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日射遮蔽の方法は

ここ最近、秋という季節における日射遮蔽を取り上げているのですが、

なかなか一筋縄ではいきません。

太陽の高度がかなり低いからです。

外付けブラインドがあれば問題無しなのですが、

費用もそれなりにかかりますので、そんな特殊装置は別枠とすると、

①できるだけ庇を出す。

②窓の大きさは縦方向では無く、横方向に広げる。

と言うのがCACICOの提案なのですが、まぁこれも異論だらけでしょう。

特に掃き出しサッシは、日本人の遺伝子に組み込まれていると思う程の人気ぶり。

建築雑誌を見ても、「掃き出しサッシてんこ盛り」の家がいっぱい。

(床から直ぐにガラスが始まる家って多いです)

これに関しては以前

掃き出しサッシが必要な訳って?

でまとめましたので、是非そちらを読んで下さい。

一言で言うと「見た目以外に良いとこ有るの?」です。

さて外部の日射遮蔽と言えば、日本的には「よしず、すだれ」

そうでなければ外付けロールスクリーン。

これも書いたことがあります。

外付けロールスクリーン

今日は家の内側の話を。

室内の遮熱は室外より落ちますが、

何せ外で遮熱出来ないのですから仕方有りません。

順番を付けると、一般論としては

①ブラインド ②ロールスクリーン ③カーテン

という感じかもしれません。

日射遮蔽なのでフラットで隙間がない方が有利。

①と②の差は、微調整できるかどうかの違いです。

ロールスクリーンは全開と全閉しか選択肢が無いですが、ブラインドは細かい調整が出来るのですね。

日射侵入は低い位置から始まるので、ロールスクリーンを途中で止めると意味がないのです。

特に遮熱しながら通風したい。

とか

明かりをちょっとだけ入れたい。

となったら、ブラインドがもっとも融通が利きます。

機能的すぎて、家のデザインと合わない事がある。

というのが問題かも知れませんけどね。

 

まとめです。

①長い庇 ②背の低い窓 ③遮熱ブラインド

この三点が、蒸暑地域の家造りには必要。

特に、高断熱になればなるほど重要度が上がります。

太陽の熱

太陽からの熱って、季節によって違うんですね。

これは簡単に言うと、地球が23.4度傾いて自転しているから。

夏→秋→冬と、

太陽の光が、どんどん斜めに当たるため、熱エネルギーが拡散するんですね。

で、どの程度違うのか考えてみました。

夏至と冬至の南中高度から類推してみます。

夏至を100とすると、

冬至は65(ぐらい)

なので春分や秋分は82.5.

という感じだと思います。

文系の適当計算ですので、理系の方怒らないでくださいね。

 

因みに夏至って6月末ですけど、ホントに暑いのは8月。

このズレは、

地球が熱で暖まる→空気が暖まる

という時間差の問題です。

1日の中でも太陽高度が一番高い12時より、

最高気温は2時ぐらいになりますよね。

それと同じです。

 

さて話を戻します。

今年の夏至は6月22日で、冬至は12月22日。

今日は10月22日なので、77%ぐらいの熱量ではないでしょうか。

これは1日の熱量ではなく、平米辺りの熱量です。

日の出ている長さも違うので、1日に換算すると総量はもっと少なくなります。

今回はガラスに当たった熱を考えているので、

最高に暑い時期の77%ぐらいの熱が、窓ガラスに当たっている訳です。

これって結構厳しいですね。

CACICO的には、9月後半からガラス面に直射日光が当たりだしたのですが、

それは、長い庇と、腰高の窓という遮光条件ですら、という話。

(庇1メートル、窓の高さ1.5メートル)

普通の庇と掃き出しの窓であれば、

(庇50センチ、窓の高さ2メートル)

8月後半から日が当た始めるのではないかと想像します。

窓に直射日光が当たる。

と言う事は

如何に性能が良いガラスでも、室内に熱が入ります。

その実験が前回のブログ

さて、そこで何が起こるか考えてみます。

 

家が高断熱であった場合は特にですが、

室温がドンドン上がります。

(もちろん室内に入り込む日射の量によりますが)

そこで問題なのは、住宅に装備されている熱交換換気扇。

今までも何度となく書いてきましたが、

熱交換換気扇とは、室内の温度を守ろうとする換気装置。

なので、日射熱を取得した室温を維持する方向で動きます。

 

夕方になって外気温が下がったとしても、住宅内の室温は高止まりします。

高断熱+熱交換換気という仕掛けが災いするのですね。

 

外気が快適な秋だからこそ、遮熱対策はものすごく重要だと考えるCACICOです。

Low-Eガラスの現実

前回はLow-Eガラスの能力について書きました。

現実的にはどうなの?

と思われる方もいると思うので実例を。

今日(10/20)のうどん県は、なかなか暖かい日でした。

車で走っているとエアコンを切ることは不可能でしたね。

お昼過ぎ、普段キッチンに置いている温湿度計を、日差しのあたる床に置いてみました。

ワザとブラインドを開けてからです。

室温は27℃だったのですが、ほんの数分で38℃まで上がりました。

これが日射で入って来た熱のチカラです。

ガラスは、ほぼ最強のトリプルガラスのダブルLow-E仕様。

と言っても

10月の現在には嬉しくない「熱」ですが、11月に入れば有り難い「熱」になるのです。

人って勝手ですよね。

Low-Eガラスと家造り

Low-Eガラスの復習から、

Low-Eは日本語に訳すと、低放射と言う意味。

特殊な金属膜をコーティングして、熱をカット出来るのがLow-Eガラスです。

Low-Eガラスが全て複層ガラス(ペアやトリプル)なのは、

断熱性能を上げると共に、金属膜を守る意味もあります。

さて、このLow-Eガラス。

素晴らしいモノではあるのですが、性能が一人歩きしている感もあります。

光を取り入れるけど、熱は入れない

とか

〇〇%以上熱をカットする

(〇〇にはお好きな数字を入れてください)

とか

聞いてしまうと、

なんだ、それならLow-E入れとけば遮熱対策OKじゃん

と思う人が(造り手側にすら)多いのですね。

そんな風潮に、敢えて(文系的な)疑問を投げかけます。

 

そこまで遮熱出来るのなら、冬は寒いでしょうね。


「冬は窓からの日射熱で、家の中が暖かく」

こんな台詞を聞いたこと有りませんか?

CACICOの経験でも、冬の日射熱は大切です。

と言うか、

トリプルガラスのダブルLow-Eという最強仕様

だったとしても、

窓に直射日光が当たれば、室内に熱が入ってきます。

イエ、入ってくれないと困るのです。

だって冬の暖房負荷が格段に増えてしまうから。

 

冬に日射熱を取得できるガラスが、

夏に日射熱を遮蔽 ・・・できる訳ないですよね。

もちろんシングルガラスと比べれば、格段の性能を持っていますが、

それでもその遮熱性能は、冬に熱取得できる程度の性能なのです。

なので

高断熱住宅の快適は、窓に当たる日射のコントロール次第

だと思ってください。

蒸暑地域の方は特にです。

窓と庇の配置、つまり家造りのプラン段階で、

快適かどうかの答えは出ているのです。

巨大植物が育つ家

デシカと暮らし始めてほぼ一年。

写真は観葉植物としては非常にメジャーなクワズイモ君。

何年も前にスーパーの店頭で買いました。

長年連れ添ってきたヤツだったので、引っ越しを機に捨てるのも忍びず連れてきたのですが、

鉢を大きくしたというのもあって、あっという間に巨大化しました。

当初はキッチンに持っていって水をやっていたのですが、

今は移動させるのも一苦労。

写真の葉だけでも45㎝。

全体では2mの大物ぶり。

大きくなりすぎてバランスが悪いため自立不能、

ベッドで寝たきりの超肥満野郎よろしく、椅子に寄りかかって立ってます。

鉢のサイズが20㎝×20㎝×20㎝と植物に比べてあまりに小さい。

もう一回り大きい鉢に植え替えを計画しているのですが、

  注)写真に写っている鉢ではありません

またまた大きくなってしまうのではという不安が・・・

ですが、以前ブログに書いた通り、

観葉植物に優しい家

植物に優しい家は人にも優しいのです。

その意味では結果に満足。

やはり室内の植物に必要なのは温度管理。

あっ、

実は一つだけ懸念事項がありました。

それは、

一般の高性能住宅よりは夏場が低湿度で推移するので、

人にとっては快適でも、高温多湿を好む植物にとっては湿度不足?

という予想。

でも、まったくの杞憂でした。

・・・水やりの回数は多いかな。

灌水鉢を導入しておいてホント良かったです。

ディカプリオとVW

既にVW一社の問題では無く、欧州全体の問題と化しているVWのディーゼル詐欺。

このお話にレオナルド・ディカプリオが絡んでいるという小ネタです。

直近のニュースとしては、ディカプリオ、VWのディーゼルスキャンダルを映画化

流石ハリウッド、何でも飯の種にするなぁ。

と思ったのですが、ディカプリオという名前に引っかかりました。

ディカプリオと言えば、タイタニックのお姫様役・・・いえいえ主役として有名ですが、

(ケイト・ウィンスレットの方が斧振り回して男らしいのです)

車好きでも有名。

2005年のアカデミー賞の受賞会場。

ノミネート候補者は、お抱え運転手のリムジンで会場に乗り付けるのがお約束。

だけどディカプリオは、自分が運転するプリウスで登場したのです。

1997年に発売されたトヨタのプリウスは、2003年にモデルチェンジされた二世代目が大ヒット。

アカデミー賞授賞式の一件もニュースになり、「プリウスに乗る=エコな人」という社会的な流行に。

それは車業界内でも同様で、2005年度には北米と欧州のカーオブザイヤーを受賞しました。

 

一方VWですが、2004~5年からディーゼル不正を始めたようなので時期的に符合します。

VWはプリウスの登場にショックを受けたのでしょう。

だけどハイブリッドの特許技術は日本(トヨタ)に抑えられていて手がだせず。

ディーゼルに特化するしかなかったのですが技術が無かった・・・

日本の自動車評論家と言われる人たちは、おしなべて「ドイツ車びいき」の方が多いです。

ここ最近までは「欧州のディーゼル車素敵」という記事の花盛り。

ですがヨーロッパにおけるディーゼル車の現実は、

北京、ベルリン、パリ、ロンドンでエントリーしましたが、

街をスモッグだらけにしました。

データーとしては、こんなのがあります。

データー元

欧州のNox規制の推移と実際の道路の状況を、ガソリン(青)とディーゼル(赤)に分けて表示しています。

それぞれ実線が規制値です。

(因みにLCVとは商用車の事)

ガソリン車の実路データーは規制値に準じて推移していますが、ディーゼル車はダメですね。

タイトルはディーゼルエンジンには排ガス規制は存在しない。と書かれており、

当然ながらVWだけの話ではありません。

 

アメリカへの輸出はVW一社だけの責任でしようが、

EUの大気汚染は自動車業界ぐるみのみならず、欧州各国ぐるみの責任みたいですね。

日射の端境期

秋は高断熱住宅の苦手な季節だと思います。

今年のうどん県で言うと、10月初旬前後でしょうか。

(CACICO感覚)

なぜ苦手かというと、結構な日射が入ってくるから。

太陽の高さ(南中高度)がもっとも高いのは夏至(今年は6/22)。

でもって一番低いのが冬至(今年は12/22)

中間に当たる秋分は9月23日だから、10月は庇の効力が結構失われているのです。

もちろん、寒い時期には窓からの日射取得はとても有用。

なので、

暑い時期は庇で遮熱、寒い時期は日射取得

が大原則なのですが、端境期はどうなのか・・・

「まだ日射が要らないのに、日差しが入ってくる」

と言う事が起きます。

その季節が秋なのです。

例えば写真は10月11日。最高気温22℃、最低気温17℃

腰高の窓+庇有りなのに、縦型ブラインドに結構日があたっています。

Low-Eガラス越しでも、熱量は馬鹿になりません。

なので、ブラインド等は必須。

写真はニチベイの遮熱タイプなのですが充分役に立っています。

10月に入ると、いくら南窓といっても庇だけで日射遮蔽する事は不可能。

当然ですが、年によって気候も変わるため、

日射を微調整できる仕掛けは欠かせませんね。

イクラと鮭とアボカドと

イクラの醤油漬けを作った勢いで・・・

鮭とイクラの親子丼・・・丼じゃ無いですね。

好きなモノを混ぜただけ、という話もありますが

美味しいモノに美味しいモノを加えたら、凄く美味しくなる。

という思い込みだけで料理作っています(笑)

この流れだと、やはり日本酒スタートですかね。

こんな贅沢を出来るのも、筋子さんのお陰です。

詳しくは、こちらから

アニキのシロシャツ

今回は訳分からない話になりますので、ご関心の無い方はスルーして下さい。

「進撃の巨人」という実写映画を取りあげます。

漫画が原作、テレビアニメでヒット。でもって実写映画化されました。

日本映画頑張れ。という気持ちもあり、前編後編の2枚セット前売り券を購入。

 

前編の感想は「特撮凄い」だけでした。

何考えているか分からない「でかいヒト」が襲ってくる恐怖。

これは確実にハリウッド以上。

特撮スタッフの努力を讃えたいです。

でも、後編を見たいとは思いませんでした。

と言うか2枚セットを買った事を激しく後悔。

何故なら特撮以外がダメダメ。

ヒロインがヒラヒラのニットを着て鉄条網をかいくぐるシーンから嫌な予感が・・・

この手の映画は巨人という大嘘にリアルを持たせるため、日常部分のは御法度なのです。

結果として予感は大当たり。

演出(つまり監督)も脚本も、気に障る所だらけ。

ドラマパートの度に、早く特撮シーンを観せて状態に・・・

(役者さんのせいではありませんよ、多分)

 

と思いつつも前売券を捨てる勇気が無いので、先日後編を鑑賞。

観るのは特撮シーンだけ。

と決めていた私の心に飛び込んできたのが

 

シロシャツのアニキ!

 

舞台は寺山修司もビックリな白い部屋。床には何故か白い砂。

アナログレコードを仕込んだジュークボックスから「エンドオブザワールド」が流れる中、

シロシャツ&シロパン&裸足のアニキが、シャンパングラスを手にドヤ顔で説教を始めます。

あまりのシュール&中二な展開に呆然とする観客(私)が、

「(うる星やつらの)面堂終太郎かぁっ!!」

と突っ込む隙すら与えず、アニキは怒濤の状況説明(ネタバラシ)。

そして数分後、シャンパンで乾杯する始末。

 

その後映画はアニキワールド一色。

勢いは留まるところを知らず、まさかのリンゴ王子にまで進化。

(知りたい人は映画を観てね)

その一挙手一投足から目が離せず、腹筋は崩壊状態。

 

脚本は「映画秘宝」を創刊した町山氏。(本職は映画評論家)

「映画秘宝」にぴったりな作品にするなんて、なかなかの自給自足ぶり。

そう言えば監督の樋口氏も

ガメラシリーズの特技監督は素晴らしかったですが、

ローレライ等の監督業は全く評価できない御仁。

割れ鍋に綴じ蓋と言って良いのかどうか、

後編は10年に1本の珍品映画に開花しました。


さてさて、2016年公開の新作ゴジラはもうひと手間かけてます。

脚本が町山氏から庵野氏に変更。

あの「巨神兵東京に現わる」(監督・樋口、脚本・庵野)チームに、

シロシャツのアニキを組み合わせるという凶暴タッグ。

東宝さん、僭越ながらパワーアップの方向が間違ってます。

イクラ大好き

イクラ好きなのですが、なかなか良いお値段ですよね。

しかも、味付きしか売っていないし・・・

と言う事で、思い切って筋子を買ってみました。

筋子と言うのは、まぁ、ほぐしていないイクラですね。

間違っているかも知れませんが、

筋子→ほぐしていない鮭の卵

イクラ→ほぐして(ほとんどの場合醤油漬け)いる鮭の卵

という認識です。

これ、どうやってほぐすんだろう?

とお店の片隅でスマホ検索。

結果、40℃の塩水に漬けると、結構簡単にほぐせるらしいと判明。

で、キッチンで格闘30分+漬け込み1日

できたのがこちら。

これで夢にまで見た(ちょっと盛りすぎ)イクラ食べ放題が叶います。

個人的には、冷や奴に合うと思うのですが、どうですかね?

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