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鉄筋コンクリート造の断熱リフォーム

CACICOは主に木造新築の外壁工事を手がけています。

ですが接着式外断熱と言えば、鉄筋コンクリート(RC)造が始まり。

今回久々に、RCの外断熱改修を手がけています。

うどん県はRCには深いご縁があります。

県庁がその良い例で、建物としての評価(丹下健三氏)が高いため、

建て替えできずに残っています。

そのせいか、和風デザインなんだけど、RCという個人住宅が県内には散見されます。

さて外断熱をしないRC建築物は、「夏に暑く、冬に寒い」環境しか手に入りません。

マンションは集合住宅なので、その限りではありませんが、

戸建ては、とても厳しい環境がまっています。

鉄筋コンクリートは構造体でも書きましたが、RCには防水性能がありません。

これはビルの屋上を考えただけでも分かること。

必ず別途防水工事をしています。

もちろん壁と屋根とは意味合いが違いますが、

ビルの漏水でやっかいなのは壁からの漏水、というのが現実です。

なのでCACICOは、まず防水を行います。

IMG_5587_DxO

工事途中の写真ですが、緑色が防水塗料。

庇もRCだったので、まるっと断熱材で覆います。

建物は、始め「RC+リシン吹き付け」でした。

その後、「サイディング」でリフォームされていましたが、

今回そのサイディングを撤去して、「断熱材+塗り壁」に変わります。

うどん県の断熱リフォームは、始まったばかりです。

ブログのシステム改良

CACICOブログが非常に読みづらいことに気づきました。

何故かと言うと、ページャー機能が無かったのです。

ページャー機能とは、ブログを一定数(例えば10個)にページ分けして表示する機能。

これが無いと、

①全部ダラダラと読み込んでページが重くなるか、

②一定数以上戻れない、

のどちらかの選択になります。

CACICOの場合は1ページ20という設定だったので②でした。

このような状態だと、過去を遡って読む時にカレンダーで選択するしか無かったのです。

もちろんカテゴリー分けの意味もない・・・

読みづらくてごめんなさい。

さて、システムを触ったもらったついでに、カテゴリーを増やしました。

住宅の性能部分を、付加断熱であるCACICOウォールと、それ以外に分けてみました。

今後はCACICOウォールネタを増やしていこうと思います。

デシカのオプション

デシカのオプションに、ストリーマユニットと言うものがあります。

ストリーマユニットの詳しい説明はこちら

空気中の有害物質を、ストリーマ放電(何の事か解りません)で分解するそうです。

さて、デシカ導入から1年以上経過したので、その中身をばらしてみました。

IMG_5538_DxO

これが放電ユニットの中身。

ほとんど汚れてないです。

この素子が汚れている場合は、メーカーに持ち帰って対応するとの事

高電圧がかかる場所なので、ユーザーで清掃する事はお薦めしてません。

で、今回分かったのは、空気清浄機との違い。

ダイキンの空気清浄機には、当然ストリーマ機能があります。

空気清浄機の場合は、

フィルターで捕獲した「汚れ」をストリーマで酸化分解するので、ゴミがあるのが前提。

デシカホームエアは、

デシカ素子に汚れが付着しないよう、外気はフィルターを通ってから機械本体に入ります。

で、その後室内に給気される段階(デシカから出た後)でストリーマユニットの登場。

つまり、フィルターの性能が高ければ、「汚れ」がストリーマユニットに行く事が少ないのですね。

ストリーマユニットは、電気の力で、色んなウイルスを死滅させるそうです。

この性能が必要だと思う場合は、併せて高性能フィルターを使う意味が出てきます。

ストリーマユニットをメンテナンスする場合は、メーカーに依頼するしかないから。

その頻度を下げる事は出来ると思うのですね。

ただしCACICOも半年は標準フィルターを使っていたので、あくまで想像です。

高価でなければ、お薦めなんですけどね。

デシカの見える化

デシカは熱交換しません。

ですが、熱交換しないから外気温がそのまま入ってくる。

と言う訳でもないのです。

小難しい理屈なので文系脳では理解できなかったのですが、

デシカ素子が動いている間は、それなりに温度が上がります。

と言っても、熱交換率80とか90%と比べると力不足のようです。

IR_0032

これは壁付けのデシカ給気口(デシカ→室内)近辺を写したもの。

一般的には、天井付けにする事が多い給気口ですが、

CACICOは壁付けの方が有利だと考えています。

(配管スペースの関係で出来ない事が多いですけどね)

実際はこんな感じです。

IMG_5522_DxO

壁付けを選ぶ理由はその「距離」にあります。

真下に吹き下ろすと2m40㎝(天井の高さ)で床に達しますが、

横に吹き出すと、床に達するまでの距離を稼げます。

重力に逆らうために、風速も落とせますしね。

改めてサーモグラフィの解説を

上部の温度が低くなっているのは、ガラリのルーバーが上向きだから。

風が上向きに吹き出している証拠ですね。

壁の表面温度は24℃。

一方デシカの給気は20℃なので、室内より重い空気。

つまり上向きに吹き出しても、長い放物線を描いて、

室温と混じりながらゆっくりと落下していくのです。

床面に冷気(?)が偏らないようにする、ちょっとした工夫です。

 

糖質の必要性

透湿ではなく、糖質の勉強も素人レベルでやってます。

きっかけのひとつが、身近に糖尿病持ちがいる事。

さて糖尿病のザックリ説明をすると、

血液の中の「糖」を身体が摂取できなくなる病気。

「糖」と言うのは、以前3大栄養素の話をアップした事がありますが、

炭水化物、脂質、蛋白質

の中の炭水化物の事です。

砂糖は当然ですが、米、パン、芋、麺等の主食と呼ばれるものは、全て糖。

現代において、食事を取ると言う事は、炭水化物を摂るのと同義語に近いかも。

で炭水化物は、身体に吸収されると、血糖となって血液の中に流れます。

この血液中の「糖」を身体に取り込むのがインスリンというホルモン。

このインスリンが分泌されなかったり、上手く働かないのが糖尿病。

 

さて人間の血に含まれる糖の量は、成人男性でも角砂糖2個程度なんだそうです。

ネットで調べればすぐ出てくるのですが、角砂糖換算という言葉があります。

例えば、おにぎり1個を角砂糖換算すると、何と10個分。

つまり食事とは、2個が通常状態の所に、何十個も角砂糖が入ってくる事なんですね。

身体は最優先で糖を体内に取り込む必要が出てきます。

人体には色んなホルモンが分泌されているそうですが、

インスリン分泌が体内における優先順位の一番なんだそうです。

さて、そんな大切なインスリンですが、素人的に気になるのは、

「糖」は人にとって必須なのか?

三大栄養素的に、炭水化物はエネルギーという役割。

脂質と同じ位置づけなので、代用品があるのでは?と思ってしまうのです。

人体で作れないアミノ酸は必須アミノ酸と言われていますが、

糖は体内で生産可能。(糖新生と言います)

もちろん炭水化物の価値を否定するのではありません。

文明の発生も、人口がここまで増えたのも、

農耕という手段で、安定&大量に炭水化物を作りだしたお陰。

なんですが、

糖を上手く処理できない人が、糖を取り続けないといけないほど

人間にとって糖が必須とは思えないのです。

 

何の話をしているかと言うと、

糖尿病患者に行う食事指導(入院時も含む)の中身。

CACICOにはちょっと理解できないのですが、

三大栄養素をバランス良く摂る事が推奨されているのです。

具体的には、バランスの取れたカロリー制限食。

いやいや、糖をうまく処理できない病気なのだから、

生命維持に必須ではない糖質を制限すべきでしょう。

と言うのは、医療を知らない素人の意見だそうです。

 

うどん県だからなのかも知れませんが、

糖尿病患者に糖質制限を勧める糖尿病の専門医は県内にいません。

注) ワザと専門医としています。

(すいません。いるなら速効で謝罪&訂正をするので、ご指摘ください)

日本国内における2014年末の透析患者数は319,388人(当然の右肩上がり)

その内糖尿病患者は43.3%で、ぶっちぎりの原因一位。

自戒を込めて言うのですが、専門家だったら結果が全てです。   ・・・よね?

四国は晴れている!!

うどん県が「晴れの日」一番県、と言うのは有名(なハズ)。

1974年だから42年も前ですが、オイルショック後、新エネルギー開発のため、

太陽熱発電(サンシャイン計画)の実験プラントを、うどん県の「仁尾(現在の三豊市)」に作りました。

それぐらい「晴れ」が多いのです。

先日もリンクした晴れ日数ランキングですが、

一位  香川県     249.5日

二位  徳島、愛媛県 245.9日 

四位  高知県     245.1日

って、四国ばっかし・・・

因みに最下位は

47位  秋田県    158.5日

香川と秋田では、晴れの日が91日も違う。

だから秋田美人は色白なのかも。

日射を遮蔽するにしろ取得するにせよ、この地域差を加味せずには、住宅は造れないですね。

CACICOが発している情報は、うどん県にジャストミートしている(ハズ)なのですが、

他地域においては、違うんだろうなぁと改めて考えさせられました。

日本、狭いようで広いです。

+2℃の真実

先日のブログネタである陽だまりを、サーモカメラで見える化しました。

IR_0037

これは床の映像です。右側の赤い部分が、陽だまり。

この日は晴れたり曇ったりだったので、温度上昇はMAXではないハズ。

最高温度は29.2℃、一方日の当たっていないところは26.2℃。

温度差は、3℃・・・ではなく、陽だまりの近くなので、輻射熱で上昇しているのです。

何故なら、大きく離れると床の温度は23~24℃。

つまり、室内の陽だまりは温度が6℃近く高いのですね。

天気の良い日は、その陽だまりが西から東に室内を横断します。

太陽高度も変わるため、場所も日々刻々と変わります。

体感した事は、もう一つあります。

それは「明るさ」という問題。

直射日光の「もの凄い明るさ」は、目にも大きな負担となります。

単に眩しいのですが、実はそれだけではありません。

それ以外を「薄暗く」感じてしまうのです。

明るいところを見る時に、人の身体は自然に瞳孔を狭くします。

目を細めて、光の進入量を減らす訳です。

で、この変化は急に切り替えられるものでは有りません。

明るいところから暗い所に入ると、全く見えなくなる。

という経験は誰にもありますよね。

陽だまりの近くに居る人は、その「眩しさ」から、

目を守るモード(明順応)になっています。

その為、それ以外の充分に明るい場所を、薄暗く感じてしまうのです。

 

日射取得には、温度と光量のムラというオマケが漏れなく付いてくるという真実。

昼間は仕事していて家に居ないからOK。

って話でもないですよね。

自然相手に、「いいとこ取り」は出来ないのだなぁ、と実感しました。

陽だまりは快適か?

陽だまりポカポカ、って良いイメージがありますよね。

低い気温でも、風が無く暖かな日射があれば、気持ち良いでしようね。

栗林公園ならきっと幸せ。

CACICOの場合、冬期の日射取得で得られる熱量は、室温にして+2℃でした。

これを多いとみるか、少ないとみるか。

窓や庇を調整すれば、増やす事は可能だったと思いますが、

うどん県民とすれば充分だと思っています。

なぜなら高性能住宅においては、少しの暖房で室内を20℃以上にする事は簡単。

冬の日射取得は、多ければ多いほど良いと思われがちですが、

少なくともうどん県では、高断熱住宅のオーバーヒートが気になります。

冬場にオーバーヒート?と思われるかも知れませんが、

直射日光が当たるところや、そこからの輻射熱自体がなかなか強烈なのです。

栗林公園と違って室内の陽だまりは、暑くて眩しい場所なのです。

日射取得の窓は多くの場合リビングにあります。

そして、その陽だまりは、太陽の動きに連動して刻々と移動します。

日中、その陽だまりが「暑くて眩しい場所」だとしたら・・・

+2℃のCACICOにおいてさえ、

陽だまりに好んで居たいとは思いませんでした。

ただ、これはあくまで、うどん県の話。

もっと冬が厳しい地域は、事情が違うのかもしれませんので、

その辺りはお国柄と言う事で。

晴れ日数ランキング日本一である、一うどん県民の意見でした。

たわし復活!!

今日は軽いネタで。

キッチンで洗い物をしている時に、あぁ、あれがあれば。

と思うものにタワシがあります。漢字で書くと束子。

で、このタワシ、個人的には管理が面倒で、使うのを放棄していました。

何故なら、すぐに「危険な臭い」がしてしまうのですね。

ちゃんとゴミを落として、熱湯消毒して・・・

すいません、根性無いです。

と言う訳で、タワシを使わない生活を送っていたのです。

だけど、デシカと暮らしだしてからは復活しています。

デシカがゴミ取りをしてくれる訳では無い(笑)のですが、「乾燥」に関しては、全く問題無し。

なのでゴミを取って、水切りかごにさえ放り込めば良いのですから。

デシカは面倒くさがりの味方ですね。

快適な暖房とは何か

先日、床下エアコンの事を書いたので、暖房について考えてみます。

理想的な暖房は、

24時間換気から、温度と湿度がコントロールされた新鮮空気が出てくる。

これが最良です。

その目的で、デシカとパッケージエアコンを組み合わせられないか、

と模索した時期もあったのですが、CACICOでは無理でした。

なので換気は別系統として、「暖房」だけで考えてみます。

快適な暖房とは、

気流の発生を最小限にして、床面全体を22~24℃に安定させる。

これだけです。

あっ、高性能住宅の場合だけですからね。断熱性能が低いと、単に寒い部屋です。

この目標をクリアする手法としては大まかに次の3つ。

①全館空調+基礎断熱

②床暖房

③床下暖房+基礎断熱

他にもあるよ。という声が聞こえますが、CACICOの知識不足と言う事でお許し下さい。

各ポイントを列挙します。

①は一部ハウスメーカーさんが導入していますが、このブログは一般論ですからね。

基礎断熱と書いたのは訳があります。全館空調は簡単に言うと全館エアコン。

空気による暖房の場合、一番温度が上がりづらいのが床面。

床の温度をエアコンで目標値に上げようとすれば、室温は数度高くなってしまいます。

この状態を解消するには、床下に暖気を送り込むしかなく、

結果、床断熱では無く、基礎断熱が必須となります。

後エアコンと換気は、一般的に大きな風量差があります。

エアコンを稼働させても風量が上がらないシステムである事が必須。

 

②の床暖房ですが、こちらは床断熱でも基礎断熱でもOK。何せ床自体を暖めるのだから。

問題になるのはその能力。

20℃~40℃ぐらいの間で、細かい温度&タイマー設定ができる器機

&床全体への敷設が必要。

これを一部のハウスメーカーは、比較的ローコストで達成しています。

独自で導入するには向いていません。

可能かも知れませんが、高価なものになるでしょうから。

 

③の床下暖房。前回床下エアコンを取り上げましたが、実は色んな方法があります。

床下エアコンが(一部で)人気なのは、器機の安さと省エネ性。

壁掛けエアコンを暖房器具として論評すると

「吹き出し温度が高く気流を強く発生する」ため、お世辞にも快適な暖房器具とは言えません。

その理由は、冷房と兼用している空気暖房だから。

天井近くに取り付けて、「足元に暖気を」と言われたら、

暖かい風を床面に吹き付けるしか無いですよね。

そんなエアコンですが、

床下という閉鎖空間で動かすのであれば、上階である居室に悪影響がない。

つまり間接暖房として使用するなら「有り」と考えた人がいるのですね。

エアコンの話はここまでにします。

③の課題は、床全体をムラなく暖める設計能力にあります。

エアコン以外では放熱器や、蓄熱暖房などがあります。

この3つ、

①と②は、設備器機自体の能力に負うところが大きく、

逆に③は、設備器機以外のテクニカルな要因が必須になってきます。

どの方法を取ったとしても、結果、床温全体を22℃近辺に固定出来れば良いのです。

それが達成された時、

熱源を意識しない生活が始まります。

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