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掃き出しサッシの必要な訳って?

以前、「掃き出しサッシが人気な訳」というエントリーをした事があります。

我ながらオチのない話しでした。

掃き出しというサッシが日本で人気なのは、文化的な要因が大きいと思っています。

例えば

柱と梁で建物を構成する工法。

→石や煉瓦で壁を積み上げていくやり方より、開口部が大きくなりがち。

(ヨーロッパと)比較として、温暖な地域が多い

→湿度対策で、風通しが優先しているかも。寒い地域でやると命に関わります。

外敵から侵略された経験がほぼ無い。

→京都御所には、お堀も石垣も無い(無防備な)状態で、日本で一番偉い人が暮らしていた。

みたいなトコロでしょうか。

だから日本の住宅は、無条件で掃き出しサッシが付いてきます。

除く豪雪地帯。  1階の掃き出しは雪で埋まってしまうらしいです。

でもCACICOとしては、温暖地域の掃き出しサッシも

その導入には、慎重を期すべきだと思うのです。

なぜか?

①日射取得のコントロールがしにくい。

②外から覗かれやすい。もしくは見たくないものが見える。

③室内の壁が少なくなる。

④熱環境的には不利になる。

⑤大物の搬入経路は不要

⑥リビングとウッドデッキを繋げた大きな空間って必要?

 

①は庇との関係でもあります。

掃き出しサッシの高さは約2m。腰窓だと1m程度なので、日差しをカットしようとした場合、

長い庇が必要となります。

7月や8月ならともかく、10月頭でも「暑い」日が続くうどん県では、

1m近く出幅があっても、掃き出しだと日射が遮れません。

②開放的と言う事は、外が良く見える&外からもよく見えます。

せっかくの掃き出しなのにカーテン閉めっぱなしだといまいち意味がありません。

③壁が少なくなる。

これは結構重要です。オープンな間取りが増えている昨今、室内の壁が減っています。

構造的な「耐力」という話ではなく、家具を置く壁が無かったりするのです。

以前、とても開放的な間取りの家があったのですが、

「テレビをどこに置くんだろう?」と悩んだ家を見た事があります。

生活を始めると、いろんな家具が発生しますし、その為には壁が必要なのです。

④当たり前の事ですが、外壁に面している部材で、一番性能が低い部分が窓です。

家の中を快適に保つために断熱をしても、窓が多いようではトータルの性能は下がります。

なので、性能が下がっても必要な理由があってしかるべきなのです。

項目には上げていませんが、

「室内は明るければ明るいほど良い」

と考える方も非常に多いです。

この要望は、なかなか論破出来ないのですが、

建築基準法で、「明るさは」確保されているので、プラスαの「明るさ」を求めるのであれば、

それなりのマイナスが発生するのも知って欲しいですね。

⑤ソファやベットなどの「大もの」搬入。というのも

大概のものは「マンションの玄関から入る」がデフォルトなので、心配要りません。

⑥は趣味なので否定できませんが、

南向きのウッドデッキという奴は、実はあまり活用されません。

何故ならば、使いたい時期に暑すぎるからです。

夏に使うのであれば、北側にデッキを取るのがお勧めです。

 

という風に箇条書きにすると、掃き出しでなければダメな理由ってなかったりします。

CACICO的には「2階ベランダに出る」ぐらいしか思いつきません。

それもテラスドアがあれば充分なので、引き違いの掃き出しである理由にはならないのですが・・・

ホント、掃き出しって必要ですかね。

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