CACICOブログ HOME > デシカ日記 > 調温スイッチが無い理由

調温スイッチが無い理由

温度を調節するスイッチを、仮に「調温」スイッチと呼びます。

 

さて湿度を制御するデシカのスイッチは一つ。

つまり「調湿」モードを選ぶだけ。

そのまま(標準)でも良いのですが、お好みで湿度の強弱も選択できます。

夏の強は、除湿気味

冬の強は、加湿気味

以上終了です。

一方温度制御だとどうでしょうか?

ルームエアコンでも全館空調でも同じですが、まず冷房か暖房かを選択します。

で、その後温度を設定します。

つまり、冷房の24℃と暖房の24℃は意味が違う訳です。

当然ながら

デシカの「調湿」に該当する「調温」なんてスイッチは有りません。

 

今回は、何故「調温」スイッチが無いのかを考えてみます。

 

まず、湿度的な快適と温度的な快適の意味が違うからだと思います。

湿度的な快適は、

実は絶対湿度で考えると決まった数値です。

絶対湿度8.5gの辺り。

一方温度的な快適は季節によって変わります。

夏は27 ℃前後で、冬は21℃前後、

で春と秋は、21~27の間をゆっくり移動する。

 

先ほどの絶対湿度を各季節の相対湿度に直してみます。

夏 27℃ 8.5g → 相対湿度38.3%

冬 21℃ 8.5g → 相対湿度54.9%

中間期を代表して

春・秋 24℃ 8.5g → 相対湿度45.7%

となって、快適な相対湿度に落ち着くのです。

 

つまり湿度は絶対数値目指して調整すれば良いが、

温度は絶対数値が季節によって変わってしまう。

この辺りが、調湿スイッチはあっても、

調温スイッチが無い原因かも知れません。

人間の温度感覚は、季節に左右されるのですね。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=10187
トラックバックの送信元リスト
調温スイッチが無い理由 - CACICOブログ より

ホーム > デシカ日記 > 調温スイッチが無い理由

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る