- 2012年4月26日 11:55 PM
- CACICOの毎日
とある鉄工所の片隅です。
あるプロジェクトが始まっています。
それは、発泡スチロール切断機の製作です。
湿式外断熱のポイントは、外壁の下地にEPSという発泡スチロールを貼り付ける所です。
発泡スチロールは、とても柔らかい。
ですから「のこぎり」でも簡単に切れますが、切断面がなめらかに仕上がらず、切粉が大量に発生します。
「カッター」であれば問題ないのですが、スピードが速くないのと、厚いモノが切れません。
で、出てくるのは、「熱線」です。
熱したニクロム線を使うと、気持ちが良いくらい簡単に切断できるのですが、
日本ではホビー用の小型のものしか流通していません。
アメリカでは、大きいサイズを切断できる機械もありますが、日本で手に入れようと思ったら、
すごい金額がします。(現地価格は、安いのに)
で、自分たちで作ってみる事にしました。
「ニクロム線に電気通して切るだけでしょ」
と私が軽く言ったのですが、専門家的には、いろんな問題があるらしく「喧々諤々」
5月には試作品を完成させて、M邸で実戦投入する予定。