CACICOブログ
穏やかに放熱したい
- 2015年7月7日 1:25 PM
- 「かしこい家」の性能
昨日は、YKK主催のAPWフォーラム高松に参加してきました。
APWと言うのは、YKKにおける樹脂サッシのブランド名。
ニューストピックとしては、
①ドレーキップと呼ばれる、内開き&内倒し窓が秋に発売
②大開口(2430×2430)の引き違いサッシが来春に発売
③玄関扉の高性能タイプを来春に発売
という感じです。
①はヨーロッパで多いタイプのサッシ。
日本ではエクセルシャノンさんのラインナップにありますね。
長所は、
気密確保に有利、通風時(キップ時)の安全性が高い、窓の掃除が簡単
短所は、
カーテンやロールスクリーン等のウィンドウトリートメントとの相性が良くない。
という感じでしょうか。
②は営業的配慮ですね。大開口=明るい家は、皆さん好きですから。
③はとても良い話。
日本のサッシメーカーは昨年以降、性能競争を始めていて、性能はドンドンと上がっています。
ですが玄関扉は置き去りだったんですね。
そこに力を入れるという話なので、これは朗報です。
さて、フォーラム後半は、東大大学院准教授の前 真之先生の講演です。
観客の受けを考えながらのプレゼンスタイルは、とても楽しめました。
その中で一つだけ取り上げます。
それがタイトルの「穏やかに放熱したい」です。
何かと言いますと、人間が生きていると言うことは、発熱していると同義語。
人間一人あたり100Wの電球と同等の熱を・・・と良く言いますが、その事。
で人にとって快適な環境(質の高い温熱環境)とは、人が「穏やかに放熱」できる環境を指す。
この表現はナルホドなぁと思いました。
いきなり脱線して恐縮ですが、最近ビデオで、「るろうに剣心」という実写映画を観ました。
敵役の志々雄 真実(ししお まこと)は、全身火傷が原因で体の熱が放出できず、人体発火する。
という設定だったのですが、なかなか科学的(?)な設定だったんですね。
映画に関してですが、殺陣は良かったですねぇ・・・
話を戻します。
「穏やかに」と言うのがポイント。
寒い、と言うのは、急速に放熱させられている状態
暑い、と言うのは、放熱を大きく遮られている状態
と言い変えれます。
この「穏やかに」を達成しようとしたら、
空気温度もそうですが、建物内部の表面温度も大きく関係します。
室温が快適でも窓が寒いとダメ。
理想的には、室温と壁・床・天井・窓の温度差がほとんど無いのが良いです。
で、その理想に近づくためには、一番断熱性能が低い窓をどうにかしないといけない。
窓の性能を上げる事によって、
人が穏やかに放熱できる環境に近づけますよ。
という流れでした。
このフォーラム、参加しているのは全員建築関係者。
皆さんの心に何処まで届いたのか気になるところです。
換気の迷路は住宅の迷路
- 2015年7月6日 1:12 PM
- 「かしこい家」の性能 | デシカ日記
日本の住宅換気は、ちょっと道に迷っています。
それが端的に表れている現象が、
局所換気(3種)と集中換気(1種)の併用です。
詳しくは「ダクト+局所換気」の不思議に書きました。
ザックリと要約しますと
現在換気の主流は、室内の熱と湿気を保とうとする全熱交換。
この方式は、原理的に日本の気候に合っているが、
湿気と共に臭いも回収してしまう。
解決済みというメーカーもあるが、
多くの建物でトイレやUBなどには局所の3種換気、
それ以外はダクト式の熱交換換気(1種)という組み合わせが多い。
だが方式の違う換気の併用は、弊害が多くお薦めできない。
こんな内容です。
ここで、メーカー側に質問してみましょう。
「貴社のダクト式換気装置に、トイレや浴室をつなぎ込んでで良いですか?」
気が弱いので実際に質問はしていませんが、
多分日本の多くのメーカーが、「出来たら外して欲しい」と答えると思います。
この状況は、当然ながら元になる法律の問題でもあります。
建築基準法ってやつですね。
一番の問題は、
基準法は居室の換気を義務づけているだけで、非居室は対象外であること。
では、居室って何でしょうか?
居間、寝室、子ども部屋、書斎、台所・・・
理屈で言うと、居住・執務・作業等、継続的に使用する部屋。
・・・非居室が何か調べた方が解りやすいですね。
居室ではない空間とは?
廊下、階段、脱衣室、浴室、トイレ、納戸
ポイントは継続的な使用と言う箇所。短時間しかいない部屋は換気の対象外なんですね。
なので各居室に局所換気扇を付けるだけで、基準法はクリアできます。
浴室やトイレは、法的に換気をしなくて良い部屋なんです。
ですが基準法言うところの非居室には、義務付け前から換気扇がありました。
それは法律の目的とは違い、臭いや湿気を排出するためですけど。
そこで次の理屈が・・・
居室は連続換気が必要だが、非居室は不要だから忘れよう。(換気経路から外そう)
基準法が縛るのは居室の換気だけなので、それ以外のとこで、何が行われていても関知しない。
と立法者もメーカーも考えたのではないでしょうか。
住宅内部は、連続した一つの空間。
と考えるだけで、迷路からの出口が見つかると思うのですが、
混迷はなかなかに深そうです。
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天気が悪いと洗濯日和
- 2015年7月2日 3:00 AM
- デシカ日記
先日(7/1)は非常に梅雨らしい天気でした。
AM10:00の気温です。
室内 26.5℃ 40%
室外 24.1℃ HI (想定95%)
なので絶対湿度は、
室内 8.62g
室外 18.02g
もし休日がこんな天気だとがっかりですよね。
洗濯も出来ないし、遊びに行く気も削がれます。
ですが、デシカの家は洗濯日和です。
その理由は、
「せっかくの休日なのに、雨だから遊びに行けない」
↓
「仕方ないので、洗濯(家事)でもするか」
みたいな流れでしょうか。
室内干しがデフォルトになると、洗濯に対する意識が変わるのです。
現段階では
朝起きると雨
↓
「今日は洗濯できないなぁ」
↓
「いやいや、室内干しだから無問題」
という長年の刷り込みが生きた、ワンクッションある思考をしてしまいます。
ですがそのうち
洗濯はやりたい時にする
ということが当たり前になるでしょう。
雨だから(雨の日でも出来る)洗濯でもしようかな
という生活パターンが身につくハズ。
雨だろうが、強風だろうが、夜中だろうが天気や時間は関係なく、
洗濯が必要な時に洗濯できる室内環境。
って、商品価値高いと思うのですけどね。
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絶対湿度8gの世界
- 2015年7月1日 9:17 AM
- デシカ日記
絶対湿度8gの世界をご紹介します。
18℃ 62%
20℃ 55%
22℃ 49%
24℃ 43%
26℃ 38%
28℃ 34%
30℃ 30%
絶対湿度が8g時の温度と相対湿度をまとめてみました。
なかなか快適な環境だと思いませんか?
18℃時の湿度が高い気もしますが、
快適温度が20℃~28℃としたら、相対湿度は全く問題無し。
30℃の30%って、カラッとしたハワイ的な気候かも知れません。
相対湿度で快適を語りがちですが、
煎じ詰めると絶対湿度の問題である事が良く解ります。
さて、湿度と温度のことで面白いこと気づきました。
それはコントロールのしやすさが温度と湿度では変わること。
湿度コントロール
建物性能に早い段階で比例しなくなる。
室温コントロール
建物性能に比例して、どんどんと簡単になる。
という違いがあるのです。
湿度コントロールには、絶対的な必要条件があります。
それは
結露しずらい玄関扉と窓。
高気密。
この2つが担保されないと、湿度コントロール自体がとても難しい。
ですが逆を言えばこの2点だけでOKとも言えます。
この後どんなに断熱・遮熱を積み上げても、
湿度コントロールが簡単になったりはしません。
一方、温度コントロールは違います。
湿度のような必要条件はありません。
建物性能が低くても、「力業」でコントロールが可能。
(快適かどうかは別ですが)
その上で、
壁・床・屋根も含めたトータルの断熱性能。
夏場の直接・間接(照り返し)の日射遮蔽。
この2つの性能が上がれば上がるほど、
比例して温度コントロールがし易くなるのです。
温度と湿度を制御する時は、それぞれの特性を考慮する必要がありますね。
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家中の湿気を集めると
- 2015年6月30日 6:00 PM
- デシカ日記
良く絶対湿度の話をします。
例えば、今日の朝はこんな感じ
室外 24.8℃ 71% 絶対湿度は13,96g
室内 26.5℃ 39% 絶対湿度は8.41g
この数値から室外では
空気1Kgあたり、気体としての水が13.96g含まれていますよ。
と話をしてきたのですが、では空気1Kgってどんだけ?
って疑問が出てきました。
(前から思っていたのですが知らないので避けてました)
ちょっと調べてみると
1Kgの乾燥空気の体積(気積)は、20℃1気圧の時に0.83m3だそうです。
32坪の家があるとします。7.28m×7.28mの総二階。
天井高が2m40㎝とすると、
7.28×7.28×2×2.4=254.39232
家の中は254m3の気積があります。
先ほど1Kgの乾燥空気が0.83m3なので
254÷0.83=306.0241
つまり家の中の空気は約306Kgという事になります。
(理系の方、間違っていたらご指摘ください)
で、先ほど室内の絶対湿度は8.41gだったので、
306Kg×0.00841Kg=0.257346Kg
約257gなので257mlの水が気体になって漂っていると。
でもまぁ、これはデシカが頑張った結果。
では外部の絶対湿度だとどうでしょうか?
外部は13.96gなので
306Kg×0.01396Kg=0.427178Kg
約427mlの水分がある事になります。
つまりデシカは、
427ml-257ml=170ml
170mlの水を除湿していることに。
単に170mlなら簡単そうですが、
換気装置は2時間に1回家の中の空気を入れ換えますし、
室内では、いろんな水蒸気が発生します。
例) 人間は一晩でコップ一杯程度の汗をかくと言われています。
文系脳がオーバーヒートしましたので、
ここから計算ではなく雰囲気で話します。
気密が確保されているのが前提で、
1時間に最低150mlは除湿しているかと(根拠なし)。
一日だと3600ml→3.6L!
一升瓶2本分ですね。(結局お酒かい)
除湿器で対応できる自信がありません。
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猫に小判、普通の家に熱交換換気
- 2015年6月29日 11:55 PM
- デシカ日記
タイトルの「普通の家」とは、冷房・暖房が部屋単位である家を指します。
家の性能があるレベルに達すると、エアコン一台で家中をコントロールできます。
(間取りには大きく影響されますが)
ですが多くの家はそうではなく部屋単位、つまり局所で冷房・暖房を行います。
結果、居住区と非居住区には温度差が発生し、ヒートショックを誘発します。
ヒートショックは住宅内で起きる心筋梗塞や脳梗塞、不整脈等の大きな要因なんですね。
さて、このような「普通の家」に、熱交換換気を付けるとどうなるでしょうか?
少しでも状況が改善すれば良いのですが、結論はタイトル通り猫に小判です。
その理由をまとめてみます。
ヒートショックなので、やはり冬ですね。
リビングは暖房していてもトイレや洗面脱衣は寒い。
一方、ダクト式熱交換システムの基本設計は、
居室で給気、非居室で排気が基本。
具体的には
給気は、リビング、ダイニング、寝室、子供部屋
排気は、キッチン、トイレ、洗面脱衣、廊下、クローゼット
という割り振りになります。
温度的には、
給気される居室は暖かいが、
排気する非居室は寒いのです。
つまり「普通の家」の熱交換換気は、
冷たい空気を吸って、その熱の一部を回収しているだけ
と言うこと。
もちろん寒いと言っても、外部よりは暖かいでしょうから害はありません。
ですが快適の役に立っているか? と言われると厳しいですね。
一方、夏はどうでしょうか?
日中家に人がいない場合は、家の中全てが暑くなります。
夜間に向けて外気温が低下しても、
外出中の住宅は締め切ってますから室温が下がりません。
その上熱交換換気が働けば、どうなるでしょうか?
室内の暑い熱を保つ努力をするのです。
冬期において害は無いと言いましたが、夏期においては害になることもあります。
結論 熱交換換気は高性能な家でしか力を発揮できない。
じゃあ「普通の家」はどんな換気が良いでしょうか?
熱交換しない3種換気がお薦めです。
(3種換気とは、機械排気の自然給気)
3種換気は構造がシンプルなため、
イニシャル&ランニング&メンテナンス等、コストや手間という意味では優等生。
給気が自然なので、「暑い・寒い」が気になりそうですが、
あの寒い北海道でも(熱交換器の凍結を嫌って)、施工することが多々あります。
温暖なうどん県では心配する必要はないと思います。
話が逸れますが、デシカも熱交換しないので熱的には3種換気と変わりません。
何と言ってもポテンシャルが発揮できない熱交換換気と比べれば、
夏の害が無いという利点もありますし。
換気装置の本分は、室内の空気を綺麗な状態で保つこと。
その点で行けば換気方式による差は無いのです。
もちろんCACICO一番のお薦めは、「熱交換換気が有効な断熱性能の家」なんですけどね。
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パッシブハウスジャパンの講演会
- 2015年6月26日 4:33 PM
- 「かしこい家」の性能 | デシカ日記
昨日パッシブハウスジャパンさんの四国支部が開催する講演会でした。
テーマは「換気」 講師は高知工科大学の田島先生です。
これは、非常に興味がある分野です。
なぜなら「換気」は、まだはっきりとした正解が無い分野。
例えば断熱はシンプルです。投資した分だけ良くなると言えます。
もちろんヘンな断熱施工で、建物が(結露で)腐朽するという危険もありますが、
対処法が確立されております。
「正しい知識さえあれば」という条件付きですが、原則は物量作戦でOK。
ですが、換気はちょっと違います。
換気の目的は、室内空気を綺麗にすること。
ホルムアルデヒドに代表される汚染物質や二酸化炭素を室内から取り除く為に、
外部の新鮮空気と室内の空気を入れ替えるのです。
ですが、ここで問題が発生します。
室外の空気は
「質」は良いが、「温度・湿度」は不快なことが多い。
一方室内の空気は逆で、
「質」はどんどん悪くなっていくが、「温度・湿度」は快適なことが多い。
という状況なんですね。
特に状況をややこしくしているのは、「ことが多い」という箇所。
この一言が、状況をややこしくしています。
どんな時にそのややこしい状況下になるかというと、例えば「夏の涼しい夜」。
日中気温が上がって、それと共に室内温度も上昇。
夕方から外気温が下がりだしても、室内の温度は下がらない。
結果として、外気の方が快適。
日中閉めっきりの家に帰ると、中から熱風が。という経験をされた方は多いのではないでしょうか。
このような状況下で役に立つのが熱交換器を通さない換気。
熱交換のするしないを外気温によって切り替えるんですね。
マーベックスという東大阪市のメーカーを例に出しますが、
バイパス回路を用いて、1種換気と3種換気を切り替えます。
写真では春・秋と書かれていますが、夏の夜間も外気温が27℃を下回ると同様に切り替わるとのこと。
給気ファンを低速運転させて擬似的な3種換気にするメーカーもありますが、
給気量が足りなくなり室内が負圧になってしまいます。
この辺りは講演にも類似例があったので質疑応答の時に教えてもらったのですが、
「一種と三種を切り替える時には、自然給気口を確保する必要がある」
とのことで、納得でした。
さて上記の話は、全体から見たらほんの一部。講演会は中身が濃く、大変有意義な時間でした。
この機会を提供してくれたパッシブハウスジャパンさんに感謝です。
最後にPanasonicのホームページに出ていた田島先生を見つけました。
ご興味がある方は下記リンクからどうぞ。
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梅雨の湿気
- 2015年6月24日 8:13 AM
- デシカ日記
梅雨真っ盛りですね。
こちらは朝7時の内外気温
外部 23.8℃ 87%
内部 26.3℃ 39%
ですので絶対湿度は
外部 16.16g
内部 8.31g
です。
因みにこの外部絶対湿度が室内に入ってくると、
室内相対湿度は75%。
数字を羅列していますが、
体感としては室内の方が涼しい。
湿度の大切さを文字通り体感してます。
外気温に戻りますが、
日中この絶対湿度のまま30℃まで上昇すると
30℃ 60%
ですが天気予報的には、最高気温は25℃
と言うことは
25℃ 81%
梅雨ですね。
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サーモンいろいろ
- 2015年6月22日 8:38 AM
- CACICOの毎日
いきなりですが、酒飲みが外食すると結構高く付きます。
食事代と酒代が逆転する事も・・・
で、酒飲みとしては家飲みが増えていきます。
でもって、つまみは自作。
という流れで、料理は作れるようになりました。
さてここ最近は、サーモンが気に入ってます。
うどん県では最近「讃岐さーもん」が期間限定(4~5月)で販売されていますが、
これがなかなか美味しかったのです。
ここからちょっとうんちく。
サーモンの養殖がうどん県で始まったのは、東日本大震災がきっかけ。
震災で東北沿岸部のサーモン養殖場が大打撃を受けたのですが、
困ったのは沿岸部の当事者だけではなく、内陸部の稚魚生産者も同様。
販売先が壊滅して、出荷が出来なくなったのです。
そこで被災地支援という事もあり、2011年の冬から養殖を開始したそうです。
さすが魚養殖の生誕地(日本初のハマチ養殖は、うどん県)!!
さてそれまではスモークサーモンを買う事もあったのですが、
生をアレンジする方が良い気がして、いろいろと作ってみました。
カルパッチョです。
たたき風な感じ。
こちらはソテーですね。
カナッペで食べやすく。
サーモンは生ならば塩+酢なのですが、ちょっと火を通したら塩+甘い味付けが合う気がしています。
マスカルポーネチーズ、メープルシロップ、バルサミコなんかにアーモンドを混ぜる事が多いです。
後、外せないのはディル。
それまでディルを使ったことは無かったのですが、これがまた合います。
ディルがスーパーにあったら、サーモン買おうかなと思うくらい。
・・・全部ディルがかかっているので同じ料理に見えてしまいますね(笑)
讃岐さーもんの話に戻りますが、
期間限定なのはサーモンが寒い地域の魚だから、夏の養殖に不向きなためだそう。
そこまでして魚育てるのは、やはりお国柄ですね。
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快適な室温は季節で変わる
- 2015年6月21日 8:00 AM
- デシカ日記
温度をコントロールする機器は一杯あります。
ですが、フルオートと言うのは無いですね・・・多分。
その理由は、設定温度にあるのかも知れません。
夏期 27℃ 冬期 22℃
一方、湿度はどうかというと
夏期 40% 冬期 50%
とすると絶対湿度目標は、
夏期 8.89g 冬期 8.23g
となって、あまり変わらないのですね。
何が言いたいかというと、エアコンにはいろんなモードがあります。
冷房 暖房 除湿
で季節によって、それぞれ必要です。
冷房の24℃と暖房の24℃は意味が違うためですね。
ですがデシカは一つでOK
それは調湿モード
実際リモコンには、調湿 加湿 除湿 換気 の4モードがあるのですが、
誰がどう考えても調湿しか選びません。
何故なら調湿モードにしておけば、加湿、除湿、換気を自動で切り替えてくれるのに
わざわざマニュアル運転する人はいないでしょう。
メーカーの技術の人も同意見でした。
これは、
温度は季節によって快適な温度帯が変わっていくが、
湿度は絶対湿度で考えれば、比較的一定
だからだと思います。
昨年デシカと暮らしだしてから、
冬の間は21~22℃が快適でした。
その後、春になると室温が上がりだし、現在は26℃前後が快適です。
これって何か不思議な感じがしてます。
例えば間を取って、24℃に調節したらどうでしょうか。
多分24℃の室温は、冬なら暖かすぎるし夏なら冷えすぎていると感じるのでは?
想像するに、外気温と大きな差があると体がびっくりするのかと。
慣れってありますよね。
30℃になった瞬間は、結構暑く感じても、それが続くと体が慣れる。
同じ理由で
24℃自体は快適でも、真夏には寒く感じるし、真冬には暖かすぎる。
建物から出なければ慣れて快適なのでしょうが、そういう訳にもいきません。
感覚の微妙な所ですね。
もちろん室温24℃が快適な時はあります。それは春と秋です。
室内の快適温度は外気温によって変化するが、湿度は絶対湿度で考えるとあまり変わらない。
という気がする今日この頃です。
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