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カトラリーの更新

ず~っと、どうしようかなぁ。と悩んでたのですが、購入したものがあります。

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こちら、新潟県燕三条で作られています。

と言うと、良く出てくる名前がカイ・ボイスン。

デンマーク王室御用達で、至る所で見かけます。

・・・しかし王室御用達で海外産と言うのは、OKなんですかね。

話が脱線しました。

CACICOが買ったのはカイ・ボイスンではなく、マーガレット・ハウエル。

イギリスのデザイナーさんで、基本は服屋さん。シャツが有名なんですけど、

ファニチャーから食器まで、いろいろと手がけているのです。

以前、東京で見かけてから、ずっと気になっていました。

国産好きだから、国産メーカーもいろいろと見たのですが・・・

マーガレット・ハウエルは、うどん県にも店舗があって、今回はそこで購入。

結構重量があるのですが、バランス良いため、重さを感じさせません。

でもって、当然ながら質感はとても高いです。

お箸は定期的に変えていく物ですけど、カトラリーは傷みませんからね。

でも、なんか幸せです。

ダイキンの誠意?

高気密住宅に集中換気と局所換気の併用って、どういう事!!

と、全く理解できないCACICOですが、ダイキンは一つの回答を持っていました。

それが、フレッシュアップ運転

1種換気と言うのは、給気量と排気量を固定しているのが普通。

家の中が、正圧とか負圧に陥らないためには当然です。

でも、局所換気は排気しかしないのだから、自然と室内は負圧になる。

と言うのが大問題なんですね。

その負圧状態を解消するためにダイキンが考えたのが、

「排気している分だけ、給気量を増やせば良いんでしょ」

と言う事。

局所換気が稼働している間だけ、給気過多にするのです。

具体的には、

局所換気から「今動いてますよ」という信号を受けたら、給気量を増やすようです。

ナルホドこれなら、局所換気は正しく動作すると思われます。

局所換気のモードによっては風量が異なるのでは?

とか

どんな機種でも対応できるの?

とか

思わないではないですが、

メーカーが設定しているのだから、問題なく動くのでしょう。

このフレッシュアップ運転、元々はダイキンの業務用器機で使われているようで、

家庭用器機としては、デシカホームエアにしか設定されていないようです。

(因みに、配線が必要なので、後からの追加は困難です)

確かにこれさえ有れば、集中換気と局所換気の併用は(理論的に)可能です。

メーカーとしては非常に誠意ある対応だと思います。

惜しむらくは、

局所換気との併用時には自動的にフレッシュアップ運転が付いてくる。

というレベルでは全くなく、絵に描いた餅状態のようですけどね。

(メーカーの方、CACICOの認識が違うようであればご指摘下さい)

ですがCACICO的には、

デシカこそ、ダーティーゾーンを換気経路に取り入れて欲しいのです。

ダーティーゾーンの湿気をコントロールしたい。

と言うのが生活者としての切なる要望であり、

デシカでしか出来ない事なのです。

気密住宅の局所換気

前回も書きましたが、ダイキンに限らず日本の集中換気メーカーは、局所換気との併用が大好きです。

局所換気とは、トイレや浴室にある換気扇の事です。

浴室では換気乾燥機と言う名前が付いたりしますが、まぁ同じ仕掛けです。

この手の商品は、アルミサッシが無く、家がスカスカの時であれば換気扇なのでしょうが、

やっている事は排気のみなので、高気密住宅では「カザグルマ」ぐらいの役にしか立ちません。

クルクルと回っているのですが、排気をしていないのです。

このカザグルマ、いえ換気扇ですが、

能力が高い場合は、すぐ気づきます。

キッチンのレンジフードが代表例ですが、玄関の扉が開きづらくなったりします。

家の中が負圧になる程度には排気が出来るのです。

ですが、当然ながら限界がありますから、外気の流入が無ければ直ぐにカザグルマ化します。

どこかの窓を開けてあげれば、換気扇となりますが、冬なら寒いですよね。

さて、能力が低い場合は、どうでしょうか?

トイレの換気扇なんか、パワーが少なそうです。

多分、初めからカザグルマですね。

回っているけど・・・少しは排気したけど・・・それだけ。

局所換気のメーカーにしてみれば、

「給気が無い条件下で排気する訳ないでしょ」

至ってごもっともな意見だと思います。

集中換気のメーカーにしてみれば

「ダーティーゾーンは、うちの機械ではない」

ので、責任は無いんでしょうね、・・・多分。

はたして、仕事をしない局所換気の責任は、誰が取るのでしょうか?

デシカを導入するきっかけは?

以前、メーカーの人と話した事があるのですが、

デシカホームエアの導入は、施主(注文者)要望の事が多いそうです。

逆に言うと、デシカに詳しい工務店さんは少ないと言う事。

「お客さんに言われたから」が導入理由なので、デシカ販売店に丸投げで進める。

というのが大半なのでは、と邪推しています。

さてデシカに限らず、24時間換気の図面には、設計者の意図が凝縮されます。

ポイントはダーティゾーンの考え方。

で、いきなり横道にそれますが、

CACICOは局所換気方式による24時間換気は評価しません。

それは、局所換気と集中換気では目的が違うから。

局所換気の目的は、居室の空気環境だけしか考えません。

(それすらも怪しいのですけどね)

廊下も、玄関も、浴室も、脱衣室も、トイレも、キッチンも何も考えなくてOK。

って、建物内を均等に快適にしたいCACICOとは真逆の発想なのです。

 

さて、換気設計は、給気と排気をバランス良く、建物内に配置。

目的は、住宅内で出来るだけ「動かない空気」を作らない為です。

給気は室内に新鮮空気を供給するのが目的ですから、

どうしても人が滞在する居室になります。リビングや寝室ですね。

一方排気は、居室から出来るだけ離れた場所が望ましいです。

その方が、家全体の空気を動かせるから。

居室から離れた場所とは、

浴室、トイレ、キッチン、脱衣所などが該当し、そのほとんどはダーティーゾーンと呼ばれます。

このダーティーゾーンとは、簡単に言うと、家事をする場所であり、結果空気が汚れるのです。

人がいるところに給気して、空気が汚れるところで排気する。

非常に理にかなっていますよね。

これが集中換気の基本なのですが、日本の集中換気メーカーは、

この理想的な配置を嫌がります。

デシカも、その例に漏れません。

だったら何処で排気をするのかと言うと、廊下なんですね。

汚れた空気を換気装置に吸い込ませたくない。

と言うのは解らないでもないですが、

じゃあダーティーゾーンの汚れた空気をどうするの?

の回答が、

自社製ではない、他社製の局所換気扇でお願い。(つまり、私の仕事ではない)

と言うのでは、全館換気をうたう資格がないとCACICOは思いますね。

通気層とドレイン層の混同

通気層は、積極的に空気を動かす事を求められます。

目的としては、湿度・熱の放出、雨水の排出ですね。

一方ドレイン層は、静止空気です。

目的としては、湿度の放出と、雨水の排出。

違いは、熱を動かさない事だけだったりします。

目的はほぼ同じに見えますが、温度という点で全く違います。

通気層の場合は、外気温以上に温度変化があります(特に夏)が、

ドレイン層は、断熱層の内側となるので、温度変化はずっと少ない。

この2つ、建築基準法的な違いがあるかと言うと・・・実はありません。

それは、通気層の必要開口寸法が規定されていないから。

現実的には15mmとか18mmなのですが、

これはあくまでも胴縁やサイディングを固定する金物のサイズ。

通気に対しての必要条件ではありません。

さて、ここで困った事態が起きます。

CACICOウォールは、区別をするために非通気工法と説明します。

その隙間は1~2mmであって、ここの空気は実際静止空気。

ペアガラスの内部は15mm程度なので、ドレイン層の7倍も広いですが、

この程度広くても、密閉空間であれば対流すら発生しません。

因みに空気層の空気が動くのは、上下に開口がある事と温度差が原因。

ちょっと脱線してしまいました。

困った事態とは、

法律上CACICOウォールの隙間は通気層になってしまうのです。

正確に言えば、通気を行わない通気層。

なんやねんそれ、って感じですね。

ですが通気層の規定が無い以上、隙間があれば通気層。というのが法的解釈。

誰かルール分けしてくれないですかね。

絆創膏と外壁の関係

前回は、絆創膏の話でした。

この絆創膏ネタ、実はもの凄く大きな問題が背後にあります。

医療行為における「消毒」の必要性が激減するレベル。

ですが、まぁその話は置いといて

前回のまとめです。

一般的な絆創膏は、

皮膚表面を外部環境にする事を目的としています。

ホントは覆いたくないのです。だけど実生活上無理なので消極的に貼ります。

高級絆創膏は、

皮膚表面を外部環境から切り離す事を目的としています。

特に乾燥を防ぐために、通気させない事が目的ですから、積極的に貼ります。

で、改めて

これって、実は外壁の構造とよく似ているのですね。

絆創膏が外壁で言うところのサイディングと考えて下さい。

絆創膏の使命をサイディング風に書き直します。

一般的な絆創膏

外界から傷口を守るシェルターでありつつ、傷口を乾燥させるための通気は必要。

まんま通気工法だと思いませんか?

高級絆創膏

外界から傷口を守るシェルターであるし、傷口も外部の自然環境から切り離したいため、通気は不要。

こちらは非通気工法、つまりCACICOの行っている接着式外断熱です。

 

現在主流の通気工法は、名前の通り、サイディングと防水層の間を積極的に通気させます。

その進化は、以前サイディングの誕生でまとめた通り。

複層構造の外壁ゆえに、防水層が必要とされ、

漏水防止の観点から空間を空けるようになり、

結露対策で防水シートに透湿性を開発し、

空気を積極的に動かす。

そして最新トピックスは

夏場の逆転結露を防ぐために、室内のベーパーバリア(防湿層)に調湿機能を設ける。

一つ一つはごもっともで、目的に対して誠実なのですが、

何かボタンを掛け違えている気がするのです。

 

さて、ここから勝手問答をしてみます。

  Q 何故、通気をしないといけないのか

  A 構造体内の湿気を放出しないと、結露が起こるから。

と言うのが模範解答。

  Q 何故、結露が起きるのか

  A 耐力壁は(透湿防水シート越しに)外気に接しているため、温度が低いから

これも正しい解答です。では引き続いて

  Q 結露が起きないように出来ないのか?

  A 室内側の防湿層は完璧では無いため、構造体内へ水蒸気が入る事をゼロにはできない。

      なので、不可能。

ですよね。では質問を変えましょう。

  Q 耐力壁の温度が露点を下回らないとしたらどうか。

  A 通気工法では、不可能な前提である。

と言う訳で話は平行線を辿るのですが、あえて続けます。

何らかの手段で、耐力壁の温度を確保(露点まで下げない)出来るとしたら、

構造体内に水蒸気が入って来ても結露は発生しません。

傷口(防水層)を過酷な自然環境にさらす行為を、通気と呼んで「良い事」とする意味が無くなります。

パラダイムシフトが始まる

前回のブレイクスルーに続いて、今回はパラダイムシフト。

これも対応する日本語が無いので、カタカナ言葉でごめんなさい。

パラダイムは常識、シフトは変わる。と捉えて頂ければと思います。

世界史的に有名なパラダイムシフトは、何と言っても天動説→地動説。

ブレイクスルーとパラダイムシフトは、似ているようで全く違います。

ブレイクスルーは、正常進化。

つまり、皆がやりたかったけど出来なかった事を「克服」したため

関係者全員が問題なく受け入れるのですね。

一方パラダイムシフトは、方向転換。

つまり、今までの考え方は「間違っていたよ」と言われるわけですから、

関係者はたまりません。当然批判が巻き起こります。

地動説が受け入れられるのに、何百年もかかったのはそのためです。

さて、そんな大昔の話を出されても困るでしょうから、身近な例を

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こちらはどちらも絆創膏・・・でメーカーも同じ。ですが、考え方は右と左ぐらい違います。

一般的な絆創膏は、通気を重んじます。

傷は、洗って→乾かして→消毒する

と言う治療スタイルに合致しています。

一方の高級絆創膏は

傷は、洗って→そのまま湿潤状態を保つ

ですので、全く正反対。

もう少し論点を絞り込むと

傷は消毒すべし、と言うのが普通の絆創膏で、天動説担当。

一方、傷は消毒しない、と言うのが高級絆創膏で、地動説担当。

なんですね。

さて、たまたまですが、

一般的な絆創膏は乾燥させるために通気を重んじます。

一方、高級絆創膏は乾燥させないために密閉します。

これが建築の外壁とよく似ているのですよね。

で、またまた続きます。

外壁のブレイクスルー

日本語で書きたかったのですが、あまり該当する言葉が無かったのです。

ブレイクスルーとは、障害を突破するイメージで、革新的発明と言っても良いかも知れません。

携帯電話を例にとると、昔の携帯電話は、ショルダーバッグみたいな大きさで、その上に受話器が載っている感じ。

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これで出来る事は、当然ながら音声通話だけだったんですね。

それが今ではスマートフォンのサイズで、音声も映像も手に入ります。

これなんか、いくつもの革新的な発明が、様々な障害を克服、つまりブレイクスルーしてきた結果なのです。

さて外壁のブレイクスルーと言えば、防水層に透湿を加味した事だと思います。

いわゆるタイベックの登場ですね。

日本の初タイベックは、1983年に北海道で施工されました。

透湿防水シートを使った通気工法の走りです。

その後数年掛けて、

防水シートに直接サイディングを止める

から

透湿防水シートに通気層を設けてサイディングを止める。

という工法に徐々に変わって行ったのです。

現在主流の通気工法は、生誕25年。という所ですかね。

流れを整理すると

外壁の構造が、単層から複層に変化し、防水層が誕生。

その結果として

防水層とサイディングが密着している事から、毛細管現象で漏水が多発

防水層は液体の水のみでは無く、

気体としての水、つまり水蒸気も堰き止めるので、壁体内結露も誘発しました。

対応策として考え出されたのが、

防水層を透湿防水層に変える事と、防水層とサイディングの間に空間を設ける事。

この2つだったんですね。

タイベックのホームページにも同様の事が書かれています。

さて、この話は次回に続きます。

サイディングの誕生

外壁の話です。

昔の建物は、防水層がありませんでした。

なぜなら、単層構造だったから。

土壁、ブロック、石積み、どれを取っても同じなのです。

では、防水層という概念はどこから来たのでしょうか?

想像するに、日本では戦後だと思うのですね。

サイディング、正確には窯業系サイディングと呼ばれるものの始まりは、結構新しいです。

この分野でメジャーなアイカ工業のモエンサイディングは、1974年に誕生しています。

この商品と相前後して、防水層も使われ出したと想像します。

ここの変化は大きく、外壁は

「現場で、単層構造」から「工場生産品を複層構造で仕上げる」ものに切り替わっていくのですね。

ここで出てくる「防水層」なるものがくせ者なのです。

よく断熱材を入れだしてから壁体内で結露が始まった。

という話がありますが、

正確には「断熱材」によって結露が酷くなっただけで、

防水層の登場と同時に壁体内結露は始まっていたのです。

室内と室外の間に、それまで無かった水も湿気も通さない膜が出来たのです。

当然と言えば当然ですね。

なお、この時代には、通気工法等と言うものは、影も形もありません。

公庫の仕様書に「通気工法」が掲載されるようになったのは、結構最近(25年ぐらい前かな)なのです。

この時代の外壁とは、柱の外側に防水シートを巻いて、サイディングを正面からビスで留める。

というもの凄く原始的なものでした。

こんな感じで、現在の主流を占めるサイディングは生まれたのです。

この話は、次回に続きます。

高松の美味しいお店  たべごとや 艸 (そう)

情報誌で紹介されていた和食屋さんに行ってきました。

「たべごとや 艸」です。  FB  

掲載されていた料理に惹かれるものがあって選択。

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看板はこれだけなので、ちょっと探してしまいました。お店全体はこんな感じ。

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表の椅子は、「喫煙席」らしいです。

お店の中は、すっきりとした小料理屋という風情。

入った瞬間、「お久しぶりです」と挨拶されました。

容量が少ないため、記憶がところてん方式のCACICOは気づかなかったのですが、

店主さんは以前、喰くう(現在は名前変わってれんげ料理店)で働いていて、

その時に覚えていてくれたそうです。

なので料理の方も、喰くう大将直伝の味がベースとのこと。

まずは突き出しから。

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一品目が野菜+自家調合のお味噌。

朝、自分の田んぼから採ってきたものも入っているとの事で、みずみずしさが満点です。

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でもって二品目は、イカナゴ。これとても美味しかったです。

一緒に行った人も絶賛のお味。

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続いて、刺身の盛り合わせ。イイダコは低温調理しているとのことで、生臭さの全くない刺身状態。

鰹のたたきも、二つの部位が出て来たりと芸が細かいです。

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半熟卵の豚肉巻き。甘辛ソースと良く合います。

半熟卵があると幸せ度がアップしてしまうCACICOでした。

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こちらは、アスパラガスの炭火焼き・・・名前忘れましたm(_ _)m チーズと黄身のコンビネーションが良いですね。

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さて最後が、牛ほほ肉と大根の煮込み。

喰くうでは、「テール大根」として定番メニューだったのを、艸さんでアレンジしたもの。

良く切れそうなナイフが付いていますが、お箸で簡単に切れてしまう柔らかさ。

ひとつ小ネタを。

お店をオープンする前に、喰くうの大将にご挨拶に行った時。

その時大将から、一つだけお願いがある。と言われたそうです。

それが、「新しいお店は、ぜひ禁煙にして欲しい」

大将から「お願い」されたので、二つ返事。

それまで喫煙で考えていたのを急遽禁煙に変えたそうです。

喰くうも、れんげ料理店にリニューアルオープンした段階で、禁煙になって快適度がアップしています。

また一つ、行きつけにしたくなるお店が出来て、CACICOとしては幸せな夜でした。

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