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2015年6月のアーカイブ

家中の湿気を集めると

良く絶対湿度の話をします。

例えば、今日の朝はこんな感じ

室外 24.8℃  71%  絶対湿度は13,96g

室内 26.5℃  39%  絶対湿度は8.41g

この数値から室外では

空気1Kgあたり、気体としての水が13.96g含まれていますよ。

と話をしてきたのですが、では空気1Kgってどんだけ?

って疑問が出てきました。

(前から思っていたのですが知らないので避けてました)

ちょっと調べてみると

1Kgの乾燥空気の体積(気積)は、20℃1気圧の時に0.83m3だそうです。

32坪の家があるとします。7.28m×7.28mの総二階。

天井高が2m40㎝とすると、

7.28×7.28×2×2.4=254.39232

家の中は254m3の気積があります。

先ほど1Kgの乾燥空気が0.83m3なので

254÷0.83=306.0241

つまり家の中の空気は約306Kgという事になります。

(理系の方、間違っていたらご指摘ください)

で、先ほど室内の絶対湿度は8.41gだったので、

306Kg×0.00841Kg=0.257346Kg

約257gなので257mlの水が気体になって漂っていると。

でもまぁ、これはデシカが頑張った結果。

では外部の絶対湿度だとどうでしょうか?

外部は13.96gなので

306Kg×0.01396Kg=0.427178Kg

約427mlの水分がある事になります。

つまりデシカは、

427ml-257ml=170ml

170mlの水を除湿していることに

 

単に170mlなら簡単そうですが、

換気装置は2時間に1回家の中の空気を入れ換えますし、

室内では、いろんな水蒸気が発生します。

例) 人間は一晩でコップ一杯程度の汗をかくと言われています。

文系脳がオーバーヒートしましたので、

ここから計算ではなく雰囲気で話します。

 

気密が確保されているのが前提で、

1時間に最低150mlは除湿しているかと(根拠なし)。

一日だと3600ml→3.6L!

一升瓶2本分ですね。(結局お酒かい)

除湿器で対応できる自信がありません。

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猫に小判、普通の家に熱交換換気

タイトルの「普通の家」とは、冷房・暖房が部屋単位である家を指します。

家の性能があるレベルに達すると、エアコン一台で家中をコントロールできます。

(間取りには大きく影響されますが)

ですが多くの家はそうではなく部屋単位、つまり局所で冷房・暖房を行います。

結果、居住区と非居住区には温度差が発生し、ヒートショックを誘発します。

ヒートショックは住宅内で起きる心筋梗塞や脳梗塞、不整脈等の大きな要因なんですね。

 

さて、このような「普通の家」に、熱交換換気を付けるとどうなるでしょうか?

少しでも状況が改善すれば良いのですが、結論はタイトル通り猫に小判です。

その理由をまとめてみます。

 

ヒートショックなので、やはり冬ですね。

リビングは暖房していてもトイレや洗面脱衣は寒い。

一方、ダクト式熱交換システムの基本設計は、

居室で給気、非居室で排気が基本。

具体的には

給気は、リビング、ダイニング、寝室、子供部屋

排気は、キッチン、トイレ、洗面脱衣、廊下、クローゼット

という割り振りになります。

温度的には、

給気される居室は暖かいが、

排気する非居室は寒いのです。

 

つまり「普通の家」の熱交換換気は、

冷たい空気を吸って、その熱の一部を回収しているだけ

と言うこと。

もちろん寒いと言っても、外部よりは暖かいでしょうから害はありません。

ですが快適の役に立っているか? と言われると厳しいですね。

一方、夏はどうでしょうか?

日中家に人がいない場合は、家の中全てが暑くなります。

夜間に向けて外気温が低下しても、

外出中の住宅は締め切ってますから室温が下がりません。

その上熱交換換気が働けば、どうなるでしょうか?

室内の暑い熱を保つ努力をするのです。

冬期において害は無いと言いましたが、夏期においては害になることもあります。

 

結論 熱交換換気は高性能な家でしか力を発揮できない。

 

じゃあ「普通の家」はどんな換気が良いでしょうか?

熱交換しない3種換気がお薦めです。

(3種換気とは、機械排気の自然給気)

3種換気は構造がシンプルなため、

イニシャル&ランニング&メンテナンス等、コストや手間という意味では優等生。

給気が自然なので、「暑い・寒い」が気になりそうですが、

あの寒い北海道でも(熱交換器の凍結を嫌って)、施工することが多々あります。

温暖なうどん県では心配する必要はないと思います。

話が逸れますが、デシカも熱交換しないので熱的には3種換気と変わりません。

 

何と言ってもポテンシャルが発揮できない熱交換換気と比べれば、

夏の害が無いという利点もありますし。

換気装置の本分は、室内の空気を綺麗な状態で保つこと。

その点で行けば換気方式による差は無いのです。

 

もちろんCACICO一番のお薦めは、「熱交換換気が有効な断熱性能の家」なんですけどね。

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パッシブハウスジャパンの講演会

昨日パッシブハウスジャパンさんの四国支部が開催する講演会でした。

テーマは「換気」 講師は高知工科大学の田島先生です。

これは、非常に興味がある分野です。

なぜなら「換気」は、まだはっきりとした正解が無い分野。

例えば断熱はシンプルです。投資した分だけ良くなると言えます。

もちろんヘンな断熱施工で、建物が(結露で)腐朽するという危険もありますが、

対処法が確立されております。

「正しい知識さえあれば」という条件付きですが、原則は物量作戦でOK。

ですが、換気はちょっと違います。

 

換気の目的は、室内空気を綺麗にすること。

ホルムアルデヒドに代表される汚染物質や二酸化炭素を室内から取り除く為に、

外部の新鮮空気と室内の空気を入れ替えるのです。

ですが、ここで問題が発生します。

室外の空気は

「質」は良いが、「温度・湿度」は不快なことが多い。

一方室内の空気は逆で、

「質」はどんどん悪くなっていくが、「温度・湿度」は快適なことが多い。

という状況なんですね。

特に状況をややこしくしているのは、「ことが多い」という箇所。

この一言が、状況をややこしくしています。

 

どんな時にそのややこしい状況下になるかというと、例えば「夏の涼しい夜」。

日中気温が上がって、それと共に室内温度も上昇。

夕方から外気温が下がりだしても、室内の温度は下がらない。

結果として、外気の方が快適。

日中閉めっきりの家に帰ると、中から熱風が。という経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 

このような状況下で役に立つのが熱交換器を通さない換気。

熱交換のするしないを外気温によって切り替えるんですね。

マーベックスという東大阪市のメーカーを例に出しますが、

バイパス回路を用いて、1種換気と3種換気を切り替えます。

写真では春・秋と書かれていますが、夏の夜間も外気温が27℃を下回ると同様に切り替わるとのこと。

給気ファンを低速運転させて擬似的な3種換気にするメーカーもありますが、

給気量が足りなくなり室内が負圧になってしまいます。

この辺りは講演にも類似例があったので質疑応答の時に教えてもらったのですが、

「一種と三種を切り替える時には、自然給気口を確保する必要がある」

とのことで、納得でした。

 

さて上記の話は、全体から見たらほんの一部。講演会は中身が濃く、大変有意義な時間でした。

この機会を提供してくれたパッシブハウスジャパンさんに感謝です。

最後にPanasonicのホームページに出ていた田島先生を見つけました。

ご興味がある方は下記リンクからどうぞ。

夏に起きる結露の対策とは?

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梅雨の湿気

梅雨真っ盛りですね。

こちらは朝7時の内外気温

外部 23.8℃  87%

内部 26.3℃  39%

ですので絶対湿度は

外部 16.16g

内部  8.31g

です。

因みにこの外部絶対湿度が室内に入ってくると、

室内相対湿度は75%。

数字を羅列していますが、

体感としては室内の方が涼しい。

湿度の大切さを文字通り体感してます。

外気温に戻りますが、

日中この絶対湿度のまま30℃まで上昇すると

30℃  60%

ですが天気予報的には、最高気温は25℃

と言うことは 

25℃ 81%

梅雨ですね。

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サーモンいろいろ

いきなりですが、酒飲みが外食すると結構高く付きます。

食事代と酒代が逆転する事も・・・

で、酒飲みとしては家飲みが増えていきます。

でもって、つまみは自作。

という流れで、料理は作れるようになりました。

さてここ最近は、サーモンが気に入ってます。

うどん県では最近「讃岐さーもん」が期間限定(4~5月)で販売されていますが、

これがなかなか美味しかったのです。

ここからちょっとうんちく。

サーモンの養殖がうどん県で始まったのは、東日本大震災がきっかけ。

震災で東北沿岸部のサーモン養殖場が大打撃を受けたのですが、

困ったのは沿岸部の当事者だけではなく、内陸部の稚魚生産者も同様。

販売先が壊滅して、出荷が出来なくなったのです。

そこで被災地支援という事もあり、2011年の冬から養殖を開始したそうです。

さすが魚養殖の生誕地(日本初のハマチ養殖は、うどん県)!!

 

さてそれまではスモークサーモンを買う事もあったのですが、

生をアレンジする方が良い気がして、いろいろと作ってみました。

カルパッチョです。

たたき風な感じ。

こちらはソテーですね。

カナッペで食べやすく。

 

サーモンは生ならば塩+酢なのですが、ちょっと火を通したら塩+甘い味付けが合う気がしています。

マスカルポーネチーズ、メープルシロップ、バルサミコなんかにアーモンドを混ぜる事が多いです。

後、外せないのはディル。

それまでディルを使ったことは無かったのですが、これがまた合います。

ディルがスーパーにあったら、サーモン買おうかなと思うくらい。

・・・全部ディルがかかっているので同じ料理に見えてしまいますね(笑)

 

讃岐さーもんの話に戻りますが、

期間限定なのはサーモンが寒い地域の魚だから、夏の養殖に不向きなためだそう。

そこまでして魚育てるのは、やはりお国柄ですね。

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快適な室温は季節で変わる

温度をコントロールする機器は一杯あります。

ですが、フルオートと言うのは無いですね・・・多分。

その理由は、設定温度にあるのかも知れません。

夏期  27℃  冬期  22℃

一方、湿度はどうかというと

夏期  40%   冬期  50%

とすると絶対湿度目標は、

夏期  8.89g  冬期 8.23g

となって、あまり変わらないのですね。

 

何が言いたいかというと、エアコンにはいろんなモードがあります。

冷房 暖房 除湿

で季節によって、それぞれ必要です。

冷房の24℃と暖房の24℃は意味が違うためですね。

ですがデシカは一つでOK

それは調湿モード

実際リモコンには、調湿 加湿 除湿 換気 の4モードがあるのですが、

誰がどう考えても調湿しか選びません。

何故なら調湿モードにしておけば、加湿、除湿、換気を自動で切り替えてくれるのに

わざわざマニュアル運転する人はいないでしょう。

メーカーの技術の人も同意見でした。

 

これは、

温度は季節によって快適な温度帯が変わっていくが、

湿度は絶対湿度で考えれば、比較的一定

だからだと思います。

 

昨年デシカと暮らしだしてから、

冬の間は21~22℃が快適でした。

その後、春になると室温が上がりだし、現在は26℃前後が快適です。

これって何か不思議な感じがしてます。

例えば間を取って、24℃に調節したらどうでしょうか。

多分24℃の室温は、冬なら暖かすぎるし夏なら冷えすぎていると感じるのでは?

想像するに、外気温と大きな差があると体がびっくりするのかと。

慣れってありますよね。

30℃になった瞬間は、結構暑く感じても、それが続くと体が慣れる。

同じ理由で

24℃自体は快適でも、真夏には寒く感じるし、真冬には暖かすぎる。

建物から出なければ慣れて快適なのでしょうが、そういう訳にもいきません。

感覚の微妙な所ですね。

もちろん室温24℃が快適な時はあります。それは春と秋です。

 

室内の快適温度は外気温によって変化するが、湿度は絶対湿度で考えるとあまり変わらない。

という気がする今日この頃です。

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CACICOウォールのひと手間

最近CACICOウォールのネタをアップしていませんね。

ですが、仕事はしています(笑)

と言うことで、CACICOウォールならではの特殊な工事をご紹介します。

それは外壁に設備を固定するための下地造り。

材料はステンレス製のエキスパンドメタル。

施工場所によってサイズはまちまちですが、これを外壁の中に仕込みます。

 

CACICOウォールは構造体の外側に断熱材を貼って、そのまま仕上げをする構造。

なので、外壁に「何か」を固定するのが苦手なのです。

重量の重いものや負荷がかかるもの、

例えば後付け庇、テレビアンテナ、洗濯金物などは、

加重によって断熱材自体が陥没してしまうので断熱材と同じ厚みの下地を埋め込みます。

緑色の箇所がそうです。下地である木材を取り付けた後、もう一度防水しています。

これは、木材自体の保護にも繋がります。

因みにこの大きな下地は、オーニングテントを取り付けるため。

 

逆に軽量なものの下地はとても特殊です。

ようやく先述のエキスパンドメタルの登場。

まず軽量なものとは何かというと、

照明器具、エアコンの配管、樋の取り付け、防水コンセント・・・

結構いろんな種類があります。

これらを外壁に固定したいのですが、

CACICOウォールにはビスの保持力がありません。

いわゆる「ビスが効かない」というやつです。

住宅街壁で圧倒的なシェアがある、窯業系サイディングはそれなりにビスが効きますが、

CACICOウォールは全くダメ。

なので何も考えずに施工をすると下地に固定するしかなくなります。

ですが、それが怖いのです。

 

一般の外壁は「通気工法」と呼ばれる15~18mmの空間が、外壁と防水層の間に存在します。

これは外壁の裏側に雨水が廻った場合の排水経路でもあります。

一方、CACICOウォールはその隙間が1~2mm程度と、ほとんどありません。

隙間を開けすぎると、断熱効果がなくなりますから当然なのですが、

結果として「イザ」と言う時の備えが弱くなります。

15~18mmと1~2mmの隙間。どちらの排水能力が高いかと言えば、

当然15~18mm。

 

なのでCACICOウォールは、防水層に傷を付けない工法を選択しています。

当然ながら、設備機器を取り付けて防水層を痛めるのも避けたいと。

ようやくひと手間の理由に辿り着きましたね。

 

さてエキスパンドメタルを埋め込む方法です。

まずは関係の業者さんに下地の場所を指定してもらいます。

黒いマジックがエアコンの配管下地。赤いマジックが縦樋の固定位置。

で、このラインを狙って、

断熱材の表面を熱線で削って溝をつきます。

その後、先ほどのエキスパンドメタルを埋め込みます。

いやぁ、我ながら手間かけていますね。

こんな事しているの、全国的にも珍しい自信があります。

梅雨の季節がやってきました

梅雨の季節ですね。

外気温が低いので、早朝のムシムシ感はありません。

今朝(6/18)の状況です。

外気 22.1℃ 湿度90%

室内 26.3℃ 湿度43%

 

絶対湿度は、

室外 15.06g

室内  9.17g

この15.06gと言うのは、非常に多湿です。

これが室内に入ってくると、

室内の相対湿度は、69.96%

約70%!!

これは厳しい値ですね。

室温が高くないので、冷房のついで除湿もできません。

この時期はデシカの本領発揮ですね。

デシカは温度ではなく、湿度をコントロールする換気装置。

エアコンは、快適な温度帯での除湿が一番苦手。

デシカは、それこそが得意なのです。

その証左として、洗濯・室内干しは無問題。

梅雨を快適にする装置として、デシカには花丸をあげたいですね。

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冷暖房の未来

最近の高性能住宅の売り文句は、「エアコン一台で家の中が涼しい」です。

暑い時期、2階のエアコン一台を稼働させれば家中が涼しい。

確かに、高断熱+ダクト式熱交換換気扇が前提であれば十分可能。

 

これと対局なのが「全館空調システム」。

エアコン一台でOKなご時世に、オオゴトな感じがしますし、実際導入コストもかかります。

 

ですがこの2つのシステム、実はよく似ています。

全館空調システムは、ダクト式エアコンに24時間換気を組み込んだもの。

エアコン1台で夏涼しいシステムは、ダクト式24時間換気とは別にエアコンを付けるもの。

 

どちらもエアコンだし、どちらもダクト式配管。

ただし、

全館空調は全てがダクト式。

エアコン1台システムは、換気だけがダクト式。

 

どちらもダクト式なら、コストも変わらない気がしますよね。

ですが、「換気の必要風量」より「冷房の必要風量」が圧倒的に多い。

と言う理由で、エアコンのダクト式は大がかりになってしまうのです。

 
 
原因は住宅側の断熱性能。
 
今でこそ、「高断熱」という言葉は当たり前になりましたが、それは比較的最近の話。
 
全館空調をうたう以上、
 
「家の断熱性能が低いから、エアコン効きません」
 
とは言えないため、どうしてもエアコンを高馬力にする必要があります。
 
つまり現行のダクト式エアコンシステムは、低性能な住宅を対象にした大袈裟システムなのです。
 
 
 
換気装置の風量を「冷暖房」するだけで快適住宅を構成することは可能。
 
ですが現状建築されている家の大部分は、性能がそこまで達していません。
 
 
繰り返しとなりますが現在の全館空調は、
 
ダクト式エアコンのシステムに、24時間換気をくっつけています。
 
ですが、これからの全館空調は、
 
24時間換気のシステムに、エアコン機能をくっつけるべき。

なのです。
 
エアコンと換気の風量差は、最低でも4倍あるそうです。
 
つまり通常のダクト式エアコンでは室内に強い風が発生します。
 
(風速を落とすには、配管ダクト径を大きくするしかないのですが、それがまた高コストとなります)
 
室内の「風」は温度ムラの原因ですし、直接人体にあたれば不快です。
 
 
住宅の性能が高ければ、冷暖房において少ない熱量で済みます。
 
少ない熱量と言うことは少ない風量、つまり風速がゆっくりで良い。
 
という関係なんですね。
 
 
エアコン1台システムは、過渡期の手法としては悪くないです。
 
(と言うか、他に選択肢がないとも言えます)
 
ですがオーディオルームのように独立した部屋の温度はコントロールできません。
 
それほど極端ではなくても、子供部屋が複数あって各自のプライベートを守りたい。
 
という間取りであれば、うまく冷暖房が効かないでしょう。
 
 
風量1/4で快適な高性能住宅の普及が先か、換気システムにエアコンを取り付けるのが先か、
 
鶏が先か卵が先かみたいな話ですが、見合ったまま、時間だけが過ぎていくのは勘弁して欲しいですね。
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ミルクフォーマーの世代交代

長年使っていたCREMIO(クレミオ)という、ミルクフォーマー(ミルク泡立て器)がお亡くなりになりました。

で、ちっょと使いづらい面もあったので、いろいろ調べた結果、新機種を導入。

それが、NESPRESSO(ネスプレッソ)のAEROCCINO3(エアロチーノ3)という商品。

ネスプレッソは、カカプセルコーヒーのメーカーですね。(一杯型コーヒーマシン)

では、新旧の揃い踏みです。

右側が、今まで使っていたクレミオ。形状から解るとおり、基本が電気湯沸かし器です。

裏面には「電気牛乳湯沸かし器」という表示がありました。

一方のエアロチーノ3は、取っ手もなく、水筒のようです。

さて、クレミオで気になっていたのは、この回転部です。

ふたの裏側からシャフトが伸びて、かき混ぜる形状なのですが、

連続して使う時の置き場に困る。

回転部に漏水の可能性がある。

分解清掃ができない。

という欠点がありました。

一方のエアロチーノ3はと言うと

こんな感じで、シャフトがありません。

ポイントは、これ自体が磁化されていること。

どうやって使うのかというと、

筒中の、凸部分に置くだけ

こんな感じですね。

で、磁力を使って、独楽のように回転するのです。

なので漏水の心配もなく、連続使用にも適し、掃除も簡単。

先ほどの懸念が全て解消しているのです。

これから使うのですが、何か「良い予感」がします。

 

さて、少し脱線して、一杯型コーヒーマシーンの話をします。

アメリカでは、すごく人気があるそうです。

日本人から見ると「割高」な感じがするのですが、アメリカでは結構な伸び率で、

その余波で、何と「コーヒー豆の売り上げを冷え込ましている」そうなのです。

何の事か解らないですよね。

一杯型コーヒーマシーンが増えすぎて、コーヒー豆の使用量が減った?

コーヒー豆のバイヤーさんの意見があったので拝借します。

コーヒー市場は台所の流しという最上の消費者を失ってしまった

と言うことらしいのです。

アメリカのレストランでは、「わんこそば」の勢いでコーヒーを注がれますが、

それは自宅においても同じらしい。

10杯だてのコーヒーサーバーに満タンに作って、余りは流しに・・・

だけど、一杯だてのコーヒーメーカーならば、流しに行く量が激減。

当然ながらアメリカでも一杯だては割高なので、消費者は使用量自体を節制。

すると結果、コーヒー豆の使用量が減ってしまったと。

「食料の無駄」が解消されたので、喜ぶべき事なのかも知れませんが、

「消費者の負担額」は上がっているようなのです。

従来方法で、「飲むだけ淹れる」が、自然にも財布にも一番優しいのかも知れません。

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