- 2015年6月20日 12:44 PM
- CACICOウォール
最近CACICOウォールのネタをアップしていませんね。
ですが、仕事はしています(笑)
と言うことで、CACICOウォールならではの特殊な工事をご紹介します。
それは外壁に設備を固定するための下地造り。
材料はステンレス製のエキスパンドメタル。
施工場所によってサイズはまちまちですが、これを外壁の中に仕込みます。
CACICOウォールは構造体の外側に断熱材を貼って、そのまま仕上げをする構造。
なので、外壁に「何か」を固定するのが苦手なのです。
重量の重いものや負荷がかかるもの、
例えば後付け庇、テレビアンテナ、洗濯金物などは、
加重によって断熱材自体が陥没してしまうので断熱材と同じ厚みの下地を埋め込みます。
緑色の箇所がそうです。下地である木材を取り付けた後、もう一度防水しています。
これは、木材自体の保護にも繋がります。
因みにこの大きな下地は、オーニングテントを取り付けるため。
逆に軽量なものの下地はとても特殊です。
ようやく先述のエキスパンドメタルの登場。
まず軽量なものとは何かというと、
照明器具、エアコンの配管、樋の取り付け、防水コンセント・・・
結構いろんな種類があります。
これらを外壁に固定したいのですが、
CACICOウォールにはビスの保持力がありません。
いわゆる「ビスが効かない」というやつです。
住宅街壁で圧倒的なシェアがある、窯業系サイディングはそれなりにビスが効きますが、
CACICOウォールは全くダメ。
なので何も考えずに施工をすると下地に固定するしかなくなります。
ですが、それが怖いのです。
一般の外壁は「通気工法」と呼ばれる15~18mmの空間が、外壁と防水層の間に存在します。
これは外壁の裏側に雨水が廻った場合の排水経路でもあります。
一方、CACICOウォールはその隙間が1~2mm程度と、ほとんどありません。
隙間を開けすぎると、断熱効果がなくなりますから当然なのですが、
結果として「イザ」と言う時の備えが弱くなります。
15~18mmと1~2mmの隙間。どちらの排水能力が高いかと言えば、
当然15~18mm。
なのでCACICOウォールは、防水層に傷を付けない工法を選択しています。
当然ながら、設備機器を取り付けて防水層を痛めるのも避けたいと。
ようやくひと手間の理由に辿り着きましたね。
さてエキスパンドメタルを埋め込む方法です。
まずは関係の業者さんに下地の場所を指定してもらいます。
黒いマジックがエアコンの配管下地。赤いマジックが縦樋の固定位置。
で、このラインを狙って、
断熱材の表面を熱線で削って溝をつきます。
その後、先ほどのエキスパンドメタルを埋め込みます。
いやぁ、我ながら手間かけていますね。
こんな事しているの、全国的にも珍しい自信があります。
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