CACICOブログ HOME > アーカイブ > 2014年3月のアーカイブ

2014年3月のアーカイブ

冷房の未来 の続き

全館空調システム。

と言えば、豪邸というイメージありますよね。

私もシステムを見たことがありますが、本体も大きければダクトも太い。

いや、それは普通の家には導入しないよね。という感じがあります。

さて、少し話を戻して、冷房の問題点、の話をします。

まぁ、温度をコントロールするには、それだけの風量がいるんだよ。

と言うことなのですが、

実際どれくらいの風量かというと、メーカー曰く、換気の6倍必要とのこと。

一般的に換気のダクトは口径10㎝が多いです。

メーカーによっては、施工性とコストを考慮して5㎝の場合もありますが、あまりお勧めしません。

それだけ風速が上がりますからね。

なので10㎝を基準に考えてみます。

算数の世界なので、私でも何とかついて行けます。

10㎝ダクトの面積は、5×5×3.14=78.5

その6倍あれば、風速を上げずに済む訳です。

必要面積は471

なので逆算すると、24.5㎝の直径が必要です。

これ、全館空調システムがデカイ!!理由です。

もちろん、吹き出し口も同様に大きくする必要があります。

さて、ここで暖房のことを思い出してください。

これって、床暖房における、高温式に該当するのではないか?

と思うのです。

断熱、何それ美味しいの?

と言う時代の名残で、大量の送風が必要不可欠としています。

何故ならエアコンの性能表には、建物の性能なんか表記していませんから。

つまり14畳って書いてあったら、どんな条件下でも、14畳冷やしきる能力が必要なのです。

床暖房に低温式があるように、エアコンでも高性能住宅向けが欲しいのです。

あっ、サイズの小さなエアコンを使えば良いのではありません。

もちろん、単独のエアコンを買うだけなら、それで良いのですが。

今のエアコンは、風量と冷房能力が切り離せないようになっているのがポイントです。

もう一つ、エアコンの風が気になる原因があります。

それは、一箇所で給気と排気をしている事です。

エアコンは、下から吹き出して、上から給気する方式。

一方ダクト式換気システムは、対角線上に給気と排気を設定できます。

特にダクト式になると、それが家中のいろんな場所に分散します。

このシステムの差が、風を感じる理由だと思うのです。

24時間換気は、2時間で1回、居室の空気を入れ換える事ができるシステム。

ならば、その吹き出し側に、ちょっとだけ温度を下げる仕掛けを付けたいのです。

ですが、現実問題としてエアコンメーカーに、

「24時間換気とエアコンを組み合わせて」

と依頼したらどうなるか?

回答は

24時間換気の6倍の風量を(必要・不要に関係なく)流し続ける事になります。

これでは、いくら24時間換気システムと言っても、風を感じてしまうでしょうし、何より無駄です。

つまり、風量の力関係

「24時間換気にエアコンを組み込む」

のではなく、

「エアコンに24時間換気を組み込む」

ことしかできないみたいなのです。

しかもそのエアコンは、高温式床暖房と同様、風量的にオーバーパワーなもの。

家全体が相手なので、14畳タイプでは風量不足で組み込めず、天井カセットタイプが出てきます。

24時間換気に、14畳200Vエアコンを取り付ける。

住宅が高性能であれば、それだけで快適なシステムになると思います。

メーカーさん如何ですかね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

冷房の未来

未来シリーズ・・・

ではないのですが、先日暖房の話をしたので、冷房の話を。

冷房は、ある意味シンプルです。

エアコンしかありませんから。

ただ、このエアコンもなかなか奥が深いのです。

小ネタを話すと、エアコンを買うのであれば、14畳タイプで200V仕様がお勧めです。

同じ機種でもエアコンは、クラスによって性能が変わります。

一番性能が良いのが、14畳タイプ。

これより大きくなると、☆マークが、気持ちよく減っていきます。

で、このタイプだけ100Vと200Vが混在して販売されています。

12畳タイプ以下は、100Vのみ。

16畳タイプ以上は、200Vのみ。

なんですが、何故か14畳タイプだけは併売なのです。

で、この2つを較べると、必ず200Vの性能が良い。

設備側としては、コンセントの形状が変わるだけ。

ですから新築される方は、エアコンのコンセントは200V指定をお勧めします。

さて、本題に。

エアコンのマイナスとは、暖房の時にも話をしましたが、「風と除湿」。

ですが、夏場は除湿が問題になりません。

どちらかと言うと、除湿だけして欲しいぐらい。

なにせ、除湿モードが付いているぐらいだから。

でも、冷房と除湿は切り離せません。

ですから、温度を下げずに除湿のみしたい人向けに、再熱除湿と言って、

下がった空気温度を暖めるというシステムすらあります。

さて、除湿が問題でないとすれば、残りは風です。

どんな性能が良くても、空気暖房である以上、風は起こります。

しかも各部屋1台となれば、吹き出し口での風速は、結構なものです。

これを、押さえることができれば良いのですが、エアコンとしての「必要風量」がある以上、

風速を落としたければ、吹き出し口を大きくするしかないのです。

でも、エアコンを大きくすることなんかできませんよね。

では、どうすれば良いのか?

24時間換気が義務化されているのだから、その換気経路にエアコンを組み込むのが良いと思います。

それって、全館空調って言いますね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

アメリカ研修旅行

何故か三月末は研修旅行が多いようです。

知り合いの工務店さんも、ヨーロッパ方面へ旅立ってます。

私も一社お誘いを受けたのですが、今回はアメリカに来ています。

ちなみに、日本とは13時間ほど時差があります。

ですので、このブログを書いているのは、日曜日の真夜中です。(高松は月曜日の昼過ぎ)

何故、アメリカ?

高性能住宅と言えば、ドイツというイメージがあります。

イメージと言うのは、悪いですね。

確かにドイツの建築物は、いろんな意味で最先端。

学ぶ点も非常に多いです。

ですが、今回はアメリカ。

まぁ、今回などともったい付けるほどの回数は行っていませんが、アメリカに興味があります。

その理由は、大きく二つ

① 木造の湿式外断熱としては、最先端(ではないかと思っている)

② 気候風土が、日本と類似している地域がある。

CACICO外壁のキーでもある塗り防水は、アメリカ製。

以前stoというドイツメーカーと話をしたことがあるのですが、stoも塗り防水はアメリカ製。

との事なので、最先端の「アメリカ」を見たかったのです。

惜しむらくは、食事の美味しい所が嬉しいのですが・・・

で、早速ホテルで「アメリカらしい食べ物」を頂きました。

飛行機(高松→羽田・・・・成田→シカゴ→ボストン)に、たっぷり乗ったご褒美(?)です。

いや、なかなか美味しかったです。

少なくてもアメリカンエアラインの機内食と較べたら、雲泥の差でしたね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

床暖房の未来 の続き

先日、床暖房の温度設定は、30℃ぐらいが快適なのでは。

と話をしたのですが、この続きです。

ここまで温度が低いと、「床暖房は、必要なのか」という疑問も出てきます。

確かに、条件によっては不要かも知れません。

高断熱と冬場の日射取得をうまく両立させた建物

ですね。

でも、ちょっと不安があるのは、家族の生活が時代によって変わっていくことです。

すいません、分かりづらいですよね。

家族と言っても、時代により、構成人数が変わっていきます。

で、人数が多く&室内の滞在時間が多いと、室内における熱の発生も増えます。

人間の発熱は、60Wの電球に例えられます。

(熱量に関しては、いろんな意見があります。ここでは熱源であると言いたいだけです)

なので、家族が5人だと、室内で60W×5をベースに、いろんな活動をします。

料理をしたり、テレビを付けたり、

そこから出る「熱」は、夏場は邪魔者ですが、冬場は大切な熱源。

それが子ども達が独立して2人に減れば、熱量も2/5に減ります。

もちろん、家族数が多くても、昼間は家に人がいない。となるとまた条件が変わります。

何が言いたいかというと、

どんなに家の断熱性能が高くても、「熱」の発生が少なければ寒い。

のではないかと思う訳ですね。

日射取得で頑張っても、天気の悪い日は取得量自体が減るでしょうし。

なので、室内の発熱量が増えない事態を想定して、何かの仕掛けがいるのではないかと。

それが、体温に近い床暖房ではないのかなぁ、と思う訳です。

エアコンでも同じ事が可能ですが、「空気の流れ&乾燥」というマイナスが発生します。

もちろん、床暖房にもマイナスがあります。

これは、「蓄熱暖房」全体の問題でもあるのですが、急な温度変化に対応できない事です。

すぐに暖かくならない。という話ではありません。

逆の心配です。

急に室温が上がった場合、蓄熱を持て余してしまうのです。

寒い日が続くのであれば良いのでしょうが、

香川県を含む第Ⅳ地域であれば、夜は寒いけど、日中は暖か。

と言う日が結構あります。

そんな時、蓄熱暖房の熱量が大きすぎるとどうなるか?

窓を開けて、冷やさないといけなくなるかも知れません。

でも、30℃の熱量あれば、そんなトラブルも解消できる。

そんな気がするのです。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

床暖房の未来

床暖房の歴史を、ものすごくかいつまんで話をします。

床暖房は空気暖房(対流)ではなく、放射と伝導を使って暖房するシステム。

快適な暖房の代名詞のように言われています。

何故かと言うと、空気暖房は(断熱性能が低いと)温度ムラが発生しやすい。

特に天井が高いと、熱気が上部に溜まってしまいます。

一方、床暖房は空気を暖めない。

直接、人を暖める方式なのです。(例えてみれば、日光を浴びている感じ)

で、そんな床暖房ですが、いろんな方式や熱源があります。

それぞれの長所・短所を書き出す根性が無いので、今回はひとつに絞って話をします。

それは設定温度です。(温水式を例に話をします)

床暖房の歴史は、温度低下の歴史でもあります。

昔々の床暖房は、高温式が主流でした。

それは、家の断熱性能が無かったから。

と言うか、「そのために暖房があるんでしょ」という時代があったのです。

そんな時代は、寒さを暖房能力でカバーするしかないので、60~80℃程度の温水を流していました。

(火災を除くと)自然界には存在しないような温度を発生させるのですから、床材は大変です。

ですから、床暖房対応フローリングという名前で、

「高温下でも反りやねじれが少ない」のを売りにした高価な材料もありました。

ですが、建物の断熱性能が向上すると共に、低温式と呼ばれる方式が増えてきました。

温度帯で行くと、40~55℃ぐらいです。

確かに高温式と較べるとだいぶ低くなってますね。

最低温度40℃であれば、ぎりぎり自然界に近くなってますが、と言っても15℃の差があります。

これをどのように使い分けているかというと、

先ほど出てきた家の断熱性能と、敷き込み率という敷設面積のバランスで決まります。

家の性能が高く、敷き込み率が高い場合は低温で良く、

家の性能が低く、敷き込み率が低い場合は高温の設定になります。

これ、どちらが快適なのでしょうか。

当たり前の事ですが、設定温度が低ければ低いほど、住む人の違和感が減ります。

なので、設定温度は低いに越したことがないのです。

これからも、住宅の性能が上がれば上がるほど、床暖房の温度設定は下がります。

そして、その方が「住む人にとって」快適なのです。

個人的には、床暖房の設定温度は30℃ぐらいが正しいと思います。

その温度で快適になる程度に、断熱性能を上げた住宅。

それが、ホントに快適な住宅なのです。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

CACICOの対応

一月ほど前に、ビルの漏水対応は、とても大変

という話をしました。

でもって、CACICOはどうするのか!! とネタを振ってそれっきり m(_ _)m

さて、どうするのか?ですが、やはり全面防水が必要です。

CACICOは木造住宅で、やっているぐらいですので、鉄筋コンクリートでも問題なしです。

で実は、日本メーカーもその辺りを模索しているようです。

例えば関西ペイントさんの新商品があります。

「大規模修繕工事新聞」へのリンクです。

タイトルを転載します。

塗料による外壁クラック補修工法『アレスクラックホルダー』

いや、この新聞の名前がすごいなぁ、と思って取り上げました。

他に理由はありません。

これ、当然ながら、一般紙ではありません。

発行元によると

首都圏の主要マンション管理組合に7,500部直送/

マンションの適正な管理のための管理組合向け月刊フリーペーパー

でそうで、販売すらしていないそうです。

マンションの改修と言ったら、すごい費用が発生しますからね・・・

話が脱線しました。

この商品の説明をメーカーから引っ張ってきました。

同品は、マンションなどの建物改修時に使用する下地調整材で、

ローラー及び刷毛で手軽に施工できるのが特長。高弾性(破断伸張度250%超)を有する他、

追従性、基材への付着性を付与したことで、仕上げ面の割れ発生を抑制する。

クラック表層に弾性防水層(ブリッジ)を構築することで防水効果を発揮する。

 

表現をぼやかしていますが「全面防水して仕上げ材を塗りましょうよ」と言っているような気がします。

この考えは、CACICOとしても同感です。

コンクリートには吸水性があるため、例え漏水に直結しなくても、性能劣化は進みます。

なので、鉄筋コンクリートは一度全面防水してから、仕上げ工事。

というのが、長持ちの秘訣だと思います。

先ほどのフリーペーパーのタイトルにもなっている「大規模修繕」ですが、

マンションでは、長期修繕計画に基づいて必ず行われます。

外壁や屋上の補修が中心で、期間は第1回目が20年後ぐらいに設定されます。

その後も定期的に行うモノですが、一度全面防水をすれば、その後の劣化速度を大幅に遅らせることができます。

もちろん、建てた当初からしているのが理想なのですが、後からでも遅くはありません。

「全面防水」が大規模修繕のスタンダードになって欲しいものです。

あっ、欲を言えば、外断熱も追加できれば完璧なんですけどね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

チタンのコップ

長い間、ブログをサボっていましたm(_ _)m

特に理由はないのですが、一度離れると復帰が難しいです。

それを考えると、日々更新されているブログ主はすごいなぁ、と感心します。

さて、今日は久し振りなので閑話休題ネタから。

新潟燕市のSUSgalleryの真空チタンコップです。

以前から興味があったのですが、なかなか良いお値段の上に、

お安く売っているのを見たことがない。

ですが、高松天満屋の閉店セールで「半額」で販売されていたのを発見。

思わず衝動買いしたのがこちらのコップ。

魔法瓶コップなのですが、飲み口を薄く作っているので二重になっていることに気づかない。

で、使ってまず気づいたのが、いわゆる金属臭がないこと。

腕時計で、金属アレルギーのある人向けに「チタン」のベルトというのを見たことがありますが、

それが体感できました。

さて、もうひとつ気づいたのが、「とっても危険なコップ」である事です。

何が危険かというと、(断熱性能が高すぎて)中味の温度が分かりません。

淹れ立てのコーヒーで、思いっきりやけどしました。

デザインとして取っ手が無いので、手に持った瞬間

「あぁ、たいした温度ではない」と体が勝手に思ってしまうのです。

で、口に入れて

「熱っ!!」

そんなの始めだけ気をつけたら良いだけ。と思っていたのですが、

「冷める」時間も、自分が体験してきたタイミングと、全く違い。

数分後に、また

「熱っ!!!」

と言うことで、寝ぼけた朝の珈琲タイムには「危険」ということになりました。

一方、ビールなどの冷たい飲み物ならば◎です。

結露も一切しないし、我が家的には冬ではなく、夏に活躍するコップですね。

  • コメント(閉): 0
  • トラックバック(閉): 0

ホーム > アーカイブ > 2014年3月のアーカイブ

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る