- 2012年4月20日 4:15 PM
- 「かしこい家」の性能
屋根裏に「仕掛け」をひとつ。
M邸は屋根の勾配が1寸となだらかなので屋根材が限られ、
ガルバニウム鋼板という材料を使用した金属屋根しか使えないのです。
この素材、何せ金属なので、熱を良く通します。
そこで、屋根裏の有効活用です。
平均すると30㎝近い隙間があるため、容積としては、4畳の部屋に匹敵するほどです。
だったら、ここの空気を積極的に換気をすれば良いのでは? と思いついたのです。
そこで自然換気のガラリとは別に、排熱用の換気扇を接続したガラリを設けました。
その本体がこれです。
換気扇をタイマー動作でON,OFFできるようにし、暑い時期に作動させます。
想定しているのは、朝8時~夜11時ぐらいです。
日中だけでなく、日没後の低くなった外気を積極的に小屋裏に送り込みたいからです。
そうすることで、室内の快適だけではなく、建物の長寿命化にも繋がると目論んでいます。
逆に冬場は屋根裏の暖かい空気が必要ですので、1日中OFFのままです。
イメージとしては「屋根に打ち水をする」感じでしょうか。
日々の生活で住む人が行う手間としては、
「最近暑くなってきたなぁ」と思ったら、タイマーを作動させる。
でもって
「もう涼しいね」と思ったら、タイマー自体の電源を切る。
年間、この2回だけです。
初期コストも電気代も、その上普段の手間もあまりかからない、お薦めのシステムです。
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