CACICOブログ
外壁の高性能化が始まっています
- 2016年5月5日 2:19 PM
- CACICOウォール
LIXILのスーパーウォール工法のニューバージョンが発売開始となりました。
スーパーウォールとは、体力面材と断熱材が一体化したパネルなんですね。
で、新バージョンとはこちらです。
「スーパーウォール デュアル」と言う名称。
外側に足すのが EX (イーエックス)、内側に足すのが IN (アイエヌ)ってそのままですね。
内側は30mmで、外側が50mmなので、外側がメイン商品だと思います。
これ、何かというと、
充填断熱(壁の中)だけでは性能が限界だから、外側に足すね。
と言うことなのです。
ご興味の向きは、ニュースリリースをご覧下さい。
以前、断熱は内が良いか外が良いか、とメーカー同士が争った時期がありました。
内とは、充填断熱のことで、構造体の間に入れる方法。
LIXILのスーパーウォール工法も充填断熱です。
でもって外とは、外張り断熱のことで、構造体の外側に貼ります。
この戦いは、シェアで言うと充填断熱の圧勝でした。
簡単にまとめると、
理想的には、外張り断熱の方が有利。
外壁面において、構造体の占める面積は約2割あるため、これが断熱欠損になるからです。
ですが現実としては
外張り断熱の外側に外壁を取り付けるため、断熱材の厚みに限界があります。
と言うか、
断熱材の厚みだけ重い外壁を外側に持ち出す事になるため、
断熱性能アップと外壁の耐久性がトレードオフな感じになるのです。
と言う訳で、外張り断熱はマイナーな存在。
ですが、ここに来て状況が変化しました。
それは
「お国の目標値を目指したら、壁の中だけだと、断熱足んないよね」
という状況。
室内側に足すという選択もありますが、その分だけ部屋が狭くなります。
→スーパーウォール工法において、内側に足す断熱材が薄いのは部屋の広さを守る為。
ですので高性能化の主流は、充填断熱+外張り断熱となります。
そうです。以前、
外壁の耐久性に不安があるから、選択しなかった外張り断熱をオプションとして取り入れたのです。
もちろん断熱的には良い話なのですが、
以前LIXILをはじめとする充填断熱メーカーが指摘していた、
外張り断熱の欠点を何も解消せずに使っているとしたら、困りものです。
具体的には、
平米で15kg以上もある外壁を、現状より外側に持ち出すのですから、
当然ながら、持ち出さないより確実に「不利」になります。
LIXILさんのことですから、何らかの対応策を取っていると思いますので、
導入に関しては、その辺りは確認したいポイントですね。
震災支援って難しい
- 2016年4月24日 7:51 PM
- CACICOの毎日
法改正で、昨年のふるさと納税は、大ブレイクしたそうです。
皆さんご存じだと思いますが、軽くふるさと納税のシステムを。
普段自分が徴収されている所得税と住民税の一部だけですが、
自分の居住地以外の地方自治体に納めることが出来るシステム。
で、単に納付先を変えるだけでは誰もしないので、「お土産」がついています。
今回の熊本地震に関して、この「ふるさと納税」が活躍しているようです。
ふるさとチョイスという、ポータルサイトだけでも、
4月24日現在 1万9千人から、約4億2千5百万円
もの寄付金が集まっているそうです。
その事自体は、とても素晴らしい事だと思うのですが、気になることもあります。
それを説明するためには、寄付金の意味を知ってもらう必要があります。
金銭的支援には大きく、義援金と寄付金があります。
熊本市のホームページから引っぱってきたので、下記読んで下さい。
■義援金(被災された方へ)
義援金は、熊本市内で被災された方の生活支援や再建のために、被災の程度に応じて、直接被災された方に、お届けします。
■寄附金(熊本市へ)
寄附金は、学校や道路の再建など、熊本市が行う災害復旧、復興事業の財源として、活用させていただきます。
同じ金銭的援助でも、意味が全く違うんですね。
で、ふるさと納税は、寄付金です。
一方、熊本地震のような大規模災害になると、地方自治体だけでは対応できないため、
国からの特別な援助があります。
現在指定されているのが、災害救助法。(地震発生の翌日に指定されました)
これは被災者救出の費用から、仮設住宅の設置、食品、飲料水、衣料、等などの全費用について、
市町村の負担を国が肩代わりするものです。
そして今後指定される予定なのが、激甚災害指定。
こちらは、
道路や道をはじめとする公共土木施設や農地等の復旧費用に関して、国が大きく負担する。
と言うもの。
条件によって割合はいろいろですが、多い場合は90%が国家負担です。
こちらは、まだ指定されていませんが、復興段階で必要となるものなので、
災害が終了し、復旧の規模が確定してからの話です。
説明が長くなってしまってごめんなさい。
一言でまとめます。ここまで大きい災害だと、
「震災後の復旧にかかる公共の費用は、ほとんど国が出す」
と言うことです。
先ほど、一ポータルサイトだけでも4億円以上のお金が集まってたようですが、
全て寄付金ですので、公共工事等にしか使えません。
ですが前述したように公共工事における地方の負担は、非常に少ないのです。
じゃあ、余ったお金を義援金に回せるか?
と言うと、それは資金の流用となってしまうため違法行為なんですね。
ですので日本赤十字は、寄付金では無く、義援金を集めますし、
ふるさと納税という方法にこだわらなければ、
全ての市町村が、寄付金、義援金の、どちらも受付ます。
義援金は、前述したように、被災された「人」に直接渡るお金なのです。
この支援金は、熊本城の修復だけに使えるお金なんですね。
で、当然ながら、寄付金でも、義援金でも、支援金でも、税金控除の対象。
(日赤も各自治体も同様です)
多くの人が、ふるさと納税の経験があり、震災支援が簡単にできる。
と言うのは、充分意義があると思いますが、
実際、必要とされているのは、寄付金ではなく、義援金なのです。
これ以上、寄付金が積み上がっても、激甚災害指定の予算が少なく済むだけのような気がしますので、
もし、これからされる予定がある人は、
寄付金ではなく、義援金を選択されることをお薦めします。
で、出来れば、各自治体か日赤が良いかと思いますね。
選択ポイントは、税金控除の対象となるかどうかです。
あっ、「節税になる」という側面もあるのですが、それ以上に「確実に被災者に届く」というのが大きいです。
最後に、各自治体の、ふるさと納税担当者殿へお願い。
法的に問題がなければ、寄付金と義援金が選択できるようにして下さい。
是非、お願いします。
換気の世間話
- 2016年4月22日 4:48 PM
- 「かしこい家」の性能
先日、24時間換気で有名な、ローヤル電気の営業さんと話す機会がありました。
で、気になったのが、この風量調節コントローラー。
(右側のイラストは気にしないで下さい)
何かというと、給気と排気の出力をバラバラにコントロールしている所。
ローヤルの換気扇は、省エネモードが搭載されています。
外気温が快適な時は、給気を最小に絞って、電気代を節約するというもの。
これ自体、CACICOとしては、「?」な仕掛けです。
気密を取った住宅で、給気だけを絞り込めば、建物内が負圧になるだけですから。
そのように質問したところ回答は、
「快適な時期は、窓開けるから良いのですよ」
と言うものでした。
その時は、それ以上突っ込まなかったのですが、
①留守中は、どうするのか
②天気が悪い(雨天)場合はどうするのか
と、やはり無理がある仕掛けだと考えます。
これを真面目にやるのなら、連動給気シャッターを付けるしかありません。
それはともかく、給気と排気のバランスを変えるのが前提
だからこそ考えられたコントローラーなのですね。
因みにローヤル電機の24時間換気は、
トイレ、洗面所はOKですが、浴室はNGという仕様です。
なので、24換気+浴室は局所換気扇という形にならざるを得ません。
社内で浴室も換気経路に取り込む検討をしているが、まだ目処が立っていないそうです。
給気と排気を別々にコントロールする。
と言う考えが面白かったので、以下の提案をしてみました。
浴室を換気経路に組み込もうという試みは高評価。
だけど現状、局所換気との併用なのだから、まずはこちらの対応策を考えて欲しい。
具体的には、
局所換気を回している間だけ、給気量を増やすという仕掛け。
デシカで言うところの、フレッシュアップ運転ですね。
浴室を換気経路に取り込むのがBESTとすれば、
浴室換気扇と連動させて給気量を増やすのは、BETTER止まり。
だけど、これなら直ぐに対応可能。
何せ、今
「温度センサーと連動させて、給気を絞る」
という仕掛けを作れているのですから。
出来ることからやって欲しいのですが、はてさてどうなるのか?
こうご期待です。
九州の電力事情
- 2016年4月20日 9:23 PM
- CACICOの毎日
熊本地震の余震が心配な中、共産党や民進党が、川内原発の停止を求めているようです。
さて、CACICO的に彼等の言っている、川内原発の停止の意味を検証してみます。
この図を見て欲しいのですが、これは、九州電力の電力系統図です。
太線で書かれているのが、大動脈に当たる500kV(ボルト)の送電線。
九州は、北側に発電所が集中しており、
南側には、南西に川内原発と火力発電所があるだけ。
南東側には、水力を除いて発電所自体がありません。
原則として、北で発電して南に送るのでしょう。
九州電力も別ルート(迂回路)の必要性は理解しているので、計画はされています。
ですが、青でマーキングしている向日幹線が開通する平成31年までは、
赤でマーキングしているライン1本しかないのが現実。
(余談ですが、四国の電力系統も一本です)
この状況で川内原発を停止させると言うことは、南九州に大型発電所が無い状態を作り出します。
地震などの天災が無ければ、それでも良いのかも知れませんが、
図で見た通り、大動脈の送電線は今回の地震の原因となった断層を横切っています。
つまり、今後発生するかも知れない天災によって、この大動脈が寸断されれば、
宮崎と鹿児島は、確実に大停電となります。
川内火力は、ワンサイズ細い220kVで結ばれていますから、能力も限られているのでしょう。
原発が天災の被害に遭う確率と、送電網や鉄塔が被害に遭う確率は大分違いますからね。
「でも、福島で起きたことを考えれば・・・」
と言う方の為に、原発事故の話もしてみます。
結論から先に
原発は、発電を中止したからと言って安全性が確保出来るわけではありません。
(少しは違うのですかね?)
福島原発も、地震による緊急停止は、問題なく行われたのです。
ですが、
緊急停止した原発の内部や、使用済み核燃料は、長い年月の間、「熱崩壊」を続けます。
この熱を取り除き続けないといけないのですが、
福島では、地震後の津波により、非常用を含む全ての電源を喪失しました。
結果、燃料等を冷却することが出来なくなり、
原発停止後にもかかわらず大惨事となったのです。
原発にとって電源は命綱です。
①自分で発電している
②停止時に必要な電気を確保するため、電力線を確保している。
③緊急用の非常電源を複数持っている
と言うように、何重もの「こんな事もあろうかと」を用意しています。
原発の発電を止める行為は、上記の①を放棄するのと同じなんですね。
もちろん、同地域に複数の発電所があれば、リスクは軽減されますが、
九州の現実は前述した通り。
不測の事態が起きて大動脈が切断された場合を考えます。
電気は水道水などと違って、「チョロチョロ流す」事が出来ません。
なので、需要に供給が追いつかなくなった瞬間にブラックアウト。つまり大停電です。
(輪番停電などを計画する時間的余裕があれば別ですが)
宮崎と鹿児島が大停電した場合、
系統全体がダウンすることとなり、外部からの電力供給②が喪われます。
残るのは川内原発が所有する非常用電源頼り。
「なんでそんなやっかいなもの作ったんや」
と言う突っ込みは無しでお願いします。何せ、今そこにあるのですから。
大切な事なので、繰り返しますが、
原発は、発電しても、しなくても、安全性は変わらない。
一方、川内原発を停止すると、電力供給は天災に対して非常に脆弱。
何せ大動脈が一本しかないのですから、バックアップ無しでの配電を強いられます。
中の人は、胃が痛いどころでは済まないでしょうね。
はてさて、そんな現実なのに、川内原発の停止を求める政治家達がいる。
何が目的なのか? CACICOには理解不能です。
エコワンの交換作業
- 2016年4月16日 4:26 PM
- CACICOの毎日
CACICOのエコワンは、第二世代タイプでした。
あっ、エコワンはガスと電気のハイブリッド給湯器です。
現行機種は、昨年に第三世代にモデルチェンジされているのです。
大きな変更点はヒートポンプ。
具体的には、冷媒がオゾン層破壊係数ゼロのR32というフロンに切り替わっています。
R32は、ダイキンが開発して、空調機使用に関する特許を無償解放した事でも有名。
さて、それと関係しているかどうかは分かりませんが、
ヒートポンプのメーカーが、シャープからダイキンに切り替わっています。
一次エネルギー効率が、第二世代の125%から第三世代は138%に向上しているのですが、
ほぼヒートポンプ部分の性能アップとのこと。
さて、CACICOのエコワンは先日、不慮の事故に巻き込まれました。
お隣の駐車場から、車のアタックを受けてしまったのです。
なかなかかわいそうな状態。
修理の下見に来たメーカーさんは、「交換ですね」と一言。
そんな関係で、昨日エコワンの交換作業を行いました。
職人さん3名+メーカーさん立ち会いで、ほぼ1日がかり。
外装が完璧に歪んでおり、パネルを外すのに、結構手こずってました。
エコワンって、二つの機械がくっついているのですね。
現在外している方が、タンク部分です。
エコワンは、タンク容量が少ないのが特徴。
95Lなので、標準的(370L)なエコキュートと比べても1/4程度。
夜間電力を使うという発想ではなく、電気とガスのベストマッチを狙ったものです。
ガス給湯器は、高い位置に設置されているため、直撃を免れていました。
配管スペースを潰すだけで済んだのは、不幸中の幸い。
取り替えるまで給湯機能は損なわれなかった。
と言うこともありますが、もし機械が詰まっていたら、
クラッシャブルゾーンが無いため、エコワンが外壁を傷つけた可能性もあったのです。
取り替え完了。
以前は、ベージュっぽい色でしたが、第三世代はゴールド色のみ。
職人さん曰く、「エコワンが、夕日を浴びるととても綺麗なんよ」との事。
あいにくCACICOのエコワンは東面設置のため、朝日しか当たらないんですけどね。
でも、2年も経たずに給湯器を変えることになるとは思いませんでした。
世の中、何が起こるか分かりませんね。
季節の変わり目
- 2016年4月14日 3:34 PM
- デシカ日記
久々の温湿度計が登場です。
室内は、23.5℃ですが、室外(玄関先)は25.7℃になっています。
因みに夜間に雨が降ったので、外気の湿度が高いです。
絶対湿度では、10gを超えています。
これ、窓を開けて外部の湿度が入って来たら、室内の相対湿度が57%になります。
(温度は変わらず、湿度だけが変わった場合)
つまり、自然換気をすると不快になるという意味。
さて体感的には今年初めて、室内外の温度が逆転しました。
日中に外から室内に入ると、涼しく感じる季節が始まったのです。
花冷え的な揺り戻しはあるのでしょうが、うどん県の日中は、これから「夏」です。
「春」と言いたいところですけどね。
想像してごらん
- 2016年4月13日 11:55 PM
- CACICOの毎日
最近、若い営業さんと世間話をする機会があったので、
「移民ってどう思う?」と質問してみました。
で今のところ、二人続けて、「移民賛成」でした。
「なんで?」て聞くと、
「日本の人口減ってるし、景気が悪いのもそれが原因だから」
という感じの返答。
そこでCACICOとしては、
「でも移民って、必ずあなたより安い給料で働くよ」
「経営者だったら、それが嬉しいかもしんないけど、サラリーマンのあなたが、何故そう思うの」
と尋ねると、そこで返答に詰まります。
さて難民・移民が、旬の政治問題である地域は、何と言ってもEU。
昨年、ドイツのメルケルさんが
「難民は全員ウェルカム」などと発言した上で、EUのルールをぶち壊してから、一気に緊迫化しています。
えっ、ご存じない?
「Yes We Can」ではなく、「Wir schaffen es!」と言ったそうです。
日本語訳 → 「われわれはできる」
何が「出来る」と言ったか知ってますか?
簡潔に言うと「無制限の難民受け入れ」です。
EUの対外ルールとして、ダブリン協定と言うものがありました。
これを意訳すると
EUに入る難民は、最初に入った国で難民申請を行う義務があり、勝手に違う国に移ってはいけない。
というものですが、
メルケルさんは、このルールを破りました。
ドイツはヨーロッパの北に位置する国なので、
シリア方面から来た自称難民(以下自称難民)が、最初に入れるEUの国ではありません。
(申請→認定で、初めて難民)
何せ、ドイツは地中海に面していないのです。
ドイツに一番に入りたければ、飛行機で入国するしか手段がない。
なのにメルケルさんは、昨年の9月、
隣国に滞在する自称難民を、ダブリン協定を無視して受け入れ始めたのです。
人道的配慮ってヤツなのでしょうが、
それまで、
「ギリシャとか行っても、仕事ないし」と躊躇していた人たちも、
「ドイツに行けるみたいだぜ」という事で、
大挙して押し寄せる事態になりました。
本来ある難民の定義であれば、命からがら自国から逃れるイメージなのですが、
経済的に一番強固なドイツに行きたい。
・・・って単に、海外で稼ぎたい人ですね。
それはともかく、しゃれにならないのは通り道になる周辺国。
EU加盟国同士には、シェンゲン協定があります。
移動の自由を保証するために、国境は存在しますが、国境警備も塀もありません。
本来であれば難民の申請は、上陸国で難民登録する必要があり、
それが理由で、(従前比較では)自称難民の数は、抑えられていたのですね。
ですが、
「メルケルが俺たちを招待しているんだ。」
というノリの人が、急遽大量発生したのです。
周辺国にしてみれば、難民登録させる事は自分たちの義務、
だけど費用は自国負担なので、ホントは受け入れたくない。
そこでドイツが「難民ウェルカム」なんて、空気読まないことを口走ったもんだから
「もう、来て良いって言ってんだから行かしちゃえ」
となった模様です。
自称難民の通り道となったルートは、荒廃し、ゴミの山が築かれているそう。
そんな感じでダブリン協定は、有名無実化。
さて、一方のドイツ。
格好いいことを言ったお陰で、ものすごい数の自称難民が殺到します。
8000万人の国に、年間100万人オーバーの移民申請ってすごい数。
(因みにシリアの人口は2000万人を超えます)
平均しても80人に1人ですが、
ドイツで移民の面倒をみるのは、国ではなく、地方自治体(州)らしいので、
国境の町は、相当な状況である事が想像出来ます。
何せ、言葉も宗教も文化も、全く違う人たちを大量に受け入れる必要が。
何処の国のマスコミも同じらしく、自身が伝えたくない情報は発信しません。
このニュース、ニューヨークタイムズが出所で、邦訳はロシア系メディア。
古くて恐縮ですが、ジョン・レノンの、「imagine」と言う歌を思い出しました。
その一節、
Imagine there's no countries
日本語訳 → 想像してごらん、国境の無い世界を
・・・想像したら、どんどんこわい考えに。
必殺技は人間失格
- 2016年4月12日 3:50 PM
- CACICOの毎日
娘が持っていたので、写真を撮らせてもらいました。
これ漫画じゃないですよ。
正真正銘、太宰治の人間失格。
表紙の絵は、文豪ストレイドッグスという漫画に出てくるキャラクターの太宰治。
文豪ストレイドッグスは、異能力を持った文豪キャラがたちが繰り広げるバトルアクション漫画。
文豪の擬人化・・・なんですかね?
出てくるのは、太宰以外に、芥川、国木田独歩、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、与謝野晶子・・・
ドストエフスキーとかアガサクリスティといった海外勢も出てきてます。
「文豪がイケメン化して能力バトルしたら絵になるんじゃないか?」
と思いついたらしい。
ちなみに、太宰の設定をwikiから
- 笑顔を絶やさず、掴みどころのない22歳の男性。誕生日:6月19日・身長181cm・体重67kg・血液型:AB型。常に羽織っている茶色のコートと腕や首などあちこちに包帯を巻いているのがトレードマーク。
- 自殺マニアでことあるごとにあらゆる手段で自殺しようとするが、毎回必ず失敗してしまい結局死ぬことが出来ずにいる。曰く、死ぬまでに苦しむのは嫌とのことで、最近は特に美人の女性と心中したいと思っている。好きな物は酒・蟹・味の素。嫌いな物は犬と中原中也。
だそうです。
彼の異能は、直接触れたありとあらゆる異能を無効化する 能力で、
必殺技名は、名付けて人間失格!!
いやもう、すごい世界です。・・・が、
累計250万部売れていて、この度アニメ化記念で、角川文庫がアニメコラボカバーを出版したとの事。
6冊有るので、ご興味のある方はこちらを。
でも、この漫画、CACICOが読んでも面白いのです。
うちの娘が「人間失格」読む気になったのも、この漫画があったから。
と考えたら、やはり漫画侮れません。
机の上で音楽を
- 2016年4月11日 3:06 PM
- CACICOの毎日
事務仕事が苦手なCACICOなので、
少しでも職場環境を良くしようと導入した物があります。
(いきなり言い訳から入ってますね)
それがこちら YAMAHA NX-N500。
パッと見には分からないでしょうが、スピーカーの後ろに黒い棒が立っています。
これ実はアンテナなんですね。
中学生の頃、オーディオブームと言うのがありました。
メディアの中心はアナログレコード、FMラジオ&カセットテープ
当時は、一台の機械で完結できないのが当然でした。
結果、いくつかの機械を組み合わせるのですが、
その名称が、システムコンポ(略称シスコン)。
レコードプレーヤー、カセットデッキ、チューナー、アンプ、スピーカー
が基本構成。
メーカーを統一している場合をシスコン。
色んなメーカーから選択した場合はバラコン
なんて表現をしていました。
今の若い人には何言ってるか解らないカモ?
さてレコードプレーヤー、カセットデッキ、チューナーは、
音楽メディアの再生機です。全てアナログ。
現在に当てはめると
アナログレコード→CD、
カセットデッキ→USB等のメモリー
チューナー→ネットラジオ
という感じで、全てデジタルデーターに置き換え可能。
つまり再生機という存在自体がない場合も有りなのです。
さて、それ以外の機械ですが、
スピーカーは分かるにしても、アンプは知らない人がいるでしょう。
アンプは、言ってみれば信号増幅器です。
最近は全てが一体化しているので、ワザワザ信号増幅器の専用機を買う人は少数派。
さて、音楽再生にはモノラルとステレオがあります。
単純に言うとスピーカー1個がモノラルで、左右に分離しているとステレオです。
一体型の器機でもスピーカーが2個付いているのは多いですが、
距離が取れないため、ステレオ効果的は限定的。
なのでステレオにこだわると、スピーカーは2つに分けたくなります。
で、残りのアンプとデジタルデーターは一つの機械。
「iPhone+イヤホン」の関係で言えば
「iPhone+スピーカー2つ」でも音は鳴るのですが、
iPhoneの中のアンプでは、力不足なのでアンプが必要。
でも、机の上に
アンプとスピーカー2つの合計3つがあると、とても邪魔。
そこで選択したのが、スピーカーとアンプを合体させた本機です。
裏面の写真を。
結構ごちゃごちゃしています。
スピーカーの裏側に、大きなヒートシンク(放熱フィン)が付いているため、
アンプを積んでいるのが分かります。
それと初めに説明(アンテナですね)したように、wifi機能があるので、
手近にiPhoneがあれば、それだけで音楽再生が可能。
別にiPhoneじゃなくても、無線LAN環境とPCがあれば良いのです。
ネットワークオーディオって言うそうです。
CACICOは、ノートPCに音楽データーを入れているので、
そこからスピーカーに直接飛ばしています。
さて、このスピーカー。想像よりとても音が良いです。
理由は、
アナログ回線が非常に短い。
事に尽きるかと思います。
デジタルデータも圧縮方法なんかで音は変わりますが、それはひとまず置いといて、
基本の音質劣化はアナログ回線上で発生します。
聴くのが人間というアナログなので、どこかでアナログにする必要があるのです。
具体的には、
デジタルデーター → DAコンバーター → アンプ → スピーカー
という流れが有ります。
DAはデジタルとアナログの頭文字、
なのでDAコンバーターとは、デジタル・アナログ変換器です。
iPhoneの中にも当然入っています。
この変換されたアナログテーターを、いかにスピーカーまで劣化させずに運ぶか?
ここが音質の分かれ目。
一般的には、アンプ→スピーカーはケーブルで結線されます。
アンプで増幅してから、右と左のスピーカーに分配しますが、
NX-N500は、それぞれのスピーカーにアンプが付いています。
なので、増幅前のデーターを分配して、それをスピーカーの寸前で増幅させます。
ここがポイント。
アンプを2つ用意したら、どうしてもコストアップになるのですが、
それよりも音質を優先したのでしょう。
高級オーディオの世界では、
(ステレオ)アンプを、モノラルのアンプ2台に分けて
性能アップを図ることがありますが、その方式ですね。
結果として、オーディオを想起させる器機は
机の上には二台のスピーカーだけ。
だけど、とても良い音が流れているのです。
これで仕事がはかどれば良いのですが、
思わず聞き入ってしまって・・・
言い訳で始まり。言い訳で終わってしまいましたね。
快適な暖房の基準
- 2016年4月7日 4:27 PM
- CACICOの毎日
桜の時期なのに暖房の話で、すいません。
採暖って知っていますか?
あまり使わない言葉ですが、言葉通り、人が暖を採るという意味、
身近なところで行くと、「ポケットカイロ」なんかがそうです。
室内で行くと、コタツが代表格。
つまり身体の一部を暖めることなのです。
一方、よく使われるのが暖房。
これは、人ではなく、「房」を暖めます。
房は、区切られた区画(つまり部屋)のこと。
キッチンのことを厨房(ちゅうぼう)って言いますもんね。
つまり、暖房器具。と呼ばれている物には、
採暖器具と、暖房器具の2つが混在している事になります。
さて、人が暖を採るより、部屋が暖を採る方が快適なのは、理屈で理解出来ます。
では、暖房なら全て良いのか?と言うと、そこにも能力差があります。
燃費の話は、色んなところで出ているでしょうから、その切り口はパスします。
今回は快適な暖房器具を考えてみます。
もちろん、「快適」は暖房器具だけでは達成されません。
建物の断熱性能が、それ相応に確保されているのが前提です。
建物の性能が低い場合は、快適よりも「即暖性」とか「熱量の多さ」が求められ、
結果、暖かさにムラができ、寒くはないが快適でもない、部屋になるのです。
そういう意味では、暖かいと快適は、全くのイコールではありません。
いきなり脱線しましたが本題に。
理想的な暖房器具の条件を書き出してみます。
① 熱源を感じさせない
② 気流は無い方が良い
実はこれだけだったりするのです。
「熱源を感じる」=「温度ムラがある」だと思いますし、気流を感じない方が、快適なのは当然ですよね。
薪ストーブのちらちらと燃えている火が素敵。
という特殊例はあるにしても、CACICOとしては
どうやって暖房しているか分からないけど、寒くない。
これが目指す理想の状態なのです。
どんな暖房システムが良いかは、また日を改めて。
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