- 2015年10月17日 3:46 PM
- CACICOの毎日
既にVW一社の問題では無く、欧州全体の問題と化しているVWのディーゼル詐欺。
このお話にレオナルド・ディカプリオが絡んでいるという小ネタです。
直近のニュースとしては、ディカプリオ、VWのディーゼルスキャンダルを映画化。
流石ハリウッド、何でも飯の種にするなぁ。
と思ったのですが、ディカプリオという名前に引っかかりました。
ディカプリオと言えば、タイタニックのお姫様役・・・いえいえ主役として有名ですが、
(ケイト・ウィンスレットの方が斧振り回して男らしいのです)
車好きでも有名。
2005年のアカデミー賞の受賞会場。
ノミネート候補者は、お抱え運転手のリムジンで会場に乗り付けるのがお約束。
だけどディカプリオは、自分が運転するプリウスで登場したのです。
1997年に発売されたトヨタのプリウスは、2003年にモデルチェンジされた二世代目が大ヒット。
アカデミー賞授賞式の一件もニュースになり、「プリウスに乗る=エコな人」という社会的な流行に。
それは車業界内でも同様で、2005年度には北米と欧州のカーオブザイヤーを受賞しました。
一方VWですが、2004~5年からディーゼル不正を始めたようなので時期的に符合します。
VWはプリウスの登場にショックを受けたのでしょう。
だけどハイブリッドの特許技術は日本(トヨタ)に抑えられていて手がだせず。
ディーゼルに特化するしかなかったのですが技術が無かった・・・
日本の自動車評論家と言われる人たちは、おしなべて「ドイツ車びいき」の方が多いです。
ここ最近までは「欧州のディーゼル車素敵」という記事の花盛り。
ですがヨーロッパにおけるディーゼル車の現実は、
北京、ベルリン、パリ、ロンドンでエントリーしましたが、
街をスモッグだらけにしました。
データーとしては、こんなのがあります。
欧州のNox規制の推移と実際の道路の状況を、ガソリン(青)とディーゼル(赤)に分けて表示しています。
それぞれ実線が規制値です。
(因みにLCVとは商用車の事)
ガソリン車の実路データーは規制値に準じて推移していますが、ディーゼル車はダメですね。
タイトルはディーゼルエンジンには排ガス規制は存在しない。と書かれており、
当然ながらVWだけの話ではありません。
アメリカへの輸出はVW一社だけの責任でしようが、
EUの大気汚染は自動車業界ぐるみのみならず、欧州各国ぐるみの責任みたいですね。