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2013年9月のアーカイブ

雨のち晴れ

東京の外断熱研修は、二日目が雨でした。

外壁の仕事は、雨に降られるとホントどうしようもないです。

でも、何とか、三日目は晴れ。

いやもう、二日とも雨だったら涙も出ないところでした。

交通費と宿泊費と・・・それ以前に現場が止まってしまう。

施工手順が分からないままでは、左官屋さんは仕事が開始できず。

かと言って教える方も、すぐにスケジュール調整できる訳もなく。

でもまぁ、終わり良ければ全て良しです。

最終日は、中身の濃い研修が出来ました。

これが栄えある(?)武蔵境の一枚目です。

断熱材の貼り付けですが、ポイントは接着用の樹脂モルタルの塗り方です。

コテに大量のネタを蓄えるのがコツです。

写真で先生が指さしている箇所ですね。

それで、うまくコテの角度をコントロールできると

きれいな櫛目が出来るのです。

 

話は変わりますが、本邸は気密測定において過去最高値が出たそうです。

詳しい数値は失念しましたが、C値0.2台という事。

CACICOの塗膜防水が、気密にも十分貢献できて、二重の喜びでした。

無塗装サイディングと漆喰仕上げ

漆喰(しっくい)メーカーさんとの会話です。

室内の仕上げ材を作っていたメーカーさんが、今春から外壁の仕上げ材を始めたとの事。

それも汚れない漆喰!!

漆喰は「汚れやすい」というイメージを持っていたものですから、結構ビックリです。

一度サンプルをもらって試してみたいですが、今日のネタは、「汚れない漆喰」自体のお話ではありません。

その下地についてです。

メーカーさん曰く、「外壁の下地で良いものが無い」と言うのが会話の始まり。

これは少し説明が要りますね。

外壁の仕上げが塗りの場合、問題となるのはクラック(ひび割れ)です。

汚れも問題ですが、このメーカーさんの場合、そこは自信ありなので、今回は触れません。

建物は、風や地震で揺れたりねじれたりし、そのひずみがクラックに繋がります。

全体の問題なのですが、現実には「どこに」責任があるのか?という話になります。

仕上げ材メーカーは、下地の責任。

と言い

下地担当者は、仕上げで対応してくれ。

と言い、

水掛け論になりがちです。

特に、漆喰の場合は弾性がありませんので、ひび割れに関しては、ぜひ下地で頑張って欲しい。

というのは分かります。

一般的にはモルタル下地を薦めたいらしいのですが、

現実的には「無塗装サイディング」に漆喰を塗りたい。

という希望が多いそうです。

サイディングは、住宅の外壁として一番普及しているため当然の話ですが、

それはそれで別の問題が発生しているようです。

下地の継ぎ目が見える。という意匠上の問題もありますが、

一番はサイディングの防水が問題となるそうです。

住宅の外壁(サイディング)で防水が問題

と言われるとビックリされる人もいるでしょう。

ですが、サイディングが水に強いかどうかは、、材料自体ではなく表面塗膜の性能なのです。

つまり「無塗装サイディング」という商品は、「防水処理前サイディング」なのです。

正確には、シーラー処理(塗装の前処理)のみを施した状態。

「無塗装サイディング」の一般的な仕上げとしては、「吹き付け塗装」が多いのですが、

その場合は、塗装の皮膜がサイディングの防水です。

*住宅の防水ではありません。あくまでサイディングの防水。

 

さて、一般的な吹き付け塗装の材料は樹脂塗料がベースなので、

透湿性は無く、水も染み込みません。

翻って、件の「汚れない漆喰」です。塗料とは反対で、

透湿性が有り、水自体が染み込みます。

つまり、「無塗装のサイディング」に「漆喰」を塗ると、

サイディング自体の耐久性が損なわれる可能性があるらしいのです。

 

で、お待たせしました。ようやく本題です。

そこで着目されたのが、CACICOの防水と言う訳。

「汚れない漆喰」が必要としているのは、防水性と付着性。

どんなに防水性能が高くても、漆喰が付着しないようでは下地に適しません。

逆を言えば、その二点がクリアされたら、

CACICOの防水が、「無塗装サイディング+汚れない漆喰」の救世主になる可能性があります。

もちろん、サイディングより「断熱材+モルタル」が下地としてお薦めではあるのですが、

何事も、急に変化はしていかないものです。

漆喰仕上げのお手伝いが出来れば、CACICOとしてもうれしい限りです。

外断熱・現場研修 in 東京

外断熱・現場研修のゴールが見えてきました。

山口→香川→東京というツアー日程の最後は東京の武蔵境です。

で、まずは室内でスターター造り。

スターターとは、熱に弱い断熱材の小口をモルタルで覆う作業です。

何故、スターターと呼ぶのかというと、そこから壁を貼り始めるから。

具体的には、土台水切りの上です。

研修は、いつも新しい出会いがあります。

今回の左官屋さんは、親子で仕事をしているのですが、工務店さんからの信頼は絶大。

社長さんも営業さんも、声を揃えて、「あの二人なら問題ない」と太鼓判でしたが、

その前評判通りの方達でした。

明日からは予定通り、外壁貼りに移れそうな感じで作業が進んでいます。

気密の闇

今月末に、エヌケー建設さんの現場見学会が開催されます。

一般的に「構造見学会」と呼ばれるもので、住宅の中味を見てもらおう、という企画です。

それに先だって、気密検査を行いました。

この「気密」。

日本においては、非常に肩身の狭い立場です。

何故ならば、「高性能な家」という基準はあるのに、そこに「気密」の項目が無いのです。

政治的な力関係で「骨抜き」にされている感じです。

住宅の快適性能は、「気密、断熱、換気」で構成されます。

ですが「換気、断熱」と「気密」には、評価手法に大きな違いがあります。

それは

気密が、「現場での検査」でしか評価できず、

断熱と換気は、「図面と計算」だけでしか評価できない。

からです。

ちょっと分かりづらいですね。

 

気密は、図面にどんな数値を書いたとしても意味がありません。

今回の写真のように検査をするしかないのです。

一方、換気と断熱は、気密のように現場で測定が出来ません。

(大がかりな実験棟であれば別ですが・・・)

なので断熱の仕様と図面を元に計算するしかありません。

気密に話を戻しますね。

「気密」を義務化する、という事は、建物を全棟気密検査するのと同じ意味なのです。

それは良くない。と考えた人がいるのでしょうね。

「答えが出てしまうのは良くないと」

 

書類だけで「性能」を決めたい人にとって、

「気密」と言う項目がとても邪魔だったのでしょう。

簡単に実測できるのに、義務化されない気密。

でも、本当に「気密」は大切です。

以前まとめていますので、ぜひリンクをご覧下さい。

鍵泥棒のメソッドと半沢直樹

写真は「鍵泥棒のメソッド」という映画です、

堺雅人と香川照之が主役。

って、「半沢直樹」の企画者は絶対この映画を見て役者を決定したと思います。

今回のネタはそれだけなんですけどね。

この映画は内田けんじ監督の作品なんですが、

彼は「ものすごーく」良い脚本と丁寧な演出が特徴です。

特に前作に当たる「アフタースクール」は、絶品でした。

そう言えば、この作品にも堺雅人は出演していました。

この映画を見たいなぁ、と思われた方は、是非「あらすじ」や「予告編」などの事前情報を入れないで下さい。

絶対、その方が楽しめます。

で、堺雅人ネタで行くのであれば、「ゴールデンスランバー」や「ジェネラルルージュの凱旋」も役者&映画共に良い出来です。

上記に上げた作品は、どれも面白い映画でした。

彼は出演する映画を選んでいるのでしょうね。

半沢直樹は見た事が無いので、そちらのコメントは出来ないのですが・・・

あっ、そう言えば今日が最終回だったのですね。

とうとう、観ずじまいでした。

技術を広めたい

高松で湿式外断熱の現場研修を行いました。

目的はスキルアップです。

今年になって、少し(笑)仕事が増えてきましたので、スピードアップを兼ねての研修です。

「事件は現場で起きているんだ」(もう古いですかね)

ではないですが、ホント、現実の「収まり」には、幾通りもの正解があります。

ですので経験を積み上げるしかないのですが、「知恵」はあって困る事はありません。

という事で、湿式外断熱のインストラクターに来県してもらい、一緒に仕事をしました。

彼(インストラクター)とは、ここ一月の間で、山口→香川→東京と3カ所で研修を依頼しており、

今回はその中間地点にあたります。

木造における一般的な湿式外断熱とCACICOの外断熱は、大きな差違があります。

それは断熱材の固定方法です。

一般(多数派)は

ドレインラップ(透湿防水シート)+ビスによる断熱材固定+塗り壁

CACICO(少数派)は

ガーディアン(塗り防水)+接着による断熱材固定+塗り壁

という訳で、「下地」の処理方法が全く違います。

これは一重に「防水層に穴を開けるかどうか」による選択なのですが、

「ビスによる固定」と「接着による固定」には、技術の簡便さに大きな隔たりがあります。

 

「ビスによる固定」は、大工さんや外壁屋さんであれば、自身が普段していた作業と似ています。

ですが、

「接着による固定」となったら、誰もが初めての作業。

なので、

誰が行っても、はじめは「効率が悪い」仕事なのです。

なおかつ

仕事数が少なければ、いつまでも熟練度が上がらない。

という悪循環すら想定されます。

つまり

CACICOの外断熱工事をできる業者さんが少ない。

のです。

しかし、CACICOでは「接着による固定」が、防水と耐久性の観点から、正解だと思っていますので、

何とか、この工法を広げたい!!

 

ですから、

「興味がある」人には、「どんな地域」であろうともお邪魔して技術指導行っています。

 

さて、香川県の皆さん。

このCACICOの外断熱工法を見ていただける機会ができました。

今月末の28,29日に、エヌケー建設さんの構造見学会が決定したのです。

次回は、そのイベントの告知をリリースしますので、是非是非、その目でご覧下さい。

③ダクト式全熱交換システムの導入 その1

少し間が開いてしまいましたが、「住宅を快適にするコストのかけ方」の続きをお送りします。

前回まで、

①足下の断熱強化

②気密の確保

と、ご説明をしてきました。

今回は三つ目として、「ダクト式全熱交換システムの導入」の話をします。

24時間換気が、建築基準法で義務化になっているのは、ご存じかと思います。

これ、「温熱環境の改善」ではなく、「シックハウス対策」が目的です。

ですがCACICOとしては、このシステムを使う事により、温熱環境の改善が出来ると思っています。

換気システムは、大きく分けて「局所換気」と「全体換気」に分類されます。

で、この2つ、どちらが良いかという話なのですが、圧倒的に「全体換気」がお勧めです。

タイトルのダクト式とは、「ダクトを使った全体換気」の事なのです。

この2つを噛み砕いて表現します。

局所換気は、「部屋事の換気」

全体換気は、「家を1つの部屋としての換気」

と言う意味です。

で、さらに温熱環境の面から読み替えると

局所換気=「部屋事の換気」=「部屋事に温度が違う」

全体換気=「家を1つの部屋としての換気」=「家内部の温度を平均化」

という関係性になります。

「室温」と言うのは、「室内の空気温度」です。

この温度は、空気が移動する事でしか移動しません。

で、建物内で、ある部屋から別の部屋に空気を移動させる方法。

これが非常に難しい。

一番簡単な方法は、窓を開ける事です。

ですが、この方法は外気が快適な時だけに限定されます。

暑い夏に、リビングの冷えた空気を他の場所に「お裾分け」する方法としては、適しません。

送風機(サーキュレータ)はどうでしょうか?

これは一部屋内の空気をかき回すには、役に立ちます。

天井扇なんかが良い例ですね。

ですが、間に廊下や扉(間口が狭い)が存在する場合は、役に立たないでしょう。

そこで24時間換気の登場です。

ダクト式の基本は、

「居室空間で給気」→「ダーティーゾーンで排気」

という空気の流れを作る事です。

ダーティーゾーン。と言うと特殊な感じがしますが、日本語で言えば「空気が汚れる所」という意味。

つまり、キッチンやトイレ、脱衣所等を指します。

住宅内で、空気を動かすためには、ダクト式換気システムが最も適しています。

なお、メーカーによっては、1階と2階を別々の機械を使うタイプもありますが、あまり賛成できません。

何故ならば、家中の空気を一カ所に集めて再分配する。

という原則から外れるからです。

2階建ての建物は、どうしても2階の空気温度の方が高くなります。

本来は、その空気を1つにまとめて、1,2階とも同じ温度で各居室に戻したいのです。

それなのに、1階と2階の換気装置が別々と言う事は、2階の空気温度は2階だけで、

1階の空気温度は1階だけで循環する事になります。

温熱的な優劣を付ければ

局所式換気<1,2階分離型換気<全体式換気

という関係でしょうかね。

もっとも一台の機械で対応できない程、家が大きい。という場合はその限りではありません。

鉄道大国・日本のぶっちぎり感

新幹線がすごい。というような話ではありません。

そのぶっちぎり感を、ぜひビジュアルで見てください。

下記は、「世界の駅」、年間乗降者数のランキングをグラフにしたものです。

ぶっちぎり!!

とは、こんな時に使う言葉です。

名前だけ拡大してみますね。

ネタ元を探してみたのですが、見つかりませんでしたm(_ _)m

ですが、まぁ新宿駅が一日の乗降客でギネス認定(360万人)を取っているのは有名な話なので、

まんざら「うそ」ではないと思います。

以前、鉄道を発明したのは英国だが、鉄道網を発明したのは日本だ。

という文章を読んだ事があるのですが、さもありなん、という感じの結果です。

特に「乗降客」と言うのがポイントですね。

この方式では、実は人数の全てがカウントされません。

新宿で乗った人と降りた人だけ。つまり改札を通った人の数です。

どういうことかと言えば。

「JRと私鉄」乗り換えはカウントできても、「JR同士」の乗り換えはカウントされません(多分)。

例えば私が今回、施工研修として東京に行った例で話しますね。

羽田空港から京急線で、品川へ。

そこで乗り換えて、JR山手線で新宿へ。

その後JR中央線に乗り換えて、武蔵境に行ったのです。

私は、羽田と品川と武蔵境では乗降客ですが、

JR同士で乗り換えた「新宿」では、数にカウントされていない。

つまり、今流行の「駅ナカ」人口は、この統計以上に多いのです。

 

毎日の暮らしは家で完結する事はありません。「移動」が前提なのですが、

この統計から分かる事は、

日本という国は移動に関して「鉄道」に多くを依存している。

という事。

では、そうではない諸外国は、何に依存しているかというと

「自動車」です。

鉄道と自動車。どちらがエネルギーの消費量が少ないかは、

一度に何人の人が乗車するかによって変わります。

移動する人が一人しかいないのであれば、鉄道より自動車でしょう。

ですが、「駅ナカ」ナドという商圏が存在する程の活況を呈した場合、

鉄道のエネルギー効率は自動車のそれとは比べものになりません。

もちろん、そんなのは都会だけの話だ。

とは言えますが、逆に言うと、諸外国は「都会ですら」その様な状態を作れていないのです。

香川県民である私自身は、普段の足に鉄道を使う事はありません。

私の生活には、不便だからです。

でも、鉄道を使う方が便利である地域を、「東京」、「名古屋」、「大阪」と3つも持っているのは、

「世界で日本だけ」なんですね。

何せ日本が22位以上をすべて独占しており、23位に始めて「パリ北」が入るのが現実。

都市における「移動」のエネルギー効率は、日本がぶっちぎりで一番。

というお話でした。

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スピッツの新譜(^^)/

オリンピックですか?

という勢いでしか発売されないスピッツのアルバムがリリースされました。

無人島に1枚しかCDを持って行けない。

という条件で音楽を選べ。と言われたら。

スピッツの「どのアルバム」にしようか?

と悩むぐらい好きです。

特にボーカルの草野マサムネ氏は、変態的に歌詞がすごい。

で、それをメロディーに乗せるのもうまく、

バンドとしての完成度もしゃれにならない程良いと思います。

最近は「おバカな発言」をして晩節を汚している人をちらほら見ますが、

彼は、死ぬまで変わらないだろうなぁ。

とか思うくらい、安定していますね。

写真は、開封前。

ながらで聴くのは勿体ないので、夕食後のお楽しみとしてとっておきます。

施工指導 in東京

先日、前振りが長くて話が出なかった、施工指導です。

施工手順は、大きく

①防水

②断熱材貼り

③モルタル下地

④仕上げ塗り

です。

③と④は、比較的メジャーな手法。

なので材料の特性をお話しするぐらいで良い場合もあります。

ですが①と②は、現場でいろいろとお伝えしたい事があるのです。

特に②の断熱材貼りは、「施工をしない」私では、カバーしきれず専門家を呼びます。

さて、今回は①の防水の指導です。

CACICO外壁の「肝」でもありますが、それほど難しい作業ではありません。

特に今回のように「塗装業者」さんが入った場合は、「材料が変わったのね」という程度の話しだったりします。

室内で壁を塗装する工事を「単純化」したものという感じなのです。

ですが外壁の下地として塗るとなると、事前準備的なものが、透湿防水シート施工とは、「いろいろ」と変わります。

その辺りのチェックも含めて、初めての時は、必ずお邪魔するようにしています。

透湿防水シートとの一番大きな違いは

シート貼り→下地が無くても施工できる

塗装防水→下地が連続していないと施工できない

と言う事につきるのですが、具体的に挙げていくと多くの違いがあったりするのです。

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