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2014年7月のアーカイブ

コンクリートの爆裂

鉄筋コンクリートは構造体の続きです。

水の侵入を許した鉄筋コンクリートに何が待っているか?

爆裂です。

バクレツ なかなかアタック感のある言葉です。

爆裂なんて言葉、映画かマンガの中ぐらいにしか出てこないですよね。

初めてお聞きの方もいると思いますので、少しご説明を。

コンクリートは基本、強アルカリです。

文科系なので理由は省きますが、このアルカリ状態が鉄筋をサビから守るのです。

ですが、水や二酸化炭素の侵入を許すと、「アルカリ→酸性」に変わっていきます。

これを中性化と言います。

コンクリートの中性化が進むと、鉄筋を守れなくなって錆が発生します。

この「錆」がやっかいなのです。

金属としての強度が無くなると共に、体積が2倍ほどに膨れあがります。

爆裂とは、その膨れあがった錆が、コンクリートを内部から破壊した状態を指すのです。

書いているだけで、怖くなってきますね。

これ、実はどんなビルでも「普通」に発生します。

例えば「大規模修繕」という言葉があります。

(今回はいろんな言葉が出てきます)

分譲マンションにお住まいの方はご存じかと思いますが、

月々、結構な額を修繕積立金として支払います。

それは20年間隔で施工される(予定の)大規模修繕に備えるものなのです。

大規模修繕とは、建物全体の大がかりな補修工事。

その中に上記の爆裂の補修もしくはその予防が含まれるのです。

もちろん、爆裂してから補修するより、問題になりそうな所を事前に処理する事が望まれます。

爆裂補修は言ってみれば、虫歯治療のようなものだからです。

どちらの場合においても、治療の最善は「現状維持」です。

決して、元の状態には戻りません。

暗いオチのまま、続きは次回です。

鉄筋コンクリートは構造体

鉄筋コンクリートは構造体です。

これ、うどんは食べ物です。

と言っているぐらい当たり前ですよね。

なので、もう一つ追加します。

鉄筋コンクリートは仕上げ材に不向きです。

こちらは異論のある人が多いと思います。

香川県内には、「コンクリート打ちっ放し」という建物が至る所にあります。

特に直島に集中している感がありますね。

でも大切な事ですから、もう一回言います。

鉄筋コンクリートは仕上げ材に不向きです。

ここで話しているのは、美醜とか好き嫌いというレベルではありません。

単純に、「特性」として向いていないと言う事です。

外壁仕上げ材に鉄筋コンクリートを使った場合のポイントを簡単にまとめます。

①水に弱い。

②結果として、寿命が極端に短くなる

③温熱環境が守れない

まず①から

構造体の中に隙間がないため、

施工不良でもない限り「いきなり漏水」なんてことはありません。

なので水に強そうですが、そうではありません。

コンクリートに水をかけるとどうなるか?

そうです、吸い込まれます。

もうそれだけで十分です。

表面を撥水処理とかするのでしょうが、基本、水が染み込む材料なのです。

それを何故、仕上げに使うのか?

数年で薄汚れた打ちっ放しが多く存在しますが、

「汚れている」という事は、構造体内に「水」の侵入を許しているのと同義です。

長期スパンで考えれば、費用対効果が低いと言わざるを得ません。

②以降は、次回に書きますね。

かっこいい収まり

土台の水切りがなくなったらなぁ。

と言うのは、実はデザイン系設計士さんの密かな望みです。

ですが鉄筋コンクリート住宅とは違い、

木造は外壁と基礎の構造が違うため、その夢は叶いません。

で、出来るだけそのイメージを活かそう。

とチャレンジした成果がこれです。

西建住宅さんの現場です。

専門的な事は省きますが、CACICOの湿式外断熱工法をアレンジして提案しています。

角度を変えて見てみます。

なかなかかっこいいと思うのですが、如何でしょうか?

実は、窓も注目ポイントです。

1枚目の写真を、少し拡大してみます。

窓が奥まっているので、外壁の厚みが感じられます。

実際、断熱材は10㎝の厚みがあるのです。

かっこいい収まりって素敵です。

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温度がダメなら湿度でね

ここ最近気になっているオーバーヒート。

蒸暑地方においては、避けて通れない問題です。

あっ、蒸暑というのは余り聞かない表現だと思いますが、寒冷地の反対語です。

流れとしては、

室温をコントロールしたい

→断熱だ

冬がまだ寒いね

→高断熱だ

冬は快適だけど、オーバーヒートが起こる

→困ったね

という流れです。

すごく単純化しています。

もちろんエアコンを入れれば良いのでしょうが、エアコンが快適かと言われると結構微妙です。

理由は、大きく二つ

①温度ムラが発生する

②快適の温度帯が、人によって大きく違う

ですね。

特に問題なのは②です。

寒がりの人、暑がりの人と言うように、温度に関する体感は、だいぶ違います。

また、ず~っと室内に居る人と、炎天下を歩いて家に入った人も、室温に対する体感は違います。

オフィスビルにおいて、内勤の女性と外回りの男性が、エアコンの主導権争いをするのも、ある意味仕方がないことです。

話がずれましたね。

これにエアコンの風が直接当たる、当たらない・・・つまり温度ムラが付加されて

エアコンにおける快適には「?」が付いてしまうのです。

さて、個人の「快適温度帯」がバラバラであるならば、それを広げよう。

と言うのが、今回のお題です。

目指すのは、

「気温が高いけど、カラッとしている」

という室内状態です。

つまり、

湿度コントロール(カラッとしている)→室温が高めでも快適

という流れです。

快適湿度は個体差が少ない。

という大前提なのですが、これは結構良い手法ではないかと感じています。

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