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2013年12月のアーカイブ

通気層があると言う事

前回、通気層の有る無しで、防水のレベルが変わってしまう。

というエントリーをしました。

だからと言って、「通気層工法がベスト」という結論にはならないというのが今回のネタ。

少し昔の話をします。

通気層工法の歴史は、多分2~30年。その前は、直貼り工法が主でした。

防水シート越しに、サイディングをビス留めしていくのです。

つまり、サイディングと防水シートが接しているので、

「毛細管現象」が起こりやすく、漏水も多かった。

そこで隙間を空けたのが、通気工法。

という展開です。

外壁の施工にビスや釘を使う以上、防水層の穴を無くす訳にはいきません。

なので、毛細管現象が起こらないよう、空間を広げたと。

一方、隙間を空ける事が出来ない外壁もありました。

それが湿式外断熱です。

こちらは、空間を確保できないので、防水層の強化を行った。

それが、防水層の穴を無くしたCACICOの接着工法です。

(国も時期も違いますが、分かりやすくまとめました)

つまり防水の手法は2種類でした。

毛細管現象を無くすか、防水層の穴を無くすか、という差。

どちらが良いか?

と言うのは、仕上げが違うので、較べる事が出来ません。

 

ただ、通気工法が持つ課題だけを紹介しておきます。

通気工法は、文字通り、外壁や屋根の内側で空気の通り道を作ります。

「通り道」なのですから、上下に穴が必要です。

この穴がくせ者なのです。

なぜなら、穴が開いている=そこから水が浸入する可能性がある。

と言う事だから。

つまり、通気をさせる事によって、

毛細管現象は防げるが、外壁の裏側に水を浸入させる危険性が増える。

と言うジレンマが、通気工法には存在するのです。

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通気層が無いという事

「湿式外断熱」は、まだまだ歴史が短いため、技術革新が出来るジャンルです。

塗り壁という仕上げは大変魅力的なのですが、そこに達するまでに多くの手間がかかるのも事実です。

その手間(=費用)を、減らすことが、CACICOの課題でもあります。

 

さて現場ではその課題に対する新しい試みを行っていますが、まずは前振りから。

湿式外断熱の肝は、防水にあります。

日本では未だ湿式外断熱において、透湿防水シート工法が主流です。

ですがCACICO仕様ではNG。

なぜなら外断熱工法は、一般の住宅と違って「通気層」を持たないからです。

 

通気層の有無で、漏水の危険度は、大きく変わります。

具体的には、

一般の住宅 12~15ミリの通気層

湿式外断熱 1~2ミリ程度の隙間

という差のお話です。

1センチ以上の隙間があれば、水は重力に従って落ちてくれますが、

1~2ミリ程度の隙間ではそうはいきません。

毛細管現象と言うのですが、重力関係なく、隙間に拡散していくのです。

この重力に関係なく、という所がミソです。

 

身近な例を出します。

「床にこぼれた水をタオルで拭く」

これ、よく考えたら説明出来ない事が起きています。

なぜなら、水が重力に逆らって、タオルに染み込んでいくのですから。

これは、先ほどの毛細管現象で説明出来ます。

タオルの繊維の隙間を「毛細管現象」によって、重力に関係なく、水が拡散していくのです。

 

さて、建物の話に戻ります。

壁と構造体に「しっかりとした」隙間を取らない湿式外断熱。

隙間取ったら、断熱材の意味が無いですからね。

そのために防水層の上に開く「穴」は、充填断熱とは比べものにならない程の注意が必要なのです。

防水層の上にどんな穴が開くのでしょうか?

まずは、透湿防水シートを固定するタッカーの穴です。

これは、以前もアップしましたが、本場アメリカでは対策が講じられています。

それと、外壁を固定するための釘やビスです。

この2つは「通気工法」であれば、許される「穴」です。

ですが、湿式外断熱ではその限りではない。というのがCACICOの立ち位置です。

そこでCACICOは塗り防水&接着工法な訳です。

次回は、通気工法の問題点も探ってみます。

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断熱材切断機

アメリカでは簡単に手に入れる事が可能ですが、日本では難しい。

その一つに、断熱材の切断機があります。

もちろん輸入品として購入する事は可能ですが、なかなかに素敵な値札が付いています。

個人的な「日本製を使いたい」という希望もあったので、ず~っと探していました。

自作も考えたのですが、やはり難しく・・・

そんな日本製「断熱材切断機」に、この12月、ようやく出会えました。

電話で問い合わせをすると

「じゃあ、見本品を送るので使ってみて」

と言われて、現品が宅急便でやって来ました。

さすが、日本の会社です。

早速使ってみました。

足下に見えるのがフットスイッチです。

これで電源のON OFFが出来ます。

普段使っている5センチの断熱材を2枚合わせてみたのですが、サクッと切れました。

「熱線偉いです」

そうです。この機械は「刃」ではなく、「熱線」で断熱材を溶かして切断するのです。

なので、「切断くず」も一切出ない優れものです。

断熱材は、5センチぐらいまでなら「丸ノコ」で簡単に切れます。

(カッターもOKですが、結構手間です)

ですが10センチになると、もうダメです。

片面からだけでは切断しきれないので、上下から切断する羽目に。

当然、施工効率が悪くなり、「施工精度」も落ちていきます。

ですが、これがあれば無問題です。

来年の現場から、早速導入したいですね。

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ドラム式か縦型か

先日、洗濯の話を出したので、洗濯機ネタをエントリーします。

ドラム式と縦型(今までのもの)と、どちらが高性能か知ってますか?

洗濯機に求められる性能はいろいろとありますが、まずは洗浄力です。

これに関しては、縦型の方が優秀です。

もちろん、商品によって差違はあるでしょうが、例えばこんな記事があります。

日立製、最新型ドラム式洗濯乾燥機のニュースリリース(2013.9.26)からの抜粋です。

トップに出てくるのがこの文章。

新発想の洗浄方法「ナイアガラ洗浄」で、ごわつきや黒ずみを抑える

でもって、「消費動向と開発の背景」の下りでは

 ドラム式洗濯機は、衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」のため、洗う時間が長くなると、タオルなどの場合にはパイルが寝て、ごわつくことがあります。また、少ない水で洗うため洗剤液の汚れ濃度が上がり、洗濯物によっては黒ずみが目立つことがあります。

下線は私が付け足しました。

意訳しますね。

節水効果は高いけど、汚れは落ちづらいのがドラム式なんだ。だけど本商品はそこを改良したよ。

という感じですかね。

では、ドラム式のメリットは何か?という話ですが、私が思うに乾燥能力だと思います。

これに関しては、ドラム式が一日の長があります。何せ、乾燥専用機はドラム式しかない訳ですから。

なので、乾燥機能をよく使う人はドラム式を。使わない人は縦型を選択するのが正しい訳です。

余談ですが、我が家の縦型洗濯機は、いつも蓋が開いています。

理由は、使用後の湿気を飛ばすため。

同じ状況はドラム式でも発生しますが、ドラム式の蓋が開けっ放しだと邪魔ですよね。

要らない心配ですが、ちょっと気になります。

扉の開き方向は選べないので、購入時は配置と相談して下さいね。

お気楽な家を考える 洗濯編

お気楽な家の第2弾。洗濯編です。

今回は、ちょっと特殊な仕様の話です。

以前、ご紹介したことがある「デシカホームエア」が前提。

デシカは、リンクにもあるとおり「室内の湿度」を一定にしてくれる設備です。

で想像ではあるのですが、CACICOの考える快適な家に、デシカをプラスすると

一年中、快適な室内干しが出来るのです。

一般的に室内干しというのは、外に干せない時の代用品で、仕方なくという場合がほとんど。

何故か?

高温多湿の梅雨時期~秋にかけては、室内では乾きづらいからです。

なので、

「お日様に当てないと、干した気がしない」

と思ってしまうのですが、実はずいぶん思考が省略されています。

 

「室内はダメで、室外でも状況が悪いと乾きが悪い」

しかし

「日にあてるとよく乾く」

との経験から、

「洗濯物は、お日様にあてるもの」

という流れだと思うのですね。

しかし

「室内でも洗濯物が十分乾く」

環境があったらどうでしょうか。

 

住宅のプラン造りに携わっていた時、洗濯物の干し場所は、いつも悩みの種でした。

「日を当てたいけど、雨が当たらない方が良い。」

「でも室内から丸見えは嫌だし、外からの景観も気にしたい」

「洗濯機と収納場所の動線も考えたい」

なかなか大変な条件です。

ですが、その条件を大きく緩和できるのが、室内干しでばっちり乾く家なのです。

では、どこに洗濯物を干すのか?

室内で日が当たる場所を造るのではありません。

そんな事をしたら、暑くて大変です。

洗濯物の乾燥は、日射ではなく、室内空気の乾燥で行うのです。

で、提案としては脱衣所と、ウォークインクローゼットの中に二つに分けて干します。

「クローゼットがカビるのでは」

と心配されるかも知れませんが、一年中50%前後で湿度コントロールできるデシカの本領発揮です。

最新のドラム式の乾燥機付き洗濯機に投資するより、住宅の換気装置に投資した方が、

ずっとお気楽な生活が送れるのではと想像します。

昨日の続きではないですが、窓を開けないので、埃の侵入も防げます。

もっとも、一番お気楽なのは、住む人の体調です。

一年中、温度と湿度が安定している空間なのですから、これ以上の贅沢はないですよね。

お気楽な家を考える 掃除編

「お気楽な家」というものを考えてみました。

まずは、お気楽の定義から決めましょう。

CACICOの考える「お気楽」とは、

「日々のメンテナンス」に時間をかけなくてもよい家です。

建物のメンテナンスではありません。家事の事です。

日々の生活でアウトソーシング出来ないのは、「掃除と洗濯」です。

食事は、すべて「外食・出来合い」という荒技もありますが、「掃除と洗濯」はそういう訳にはいきません。

お手伝いさんを雇う。というのは無しにしてくださいねm(_ _)m

つまり、お気楽な家は、「建物側」で掃除と洗濯を楽にしてくれる。というお話です。

 

今日は、掃除をお気楽にする方法から。

マンション暮らしの我が家の日課は、朝のクイックルワイパーです。

毎日、毎日クイックルワイパーを使っても、いつもいつもゴミが採れます。

2,3日置いておこうものなら、「きゃ~」というぐらいの量になります。

掃除ロボットの「ルンバ」を買う。というのもあるでしょうが、それでは「建物」と直接関係ありません。

「どこからゴミがくるねん」と考えたのですが、

春~秋に多く、冬は少ない気がしています。

季節の良い時期や夏場は、窓を開けたい。と言うのは、当たり前の事。

ですが、窓を開けて外気を入れると、当然ながら「ゴミや埃」も一緒に入ってきます。

「つまり、窓開けなければ良いんでしょ」

と言うのが、ゴミ対策の結論です。

事実、CACISU中央公園では、基本窓を開けない生活なので、「汚れの量」は少ないです。

高断熱、高気密、ダクト式全熱換気

この項目を真面目にクリアすれば、窓を開放する必要が激減します。

もちろん

「開けたいのであれば開ければ良いのですよ」

あくまでも

「開けなくても快適」

という話です。

ついでに、結露しない窓(樹脂サッシ)を追加すれば、

結露水に起因する「掃除」も無くなりますので、より一層お気楽な環境が手に入ります。

「換気や温度コントロールで窓を開ける=掃除が増える」

この方程式は、悲しい事に全ての住宅が逃れられません。

「人が住まない家は、傷みが早い」も同じ理屈で、建物自体も適度な換気が必要です。

ですが、窓を開けなくても「有効な換気」を家がしてくれるのなら・・・

「お気楽」と言うよりは、「ずぼら」に近いのかも知れませんね。

12/14.15に見学会が開催されます

年末にかけてCACICOでは、3件外壁のお仕事を頂きました。

その、もっとも早く完成した「お家」の見学会情報をお伝えします。

日程は、12/14.15です。

主催は、エヌケー建設さん。

エヌケー建設と言えば、街中で看板を見かける方も多いと思います。

会社が出来たのが昭和45年なので、設立してから45年という歴史があります。

ホームページはこちら

なかなか重厚なホームページですね。

学校や消防署などの公共事業に代表される大型物件のイメージが強いかも知れませんが、住宅も数多く建設しています。

さて今回のお家は、エヌケー建設さんとしてはCACICO外壁の第一棟目です。

お付き合いのある設計士さんのご紹介で、お仕事を頂くこととなりました。

今回の建物は、CACICO外壁以外でも

基礎の外断熱

ダクト式全熱換気システム

高性能樹脂サッシ

気密検査

等の、快適に欠かせない項目を網羅した快適仕様です。

内覧会の場所も、「高松市伏石町」とアクセスしやすい場所ですから、是非見学に来て下さい。

地図などの詳しい情報は、下記PDFでご確認下さい。

エヌケー建設内覧会

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