- 2016年6月22日 2:33 PM
- CACICOの毎日
今回は日本を絡めてみます。
「日本の景気が悪いのは、人口が減少しているから」
という意見があります。
なので、手っ取り早く人口を増やせる「移民が必要」との主張です。
でも、しっかりとした他山の石があるので見てみましょう。
それがイギリス。
先日のブログで書いたとおり、人口は右肩上がり。
しかも、英白人ではなく移民による人口増加なので、
「日本の景気を良くするのは、移民による人口増加しか無い」
と言うのを地で行っていますね。
さてCNNから
タイトルで分かるとおり、労働者の実質賃金が、5年間で4.5%下がったという記事。
一方この5年間に、イギリスの人口は230万人増えています。
当たり前のことですが、
移民は、所得の少ない国から所得の高い国に向かいます。
その国がものすごい好景気で、仕事がイッパイあって捌けない。
とかでもない限り、
移民の流入は、国民の平均所得を押し下げます。
移民労働者が、(同じ仕事で)本国人より高い給料で雇われる。
なんて事が、あるわけ無いですからね。
逆に、移民労働者の賃金に引きずられて、本国人の賃金が下がる。
これは、普通に存在します。
余談ですが、難民はもっと賃金低いです。
ドイツは根性が座ってますから極端ですが、1時間1ユーロ(130円)だそうです。
すごいですね。
さて、話を戻します
景気が良いから移民の力を借りたい。
は、(CACICOは反対ですが)まだ意味が分かります。
ですが、
景気が悪いから、移民を入れたい。
と言うのは、まったく意味が分かりません。
景気が良くないのに、人口だけが増えたらどうなるのか?
ちょっと想像したくないですね。
さてイギリスの移民事情です。
昨年のイギリスは、63万人流入してきて、29万7千人出て行ったので、差し引き33万3千人
イギリスの失業者数は、5~6%ぐらいで推移していますので、EU内においては超優等生。
なので職を求めて移民が増える・・・
EUというグローバリズムな枠組みに参加する以上、人の移動は止められないのです。
国民投票の結果は想像出来ませんが、
国内が二分するほどの大問題になっている事だけは確かですね。