CACICOブログ
アールな感じ
- 2012年10月21日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
西建住宅さんの現場からお送りします。
こ~んな感じどうですか。
見て欲しいところは、ここです。
このアールの感じ。
断熱材の下地は加工が簡単(他と比べて)なので、構造体に無理なく施工ができます。
普通に作ろうと思ったら、「木地+曲げベニヤ」になるのでしょうが、防水は・・・
本件では、構造体で塗り防水&断熱材をR加工して貼付していますので、防水の心配はいりません。
もう少しアップしてみます。
ファイバーメッシュが浮き出ているのが見えるでしょうか。
材料が少ない!!
ではなく、これぐらいの薄さでないと、逆にひび割れの原因になるのです。
この感じが、職人さんの経験でしょうか。
接合箇所
- 2012年10月20日 3:00 PM
- CACICOの毎日
西建さんの現場からお送りしています。
昨日、頭飾りを取り付けていましたが、この商品は定尺です。
定尺とは、サイズが一定という意味。
今回は2メートルの部材を使用して作業しています。
では、材料と材料の継ぎ目はどうするかというと、
少し隙間を空けて、コーキングという緩衝材を入れます。
そうしない場合は、材料同士を突きつけるしかないのですが、
そこで必ず隙間が空いてしまいます。
本来であれば、どこで接続したか分からないように施工したいのですが、
そのような技術は、多分どこにもありません。
これが昔の建築物で、石造りであれば材料同士を突きつけるのでしょうが、
現在においては隙間を空けて、柔らかい緩衝材(コーキング)を入れます。
一回り小さい部材がくっついているのが分かるでしょうか。
これがコーキングを入れる仕掛けです。
取り付けるとこんな感じになります。
この隙間にコーキングを入れて処理する訳です。
コーキングは樹脂製なので、どうしても接合が分かってしまいます。
ですが現段階では他の選択肢はないのが現状です。
デザインは大切
- 2012年10月19日 10:34 PM
- 「かしこい家」の性能
現在施工しているのは、西建住宅さんの現場です。
社長さんが書いているりっきーのブログは面白いので、要必見。
特に釣り師には見逃せないネタが満載です。
CACICOは西建さんの現場に、左官工事として入っています。
外壁および室内の塗り壁が担当です。
さてさて、今日は外壁のモールディングを取り付けました。
現場では頭飾りと呼んでいますが・・・
このモールディング。材料は外壁の下地と同じ断熱材です。
加工性の高さと、自重(軽さ)を考えると、これ以上に適したものは寡聞にして知りません。
外壁の下地が終わった段階で、無塗装のモールディングを取り付けていくのですが、
今回は工期の関係も有り、平行して進めています。
固定方法は、外壁と同じく樹脂モルタルです。
まず、モールディングに樹脂モルタルを塗りつけます。
でもって、取り付ける壁の方にも同じように
このてんこ盛りには理由があります。
材料の方は工場加工なので精度が高いですが、
外壁は左官塗りなのでどうしても不陸があります。
その隙間を埋めるという目的で、多くの樹脂モルタルを使います。
でもって
取り付けていきます。
今日は久しぶりの晴天。
屋根の上の作業は、景色も良く快適でした。
私がしている訳ではないですけどね。
天井の仕事
- 2012年10月18日 6:00 AM
- 「かしこい家」の性能
昨日は、ベランダの天井部分を工事しました。
一般的に外部の天井(玄関庇の下とか)は
ケイカル(珪酸カルシウムの略)板という防火材料を貼って
ペンキ塗装が普通です。
ですが、前回の工事で気になる事が・・・
壁と天井の質感の差がすごいのです。
これは厳しい。
という事で、今回は天井も塗りにしてもらいました。
では、少しアップにしてみますね。
フラッシュを使うのが好きではないため、動きのある箇所がぶれているのはご容赦ください。
何をしているかというと、壁と天井の継ぎ目にメッシュシートを貼り込んでいるのです。
どうしてもコーナー部分にひび割れが起こりやすいので、その対策です。
でも、天井塗り壁は大変です。
何せ、反り返って仕事をするしかありません。
左官屋さんも、「外部の天井は久しぶりだなぁ」と言われてました。
ご苦労かけます。
追記
前回の現場での「すごい質感の差」はそのままかい!
と思われた方もいると思います。
継ぎ目の処理ができないため、塗りではなく、板張りに変更。
塗り壁と木であれば、質感のバランスはばっちりでした。
完璧な防水に向けて
- 2012年10月16日 4:06 PM
- 「かしこい家」の性能
昨日から断熱材の上からメッシュシートを塗り込む工程に入っています。
ですが、その前に、もう一手間かける必要があります。
外壁は、ビスや釘を使わずに施工できるのですが
実は外壁完成した以降に心配事があります。
回りくどいですね。
外壁には、いろんな器具が取り付けます。
例を上げるだけでも
アンテナ、電気メーター、照明器具、コンセント、樋、エアコン配管、等々
です。
それらの取付をどうするか?
これが大きな心配事。
CACICOの外壁は、それ自体にビスや釘が効きません。
中が断熱材なのですから、当然です。
ですから何かを固定するためには、下地まで貫通させる必要があります。
でも、せっかく完全無欠の防水をしているのに・・・
そこで出てくるのがステンレス製の金網です。(正式にはエキスパンドメタル)
こちらをメッシュシートの下に塗り込む事によって、
外壁の表面で固定ができるようになります。
もっとも、アンテナ等の大物は、耐荷重的に難しいので、別の方法をとっています。
今回は先ほどの例で行くと、樋、エアコンの配管、照明器具などの軽量部材の取付のみです。
例えば、
エアコン配管の箇所には、こんな感じで下地が必要です。
完璧な防水も、なかなかに大変です。
新聞購読
- 2012年10月11日 11:55 PM
- CACICOの毎日
長年新聞を購読していませんが、昨月から新聞購読を再開しました。
それは東海新報という新聞。
聞き慣れない名前だと思いますが、実は岩手県の地方紙。
東海だから名古屋かなと思ったらさにあらず。
8月に、こんな記事を見つけました。
主筆コラムと言って、普通、新聞1面にあるコラム(朝日新聞なら天声人語)が良いという話。
で、記事によると
この新聞社は、チリ地震による津波で被災した教訓から
20年前に社屋を高台に建設、自家発電装置も設置していたため
大船渡市という震災の直撃を受けた地域なのに、震災の翌日から新聞発行を再開。
創刊時から「御用新聞」は嫌だと独自経営を貫いており、
共同や時事の配信も受けていない。
↑ここ大切です。
ほとんどの地方紙は、共同通信や時事通信の記事を流しているだけなので
そんな地方紙なら是非読んでみたいなぁと思い、購読を始めました。
バリバリの地方ネタですが、逆にネットでは手に入らない記事が多い。
神奈川県の大船で開催されたイベントも、この新聞で知りました。
当然のことながら、震災に係わるニュースが途切れる事は一日たりとてありません。
自身も含めて、目の前にない「震災」は心の中で「風化」しがちですが、
それに直面し続けている人が多くいることを、教えてくれるという意味でも
この新聞は有難いです。
特に、主筆コラムの「世迷言」は、まとも。
タイトルも控え目で好感が持てます。
どこかの新聞みたいに、自分の意見を「天の声」と名付けるメンタリティとは真逆ですね。
「世迷言」は東海新報のHPで過去まで遡って読めますので、興味のある方はご覧ください。
ひと休みで生パスタ
- 2012年10月10日 5:14 PM
- CACICOの毎日
断熱材工事が一段落しました。
左官屋さんは、今大忙しの状態なので、続きは15日からと決定しました。
現場が動いていないから、今週は現場のブログはお休みです。
で、今日は高松市天神前(中央公園の南側)にある生パスタ屋さんのご紹介です。
友達が是非お薦めと言うので、早速行ってきました。
お店の名前は、「pasta fresca Otti」(パスタ フレスカ オッティ)
frescaは新鮮という意味なので、生パスタ オッティ。
オッティの意味は分かんないですけど、日産の軽自動車と同じ名前です。
車の方は、Ottimo(最高)というイタリア語からの造語だったので、
「最高の生パスタ」という感じですか。
しかも
「ワインにあうパスタとアテ、あります!」
という私好みのキャッチコピーまでついています。
前菜の盛り合わせから始まって、アラカルトで注文したのですが、どれもおいしい。
付け合わせに出てくるパン(フォカッチャ風)もおいしくて、
写真以外にもサラダやパテを注文。
特においしかったのは、こちらブルーチーズのパスタ。
とても濃厚な味で、ワインが進みます。
いろいろアラカルトを頼んだら、メインに辿り着きませんでした。
・・・パスタ屋さんだから、これはこれで有りでしょう。
個人的に、とても好みのお店です。
で、なおかつ私事ですが、CACICOの事務所から歩いて1分。
幸せかも。
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iphone5に変更
- 2012年10月9日 8:15 PM
- CACICOの毎日
auのショップで話をしていると、お店のお嬢さんが
「iPhone5入荷していますよ」
とのこと。
「64GBだけですけど、白1台と黒2台が残っています」
と、追い打ちを。
限定品に弱い私は、そのままdocomoから引っ越ししました。
で、購入したのがこちらです。
電話は「普通の携帯が良い」と思っていたので
ふと気づくと
「携帯+iPod touch+Wimaxルーター」
という重装備に。
これにデジカメ&ノートPC。予備にモバイル電源。
でもってiPadを足していくと、機械の行商ですか?
と言われかねません。
最近FB(フェイスブック)を始めた関係も有り、写真撮って即ネットへアップ。
という行為を簡単に行いたいと思うようになりました。
ブログの場合は、ある程度文章を書き込みたいので
写真を撮る場所とブログを書く場所は別でした。
キーボードが無いと文章が作れない体なので・・・
ですが、短文がメインのFBにはキーボードは必須ではない。
それならばスマホが一番なのでは・・・
話長いですね。
どんだけ言い分け!
という感じもありますが、iPhone5を買った理由です。
電力と旬の野菜
- 2012年10月7日 12:00 PM
- CACICOの毎日
電力の自由化!!
がマスコミ受けが良いみたい。
今の流行は(例えば発送電分離をして)電力を自由化すれば、
電力が安く手に入るらしい。
理屈とすれば
特定の電力会社による独占だった電気事業に新規参入を認め、
電力市場に「市場原理」を導入すれば、競争原理が働いて
世界的にみて割高な日本の電気料金が安くなる。
という感じですかね。
自分で書いてて、理論破綻を感じるのですが、
どういうロジックを真ん中に入れるかどうかはともかく
「電力自由化→電気代の値下げ」
というイメージのみが先行している。
電力を自由化するとどうなるか?
私の意見はタイトル通りです。
スーパーで売っている野菜と同じになります。
旬には値段が下がり、不作や時季外れには値段が上がる。
という感じ。
再生可能エネルギーに置き換えてみます。
天気が良くて風が吹きました。大量に発電できたので値段が下がります。
でも、雨が降って風がないです。電気できないので、値段が上がります。
こんな感じです。
それが野菜であれば、今日は買わない。
という選択肢もあるのでしょうが、インフラである電気はそんな訳にはいきません。
安くなる可能性はありますが、
値段が高くなる事も当然あります。
みんなが電気を使いたい時に発電量が少なければ、高くなります。
自由化とはそんなものです。
でも、それこそ自由競争だから仕方ない?
問題は、その事で失うものです。
日本の電力は、世界的に見てもトップの安定性を誇っています。
具体的に言うと停電の少なさと現場の対応力です。
東北の震災時において、被災したのは原発だけではありません。
火力も数多くダウンしています。なのに
東北電力は1週間でユーザーの9割を、2ヶ月でほぼ全てを復旧しました。
東電も原発でいろいろと叩かれていますが、
地震と津波で電源の3割を失ったのに、停電からの復旧の早さは尋常ではありません。
DNAレベルで「停電はダメ」というのが刷り込まれている気がします。
しかし
自由競争となれば、今まで「独占」だったからコストをかけれた「安定性」
もう少し言うと、「現場力」にお金を回す事ができなくなるでしょう。
というか、誰が安定供給に責任を持つのでしょうか?
自由競争においては、売らないのも自由です。
野菜は旬の露地物がベスト。季節が変われば違う野菜があります。
でも電気というインフラには代替品がない。
自由化と安定供給。
この二つが容易に相容れるとは思えません。
寡聞にして、世界的に成功している事例も一つも知りません。
まぁ仕方ないです。
日本ほどの安定性(復旧の早さも込み)を持った国が無いのですから。
日本では「水と安全はタダ」という言い回しがありましたが、
電気の安定供給も同じ。
電力会社の中の人が頑張っているのであって、タダではないと思うのです。
無機質系撥水塗り壁材
- 2012年10月6日 11:02 AM
- 「かしこい家」の性能
タイトルはCACICOの外壁で使用する、仕上げ材の施工マニュアルより転載。
商品名はヨーロピアンという名称で、福岡県にある坂本産業が製造している日本製です。
無機質系 静電気が起きづらい
鉱物(無機)系顔料なので、変色が少ない
撥水性 汚れは水とともに付着するので、防汚効果が高い
透湿性 建物が発する湿気を、そのまま排出できる。
日本の多くのメーカーは、下記の通り。
樹脂系 静電気が起きやすい
有機系塗料の場合は変色が起きやすい
撥水性 無し、もしくはトップコート(表面の後施工)にて確保
透湿性 防水優先のため、透湿性は持たない
と、まったく逆と言えるでしょう。
外断熱を行う場合、一番大切なのは透湿性(通気性)です。
この性能がない商品は外断熱には使えません。
注) 日本古来の漆喰なんかは透湿性能があるので使えます。
外壁の仕上げは何でも良いですよ。
と言いたい所ですが、多くの日本メーカーの商品は、使えないのが現状です。
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