CACICOブログ
改めてデシカと熱交換換気の違い その1
- 2015年12月6日 4:51 PM
- デシカ日記
デシカとの生活も2年目に突入しました。
一通りの季節を経験したので、ちょっとまとめてみたいです。
本来であれば、
「高断熱住宅+熱交換換気」と「高断熱住宅+デシカ」の違いをはっきりさせたいところですが、
CACICOには「高断熱住宅+熱交換換気」の経験がありません。
なのであくまでCACICOの想像レベル。
人にとって快適とは、温度と湿度が基準内に収まっていることですね。
まず温度から
高断熱住宅というのは、温度調節が容易い住宅とも言えます。
でもって、断熱性能の向上とコントロールしやすさは正比例の関係。
ドンドン高性能にしていけば、どんどんコントロールし易くなります。
調節自体は必要ですけどね。
一方湿度です
これは、ある時点で頭打ち。
性能をいくら上げても湿度環境の改善には繋がりません。
極端に言えば、
ある時点より前は、湿度コントロールが難しい家
であり、
ある時点より後は、湿度コントロールが可能な家
なんですね。
性能を上げると言っても、断熱性能は熱に対するモノで、
湿度の対する性能ではないのですから、当然と言えば当然。
なので
「高断熱+熱交換換気」の家は、
温度コントロールがし易く、湿度コントロールが可能な家
「高断熱+デシカ」の家は、
温度コントロールがし易く、湿度は快適な家
と言う事が出来ます。
温度に関して同じ言い回しになっていますね。
換気のシステムが違うのですから、同レベルでコントロールし易いかどうかは不明です。
デシカより熱交換換気の方が、コントロールし易いかも知れませんが、
そこにあるのは程度の差でしかありません。
一方湿度に関しては全然違います。
「高断熱+熱交換換気」の家は、
除湿器や加湿器等の機器で、湿度をコントロールし易い家
であり、
「高断熱+デシカ」の家は、
湿度調整の機械無しで、適切な湿度を保つ家
と言う違い。
これって全く別物と言って良いでしょう。
室内のアールに挑戦
- 2015年12月5日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
外壁の仕事が主なCACICOですが、内壁の左官工事も行います。
さて今回のお家は、アーチ形状が室内に多くあります。
室内の壁は、一般的に石膏ボードと呼ばれる材料を貼るのですが、
このアーチ形状に貼るのは不可能。
石膏ボードは曲がらないのです。
ですので曲ベニヤや薄い合板を使う事になるのですが、
この手の材料は「灰汁(あく)」がでるという欠点があります。
「必ず出る」訳ではないのですが、材料の性(しょう)が悪いと悲惨です。
一般的な合板下地の工程は、
灰汁止めシーラー処理→仕上げ塗り
なのですが、この仕上げ塗りの水分が「灰汁」を誘発するのです。
しかも後になって・・・
その後の対処は、同じ事を(止まるまで)繰り返すだけ。
なので慎重な左官屋さんは、数回にわたって灰汁止めを塗ります。
乾かないと重ね塗りの意味が無いので、一工程は短くても、数日間必要となってしまう。
で、実はそこまでしても「完璧」ではないのです。
そこでCACICOが考えたのが、外壁に使っている防水塗料。
防水塗料の上に、断熱材を樹脂モルタルで接着する。
と言うのがCACICOの工法なのですが、
この防水塗料、材料との親和性がとても高いのが特徴。
つまり、ほとんどの材料に塗ることが出来ます。
(シリコン・コーキングを除きます)
話がどんどんと脱線していきますが、
市販されているコーキングは大きく分けて二種類。
シリコンと変成シリコン。
で、シリコンの上には何もくっ付きません。
どんな塗料も接着剤も無理です。シリコンの重ね塗りすらダメ。
というものすごい商品がシリコンコーキング。
一度試しに、板金の上にコーキングを塗ってすぐに撤去してみました。
見た目には綺麗な状態ですが、コーキングの範囲だけは塗装が全く載らないのです。
そんなシリコンを改良したのが変成シリコン。
なので塗装屋さんの持っているシリコンは、必ず変成シリコン。
ですが他業種になると、半額から1/3で購入できるシリコンの方が多いですかね。
さて話を戻します。
CACICOの防水剤を鉄骨の上に塗ったことがあります。
一般的な重量鉄骨は、赤いさび止め仕上げなのですが、そこに漆喰を塗りたかったのです。
で結果は
なので木地ならば何の問題も無いと考えています。
さて現場の写真
これならば灰汁の心配は要らないハズです。
トマトは湯むき
- 2015年12月4日 11:55 PM
- CACICOの毎日
最近のブームは、湯むきトマト。
そのまま食べても美味しいし、ちょっとつぶし気味にしてソースとしてもOK。
特段、皮が嫌いと言う気持ちは無いのですが・・・
そう言えばトマトの水煮缶詰は、皮と種が苦手だったですね。
ですので缶詰系を使う場合はピューレを選択します。
生なら気にならないのに、水煮にすると気になるのは何故でしょうか?
それとも私だけですかね。
話が脱線しました。
今回は小さめサイズの湯むきです。
ミニ(プチ)トマトまで小さいと大変そうなので、一回り大きいミディトマト。
写真を撮った瞬間、「美味しそう」と近づいてきた娘に完食されました。
食べるのはホント瞬間です。
大規模修繕とは何か
- 2015年11月25日 11:55 PM
- CACICOの毎日 | 「かし住まい」を街中に
CACICOのブログで時々出てくる単語の一つに大規模修繕があります。
街中の公共物件で、丁度工事中の案件があったので写真を撮りました。
高松市の上下水道局のビルですね。
こちらの落成は昭和64年との事なので、27年目の改修工事。
タイルの上に養生テープを貼っているのが分かるでしょうか?
これが「打設検査」した結果、「剥がれそうなタイル」の印です。
道路に面しているため、タイルの落下による事故を防ぐメッシュシートが貼られています。
ちょっとアップしてみますね。
奥まっていて、あまり風雨にさらされていない場所ですが、結構な量ですね。
面を変えてみます。
こちらは施工中ですね。
やることはとてもシンプル。
浮き上がっているタイルを撤去して新しいタイルを貼る。
「虫歯の治療」にすごく似てます。
この工事が大規模修繕のメインなのですが、
気になるのは、この改修では決して新築状態にならない事。
虫歯の例えが続きますが、
ビルは人と違って「歯磨き」をしません。
なので劣化は進んでいく一方。
結果として
2回目の大規模修繕は、必ず1回目より範囲が広がります。
(CACICO予想です)
何故予想かと言えば、
全国的に2回目の大規模修繕をした建物は少ないから。
50年前と言ったら1965年(終戦が1945年)ですし、
耐震基準も大きく変わっているので、ほぼ建て替えになっている気がします。
ですが今からは違います。
公の建物はともかく、
個人がマンション購入して、50年で取り壊しでは寂しすぎます。
2回目の大規模改修が当たり前の時代が来る。
ハズなのですが、まだまだ未知の世界なのです。
フィルターさん有り難う
- 2015年11月24日 5:51 PM
- デシカ日記
3月末に、標準タイプから高性能タイプにフィルター交換をしたCACICOのデシカ。
高性能タイプは半年毎の交換となっていますので、実は期間オーバー状態。
前回の交換時はあまり汚れていなかったので、単純に年末で良いかなぁ。
と考えていたのです。
ですが、最近デシカの音量が大きい気がしていたのでフィルター交換を実行。
すると、
ちょっと絶句してしまうような状態でした。
裏側すら
しっかり汚れており、フィルター寿命を大きく超えています。
PM2.5対応の高性能だから一杯取れた?と言う訳ではありません。
何故なら前回比で、プレフィルターも酷く汚れているのです。
掃除をしたら
全く違いますね。
前回は5ヶ月、今回は7ヶ月強という違いはあるものの
期間を超えた汚れ方。
想像するに近隣で行われた建物解体作業の影響かな、と考えます。
これが、なかなか大がかりな解体工事だったのです。
どちらにしてもフィルターの有り難みを再確認。
これが室内に入ってきたとしたら・・・
大分嫌ですね。
このモデルチェンジは素敵
- 2015年11月23日 9:28 AM
- CACICOの毎日
まずこの写真から。
今年の2月ですが、明治が生クリームのパッケージをモデルチェンジしています。
明治さんのニュースリリースから引用すると
リキャップ可能なキャップ付きスタンディングパウチ容器
になったのです。
今まで生クリームと言えば、背の低い牛乳パック形状でしたよね。
一気に使ってしまうのなら良いのですが、保存にはとても不向き。
なんですがこちらになってそんな心配が全くなくなりました。
CACICOが生クリームを料理に使い出した遠因でもあります。
素晴らしい。
日本のメーカーは、ホント細かく細かく使い勝手を改良してきます。
今回の変更は、キッコーマンのいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆのパッケージ以来の感動。
もっともキッコーマンの場合、中身の醤油が好みではなく、
直ぐに小豆島の醤油に戻したというオチが付くのですが・・・
ですが生クリームは明治一択ですね。
喰くう改め、れんげ料理店
- 2015年11月22日 8:53 PM
- CACICOの毎日
高松で一番好きな居酒屋さんが、リニューアルオープンしました。
名前も変えて心機一転。
居酒屋さん。と言いましたが、出てくる料理はとてもレベルが高い。
写真が下手ですいません。
器も凝っていてとても素敵。
なにより、
CACICOがこちらを紹介した人は、ほぼリピーター化しています。
さてリニューアル前は個室もあったのですが、壁を取っ払って、全てオープン空間にしています。
こちらの隠れた(?)美点は、客筋が良いこと。
居酒屋なので、基本「ワイワイがやがや」しているのですが、それが気にならない。
今まで、「隣のお客さんうるさいなぁ」などと思ったことがほとんどないです。
接待向けのお店だと、そういうのがあるのですよね。
リニューアル後は「全面禁煙」にしているのも嬉しいです。
室内も少し撮りましたのでご紹介。
どこかの(聞いて忘れました)学校で使われていた椅子です。
背もたれと後ろの壁にアールがかかっています。
大阪の建築士さんにお願いしたとのことですが、細かいところに気を使っているのが分かります。
建築的にも興味津々でした。
こちら唯一の欠点と言えば、予約が取りづらい事だけですかね。
実行力の無い人の方が
- 2015年11月20日 12:48 PM
- CACICOの毎日
大阪都構想否決!!
って決定したの今年の春でしたよね。
なのに、また都構想?
住民投票の結果は全無視?
などと考えるのは、大阪以外の地域だけらしいです。
今行われている、大阪ダブル選挙の世論調査を見ると
都構想を推進している維新が有利らしい。
大阪都構想がどんなモノかは、以前ちょこっとだけ書きました。
結論だけ書くと、「百害あって一利なし」な施策です。
だって、手に入る結果は大阪市消滅だけなんですから。
その代償は、何年間にも渡る大阪地域の行政停滞。
あれだけの大所帯を分割する時間と手間・・・
組織に携わった事がある人なら分かるはずです。
さて話変わって
CACICOの考える「選挙投票」の極意(?)を紹介します。
選挙投票という行為は、
「自分が信頼する人に投票する」
と思っている人が多いと思います。
何故なら、
「誰に入れても同じだから行かない」
と言う話を良く聞くから。
(単に「政治に興味が無い」人もいるでしょうけどね)
そんな「良い人がいないから」投票しない人に、
特にお勧めしたい思考法。
それは
嫌な候補者を落とすための投票行動
全員嫌いかも知れませんが、
その中でも
最も当選して欲しくない候補者を探すのです。
それが出来れば後は簡単。
その候補者を落選させる目的において
最も効果的がある人に票を入れる。
これが正しい一票の使い方だと思うのです。
1番を落とすために、2番目に嫌いな人に投票する事になるかも知れませんが、
それは目をつぶって下さい。
さてさて引き続き一般論。
碌な候補者がいない場合は、せめて実行力の無い人の方がマシ。
そんな事を考えるのも、
自分が「行動力のある方向音痴」だからかも知れません。
(道に迷う自信はあります)
どんな道を行こうが個人の勝手ですが、
「おおさか」ごと変なところに連れて行かれては、たまりません。
って、どこが一般論やねん(一人ボケツッコミ)。
ボジョレーの夜
- 2015年11月19日 11:55 PM
- CACICOの毎日
11月19日は、ボジョレーヌーボーの解禁日。
市内では、丸亀町商店街でイベントもあったようです。
CACICOは行きつけの酒屋であるヒサモトさんで買ってきました。
店長さんと話していると、
「1~2週間ぐらい置くと、味が落ちつくんですよ」
との事でした。
長時間移動させた場合は、少し休ませた方が良いらしいのです。
でも、そんな事は気にせず開栓。
料理も作ってみました。
サーモンのクリームソース(?)
以前は、小麦粉とバターで、ホワイトソース(ベシャメルソースと言うのかな?)を作っていましたが、
結局、小麦粉でとろみを付けているだけだなのでは?
と思うようになり、シチューでもない限りバターと生クリームで済ませています。
赤ワインに魚ですか
と突っ込まれないためにもう一品。
普通のハンバーグです。
洋風にするために、ソースはブドウソース+バターで作りました。
・・・混ぜただけなんですけどね。
では準備が出来たので乾杯!!
お酒を飲む理由のある日は良い日です。
無くても飲むんですけどね。
タワマン節税ってのがあるようです
- 2015年11月16日 11:55 PM
- CACICOの毎日
タワマン節税って聞いた事ありますか?
タワマンとはタワーマンションの略で、
「高層タワーマンションの購入は相続税対策になりますよ」て事らしいです。
こちらが新聞記事です。
日経新聞が1年も前に記事を書いているので、ちょっと古いネタですいません。
さて、何故タワマンで節税できるかを、相続税のベースとなる「財産」の算定方式から考えます。
一番相続税が高いのは、当然ながら現金や預金。
その次は土地です。土地は更地と言って何も建物が建ってない方が税金が高い。
なので土地を持っている人には、
「マンション建てませんか、借家建てませんか」という営業が押しよせます。
「借家を建てれば、収入も増えるし、相続税対策にもなりますよ」
と言う訳で、
うどん県でも、「そうなんだろうなぁ」というアパートが結構あります。
さて日経の記事によると、節税効果は
現金<一戸建て<中低層借家<高層マンション<タワーマンション
という関係らしいです。
一戸建てより右側の相続税は、購入金額がベースではありません。
路線価と呼ばれる地価+上物と呼ばれる建物の時価価格
なんですね。
路線価は一般的に実勢価格の7~8割ですし、
建物の価値は、年々減価償却されていくので、
「老後や子どもさんのために、借家を作りませんか?」
という話になって、
「借金があった方が、相続に有利ですよ」
という展開まであります。
あっ、CACICOの意見ではないですからね。
そういう話を知っているだけです。
脱線してしまったのでタワマンの話に戻ります。
相続税対策でマンションを購入する人がいますが、
タワマンの節税ポイントは、「価格に占める土地の割合が低い」事にあります。
その理屈ですが、
建物の高さが高くなると、当然床面積は広くなり、
結果として、面積あたりの土地の割合が少なくなる。
からです。
平屋なら、路線価がそのまま相続税の対象。
ですが、同じ敷地面積でも階数を多くして
10階の建物が作れれば、面積あたりの土地割合は1/10で済む。
もっと上に伸ばして100階にすれば、土地割合は1/100で済む。
という話のようです。
営業トーク風にしてみます。
「この一帯は路線価の高い場所で、高価格の分譲とはなりますが、
タワーマンションなので、実は金額に占める土地の割合が少ないのです。
だから、
購入金額から想像するより、相続税が安いのですよ」
タワマンは価格の中で、土地部分の割合が少ない。
ってそれのどこがメリットなんでしょうか。
土地は不動産と呼ばれるように、価値が無くなったりしません。
ですが上物は、不動産と呼ばれながらも減価償却するという不思議な商品。
価値として「不動」じゃないのに不動産と呼ばれるのですね。
先ほどの
一戸建て < 中低層借家 < 高層マンション < タワーマンション
という比較は簡単に言うと、
土地部分の割合が少なくなっているだけ・・・
CACICO的には「ちょっと待て、落ち着け」
な理屈です。
原価償却される部分の割合が多いって、
それは「時間と共に価値が無くなっていく」割合が多い。
という事では?
「タワマンは人気ですから何時までも価値が下がらない」
と営業さんは言うかも知れませんが、
まぁ、それも新しいタワマンが立つまでの話。
一般のマンションと同じだと考えて間違いないです。
それ以上に建築経験者からすると、タワマンのランニングコストが気になります。
一般のマンションでは、築後20数年毎に、外壁を中心とした大規模修繕が必須。
はたしてタワマンの大規模修繕ってどうやってするのでしょうか?
50mとか100mの高さなのですから、足場を建ててという訳にはいかないでしょうね。
高層マンションの建設費用は、割高になりがちですが、タワマンとなったらより一層だと思うのです。
なので普通に考えれば、メンテナンスも高コストなはず。
いわゆる「修繕積立金」ってヤツです。
メンテ費用が織り込み済み・・・ですよね普通だったら。
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