- 2015年9月15日 3:15 PM
- デシカ日記
温度を調節するスイッチを、仮に「調温」スイッチと呼びます。
さて湿度を制御するデシカのスイッチは一つ。
つまり「調湿」モードを選ぶだけ。
そのまま(標準)でも良いのですが、お好みで湿度の強弱も選択できます。
夏の強は、除湿気味
冬の強は、加湿気味
以上終了です。
一方温度制御だとどうでしょうか?
ルームエアコンでも全館空調でも同じですが、まず冷房か暖房かを選択します。
で、その後温度を設定します。
つまり、冷房の24℃と暖房の24℃は意味が違う訳です。
当然ながら
デシカの「調湿」に該当する「調温」なんてスイッチは有りません。
今回は、何故「調温」スイッチが無いのかを考えてみます。
まず、湿度的な快適と温度的な快適の意味が違うからだと思います。
湿度的な快適は、
実は絶対湿度で考えると決まった数値です。
絶対湿度8.5gの辺り。
一方温度的な快適は季節によって変わります。
夏は27 ℃前後で、冬は21℃前後、
で春と秋は、21~27の間をゆっくり移動する。
先ほどの絶対湿度を各季節の相対湿度に直してみます。
夏 27℃ 8.5g → 相対湿度38.3%
冬 21℃ 8.5g → 相対湿度54.9%
中間期を代表して
春・秋 24℃ 8.5g → 相対湿度45.7%
となって、快適な相対湿度に落ち着くのです。
つまり湿度は絶対数値目指して調整すれば良いが、
温度は絶対数値が季節によって変わってしまう。
この辺りが、調湿スイッチはあっても、
調温スイッチが無い原因かも知れません。
人間の温度感覚は、季節に左右されるのですね。
- 新しい: イカに肝は欠かせない
- 古い: 高松にあるバスク JuJube
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=10187
- トラックバックの送信元リスト
- 調温スイッチが無い理由 - CACICOブログ より