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コーヒーガラとデシカ

いきなりコーヒーガラって、タイトルが「すて奥」的ですね。

ですがデシカでエントリーしました。

さて、コーヒーの抽出かすには脱臭効果があるそうです。

UCCのホームページをリンクしておきます。

特にアンモニアの脱臭効果が高いそうなのですが、皆さん挫折しています。

なぜか?と言うと、湿気でカビてしまうから。

初期段階で(天日干しなんかで)水分を抜いたとしても、室内においておくと吸湿してしまい、そのままカビに・・・

という感じみたいです。

リンク先にも、「室内が高湿になる場合は、カビが生える可能性が・・・」と書かれています。

まぁ夏場は不可でしょう。

さてデシカ生活の良いところは、室内の湿度が絶対湿度でコントロールされているところ。

夏場においては27℃台の40%前後で、以前ブログに書いたとおり室内が乾燥庫状態です。

つまり普通においていたら、コーヒーガラも簡単に乾燥してしまいます。

朝淹れたコーヒーも夕方にはパラパラです。

もっとも脱臭のために何かをしよう。

と考えた訳では無く、片付けずに放りだしていたら乾燥しただけなんですけどね。

でまもぁ密封して生ゴミ処理するより、乾燥させて紙ゴミ用のちり箱に入れれば一石二鳥かも知れません。

やっぱり生活の知恵みたいな話になってしまいましたね。

〆の一品

お酒を飲んだ後「〆の一品」と言う人は多いですよね。

1日中うどんを食べている印象があるうどん県民でも、〆の一品は、非うどんだったりします。

(CACICOの勝手な推測)

これはうどんがダメなのではなく、うどん屋の営業時間が原因。

夕方以降に開いているうどん屋さんは非常に少ないのです。

うどん屋は昼過ぎまでが勝負。

朝食うどんが不思議がられないうどん県では、

朝から開いているうどん屋は結構あります。

いきなり脱線ですね。

 

さて一般的に〆の一品ってどんなものでしょうか。

ラーメン、お茶漬け、焼きおにぎり・・・

ご飯か麺類しか思いつきません。つまり炭水化物です。

逆に考えて、蛋白質や脂質はどうでしょうか。

生ハム、焼き肉、炒め物、ステーキ、揚げ物

 

そんなものは食べられないけども、あっさりしたものなら入るんだ。

と反論が聞こえそうです。

この反論、半分正しくて半分間違っている。

と思います。

どちらかと言えば、あっさりしたものが食べやすい。

これは真実ですが、

本当にあっさりしたものが良ければ、

サラダとかを食べれば良いんですね。

居酒屋で〆のグリーンサラダとか。

だけど選択するのは何故か炭水化物。

二軒目にラーメン店を選択してしまう理由は、

「遅い時間にはラーメン屋ぐらいしか開いていない」

ではなく、

女子に多い「甘いものは別腹」と同じ理由。

炭水化物(甘いもの)が食べたい。

だと思います。

先日説明したように、炭水化物とは糖質+食物繊維だから。

 

角砂糖換算してみます。

ラーメン  →角砂糖17個

お茶漬け  →角砂糖14個

焼きおにぎり→角砂糖10個

実はショートケーキ(角砂糖8個)より、多くの糖分が含まれています。

この糖分に誘惑されて「別腹」なんですね。

問題は、何故甘いものが欲しくなるのかです。

この話を次回に書いてみます。

3大栄養素って何?

人間には3大栄養素が必要と言われています。

それは、

炭水化物、脂質、蛋白質

ですね。

日本医師会のホームページを見てみると

あなたを応援、健康の森にようこそ

その中に3大栄養素の説明がありますので、全文掲載します。

私たちは普段なにげなく食事をしていますが、栄養素の働きによって、食べ物は3つに分けることができます。炭水化物・脂質・たんぱく質の3つです。
とくに気をつかわなくても、たいていの人はバランスよく食べていると思うのですが、ファストフードが多いとか、外食ばかりとか感じている方はちょっと注意です!
では、3つの栄養素を見ていきましょう。

 

 

炭水化物(糖質)
ブドウ糖に分解され、主にエネルギー源になります。コメ、めん類、イモ、果物、菓子類、砂糖などに多く含まれます。とり過ぎると、そのぶんは脂肪として必要以上に体に蓄積されます。

脂質
脂肪酸に分解され、主にエネルギー源として使われます。油、バター、ラードなど、まさに“あぶら”に多く含まれています。脂質を多くとりすぎるとカロリーオーバーになりやすく、いろいろな生活習慣病にかかりやすくなります。できるだけ植物性の油を多めにしましょう。

たんぱく質
主に筋肉や臓器、血液をつくる材料になります。肉、魚、大豆、大豆製品、卵などに含まれています。私たちの身体のいろんな部分も実はたんぱく質でできていますが、たんぱく質の中でも8種類の「必須アミノ酸」は体内ではつくれません。私たちはそれを食事で補っているわけです。

 

 

分かりやすさを優先しているので有り難いです。

何ですが、もっとシンプルにまとめます。

炭水化物   ブドウ糖に分解され、主にエネルギー源     →余れば中性脂肪(肥満の原因)

脂質     脂肪酸に分解され、主にエネルギー源      →余れば中性脂肪(肥満の原因)

蛋白質    筋肉や臓器、血液を作る材料。体内で生成不可  →中性脂肪にはならない

 

炭水化物が脂肪になる。と言うのは、ちょっと引っかかる人もいるかも知れません。

ですが、糖質の取り過ぎは太る。

であれば感覚としても納得できます。

医師会のホームページも、なにげに炭水化物(糖質)って書いているように、

炭水化物は糖質+食物繊維なんですね。

因みにブドウ糖50gを過剰に摂取すると、脂肪14gが生成されるそうです。

 

今回は炭水化物のみに含まれる、「糖」に関して考察してみます。

体の中に流れている血液には、糖が必要。いわゆる血糖って奴。

どれくらいの量かというと、角砂糖1個分らしいです。

計算してみます。

空腹時の血糖値は、80~100mg/dL(ミリグラム/デシリットル)

計算しやすく100とします。

dL(デシリットル)は1/10なので、100mg/dLは1000mg/Lで、つまり1g/L

1リットルに1グラムが平常値。

一方人間の血液は、体重の1/13。

なので、60Kgの人の血液量は、4.6L程度。

なので正常な血糖値の人は、体内に4.6g。

角砂糖は4g程度らしいので正しい比喩です。

人間の正常な血糖量は角砂糖1個。

で、そこにおにぎりを食べるとします。

ご飯って噛んだら甘いです。どの程度の糖質があるかと言えば、

おにぎり(40g)1個で角砂糖10個だそうです。

因みに350mLの炭酸飲料は角砂糖9個。

 

いったん3大栄養素の話に戻ります。

栄養素はいくら取っても良い・・・・訳ではなく推奨されている比率があります。

炭水化物 60%   1gで4キロカロリー

蛋白質      20%   1gで9キロカロリー

脂質   20%   1gで4キロカロリー

です。理由は知りません。

体重60kgの平均的な摂取カロリーが2400とすると、

炭水化物の分担は、1440キロカロリー

これを炭水化物に当てはめると360グラム。

おむすび換算では9個。

角砂糖換算では90個。

角砂糖を一食に付き30個って食べたくないですよね。

なのにおむすび三個なら食べられてしまうのは炭水化物マジック。

因みに砂糖水は(カブト虫じゃあるまいし)飲めませんが、

冷やして炭酸入れると飲めるんですよね。

 

ここからは角砂糖換算で話をします。

血液中の糖は、角砂糖1個分。多い時でも1.5個まで。

だけど1日3回、各30個も投入される。

血糖値は1個~1.5個で推移するのが健康なので、

血液に入って来た糖は、速やかに排除しないといけない。

(小腸から吸収されるそうです)

もちろん活動エネルギーに使うものもあるでしょうが、血糖値の安定は至上命題。

その為の手段がインスリンというホルモン。

インスリンは、血液に入ってくる糖をドンドンと処理していきます。

食後、つまり炭水化物を消化吸収しているタイミングでも、

角砂糖1.5個を超えると良くないのですから、インスリンは最優先で働きます。

 

再び、3大栄養素に戻ります。

蛋白質は分かります。人体で生成できない必須アミノ酸を手に入れるのです。

ですが炭水化物と脂肪は、どちらも「エネルギー」

栄養の多くを角砂糖に頼ることの是非を、ボツボツと書いていきたいです。

今回はサワリと言うことで。

夏は焼き野菜!!

夏の野菜は焼き野菜。

なぜか生野菜をがしがしと食べる気になりません。

と言うか焼くのに向いている野菜が多いのです。

今回はズッキーニとアスパラガスを焼きました。

こんな時、ガスの魚焼き器は素敵です。

オーブントースターより、早くて美味しくできる気がします。

機器による性能差はあるでしょうが、

電気式はサーモスタットが入っていて、高温になるとOFFになってしまいます。

なので、ヒーターの運用はONとOFFの繰り返し。

一方ガスはONのままなので、火力は断然有利です。

なんと言っても直火ですしね。

付け合わせは、最近気に入っている湯むきトマトの丸ごとトマトソース。

鶏のささみを炒めて付け合わせにしました。

では頂きます。

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パレルモ、と言うパプリカ

超特大唐辛子!!

の形をした、イタリアンパプリカをスーパーで発見しました。

高知の四万十川で作っているらしい。

添付文章のセンスが良いので一部掲載。

しかしながらその形状はもはや食べれる「器」。半割にして下味を付けた合い挽き肉充填。

チーズをトッピングしてグリル!イチオシ!

レシピがあっても勝手にアレンジするCACICOです。

挽肉が無い。と言うのもありますが、あっさり系でいこうと中はマッシュポテト。

カマンベールチーズのトッピングに、半熟ゆで卵を添えました。

以前買ったゆで卵マシーンも健在です。

これぐらいの半熟が好み。

あっパプリカはとても美味しい。全く苦みが無く、正しくスイートペッパーでした。

浴室のカビを考える

住宅の中で、もっともカビやすいのは浴室だと思います。

(建物の熱的設計が悪ければ、その限りではないです)

もちろん原因は、大量の水と水蒸気。

なので、浴室をカビから守るためには、とにかく乾燥です。

もっともシンプルな方法は拭き取る事

理想を言えば、

浴室を使った後は、体を拭いたバスタオルで浴室の水分も拭き取る。

だと思います。

体を拭くタオルで掃除なんかしないわ。と言う人ごめんなさい。

掃除用タオルを使ってください。

浴室の水分と言っても(水蒸気は換気に任すとして)拭き取るのは溜まった水。

あっ、バスタブ(浴槽)にはお湯がしっかり溜まっていますが、継ぎ目が無いのでここはOKです。

拭き取る必要のある場所とは、

縦と横がぶつかっている「隅」や、素材が変わる「継ぎ目」です。

建築的には取り合いと言います。

この取り合い部には、どうしても水が溜まりやすいのです。
 
具体的な箇所としては、

大きくは、壁と床、床と扉枠、壁と浴槽の縁がぶつかる所。

小さくは、壁に取り付けたリモコン、シャワーフック、タオル掛けの取り付け部。

そこにはクッション材として、コーキングに代表される柔らかい素材が用いられます。

ですが柔らかいという必須性能は、汚れの温床でもあるのです。

堅い物質であれば、物質内部にカビがに入る事は少ないですし、

擦っても傷つきづらいため掃除も容易。

ですが柔らかい素材は、それとは正反対です。

特にカビに弱いのはコーキング。(一番柔らかいとも言う)

防かびタイプと書かれていますが、性能は気休め程度。

カビの生えたコーキングの断面を見た事がありますが、

カビの根が入り込んでいるため取り除けません。

カビの生えたコーキングは、打ち替えるしかないのです。

 

まとめると

浴室内で水が溜まりやすいのは取り合い部。

取り合い部には柔らかい素材が多く、カビや汚れに弱い。

これを防ぐには、できるだけ早く水分を拭き取る。

なんですね。

 

きれい好きな人は可能かも知れませんが、

一般的には、漂白剤に頼る事になるのでしょうね。

オリーブ豚の誕生

「オリーブトン」と読むそうです。

うどん県はオリーブでも有名。と言ってもほぼ小豆島に集中しているのですが・・・

さて、オリーブの絞りかすを飼料に混ぜてできたのが

オリーブ牛

その勢いで作ったのが、オリーブ豚らしいです。

 

うどん県には讃岐三畜(さぬきさんちく)というものがあります。

牛   オリーブ牛

鶏   讃岐コーチン

と決まっており、豚部門が、オリーブ豚・・・ではありません。

豚   讃岐夢豚(ゆめぶた)

なのですね。

ではオリーブ豚の位置づけは、と言うと

オリーブ夢豚 > 讃岐夢豚 > オリーブ豚

という関係らしいです。

高級路線は讃岐夢豚で、その高付加価値版がオリーブ夢豚。

なので、オリーブ豚は三番手。

ちょっと位置づけは寂しいですが、リーズナブルで美味しい。のであれば無問題。

早速ロース肉を厚切りで焼いてみました。

単に焼いて、野菜を盛り付けただけですが、

盛り付けが偏ってしまいました。

気を取り直して実食

なかなか美味しいです。

行きつけのお肉屋さんは、

「讃岐夢豚は数が少なくて、あまり入ってこないんだよねぇ」

って言ってましたので、これから豚はオリーブ豚で地産地消ですかね。

発音はオリーブトンでよろしく。

9条を巡る政治と司法

先日自衛権ネタを書きましたが、その中で集団的自衛権が違憲かどうか?

という話をスルーしました。

ですので、その話をまとめます。

まずは話題の中心である憲法九条から。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第二項

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

憲法とか法律の文章って分かりづらいです。

異論がある事を承知でまとめると、

第一項は、国際紛争を解決する手段としての戦争を放棄する。

第二項は、前項の目的のための軍事力を持たない。

ですね。

で、1行にまとめると

国際紛争を解決する手段としての軍事力をもたない。

だから平和憲法と言っているのです。

普通に、「えっ、自衛隊って軍隊じゃないの?」という疑問が出ますよね。

 

ポイントは、第二項の頭にある前項の目的のためのという一文でしょうか。

前項、つまり第一項の目的とは簡単に言うと、国際紛争

国際紛争解決以外の軍事力行使なら良いよ。

って解釈できるのです。

 

最も日本国憲法は、GHQが英語で書き、それを頑張って日本語訳したものですが、

初期の案では、「前項の目的のための」という文言はありませんでした。

一番初めはこんな文章

第九条

国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを抛棄する。

第二項   陸海空軍その他の戦力の保持は、許されない。国の交戦権は、認められない。

 

これなら、軍事力は完璧に憲法違反です。

ですが「前項の目的のための」という一文を、後から付けた日本人がいるために

自衛のためなら良いんじゃない?

と言う話になっているんですね。

 

政治上の争点は

① 自衛のための軍事力(自衛隊)は違憲か

② 自衛のための他国との条約(日米安保)は違憲か

③ 集団的自衛権は違憲か

と年代に応じて変遷しました。

始まりは当然①ですよね。

武力を持つのは憲法違反。つまり非武装中立が憲法の趣旨だ。

という主張です。

この主張が完全に打ち止めになったのは実は結構最近で、1994年の事。

現在の社民党や民主党の前身である、社会党の村山さんが首相になった年。

社会党は政権を取った途端に、手のひらを返して「自衛隊は合憲」と表明。

なので国会で最も強硬意見でも、自衛隊は違憲だが、現状は容認する、というもの。

さて時代は相前後しますが、日米安保にまつわる、安保闘争なるものがありました。

1960年に第一回目の安保闘争。所謂60年安保と呼ばれるもの。

その後、安保の期限である10年が経って行われたのが、70年安保。

で、これを焼き直したかのように行われているのが、

現在の集団的自衛権反対運動です。

当時は、日米安全保障条約を結ぶと、日本がアメリカの戦争に巻き込まれる。

現在は、集団的自衛権を認めると、日本が他国の戦争に巻き込まれる。

いゃあ、まったく一緒ですね。

運動母体が同じなのですから、当然かも。

 

さて次は、集団的自衛権と憲法の関係、つまり司法の判断です。

司法の歴史では、

「軍備を持つのは違憲か合憲か」、「安保は違憲か合憲か」

という争いが、色んな形で提議され、最高裁まで争った事も多いです。

その結審は概ね。

高度に政治的な問題なので、司法の判断する事ではない

でした。

ぱっと読むと問題を回避しただけです。

ですがちゃんと理屈があります。

「高度に政治的な問題」と言うのは、

「自国内で終わらず、他国が絡む」、つまり国家間の懸案を指します。

当たり前の事ですが、日本国憲法の効力は日本国内に限定されます。

で、その効力があるのも、日本という国が独立しているからです。

他国に侵略されてしまうと、日本国憲法には何の効力も無くなります。

つまり、憲法とはものすごく内弁慶なルール。

だから

国の存亡に関わる問題に関しては、司法は口を挟まない。

国が無くなったら元も子もないのでヨロシク。

ってとこでしょうか。

この様な考え方を統治行為論と呼ぶそうです。

 

前回も書きましたが、集団的自衛権は国連憲章で認められた権利。

日本も集団的自衛権は持っています。

持っているけど、行使しないと言う事を閣議決定しているだけなのです。

 

ですがCACICO的には、

他国との安全保障条約(日米安保)は、集団的自衛権じゃない。

と言うのは無理筋。

予算出して、基地提供して、軍事演習一緒にして、

それで集団的自衛権は行使していないと言い張られてもねぇ。

 

日米安保が政治的に認められ

(民主党政権が認めたので、反対は共産党だけかな)

司法的には統治行為論によって門前払い。

 

現在既に集団的自衛権を絶賛行使中なのですが、何か問題ありますかね。

アジフライを洋風で

フライものは家でやりません。

油煙が家中に廻りそうだから。

なので外食に行くと揚げ物を選択してしまう事が多いです。

だけど、スーパーでアジと目が合ってしまい、

色々考えたのですが、結局アジフライに。

た~っぷりの油で揚げると良いのでしょうが、

後始末も面倒なのでフライパン&少なめ油で揚げました。

野菜室の片隅に、よく熟れたトマトがあったので湯むきしてまるごとトマトソースに。

付け合わせは、夏定番の焼きナス。

今日の酒のアテが完成です。

さあ何を飲もうかな?

自衛権を考える

だいそれたタイトルですね。

現在、個別だ集団だともめていますが、

皆さん個別的自衛権はOKという前提で話しているようですね。

以前は「自衛隊は違憲だ」という訴えだったのが、今は「集団的自衛権は違憲だ」みたいです。

で、集団的自衛権に反対の人の論理は、

集団的自衛権を容認

  ↓

他国の戦いに巻き込まれる

  ↓

徴兵制になるはず

という論法に聞こえます。

はっきり言って、論理的なつながりはありません。

 

今回は、日本国憲法において「違憲かどうか」という話ではありません。

世界における自衛権と徴兵制の関係を書いてみます。

 

ヨーロッパ(つまり先進国)の現状を。

第二次大戦の敗戦国と言えば、ドイツですよね。

さてドイツにおける自衛権の行使です。

個別的自衛権でしょうか、集団的自衛権でしょうか。それとも軍隊を持ってないですかね。

 

正解は集団的自衛権です。

具体的にはNATOと略される北大西洋条約機構(アメリカ。カナダ、ヨーロッパ諸国が参加)

の軍隊であるNATO軍に所属しています。

 

話が少しずれますが、ドイツはものすごい武器輸出国。

世界シェアの5%で、国別なら4位。

1位アメリカ 31%、2位ロシア 27% 3位中国 5%、

上位2つがダントツですけど、中国が上がってくるまでは3位でした。

 

NATOの加盟国は、自動的にNATO軍に所属し、集団的自衛権で守られているのです。

現在NATOは28の加盟国がありますが、この中で徴兵制をとっている国は5つ。

具体的には、エストニア、ギリシャ、ノルウェー、スロベニア、トルコ。確率は5/28

先ほどヨーロッパ諸国と書きましたが、ヨーロッパにはNATOに加盟していない国があります。

NATOを使った集団的自衛権の枠組みには入らないと決めた国です。

その国は、オーストリア、キプロス、フィンランド、スウェーデン、スイスの5カ国。

で、スウェーデン以外の国は全て徴兵制があります。確率は4/5

スイスは永世中立国として有名ですよね。

つまり一切の集団的自衛権は行使せず、個別的自衛権のみで行く訳です。

軍隊もあります・・・と言うか、徴兵制を持ち、国民皆兵が国是。

他国と連携した自衛権を使わない国は、自国で全ての自衛をする必要があります。

なので、色んな意味で意気込みが違います。

スイスのWikiに書いてある通り、

常備軍を構成するのは約4000名の職業軍人であるが、徴兵制度により21万名の予備役を確保している。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民皆兵を国是としており、徴兵制度を採用している。

他国を侵略する気はないけれど、侵略されたら焦土作戦してでも最後まで戦うという勢いです。

他国に囲まれた地理的条件で「中立」を保つためには、それだけの覚悟がいるのでしょう。

どちらにしてもヨーロッパにおいては

個別的自衛権のみでやっている国の方が徴兵制度の割合が高い。

というのが現実で、なおかつ先進国で徴兵制を取っている国はありません。

 

蛇足ですが、個別&集団的自衛権がない国は、世界中に1国もありません。

国連憲章に、全ての加盟国は個別&集団的自衛権があると書いているのですから。

スイスは持っているけど使わないという選択をしているだけなのです。

 

集団的自衛権が明文化されたのは第二次世界大戦後の1945年。

ぶっちゃけて言うと、個別的自衛権では戦争が起きやすいので、グループを作ってお互いに両手両足を縛って戦争を減らそう。というのが、集団的自衛権だと思います。

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