- 2016年6月16日 5:27 PM
- デシカ日記
デシカのカスタマイズ運転ですが、
目的は騒音の低減と室温を守ることでした。
さて成果ですが
まず騒音の方は想定通り。
風量が減るのですから、ハッキリと体感できました。
一方、室温の方は、期待通り・・・とは行きませんでした。
6月初旬にもかかわらず、室温が27℃を超えたのです。
(昨年は、7月に入ってから)
そこで換気量を元に戻してみたところ、前回の写真のように回復、
つまり室温が快適になったのです。
この事から何が分かったかを検証します。
まずはデシカのおさらいを。
デシカは熱交換をしません。
この話をすると、外気温度のまま取り込むように聞こえますよね。
ですが、そうではありません。
外気を取り込む時に、除湿をする事で空気温度を下げます。
熱交換、つまり「室内の熱を新鮮空気に移動させる」仕掛けはありませんが、
エネルギーを使って除湿し、その副産物として空気の温度を下げるのです。
つまり、温度という観点からみると
夏期におけるデシカの給気は、「外気温を少し冷やして入れる機械」
と定義できます。
これ、熱交換換気扇とは、全く違ったロジックなのです。
熱交換の場合、「室内の温度を守るよう」に動きます。
蛇足ですが、どちらが自然環境に近いかというと、デシカの方ですね。
さて、これを天候と絡めて考えてみます。
室温が27℃を超えたのは6/10。
うどん県は、とても暑かったです。
最低気温は21.3℃で、最高気温は29.2℃。
ですが1日の平均気温を計算すると約25℃なんですね。
先ほど結論づけたように、
夏期のデシカが「外気温を少し下げて給気する機械」だとすれば
何故、室温が上がってしまったのでしょうか。
原因は、換気量が少なかったからでしょう。
正確に言うと、
外気温(の平均)が快適な時期なのに、給気量を絞ったため、
室内で発生する熱(侵入してくる熱も含む)を抑えきれなかったのですね。
梅雨時期に関しては、
デシカは湿度だけではなく、温度にも有利側なんですね。
・・・と言うか、出力を絞るとダメって分かりました。
春先は何の問題も無かったのですけどね。
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