CACICOブログ HOME > アーカイブ > 2014年1月のアーカイブ

2014年1月のアーカイブ

ビルの雨漏り

ビル(鉄筋コンクリート造)の漏水は外壁からが多いそうです。

屋上は平らで雨を受けやすい気がするのに、、なぜ壁なのか?

今回は、その理由を考えてみます。

 

屋上の防水工事ですが、実は結構簡単な事に気づきました。

ビルの屋上は、屋根がかかっているのではなく、四方が立ち上がった(パラペット)平面である事がほとんど。

つまり、作業をする時に足場が不要。

その上、窓のような障害物が、ほぼありません。

また、防水工事は、上に層を重ねていけば良いので、厚みや重さも気にする必要がありません。

で、トドメとしては、美観があまり問われない。

 

で、逆のことが壁の問題点として表れるのです。

作業に足場が不可欠

窓を始めとして、形状や取り合いが複雑

垂直面に固定する必要があるため、厚みや重さは大切で、施工方法も限られる。

外部から見えるので、美観は必要

とまぁ条件的としては、壁が圧倒的に面倒。

その上、高層になるほど、屋上より外壁の面積の方が広くなりますから、

外壁からの漏水が多いのも頷けます。

次回は、その対応策を「素人目線」で考えます。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

断熱材の切断について

先日、断熱材の加工&加工機械の製作をしている会社にお邪魔しました。

現在、断熱材の切断は、丸ノコで行っています。

ですが、この方法。ベストと言う訳ではありません。

理由は、いくつかあります。

切りくずがでる

音がする

狭い所で作業できない

この辺りが主な所でしょうか。

の切りくずは、「刃」を、断熱材専用の物に変えると、少し押さえられますが、完璧ではありません。

また、の音は、どうしても出てしまいます。

もちろん、建築現場には「音」が付きものですが、無いに越したことはありません。

特にリフォームでは、大切なポイントかも知れません。

「ご近所への気遣い」と言うのもありますが、生活をしながらの工事となれば、音は結構なストレスになりますから。

 

で、ちょっと説明が要るのはです。

まずは、現在の作業状況をご説明します。

断熱材を貼る作業は、一人でもできますが、それでは効率が悪いので分業で進めます。

その場合は、

一人が採寸と貼り付け。

もう一人が切断と接着用のモルタルを塗布。

という関係になるのですが、これがくせ者。

距離が近ければ良いのですが、距離が離れると、材料を運ぶ手間や、サイズを伝える伝令役も必要になってきます。

原因は何かというと、断熱材の切断する場所が限られてしまうから。

丸ノコでの切断には、広いスペースが必要なので、地面の上でしか作業ができません。

1階を貼っている間は良いのですが、工事が進むと、どんどん距離が離れていきます。

屋根に近い、建物の裏側。なんて言ったら、移動時間も馬鹿になりません。

個人住宅であれば、そうでもありませんが、これがマンションとか、となったら大変です。

では、大型物件の外断熱工事はどうしているかと言うと、足場の上で切断作業をします。

つまりの狭いスペースと言うのは、足場の上で切断することを想定しているのです。

どのように?

 

こんな感じで「立てかけて」、「熱線」でカットします。

この方法であれば、問題なく足場の上で作業ができます。

もちろん、①の切りくずや②の音の問題も解消できますので、

全てのポイントで、熱線カッターが有利なのです。

唯一の障害は、機械のコストですかね。

透湿防水シートは過酷な環境にいる

前々回のブログで、透湿防水シートには「強度が不要」のように書きました。

これは「透湿シート協会」の条件では・・・というだけで、「強度」自体は必要です。

ただし、CACICOが透湿防水シートに求めるのは、防水シート施工時の強度ではありません。

必要なのは、

①外壁固定時のビスに対する

②熱、空気に触れ続ける事に対する

強度と耐久性です。

本来的には、

数十年後、外壁を撤去した時にも透湿防水シートが再利用できることが望まれます。

ですが、ほとんどの透湿防水シートは、この目標を達成できる気がしません。

特に問題なのは、

シート同士は重なっているだけで、隙間が有り、

固定のために多くの穴が開いているため

外部の湿気から、有効に構造体を守る事ができないのです。

(防水はできます。念のために)

この「外部の湿気から構造体を守る」事ができるのが、

粘着式透湿防水シートの最大の利点と言えます。

全面で貼り付いており、かつ固定するための穴も存在しないため、

下地が外気に直接触れることがありません。

 

一方、透湿防水シートの表面、つまり通気層内部の環境を考えてみます。

「直射日光と物理的な衝撃が無い」という点では外壁表面より有利ですが、言ってみればそれだけ。

通気が正常に働いていても温熱環境は、外気より不利です。

夏場、通気層内が高温・高湿度になる事は容易に想像できますし、

冬場は、直射日光が当たる外壁面は、それなりに温度が上がりますから、自然と寒暖の差は激しくなります。

つまり透湿防水シートには、

外壁とは違う意味で、強度と耐久性が必要となります。

それほど通気層の環境は過酷なのです。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

透湿防水シートの条件

「外壁の防水は、透湿防水シート」と言うのが、世界の常識です。

その透湿防水シートに求められている性能を防湿防水シート協会から引っ張ってきました。

A) 強度 1 引張強さ  2つづり針保持強さ

B) 発火性

C) 防水性

D) 耐久性

E) 熱収縮率

F) 防風性

今日は、その中で「強度」に注目してみます。

1) 引張強さ

施工においてシートを展開する際、大人の体重をかけて持つ場合を想定した値。

2) つづり針保持強さ

27Nの値は、施工中に風速約29m/sの暴風にもシートが絶えるような値。

なお、この数値の根拠は、柱間910mmに間柱があり、シートを200mmピッチで柱、間柱間につづり針(タッカー)留めした場合、柱間の半分の幅に風圧がかかるとして計算したものである。風圧係数は壁面の正圧で、0.8。

ちょっと長いですが、全文転載しました。

で、面白いと思ったのが、「強度は取付だけの問題」である事です。

「引張」に対する性能は、施工中において想定される「強度」以上でれば良い。

「つづり針保持強さ」は、タッカーで固定した時に受ける「風」に対して、針周りの「穴」の強度。

防水に「強度」が必要な訳ではなく、取付に必要なだけ。

なかなか興味深いです。

つまり、強度が不要な取付方法があれば、強度は要らないと。

実はCACICOが注目している、「粘着式・透湿防水シート」であれば可能です。

取付時に破れると困りますから、ある程度の強度は必要ですが、

タッカーという剪断(せんだん)力での保持ではなく、面で粘着している訳ですから、「つづり針保持強さ」は不要。

それほど粘着固定という方法は画期的!!なのです。

透湿防水シートはタッカーで固定する。

という常識が、常識で無くなる日も遠くはありません。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

西建住宅さんの見学会

昨年末に外壁工事を進めていた西建住宅さんのお家ですが、内覧会の開催が決まりました。

日程は来週末、1月25日(土)・26日(日)です。

正面に工事車両が大量に駐まっていたので、勝手口側の写真ですm(_ _)m

この角度だけでも、ただ者ではない感じが漂います。

地図などの見学会情報を入手しましたら、順次ブログにアップしていきますので、ご期待ください。

是非是非、見て欲しい一棟です。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

オーブントースターの更新

我が家ではあまりトーストを食べないのですが、野菜焼いたり、天ぷらの温め直しなどで、比較的よく使います。

以前購入する時は、

本格的なオーブンだと「立ち上がり時間」が必要だし、凝ったものは作らない。

なにぶん大量にも作らないため、庫内サイズも小さくてOK。

ただしピザは大判のまま焼きたいし、

火力はあるに越したことがない。

という条件で決定しました。

現在、庫内の汚れが、なかなかに酷くなったので更新する事に。

電化製品は、実物を見て買いたいと思っているので、早速嫁さんと電気屋に向かいました。

購入してから5年程立っているので、どんな新商品が・・・

と期待していたのですが、ちょっとショックなことが。

それは、商品の品質が半端なく低くなっていることです。

機能的な面では、ヒーターが「遠赤外線」化するとか、フッ素加工とか、頑張っているのですが

基本的な「構造」とか「部品の材質」レベルが、5年前の商品より明らかにチープになっていました。

以前買ったものは09年製。

調べてみたら商品自体のリリースは2008年8月ですので、企画と製造はいわゆる「リーマンショック」(2008/9)の前。

同メーカーの後継機種を見ても、確実なコストダウンの跡が散見されました。

で、結局

型落ちの同型機種を購入、2012年製でした。

現在「単機能なオーブントースター」は2000円ぐらいから購入でき、

コスト競争的には、たいへん厳しいジャンル。

そこで「高品質・単機能」を求めるのは、難しいのでしょうね。

まさか同型の商品を買うことになるとは思いませんでしたが、

質感とデザインは気に入っていたので、これはこれで有りですね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

進化する通気工法

昨年、通気工法の話を書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか?

あまりに間が開いてしまったため、もしよろしければご一読下さい。

通気層があると言う事

湿式外断熱と同様に、通気工法も発展途上の工法です。

これは、まだまだ良くなる可能性がある。と前向きに捉えています。

さて、前回のまとめです。

通気工法は、毛細管現象は防げるが、外壁の裏側(通気部)に水が侵入する危険が増える。

このジレンマを解消するために、現場の人達は、「通気と防水」の両立に努力しているのです。

さて、その努力を「材料」で手助けできるモノは無いか?

というのが今回のネタです。

あります。

通気工法では、仕方ないとされていた、「穴」ですね。これを減らす事が出来る商材です。

タイベックのラップキャップもその一つでしょうが、もっと画期的なもの。

透湿防水シートの固定は、タッカー止め。

これが現在の常識です。

でも、それだとタッカーの針による「穴」は防げません。

そこでメーカーが考えたのが、キャップ式。

プラスティックのキャップ越しにタッカーを止めるので「風」などの引っ張りに

よる「穴」の広がりを防ぐ事が可能になりました。

ですが穴は穴です。

CACICO的には、根本的な解決策とは思えません。

まぁ、その場しのぎの感じですね。

そこでこの写真

写真なので分かりづらいと思いますが、裏面が粘着層になっており、合板

に貼り付いています。

身近な所では、携帯やスマホの表面に保護シートを貼りますよね。

あんな感じです。

施工中の写真が分かりやすいかも

メーカーに訪問した時のこと

「御社の接着式透湿防水シートですが・・・」

と話しかけると、メーカーの人は

「接着ではありません、粘着です」

と鋭く訂正。

何が違うの?と問いかけると、

接着は固まってしまうが、粘着は剥がす事が前提で、いつまでも粘性を保つそうです。

この技術。絆創膏のノリから来ています。

絆創膏は、しっかり固定と簡単に外せる。が両立する必要があります。

で、その上でヒフの呼吸を妨げない「通気」が必要。

何か、人と建物は似てますよね。

なので、絆創膏の粘着。

その粘着強度を強化したものがこの商品です。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

ホーム > アーカイブ > 2014年1月のアーカイブ

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る