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2012年4月のアーカイブ

防水開始

CACICOの家は、防水方法がかなり変わっています。

現時点では四国でCACICOだけが採用しています(多分)。

一般的な外壁の防水には、タイベックなどの透湿防水シートを貼りますが、CACICOは塗り防水です。

アクリル100%で、乾くとゴム状になる材料を使うのですが、

この方法だと、建物をシームレス(継ぎ目無し)に覆う事ができます。

どの程度の性能かと言えば、防水だけではなく、住宅の気密工事が完了してしまうレベルです。 

この材料、いきなり塗装する事はできません。

まず、合板の継ぎ目やサッシの取付ヶ所等の凸凹の処理が必要です。

下地工事は、包帯のようなメッシュシートとパテで行います。

内壁にクロスを貼る前に下地処理をするのですが、それと同じような作業ですね。

作業は塗装屋さんにお願いしたのですが、実は今回が初めての施工。

前回のO邸では、大阪の専門業者にしてもらったからです。

ちょっと、おっかなびっくりな感じですね。

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3Lハウス

先日ドイツのパッシブハウス研究所に勤務されていた、クーラーさんの講演が大阪でありました。

クーラーさんは、以前O邸の温熱環境の検討時点で、いろいろとアドバイスをもらいました。

ご自身が係わった家を見てみたい。という有難いご要望があったので、大阪講演に引っ掛けて高松に来て頂きました。

パッシヴハウスレベルの住宅を目指したO邸でしたが、

クーラーさんの検討では、そこまでは達さず「3Lハウス」クラスという見立て。

パッシブハウスと3Lハウス。

この二つの違いを、簡単に説明すると、年間の1㎡当りの暖房負荷の違いです。

パッシブハウスは 15kWh

3Lハウスは     30KWh

この話を聞いた当時は、正直がっかりしたのですが。

クーラーさんから、

「このクラスまで来たら、パッシブであるかどうかが、家の価値を決めるのではなく、実生活で快適かどうかですよ」

と、諭された記憶があります。

O邸の冬季における暖房状況は下記の通り

夜間電力時のみ温水式床暖房を低温で運転し、本当に寒かった2週間程度は日中に2時間程度運転を加える。

というものでした。その結果は、

1階と2階の温度差が、1~2℃と非常に少なかった。

少し乾燥気味な傾向があったが、浴室の湿気や洗濯の内干し、観葉植物などを室内に置く等で対応できた。

との事でした。

なにより「すごく快適」というOさんの笑顔が全てですかね。

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スチロールカッター

スチロールカッターを購入してみました。

これで、刃(?)渡り65㎝で、こちらのメーカーとしてはもっとも大きなサイズ。

先々日のブログに書いた、「試作品」は、2m近くの刃渡りを想定していたので、実践には厳しいサイズですが、

まずは構造を知りたい。というのが大きな目的です。

糸鋸のような形状で、黒い枠に取りつけられた0.5mmのニクロム線で、発泡スチロールを切っていきます。

試し切りをした所、確かにスパスパと良く切れます。

「これを、自主製作かぁ」と言う、電気屋さんのつぶやきを聞きながら、

「結構、シンプルな仕掛けだよなぁ」と思った昼下がりでした。

電気を入れると、こんな風に「真っ赤」になります。

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ベランダの防水

M邸は、外部の防水層を貫通している部材が無い家に挑戦しています。

回りくどいですね。

普通住宅の外壁は、釘やビスによって、構造体に固定します。

当然ながら、間には透湿防水シートという防水層があるのですが、この防水層を貫通して固定します。

もちろん、幅の広い通気層を取るなどして対策は万全なのですが、

CACICOでは、あえて防水層を釘やビスが貫通しない外壁に挑戦しています。

「外壁をどうやって固定するの?」

という問題は日を改めるとして、今回はベランダの手摺り固定のお話しです。

デザイン的な事もあり、M邸のベランダ手摺りは金属です。

で、後から取りつけるとなると当然防水層を貫通してしまうので、取付金物のみ先付けしました。

これが、その状態です。

取りつけた後、FRPという防水材で、ビスごと固めました。

これで、取付部分の防水は完璧です。

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研究開発

とある鉄工所の片隅です。

あるプロジェクトが始まっています。

それは、発泡スチロール切断機の製作です。

湿式外断熱のポイントは、外壁の下地にEPSという発泡スチロールを貼り付ける所です。

発泡スチロールは、とても柔らかい。

ですから「のこぎり」でも簡単に切れますが、切断面がなめらかに仕上がらず、切粉が大量に発生します。

「カッター」であれば問題ないのですが、スピードが速くないのと、厚いモノが切れません。

で、出てくるのは、「熱線」です。

熱したニクロム線を使うと、気持ちが良いくらい簡単に切断できるのですが、

日本ではホビー用の小型のものしか流通していません。

アメリカでは、大きいサイズを切断できる機械もありますが、日本で手に入れようと思ったら、

すごい金額がします。(現地価格は、安いのに)

で、自分たちで作ってみる事にしました。

「ニクロム線に電気通して切るだけでしょ」

と私が軽く言ったのですが、専門家的には、いろんな問題があるらしく「喧々諤々」

5月には試作品を完成させて、M邸で実戦投入する予定。

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これなぁに?

最終的には壁の中に隠されるのですが、これ、換気装置の配管です。

CACICOお薦めの換気装置は、「澄家Ecoハイブリッド」です。

東大阪の工場で作られる、メイドインJAPAN。

換気装置の話を始めるととても長くなるのですが、簡単にまとめると

日本では「全熱交換」という方式の換気装置が必須。

熱交換には、「全熱」と「顕熱」があります。

「全熱」=熱と湿気を交換する。

「顕熱」=熱のみを交換する。

で、ヨーロッパの主力は「顕熱」です。

なぜならば、気候条件的に、湿度交換をする必要が少なかったから。

日本の話を同時にした方が、分かりやすいかもしれません。

「夏」において。

暑い時期は、湿気が少ない方が快適です。暑くても「からり」としていれば、あまり暑さを感じないモノ。

ヨーロッパは、外気が低湿なので、その空気を冷やしただけで入ってきても問題ありません。

ですが、日本の高湿な空気が(ある程度予冷されるとはいえ)入ってくる事は、

室内の快適さとしてはマイナス(ヨーロッパと比べて)が大きいです。

「冬」において

ヨーロッパは、低温高湿。熱交換では、高湿な空気が温められて入ってくるのですが、

日本では乾燥した空気が温められて入ってきます。

つまり、簡単に過乾燥状態になってしまうという事。

 

そこまで分かっているのであれば、「全熱」入れれば良いだけでは?

その通りなのですが、実は「全熱」の湿気を残す。というのがくせ者なのです。

湿気を残すと、匂いも残ってしまっていたのです。

ヨーロッパでは、気候条件的に「全熱」にこだわる必要が少ないため、「顕熱」が発達しました。

一方、日本では必要と分かりながらも、「全熱」につきまとう「匂い」という問題が解決できなかったため、

熱交換自体に及び腰だったのではないかと推測します。

さて、そこで「澄家」です。

熱交換機の改良で、匂いの問題は解決済みとの事。

(でも、万が一の事を想定して、トイレの換気経路だけは別ラインになっているのですが・・・)

コストと性能のバランスでは、この商品は結構良い感じです。

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丸亀町「G」発進!!と新規イタリア料理店

丸亀町のG街区が完成しました。

グリーンのGとの事ですが、私世代的にはガンダムでしょうか。

で、早速散策してきました。

全体として、ようやっと「お町に来たなぁ」と思える雰囲気が出来つつあります。

古い建物と新しい建物が混在している感じは、JR大阪駅の再開発状態にも似てて、結構好きです。

商店街は、同日から自転車の乗り入れが全面禁止となっています。

2ヶ月間の社会実験ですが、以前自転車道を作る時には、大きく社会実験と書かれていたのに、

今回は、そのような表記はなかったですね。

まぁそれはともかく、実効性を高めるためか警察官さんが、多数投入されています。

自転車に右翼の街宣車なみの対応をしている感じ。

さて、帰り道で、新しいお店を発見。

「LA DIVENTARE」というイタ飯屋さんです。

オープンはG街区と合わせたのでしょう、4/19でした。ホームページは、まだないみたいです。

場所は、高松市美術館の南側の通り、家具の「中村谷」さんの隣になります。

気軽にイタ飯。というコンセプトらしく、お値段も控え目です。

まず、飲み物は、90分飲み放題が2種類あります。

1000円のコースがビール無し。

1500円のコースがビール有り。

グラスワインを2~3杯飲む金額で飲み放題ですから、なかなかお得な設定です。

食事の方も、ほぼ3桁台。

メインでも800円前後なのは、注文しやすいです。

写真は、前菜の盛り合わせ2人前です。

気持ちよくワインをおかわりしたら、「カラフェで出しましょうか。」と、言ってだしてくれました。

気軽に「食事&お酒」が楽しめる感じですね。

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屋根裏の秘密

屋根裏に「仕掛け」をひとつ。

M邸は屋根の勾配が1寸となだらかなので屋根材が限られ、

ガルバニウム鋼板という材料を使用した金属屋根しか使えないのです。

この素材、何せ金属なので、熱を良く通します。

そこで、屋根裏の有効活用です。

平均すると30㎝近い隙間があるため、容積としては、4畳の部屋に匹敵するほどです。

だったら、ここの空気を積極的に換気をすれば良いのでは? と思いついたのです。

そこで自然換気のガラリとは別に、排熱用の換気扇を接続したガラリを設けました。

その本体がこれです。

換気扇をタイマー動作でON,OFFできるようにし、暑い時期に作動させます。

想定しているのは、朝8時~夜11時ぐらいです。

日中だけでなく、日没後の低くなった外気を積極的に小屋裏に送り込みたいからです。

そうすることで、室内の快適だけではなく、建物の長寿命化にも繋がると目論んでいます。

逆に冬場は屋根裏の暖かい空気が必要ですので、1日中OFFのままです。

イメージとしては「屋根に打ち水をする」感じでしょうか。

日々の生活で住む人が行う手間としては、

「最近暑くなってきたなぁ」と思ったら、タイマーを作動させる。

でもって

「もう涼しいね」と思ったら、タイマー自体の電源を切る。

年間、この2回だけです。

初期コストも電気代も、その上普段の手間もあまりかからない、お薦めのシステムです。

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屋根の断熱工事

昨日は、屋根(正確に言うと小屋裏)の断熱工事を行いました。

こんな感じで、断熱材を敷いていきます。

フェノバボードという断熱材50mmを2枚。合計で100mmの厚さにしました。

断熱材の性能は熱貫流率で表し、数値が小さいほど高性能。

フェノバボードは、熱貫流率が0.19W/㎡K。

これは、日本の断熱材としてはトップの性能です。

例えば最近増えてきた100倍発泡の現場発泡ウレタンは0.35W/㎡K近辺です。

二つの材料を比較してみます。

0.35÷0.19=1.84 

性能は1.8倍ほど違います。

100mm×1.84=184mm

フェノバボード100mmと、発泡ウレタン184mmは同じ性能という訳。

その上現場発泡は、梁や垂木など構造材の間に吹き付けますから、断熱材の施工面積が狭くなります。

ざっと計算しても、1割は優に減ります。

一方写真で分かるとおり、CACICOのやり方では、束(短い柱)以外に断熱欠損がないよう施工します。

結果として、現場レベルでの厚みにおける性能差は2倍程度だと考えています。

もちろん現場発泡がダメと言っているのではありません。

性能が必要であれば、厚く施工すれば良いだけです。

実際CACICOの一棟目は、室内の2階天井が、勾配(斜め)という事もあって、

野地下に現場発泡を300mm吹き付けました。

要は断熱材に「良い、悪い」があるのではなく、「向き、不向き」があるだけの話です。

 

さてM邸では、断熱材と屋根との間に大きな空間(小屋裏)ができます。

高いところでは50㎝、低いところでは5㎝ぐらいの隙間ですが、

次回は、この空間利用の話をしたいと思います。

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上棟の日

昨日は上棟でした。

天気予報通りの天気になり、お昼過ぎには暑すぎる(人は勝手ですね)くらいの陽気になりました。

今回の住宅、基礎と外壁は外断熱ですが、屋根部分に関しては小屋断熱を選択しています。

フェノバボード50mmを二重貼りにして、小屋裏換気に工夫をする予定です。

さて、建方の時から、気密と断熱工事は始まっています。

屋根は一寸の片流れで、この梁の上に断熱材を敷くことになります。

そこで、少し工夫を。

屋根束の接合金物内部に断熱材を充填することにしました。

金物工法は構造的に良いのですが、断熱と気密の欠損対策が必要です。

そこで、金物を固定する前に現場発泡ウレタンを吹き込みました。

アップにするとこんな感じです。

また、金物を固定するスリット部分の気密を確保するため、気密テープも貼り付けました。

後から手をかけるより効果的という判断です。

でもって、水曜日の朝(今日ですね)から断熱材を敷いていきます。

初めての施工方法なので、「こんな感じ」というのを試してみました。

四隅をカットするだけなので、施工性も悪くなさそうです。

問題は天気だけですかね。

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