い表現になるでしょう・・・多分。

電気は大切

今日は一日停電の日でした。

理由はメーターの移設です。

今までは建物1つにつき、1つのメーターだったのですが、

各階ごとにメーターを取り付ける事にしました。

なので、動力電源も、共有電源もと言っているとメーターの数がとても多く。

どの程度かというと、

メーター板がこんな事に。

中の配線も事前に準備しています。

集まった電気屋さんも・・・なんと6名。

工程はこんな感じ。

①四電さんが、主電源を落とします。

でもって、メーターBOXや配線工事。

②四電工さんがやって来て、メーターを設置

でもって、後は電気屋さんの人海戦術。

③最後に四電さんが、主電源を回復。

停電の時間は約10時間ですが、ホントこの間何もできません。

電気の大切さを思い知らされる10時間でした。

 

で思う事は、自然エネルギーの不安定さです。

私は、必要な時に必要な量の電気が、安定的にあって欲しいです。

太陽光発電や風力発電を導入しながら、それを行おうとした場合、

自然エネルギー分の「発電」を、バックアップとして準備する必要があります。

自然エネルギーを増やしても、従来の発電を減らす事はできないのです。

なぜなら、お天気任せの「不安定」さだから。

で、何がバックアップに向いているかというと、「火力発電」です。

「エコじゃない火力発電」が無いと存在できない「エコな自然エネルギー」。

たちの悪い冗談みたいですが、本当です。

バックアップとして使用する火力発電は、オンオフが煩雑になるので、より一層「燃費」が悪くなります。

そう言えば、世界トップの太陽光発電の会社であるサンテックパワー(中国)社が破綻したみたいです。

サンテックパワー社の破綻

ブルームバーグの記事によると、20億ドルの債務を抱えたサンテックは、

3月15日が期日だった社債5億4100万ドルが返済できなかったとの事。

いわゆる不渡りってやつですね。

昨年の初めにはドイツの最大手「Qセイルズ」という会社が倒産していますし、

出遅れを叩かれた日本メーカーは生き残っているという皮肉な状態です。

世界トップシェアの会社が倒産するソーラー発電業界って、なんですかね。

屋根の外断熱開始

RCの外断熱改修が続いています。

壁の外断熱は目処が付いてきたのですが、屋根はこれから。

こちらの建物、陸屋根(フラット)と勾配屋根の2種類があるのですが、まずは勾配屋根から。

60mmのフェノバボードを固定したところ。

金属のワッシャーを使って、面で断熱材を押さえつけています。

ワッシャーがないと、ビスだけがずぶずぶと断熱材の中に陥入していくのです。

外周部は、防水材を固定する関係で、50mm+構造用合板の仕様になっています。

すごく大雑把ですが、壁の2倍以上の断熱性能が必要だと考えていますので、

今回は

壁は40mm 熱伝導率0.033

屋根は60mm 熱伝導率0.019

という仕様です。

壁の2.5倍を確保している事になります。

やっぱ香川県は暑さ対策ですよね。

サーモグラフィで見る外断熱の利点

ちょっと散財してしまいました。

以前から、欲しい欲しいと思っていた、

「FLIR i3」という名前の、赤外線サーモグラフィカメラを買ったのです。

以前、この写真をエントリーした事があるのですが、

同じ風景を、「FLIR i3」で撮影すると

こんな感じに見えます。

プレデーターですか?(古い)

つまり温度の差で、モノを把握するカメラです。

このカメラは、建築的には漏水の検査で使われたりしています。

外壁を撮影したとき、裏側に水が回っている箇所の温度が低くみえるのです。

外壁を撤去しなくても分かるので、非破壊検査と言います。

CACICOの目的は、断熱がきっちり機能しているかどうかの確認です。

早速、RCの外断熱改修の結果を確認します。

樹脂トリプルLow-Eサッシと、熱交換タイプの換気扇を取り付けるスリーブ穴(外が丸見え)です。

クロス未施工の場所は木下地(ボード断熱材30mm充填)。それ以外はRCで、

どちらも外張り断熱40mmという断熱仕様です。

で、これをサーモグラフィカメラで撮影すると。

いろいろと文字がかぶっていて分かりづらいかも知れませんが

四カ所の温度も併せて表示しています。

Sp1が壁面温度    14℃

Sp2がスリーブ穴から覗いている外気温度  9.5℃

Sp3が樹脂枠の温度   12.8℃  

Sp4がガラス面の温度  13.7℃

コンクリート面の温度がでてきていませんが、Sp1と同じでした。

計ったのは、21日の午前中。

この日は最低気温が日の出前の5℃。室内は当然ながら暖房器具なしです。

この状況で壁温度の14℃は、

外断熱が有効的に働いていることを示しています。

つまり、夜間の冷蓄熱を防いだ。

ということです。

1月からこの現場に詰めている監督さんは、

「室内がこんなに暖かいなんて初めてです」

と大絶賛。

以前は、多くの人が室内で作業をしていても、

日中の外気温より、必ず低かった室温。それが今では逆転しているのです。

ビフォーアフター的に表現すれば「なんと言う事でしょう」状態です。

ですが、まだ道半ばのRC外断熱改修。

完成が楽しみです。

塗り壁の仕上げ方

フロント部分

というのは、とても大事です。

と言うことで、どのようなコテパターンが良いか検討しました。

「押(おさ)え」と呼ばれる、お城の外壁のように平滑面にする仕上げであれば、気にしないのですが、

CACICOの仕上げ材は、「押え」ができない材料です。

ですので、何らかのパターンがつきます。

個人的には「塗り放し」というランダムなコテムラが好きなのですが、

これはこれで難しい。

なぜなら、

①コテパターンは、人間の手の可動範囲でしかパターンがつかないから。

例えば、身長170㎝の人が左右に手を動かすと、170㎝幅のコテ跡が付きます。

それを上下→移動→上下→移動

と進めていくと、横方向としては、170㎝おきという規則正しい継ぎ手ができてしまうのです。

しかも、それを複数名ですると、幅の異なった規則正しい(?)縦ラインが現れます。

しかも、「塗り放し」とお願いすると、

②個人としてはランダムであっても、人による個性がでます。

よ~く見ると、あぁ違う人が塗ってるなぁ。と分かる訳です。

狭い範囲であれば一人で施工しても良いのですが、それではなかなか進まない。

そこで考えたのは、

コテの動かし方。

左官さんのコテの動きを見ていると、最後はカーブを描きます。

極端な場合は、半円な感じで動いたり。

このカーブの動きが、ある意味「個性」です。

ですので、

A コテを水平のみに動かしてもらう。

B コテの壁に当たる角度を統一してもらう(仕上げ面がフラットか荒れるかの差)

という条件をつけた上で

C 縦方向の継ぎ目が一直線に通らないように、

ランダムにお願いしました。

つまり、170㎝のスパンで統一しない塗り方です。

少し時間はかかりますが、170㎝いったり、90㎝で止めたりして、継ぎ目をぼやかす訳です。

まずは天井からスタートして、最後にフロントの壁を塗ります。

コテがアールに動かないため、継ぎ目も目立ちません。

塗りの自然な感じがでて、なかなか良い仕上がりだと思います。

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