CACICOブログ
キノコと甘エビのアヒージョ
- 2015年9月25日 9:42 PM
- CACICOの毎日
スペイン料理にアヒージョってありますよね。
日本語的にはオリーブオイル煮かな?
刺身で食べ損なった甘エビが冷蔵庫で行き倒れていたので、アヒージョにチャレンジ。
専門家的には、何かワザがあるのかも知れませんが、
素人的には、ハーブ+ニンニクオイルでエビを煮るだけ。
つまり
炒め物や天ぷらと比べたら、何もしなくて良いレベル。
思わず太字にしてしまいましたが、
調理時間さえ知っていたら、レンジの前に居なくても料理できる世界。
この簡便さは魅力ですね。
欠点は、
エビのうまみを吸ったオリーブオイルを完食したい欲望に駆られる事でしょうか。
・・・お酒も呼びますしね。
VWの排ガス詐欺
- 2015年9月23日 4:00 AM
- CACICOの毎日
直近の自動車ニュースと言えばこれですね。
ドイツVW、米排気ガス検査での不正認める。 制裁金は2.1兆円か
VWとアウディ部門のディーゼルエンジン車は、当局による検査の時だけ排気ガスをコントロールする機能がフル稼働するソフトウエアを搭載して販売されていた。米環境保護局(EPA)によると、通常走行時の排気ガスは基準の10-40倍に達する。
簡単に言うと、これだけです。
日本でディーゼルと言えば、トラックに代表される黒い煤煙でした。
で、排ガス規制は大きく分けて2つ。
NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の規制です。
PMとは、以前話題となったPM2.5のPM。
排ガスのPMは粒子が大きく分かりやすいですが、NOxは目に見えないため分かりづらい。
今回VWが「不正」したのは、このNOx部分。
因みにNOxは、大気汚染の原因とともに、温室効果ガスでもあります。
ディーゼルエンジンの排ガス規制は国によって違います。
NOxだけの数値を上げると
アメリカ2007 0.044
日本2009 0.08
ヨーロッパ2009 0.18
初期エントリーでは、数値を間違っていたので9/26に訂正しました。
何故かアメリカだけぶっちぎりで厳しいのですね。
逆にディーゼルメインのヨーロッパは、先進国では一番緩い。
日本で自家用車のディーゼルエンジンと言えば、MAZDAのクリーンディーゼルです。
そのMAZDAでさえ、基準がクリアできずにアメリカでは販売できていないのが現実。
だけど一番緩い基準でしかないヨーロッパのメーカーであるVWが低価格で販売できている。
これは結構、謎だったのですが、
あっさりと解決しました。
検査の時だけ排気ガスをコントロールするプログラムを特装していた。
そんな事が出来るのなら、普段でも動かせば・・・と思うところですが、
そうすると燃費がとても悪くなるそうです。
これだけならば1メーカーの話だったのですが、
遡る事1年前、こんな記事がありました。
ヨーロッパ車12台、アメリカ車3台を調査したところ、
ヨーロッパ基準もクリアされていない事が判明したそうです。
つまり欧米のメーカーは全滅。
VWは来年度には日本でディーゼル車を発売する。
って言ってましたが、どうなりますかね。
秋の日差しは気持ちいい?
ここ数日、外が快適です。
敬老の日は栗林公園を散策していたのですが、ものすごく良い気分。
「年に何日あるの」と言いたくなるような朝でした。
こんな環境なら、窓を開け放すでしょうね。
本題ではないですが、栗林公園では
秋の高校生 大茶会
というイベントをやっていました。
今年で4回目だそうで、
県下6校の茶道部が、お茶会をする企画。
1日2校ずつで、たまたま21日は最終日でした。
お茶を頂いたのは
高松第一高等学校(通称一高)の学生さん担当の日暮邸。
日暮邸はこんな所です。
うどん県旅ネットからダウンロードした写真ですが、
ここでお点前出来るのは良い経験ですよね。
お茶の事は全く知らないのですが、
緊張の固まりの学生さんが、説明&亭主を披露する立ち振る舞いには、
普段やらない30分の正座を、全く気づかせない力がありました。
裏方に徹していた(多分)裏千家の方もご苦労様でした。
さて話はがらっと変わって日差しの話を。
最近は大分日が短くなってきたのですが、それとともに日中高度も下がっています。
ここで質問です。
今現在、日中の日射取得は必要でしょうか?
確かに外気は快適温度ですが、
正確には 「日陰は」 という前提条件を付けるべき。
一方高断熱の住宅内部はどうでしょうか?
断熱を高めている家は、よほど特殊な事がない限り、
短時間で大きな温度変化はありません。
よほど特殊な事・・・それが窓からの日差しなんですね。
真夏の日射に関しては、ほぼ遮っているCACICOの家でも、
この時期には日射が入ります。
具体的には12時~16時はこんな感じ。(東からの日差しはカット出来ている)
たいした熱量に感じないかも知れませんが、横にいると結構輻射熱を感じます。
問題だなぁと思うのは、
これが
南向き 庇の出巾1m 窓の高さ1.5m
という条件で起きている事。
一般的な住宅だと、良くても
庇の出巾50㎝ 窓の高さ2m
なので
上記写真の何倍もの熱が室内に入る事になります。
9月は素敵な季節ですが、日差しはまだまだ危険なのです。
調湿の力
- 2015年9月21日 4:00 AM
- デシカ日記
調湿をうたう住宅建材は大量にあります。
ですが、その多くは効果を体感する事ができません。
何故なら、
その材料が調湿する事と
その空間を調湿する事は
全く別の話だから。
例えば、ホームセンターで押し入れ用の乾燥剤を買ってきます。
この効果を体感したければ、
密閉容器に入れるしかありません。
限られた容積であれば、乾燥剤としての役割を果たすのです。
一方住宅は大容積。
かつ24時間の換気を義務づけられていますので、外気の大きな影響も受けます。
その湿度を、人が体感できるほどに調節するのは
並大抵では出来ません。
さて、この写真。
何だと思いますか?
無香空間(小林製薬)という、消臭剤です。
右は普通の状態で、左は夏場の靴箱内部。
設置が勿体ない?と思うぐらいに素早く小さな粒になってしまいました。
これが、空間を調湿しているって事なんですね。
因みに、これ水をかけると元に戻るのですが、
消臭成分は無くなっていますので、再利用はできません。
もっとも保冷剤の中身と同じなので、
エッセンシャルオイル等を使えば「有香空間」は作れます。
・・・主婦の知恵ネタですね。
食卓のお手入れ
- 2015年9月20日 9:40 AM
- CACICOの毎日
シルバーウィークの初日、1年ほど経った食卓の手入れを。
食卓の定番は、クリア塗装仕上げです。
クリア塗装と言うのは、買った当時は良いですが、経年劣化します。
表面に透明な膜が張っているのですから当然です。
どんなに耐久性を上げても、表面には必ず傷が付いていきます。
その細かい傷が原因で光が屈折し、白く見えたり、色がぼやけて見えます。
問題はその傷が修復出来ない事。
その内表面だけでは無く、クリア自体が剥がれ始めると・・・
クリア塗装は極端な話、ジワジワと汚れていくだけの仕上げとも言えます。
一方オイル仕上げは違います。
木地の肌そのままなので、変化はしますが、嫌な変化ではありません。
味が出てくる、というヤツですね。
普段使いにおいては輪染みが気になる。と言う方が多いです。
ですが、
汚れが付きやすい。と言う事は、逆に取る事も可能なのです。
どうやって取るか?
紙やすりで削り落とすのです。
今回使った道具は、紙やすりとオイルとウェスだけ。
まずは水拭きをして乾かします。
でもって紙やすり掛け。
目の細かい(800番手ぐらい)モノを使うと、直ぐに真っ白になりますが、気にせずドンドンと取り替えます。
天板のサイズにも因りますが、紙やすりは3枚くらい使う勢いで。
それから、乾いたウェスで汚れを拭き取り、オイルを擦り込みます。
オイルを垂らした直後の写真。
頑張って擦り込んだ後、乾いたウェスで拭き取ります。
色が違うのはカメラの問題ですが、薄い傷や輪染みなんかは無くなり、
以前より色の深みを感じます。
何か一緒に生きている感がありますね。
リストランテの夜 Vineria TAJUT
- 2015年9月19日 4:00 AM
- CACICOの毎日
ヴィネリア・タユート と呼びます。
9月16日にオープンしたばかりのイタリア料理店。 FB
守備範囲は北イタリアです。
場所はリーガホテルゼスト高松の東側になります。
店名(タユート)の由来は、農作業の合間に仲間とワインを酌み交わす習慣の事らしいです。
そのイメージからか、お酒はここから選んでね。
という感じで、カウンターにボトルが並んでいます。
選択肢は発泡1種、赤、白3種ずつの合計7種類。
因みにVineria(ヴィネリア)と言うのは、
Vino(ワイン)とTrattoria(カジュアル・レストラン)から出来た造語。
という説明がネットにありましたが、真偽の程は分かりません。
さてメニューを見ると、
カステルマーニョのリゾットと言うのが目にとまりました。
カステルマーニョってのは、ピエモンテ州のチーズだそうです。
カウンターに座った関係でレンジ周りが見えるのですが、
リゾットを作るのは、とても時間がかかっていました。
フライパンの中のリゾットを混ぜている手元を眺めていたら
昔観た「リストランテの夜」という映画を・・・
1997年日本公開。すでに18年前の作品ですが、舞台はずっと古く1950年代。
(二次大戦後すぐとも言う)
アメリカで一旗揚げるため、イタリアからやって来た兄弟がリストランテを開店する話。
下記脳内再生なので、若干アレンジ有り。
シーフードリゾットを注文したカップルのシーンから始まるのだが、
正統派のリゾットは時間がかかる。
延々と待たされた後、ようやく出てくるのが、写真のようにシンプルなリゾット。
客は、
「シーフードリゾットなのにエビ(具)が入っていない」
と文句タラタラ。
「リゾットはもういいからミートボール・スパゲッティを持ってこい」
との注文に
「そんなモノは置いていない」
と言い返すシェフ。
印象的なシーンなので覚えています。
さて、それ以外の料理も、
トリッパのオーブン焼きです。味がとても上品で好みです。
自家製のソーセージ イタリアではサルシッチャって言うそうです。
北イタリアは海に面していないため、主に肉料理なんですね。
最後は、がしっとした牛肉。土佐赤牛のタリアータ。
見ても分かるとおり、農作業の合間に出てくる食事と言うよりは、リストランテのレベルです。
通風が役に立つ住まい
- 2015年9月18日 4:00 AM
- 「かしこい家」の性能 | デシカ日記
以前、高性能住宅においては通風の必要性は低い。
と言う話をしましたが、
今回は通風の有効性が高い「家」の話。
それはマンションです。
温熱環境上のお薦めは、
中間層の中部屋
南北を除く、全方位(上下も含む)に人が住んでいるため、外気温の影響が少ないのです。
角部屋や最上階、1階等は、外気(地面も同じ)に接している面積が増えるため、
その分条件が悪くなります。
あっ、外断熱マンションはその限りではないですが、うどん県には見当たりません。
通風の話に戻します。
マンションの「中間層+中部屋」は、通風に非常に向いた「家」と言えるでしょう。
有利な点を箇条書きにします。
①開口部が南と北にしか無い
②開けっ放しのリスクが少ない
③風の通りが良い
①マンションの基本は、北が玄関で、南が大開口+ベランダ。
北は直射日光が当たりませんし、南はベランダの屋根があるため、日射遮蔽は万全。
→うどん県は昼夜で風向きが変わるが、どちらから吹いても問題無しです。
②最近のマンションは、住民以外が入れないようセキュリティが。
なので玄関を網戸にしても、防犯リスクが戸建てより少ない。
③高層階になるほど近隣条件を選ばなくなります。
風通しが良いですし、プライバシー上の問題も激減。
つまりマンションには、通風利用の条件が揃っているのです。
風通しの必要性
- 2015年9月17日 3:00 AM
- デシカ日記
住宅と外気の関係で出てくるのが、換気と通風(風通し)です。
さて、この2つは何が違うのか?
「自立循環型住宅への設計ガイドライン」というお堅い本によると、
目的は
換気 → 空気環境の改善
通風 → 室温上昇の抑制や冷房消費エネルギーの改善
でした。必要な時期は
換気 → 通年
通風 → 必要な時
最後に、どれくらいの風量が要るかというと
換気 → 0.5回/1時間 目安
通風 → 2回/1時間 以上
換気は部屋の空気が2時間に1回ほど入れ替える風量。
通風は、その4倍以上ないと目的は達さない。
室温に影響を与えようと思ったら、それなりの風量が要る訳です。
換気は機械式なので関係ないですが、通風は自然環境に大きく影響されます。
何せ、自然を取り込もうという話ですから。
うどん県ですが、瀬戸内海に面しているため風向きはコロコロ変わります。
1日のうちでも、昼間と夜間が逆で、間に「凪ぎ」と言って風が吹かない時もあります。
地域にもよりますが、
昼間は、山→海、つまり南→北
夜間は、海→山、つまり北→南
の方向の風が吹きやすい(卓越風と言うらしい)としたら
窓はどのように配置するのが正解か?
風向きが変わりすぎて、私では良い窓の配置が思いつきません。
それ以前に、通風ってそんなに大切なの?という疑問があります。
もちろん「自然の風が一番」とか、「窓は開けるモノ」
と考えている人は好みの問題なので止めません。
なのです。
何故こんな話をするかというと、通風に配慮した結果、
却って環境が悪くなる事例があるから。
事件は設計段階から。
通風を考えると、不必要な日射取得が増えるのです。
例えば個室の通風を検討します。
採光上1カ所で済む窓でも、通風となれば違う面にもう一つ必要となります。
その時、北と南に配置できれば良いですが、
部屋によっては西や東にしか設置できない事が・・・
この「西や東」の窓は遮光が非常に難しく、日射取得が確実に増えます。
西や東の窓を勧めない理由はこちらをどうぞ。
通風目的の窓が、逆に室内の温度を押し上げるのです。
特に高断熱仕様を選択した家において、
不適切な窓配置が原因で、オーバーヒート現象が
東京以西で増えているのです。
引き続き使用上の問題点を。
セキュリティや強風、雨への対策は、手段があるので対応可能ですが、
外部の騒音、埃や塵の侵入、高湿度の流入は、通風とトレードオフの関係。
つまり避けようがありません。
その上熱帯夜かも知れないし、風が吹かないかも知れない・・・
という自然ならではの不確実性もついて回ります。
ですので結論を優しめに・・・
高性能住宅は、通風より日射遮蔽を優先すべき。
もちろん通風で快適な瞬間を得られる事もあるでしょう。
CACICO的には、博打にしか思えませんけどね。
イカに肝は欠かせない
- 2015年9月16日 5:00 AM
- CACICOの毎日
新鮮なスルメイカを見つけると、なかなか素通りできない私。
何故かと言うと、スルメイカには、もれなく「肝」が入っているから。
以前、何も考えずにイカを買ったところ「肝」がほとんど無かったことが・・・
魚屋のあんちゃんに尋ねたところ
「肝が入っているのは、スルメイカやね」
と言う回答だったのです。
さてイカの肝と言えば、ホイルに包んで焼くのが一番お手軽。
げそと肝のホイル焼きです。
生姜と醤油とネギがあれば、日本人で良かった状態に。
その後、先日行ったjujubeさんのサラダがアンチョビ+ケーパだった事を思い出し、
ケーパと残った肝タレを、サラダのドレッシングに
魚醤的な味と半熟卵の組み合わせが、なかなか乙な感じ。
あっ、もちろん身の方も食べましたよ。
ナスと椎茸も付け合わせてみました。
しかし、どこから見ても酒のつまみですね。
調温スイッチが無い理由
- 2015年9月15日 3:15 PM
- デシカ日記
温度を調節するスイッチを、仮に「調温」スイッチと呼びます。
さて湿度を制御するデシカのスイッチは一つ。
つまり「調湿」モードを選ぶだけ。
そのまま(標準)でも良いのですが、お好みで湿度の強弱も選択できます。
夏の強は、除湿気味
冬の強は、加湿気味
以上終了です。
一方温度制御だとどうでしょうか?
ルームエアコンでも全館空調でも同じですが、まず冷房か暖房かを選択します。
で、その後温度を設定します。
つまり、冷房の24℃と暖房の24℃は意味が違う訳です。
当然ながら
デシカの「調湿」に該当する「調温」なんてスイッチは有りません。
今回は、何故「調温」スイッチが無いのかを考えてみます。
まず、湿度的な快適と温度的な快適の意味が違うからだと思います。
湿度的な快適は、
実は絶対湿度で考えると決まった数値です。
絶対湿度8.5gの辺り。
一方温度的な快適は季節によって変わります。
夏は27 ℃前後で、冬は21℃前後、
で春と秋は、21~27の間をゆっくり移動する。
先ほどの絶対湿度を各季節の相対湿度に直してみます。
夏 27℃ 8.5g → 相対湿度38.3%
冬 21℃ 8.5g → 相対湿度54.9%
中間期を代表して
春・秋 24℃ 8.5g → 相対湿度45.7%
となって、快適な相対湿度に落ち着くのです。
つまり湿度は絶対数値目指して調整すれば良いが、
温度は絶対数値が季節によって変わってしまう。
この辺りが、調湿スイッチはあっても、
調温スイッチが無い原因かも知れません。
人間の温度感覚は、季節に左右されるのですね。
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