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2016年10月のアーカイブ

快適すぎる環境とは? その1

前回の続きです。

快適が悪いのではない、快適すぎるのが良くない。

何か禅問答みたいですけど、これを反証してみます。

具体的には、

あるレベル以上の快適は贅沢 

とか

あまりに自然環境と離れると、外に出られなくなる。

ぐらいの意味でしょうか?

始めに、あるレベル以上の快適は贅沢という場合ですが、

これはお金の問題ですね。

なので

「快適すぎる」のが悪いのではなく、「快適すぎる」にかけるコストが悪い。

だと考えます。

これは、「ひ弱な子供になってしまう」という初めの趣旨からずれるので違います。

もう一つの方。

あまりに自然環境と離れすぎると、外に出られなくなる。

こちらの方を、検証してみます。

自然環境と離れるとは、具体的に何を指すでしょうか?

これは素直に考えると温度です。

 

ちょっと、話が逸れますがお付き合い下さい。

環境省の考えるエアコンの推奨設定温度というものがあります。

オフィスの温度設定なんですが、夏28℃、冬20℃が推奨。

これ、なかなか厳しいです。

室温が正しくこの状態ならばともかく、

これがエアコンの温度設定であって、室温では無い事が大問題。

この点を百歩譲ったとしても、上記温度で快適でいるためには

室内の温度ムラが少ない。

湿度が適性にコントロールされている。

という条件が必須なんですね。

どちらも高断熱な建物でないと実現できないのですが、

今回は湿度について考えます。

同じ28℃と言っても

28℃で、60% →絶対湿度 14.2g

28℃で、50% →絶対湿度 1.1.8g

28℃で、40% →絶対湿度  9.4g

湿度によって快適は変わります。

CACICOとしては、絶対湿度が10gを割らないようだと不快、

と言うか、単に汗をかいてしまいます。

つまり

湿度がコントロールされて、初めて28℃でも快適なんですね。

冬は逆が言えます。

空気が乾燥しすぎていると、身体から水分が奪われやすい。

汗をかく、と言う行為は、身体から気化熱という熱を奪うのですから、

寒く感じるのです。

夏は、上手く汗がかけないから、暑い

 →体内の熱を放出できない。

冬は、汗をかきすぎるから、寒い

 →体内の熱を放出しすぎる

と言う理屈

ただし、冬の汗は、汗をかくことを自覚できません。

なので、「汗をかく」と言う表現よりは、

乾燥によって「身体の水分を奪われる」の方が分かりやすいかも。

ここで言いたかったことは、

湿度がコントロールされていれば、

夏場は少し高い温度でも、冬場は少し低い温度でも快適

と言うことです。

環境省は、間違ったことは言ってませんが、

とても高度な要求である事を自覚して欲しいですね。

長くなったので、次回に続きます。

快適な環境は、ひ弱な子供を作る?

「室内が快適すぎると、子供がひ弱になる」

こんな台詞に時々出会います。

造り手が「言い訳」として発言する事もありますし、住み手が結構真面目に考えていることもあります。

過保護は良くない。

という意味なのでしょうが、「躾」と「環境」を同一視するのは、頂けません。

エビデンスをパシッと出せなくて恐縮ですが、下記のようなデーターががあるそうです。

温熱環境的に、快適な保育所と、不快な保育所を抽出して

厳冬時の幼児の活動量を比較したそうです。

その結果は、快適な保育所の運動量が多く、寒い保育所の運動量が少なかった。

幼児にとって、運動=成長ですから、

発育という面から考えると、快適な保育所の方が、有利と言えます。

犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる。

という歌があります。

子供は、犬じゃなくて猫だ。と言う訳では無く、

家の外と中では、人間側の対応が違うだけなのです。

室外と言うのは、基本移動するとかの「目的」がある訳ですから、活動量に差が出づらい。

しかし室内、と言うのは、「目的」がないことも多いので、

活動を止めた方が体温のロスを防げる。と判断するのだと思います。

先ほどの歌に戻ると、犬も室内に居れば、コタツ(暖かいところ)で丸くなるのです。

CACICOも、子供の時の記憶として、コタツから離れたくなかったです。

トイレに行きたいけど、布団から出たくないとか・・・

そこで改めて反論してみます

快適が悪いのではない、快適すぎるのが良くないのだ。

次回に続きます。

暑くて寒い季節

久しぶりのブログです。

ここ最近、夜間はそれなりに気温が下がるのですが、日中は28℃ぐらいまで上がります。

10月の後半と言えば秋のハズなんですが、日中は、まだまだ夏ですね。

庇などで日射遮蔽を真面目に考えても、この季節はダメですね。

s-IMG_6573_DxO

ほぼ真南、軒の出1mでもこんな状態。

最後はウインドゥ・トリートメント頼みです。

あっ因みに、外付けブラインドは、飛び道具なのでここでは取り上げません。

さて、季節の話に戻ります。

世間では、インフルエンザの流行も始まっているみたいです。

まだ10月なのに、インフルエンザで学級閉鎖 姫路

温暖地域では、季節性とされているインフルエンザですが、

熱帯地域においては季節と関係無く、流行するそうです。

ウイルスってヤツは、ヒトの身体の中でしか増殖しません。

で、人間が恒温動物。つまり一年中体温が一定なのですから、

ウイルス側に季節性がない。と言うのが正しい気がします。

だから、冬にウイルスが元気に活動するのではなく、

冬にヒトの方が、ウイルスに対して弱くなるのですね。

昨今の流感も、日中と夜間の寒暖の差が原因なんだと思います。

この点、高断熱住宅はとても有利。

なのですが、逆の問題が発生しています。

それが室温の上昇。

CACICOも、日中はブラインドを閉じています。

なぜなら

開けていたら、日中に室温が上がりすぎるから。

気候は、年によって変わりますが、

少なくともうどん県。ドンドンと夏が長くなっており、

遮熱、いえもっとシンプルに窓からの日射をどのように遮るか

が、「高断熱住宅の快適」を左右する鍵になると考えます。

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