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2011年11月のアーカイブ
関西パッシブ勉強会に参加
- 2011年11月30日 6:32 PM
- CACICOの毎日
今日はNPO外断熱推進会議が開催している、関西パッシブ勉強会に参加してきました。
大阪まで、高速バスの日帰りツアーです。
この勉強会では、CACICOの1棟目であるO邸も研究対象になっているため、断熱工事の状況を写真を交えて紹介しました。
で、今回の主役は「東大阪の町工場」でした。
CACICOが使っている換気装置は、澄家Eco-Sのハイブリッド仕様という、バリバリの新商品を試験導入したものです。
当然ながら四国は初採用ですが、この機器と、内部のキモである熱交換素子は、どちらも大阪の町工場で作られているのです。
その性能と役割についての話が聞けました。
手に持っているのは、熱交換素子の一パーツです。
この話だけで、NHKのプロジェクトXができそうな感じで、日本一(全熱交換としては、世界のトップレベル)の熱交換効率を達成しているのです。
今、全熱交換と言いましたが、熱交換の方式は、顕熱(けんねつ)と全熱に分かれます。
熱を正確に分類すると、 全熱、顕熱、潜熱 という呼び方になります。
顕熱 空気の温度が持つエネルギー
潜熱 空気に含まれる水蒸気が持つエネルギー
全熱=顕熱+潜熱という関係になります。
簡単にまとめると
①顕熱式の熱交換とは、温度は室温を保とうとするが、湿度は外気をそのまま導入します。
②全熱式の熱交換とは、温度も湿度も、室内を保とうとする。
ドイツでは、湿度が問題にならないため、臭いなどの悪影響がない、顕熱が主流です。
ですが、日本では全熱でなければ、快適が手に入りません。
例)
夏場 室温はキープするが、外部の湿気た空気が入ってくる。 (ドイツの夏は乾燥しているため、室内に入ってきてもOK)
冬場 室温をキープするが、外部の乾燥した空気が入ってくる。 (ドイツはの冬は湿度が高いため、室内に入ってきてもOK)
これでは、快適とは逆の方向に向いています。
と言う訳で、快適な家造りには、熱だけではなく、湿度のコントロールが欠かせない事を再認識しました。
つまり、「性能の良い、全熱交換式の換気装置」が必要で、それは、大阪の町工場で作られているのです。
これも、ひとつの「地産地消」ですね。
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これなぁに
- 2011年11月29日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
床から生えている、金属の棒。
この目的は何でしょう。
実はこれ、金属手摺りの足を支える部品です。
手摺りを付けるとこんな感じになります。
足元すっきりです。
普通は、床に固定するためのビスが見えるもの。
これは、印籠止めと言って、先ほどの筒に手摺りの足をかぶせて固定します。
手摺りの取付は、ミリ単位の精度があって、始めてシンプルな納まりが完成します。
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仕上げ工事開始
- 2011年11月28日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
外壁の仕上げ塗りが始まりました。
というか、実は一日で終了させる予定で、総勢6名の左官職人さんに来てもらっています。
左官の材料と言えば、養生期間と言って、下塗りと上塗りの間を1週間ほど必要。
と思っていたのですが、最新の材料では、1~2日で仕上げに移れるとの事でした。
夕方の写真はありませんが、日が暮れるまでには全ての作業が終了しました。
この雄志は、是非足場を外した後に見て欲しいです。
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ちょっとした仕掛け
- 2011年11月26日 8:00 PM
- 「かしこい家」の性能
外壁の汚れ、嫌ですよね。
で、汚れってどこに付くかご存じですか。
換気扇の外部フード周りと、窓周りです。
特に窓周りの両端から垂れる汚れは、目立ちます。
メーカー側でも対応部材はあるのですが、サイズが大きく、それ自体が不細工(ごめんなさい)という欠点があります。
無いのであれば作ってみよう。ということでステンレスで作成しました。
窓の左右は、雨水が集中して流れてしまいます。それを外壁に触れづらくするという目的です。
汚れは、雨水と共にやってくるのです。
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エッ!仕上げですか
- 2:31 AM
- 「かしこい家」の性能
おぉ、先日と色が変わっている。仕上げ塗りは来週の筈なので、水分が蒸発して、色が変わったのか?
と、馬鹿な事が頭をよぎりましたが、これは「プライマー」という材料を塗ったところです。
下地材と仕上げ材の密着を良くするために塗る材料です。
ちなみに、今回導入した特殊な外壁施工ですが、この方法で作られている、とても有名な建物があります。
それは、ディズニーランドの建物です。
データーがまとまっていないので、詳しい内容は、日を改めてご紹介いたします。
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外壁らしくなってきました
- 2011年11月25日 11:18 PM
- 「かしこい家」の性能
緑だったり、竹串ささったりと、全然外壁っぽさが無かったのですが、ようやく(?)それらしくなってきました。
まずは一度、下地を塗ります。
続いて、メッシュを全面に入れながら、再度下地を塗りかけます。
このメッシュで、クラックを防ぐのです。
外国の塗り壁に、なぜクラックが少ないか、という回答がここにあります。
仕上げ塗りを来週に控えて、外壁工事は大忙しです。
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太陽光発電の選択方法
- 2011年11月24日 7:30 PM
- 「かしこい家」の性能
休日は崩れて、平日は回復する。という嬉しくない天気が続いていますね。
このパネルはソーラーフロンティア製です。
選択の理由は、実際の発電量が多い。という処につきます。
太陽光発電のパンフレットは発電効率を謳う事が多いです。
ですが、実際は、kW辺りのコストはあまり変わりません。
高効率に意味があるのは、下記の場合です。
①小さい屋根で、出きるだけたくさんの発電をしたい。(屋根の形状、面積、方角が問題)
②同じ発電量でも、軽量にできる。(リフォームの時に気になる)
では、新築で、かつ屋根面積に余裕がある場合は、どのようにパネルを選択したら良いでしょう。
コストも大切ですが、「実発電効率」で選ぶのが良いと思うのです。
全ての太陽光パネルのカタログには、「定格出力」は出ませんよ。と書いています。
これはもう当然の事です。
現実の取付は、「ベストな条件」と言える事は少ないですし、直流から交流に変える変換ロスも加味する必要があります。
ですから、定格出力通りに発電できる事は、原則あり得ない。と思って頂いて結構です。
ですがソーラーフロンティアの場合、私が知っている範囲でも、数件定格出力の発電をした施工例があるのです。
それは何故か。
最近のカタログを見ると、
ソーラーフロンティアが選択しているCISというパネルは、実際の出力が定格出力に対し、10%近く上がったという、データーが暴露試験により得られました。
という記述がありました。
それで納得。CISパネルの特徴なのか、メーカーの姿勢なのかは不明ですが、性能のマージンがとても大きいという事なのでしょうね。
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我が家のフレンチトースト
- 2011年11月23日 7:48 AM
- CACICOの毎日
娘の朝食ブームにフレンチトーストがやって来た。
たかぎなおこさんの「浮き草デイズ②」というイラストエッセイがあるのだが、その中に出てくる「フレンチトースト」が食べたい。
というご所望が有り、作る次第となりました。
材料はこんな感じ。
卵黄、牛乳をお皿にセット。これに和三盆糖蜜(たまたま家にあるので)を少し入れます。
それを攪拌して、食パンを浸して、バターでソテーすると・・・
こんな感じでできあがりです。
彼女のブームは、突然やって来て、突然終わります。
夏の間は、「バナナジュース」でした。
今回のブームは、いつまで続くのか。
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ドレスコードはRED
- 2011年11月22日 7:00 AM
- CACICOの毎日
友人夫妻と食事をしていた時、「赤いトレンチコートを買った」という話から、次合う時は是非着てきて欲しい。ということになりました。
で、一人が着るんであれば、みんなも着よう。と言う事で、「ドレスコードあり食事会」の開催が決定!!
んでもって、件の赤いトレンチです。
食事会は、最近お気に入りの「ビストロ エスポワール」さんへ
写真は、ここで力尽きていますが、他にもいくつか頼んだ記憶が・・・
こちらのお店は、魚介類を使った料理がとても好印象です。
それと一皿一皿、手間がかかっていて、外食の喜びがあります。
グラスワインも、2杯分の金額で3種類の味が楽しめるお試しセット等、ちょっとした仕掛けが面白いです。
この時は、ドレスコードに引っ掛けて、ボージョレーの赤を頼みました。
あっ、服の話が全然出てきませんでしたね。
私が着ていったのは、この服です
次の食事会は、もっと人数増やして、みんなで「ドレスコード」する事に。
色は、友人の提案で「緑」と決まりました。
さて、どこに行こうかな。
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秘密兵器
- 2011年11月21日 9:00 AM
- 「かしこい家」の性能
写真は、石膏ボードジョイントT型。という商品です。
この商品の目的は、クロスの割れ防止です。
「クロスの割れ」と言われても、ピンと来ない方がほとんどかも知れません。
ですが、木造や鉄骨の住宅は、建物が結構動きますし、材料自体もねじれたり、収縮・膨張するのです。
その影響が、クロスの割れとなってでてくる事があります。
その現象を0にする事は難しいですが、出きるだけ少なくするための道具が、このボードジョイントです。
どんな箇所で使用するかと言えば、CACICOでは、ボードの継ぎ手が梁に来た時に入れています。
専門的ですいません、写真のような箇所ですね。
金属火打ちがあるため、梁でボードを継ぐ必要があります。
梁とは横架材の一種で、横に長く使う構造材です。
二階の床を受ける等の重要な役割を持っている材料で、こちらの家では、18㎝~33㎝の太さのものを場所に合わせて使っています。
梁のように幅の広い材料は、ねじれたり反ったりすると、その変形度合いも大きくなってしまいます。
CACICOでは、
①できるだけ、梁でボードを継がない
②梁で継ぐ場合は、ボードジョイントを入れる
という施工方法で、クロスの割れを低減させているのです。
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