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国民投票、前日

今回は日本を絡めてみます。

「日本の景気が悪いのは、人口が減少しているから」

という意見があります。

なので、手っ取り早く人口を増やせる「移民が必要」との主張です。

でも、しっかりとした他山の石があるので見てみましょう。

それがイギリス。

先日のブログで書いたとおり、人口は右肩上がり。

しかも、英白人ではなく移民による人口増加なので、

「日本の景気を良くするのは、移民による人口増加しか無い」

と言うのを地で行っていますね。

さてCNNから

英国の賃金、07~11年に4.5%減、先進国で最大の減少

タイトルで分かるとおり、労働者の実質賃金が、5年間で4.5%下がったという記事。

一方この5年間に、イギリスの人口は230万人増えています。

当たり前のことですが、

移民は、所得の少ない国から所得の高い国に向かいます。

その国がものすごい好景気で、仕事がイッパイあって捌けない。

とかでもない限り、

移民の流入は、国民の平均所得を押し下げます。

移民労働者が、(同じ仕事で)本国人より高い給料で雇われる。

なんて事が、あるわけ無いですからね。

逆に、移民労働者の賃金に引きずられて、本国人の賃金が下がる。

これは、普通に存在します。

余談ですが、難民はもっと賃金低いです。

ドイツは根性が座ってますから極端ですが、1時間1ユーロ(130円)だそうです。

ドイツ、難民雇用の「1ユーロジョブ」制度

すごいですね。

さて、話を戻します

景気が良いから移民の力を借りたい。

は、(CACICOは反対ですが)まだ意味が分かります。

ですが、

景気が悪いから、移民を入れたい。

と言うのは、まったく意味が分かりません。

景気が良くないのに、人口だけが増えたらどうなるのか?

ちょっと想像したくないですね。

さてイギリスの移民事情です。

移民純増者数、33万人に拡大

昨年のイギリスは、63万人流入してきて、29万7千人出て行ったので、差し引き33万3千人

イギリスの失業者数は、5~6%ぐらいで推移していますので、EU内においては超優等生。

なので職を求めて移民が増える・・・

EUというグローバリズムな枠組みに参加する以上、人の移動は止められないのです。

国民投票の結果は想像出来ませんが、

国内が二分するほどの大問題になっている事だけは確かですね。

国民投票、二日前

難民問題をきっかけに、EUがグラグラしていますね。

で、直近の話題はBREXIT(ブレクジット)。

BRITAN(イギリス)とEXIT(離脱)からなる造語で、

イギリスがEUからの脱退をするかどうかを、6月23日に国民投票して決めるそうです。

って、明後日ですね。

イギリスはEUの一部ではあるのですが、通貨統合はしていません。

なのに「EUと手を切りたい」と考えるのは、「移民・難民」問題なのです。

さて、そんな観点からイギリスを見てみます。

英国は、「日の沈まない国」とブイブイ言わしていた過去があるので、

元植民地が大量にありますし、現在でも英領は世界各地に存在します。

で初期の移民は、元植民地が中心なんですね。

アジアには東インド会社がありましたから、インド、パキスタン、バングラデシュが多いです。

一方、第二次世界大戦に絡まなかったアフリカは、1960年代まで植民地政策が続いていました。

ナイジェリア、ウガンダ、ケニア、南アフリカ・・・

香港返還絡みで、中華系もいますし・・・

イギリスも結構、人種のるつぼなんですね。

ちょっと話が逸れますが、

西洋の植民統治の手法は分割統治とか分断統治と言います。

非支配地に複数民族があれば、片側に権力を渡して、民族同士を争わせるのです。

被支配者側が一枚岩になって抵抗するのを防ぐ・・・

その上、搾取に繋がらないインフラ整備はやりませんし、知恵付けたくないので、教育も行いません。

なので植民地支配を放棄した後に残るのは、荒れ果てた国土と根深い民族紛争。

そんな国に、経済的な自立ができるわけありません。

一方、イギリスは第二次世界大戦の戦勝国ですが、本土も戦場でしたから、戦後の復興に人手が欲しい。

この相乗効果で、早い段階から多くの移民が労働力としてイギリスに来ました。

その後も好景気→人手不足という流れの中で、労働力としての移民が続きます。

1993年にEUが出来ると、東欧などからも移民がやって来るようになります。

好景気であればウェルカムな移民ですが、不景気となれば邪魔者。

現状は、その不景気タイミングで難民問題が表面化した訳です。

で、CACICOが思うに、

現在の難民問題は、植民統治時代に刷り込まれた民族紛争が遠因です。

身から出た錆ってやつですかね。

 

さて最近だけですが、イギリスの人口推移を。

20160120

   世界経済のネタ帳より     

すごいですね。

1980年から2015年の35年間で、人口が5600万人から6500万人に増えています。

一方、合計特殊出生率(一人の女性が一生の内に生む子供の数)は、こんな感じ。

 

20160620-1

ずっと2を割っています。

女性1人に付き、子供が2人を割っていると言うことは、人口は増えません。

人口の半分が男ですから当然です。

でも実際の人口は右肩上がりな訳ですから、移民で人口が増えたのでしょう。

2000年になってから出生率が回復しているのは、移民の出生率が原因だと思います。

さて、イギリスの国勢調査は、10年に一度、「1」の付く年。

直近だと、2001年と2011年。

英ガーディアン紙の「2011年国勢調査の要点」という記事によると、

①白人は、前回より5ポイント落として86%

②ロンドン在住の白人は、59.8%

③上記、英白人だけに絞ると、45%

④アジア系(インド、パキスタン、バングラデシュ等)が6.8%、黒人が3.4%、中国人0.7%、アラブ人0.4%、その他0.6%

移民は仕事のあるところ(大都市)に集中するでしょうから当然ですが、

ロンドンの英白人割合が45%と言うのはすごいです。

今回の国民投票は、

英白人(昔から住んでいた人)が、国内で少数派になってしまう。という不安が原動力なのです。

グローバリゼーションの結末を見た気がします。

カスタマイズ運転 その2

デシカのカスタマイズ運転ですが、

目的は騒音の低減と室温を守ることでした。

さて成果ですが

まず騒音の方は想定通り。

風量が減るのですから、ハッキリと体感できました。

一方、室温の方は、期待通り・・・とは行きませんでした。

6月初旬にもかかわらず、室温が27℃を超えたのです。

(昨年は、7月に入ってから)

そこで換気量を元に戻してみたところ、前回の写真のように回復、

つまり室温が快適になったのです。

 

この事から何が分かったかを検証します。

まずはデシカのおさらいを。

デシカは熱交換をしません。

この話をすると、外気温度のまま取り込むように聞こえますよね。

ですが、そうではありません。

外気を取り込む時に、除湿をする事で空気温度を下げます。

熱交換、つまり「室内の熱を新鮮空気に移動させる」仕掛けはありませんが、

エネルギーを使って除湿し、その副産物として空気の温度を下げるのです。

つまり、温度という観点からみると

夏期におけるデシカの給気は、外気温を少し冷やして入れる機械」

と定義できます。

これ、熱交換換気扇とは、全く違ったロジックなのです。

熱交換の場合、「室内の温度を守るよう」に動きます。

蛇足ですが、どちらが自然環境に近いかというと、デシカの方ですね。

 

さて、これを天候と絡めて考えてみます。

室温が27℃を超えたのは6/10。

うどん県は、とても暑かったです。

最低気温は21.3℃で、最高気温は29.2℃。

ですが1日の平均気温を計算すると約25℃なんですね。

先ほど結論づけたように、

夏期のデシカが「外気温を少し下げて給気する機械」だとすれば

何故、室温が上がってしまったのでしょうか。

原因は、換気量が少なかったからでしょう。

正確に言うと、

外気温(の平均)が快適な時期なのに、給気量を絞ったため、

室内で発生する熱(侵入してくる熱も含む)を抑えきれなかったのですね。

梅雨時期に関しては、

デシカは湿度だけではなく、温度にも有利側なんですね。

・・・と言うか、出力を絞るとダメって分かりました。

春先は何の問題も無かったのですけどね。

カスタマイズ運転 その1

梅雨、真っ盛りのうどん県です。

今日(6/15)8時の温度計から。

s-IMG_6051_DxO

室内 26℃  34%  絶対湿度7.1g

屋外 24.2℃ 75%  絶対湿度14.2g

という数値です。

精度はあまり期待できない温湿度計ですが、体感とはイコールです。

つまり、

24℃の屋外より、26℃の室内の方が涼しく感じてます。

この辺りは以前、「穏やかに放熱したい」でまとめましたが、

人の快不快は、湿度によって大きく左右されるのです。

高湿度の24℃より、低湿度の26℃の方が、上手く汗がかけるので、

結果、皮膚の表面で気化熱が奪われて「涼しい」のです。

 

さて一般的な24時間換気扇は、室内の温湿度にとっては、邪魔者です。

二酸化炭素やホルムアルデヒド等の有害物質を捨てる代償として、

温度や湿度は悪くならざるを得ない。

と言うジレンマを抱えています。

ではデシカではどうでしょうか。

実験で、デシカを60%運転にしてみました。

(注 室内リモコンから出来る運転モードではありません)

建築基準法的に言えば、2時間に1回の換気量を、4時間(弱)に1回にしたのです。

何故か、

2時間に1回室内空気を入れ換えないといけないというルールを信用していないから。

いえ正確には、オーバースペックだと考えているからです。

だって、中にいる人が1人でも、4人でも、10人でも同じ条件なんておかしいですよね。

正しいのは、CO2やホルムアルデヒド等のセンサーを設けて、必要最低量に換気回数を制限する事。

だけど、そこまでは出来ない(と国が判断した)から、大きく余裕を持った換気回数を設定しているはず。

 

そこで換気風量を下げてみようと考えたのです。

デシカの運転は、自然換気と調湿換気を室内環境に合わせて切り替える方式です。

単純化して説明すると、湿度に問題が無ければ普通換気で、問題があれば調湿換気。

なので風量を絞ったとしても、調湿換気の運転時間が伸びて、室内の湿度は保たれるのでは。

と想像しました。

60%運転で想定しているメリットは、

騒音の低減と室温を守る

ですね。何せデシカは熱交換しない換気扇なのですから。

さて、結果は・・・次回に続きます。

世界で一番幸せな袖壁

高断熱住宅に必要なもの。

その一つが、日射遮蔽目的の庇です。

さて、庇の出巾というのは、木造住宅ではなかなか難しいのです。

簡単に言うと、強度の確保が大変なのです。

その時、外部に独立柱とか袖壁があれば、強度の問題が解消できます。

こんな感じですね。

20060604

これは三協アルミのカタログから拝借しました。

玄関庇を長くだす。その強度を保つために柱(や袖壁)を建てる。

構造的には理にかなっていますが、

気になるのは、この柱(や袖壁)の長期的な耐久性です。

この写真を見て下さい。

s-IMG_6028_DxO

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玄関先の庇を支える袖壁の工事中です。

緑色は、構造体を守る防水層、

この防水層を傷つけないように、ビスではなく断熱材を接着しています。

8㎝の断熱材でサンドイッチされているため、壁の厚みは約30㎝。

(普段は5㎝の断熱材です。その時の壁厚でも24㎝)

このような独立壁を作る場合、一般的には外部環境となります。

一方、CACICOウォールの場合、

柱や合板等の構造材の全てを防水層と断熱材で覆うため、

構造体内部の温湿度変化は、もの凄くゆっくりしたものになります。

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構造体の快適は、必ず構造体の長寿命に繋がります。

タイトル通り、世界で一番幸せな袖壁だと思いますね。

うどん県民として、ごめんなさい。

昨日の続きです。

民進党のサミット関連調査チームの功績が、半分しか書けませんでした。

②リーマンショックが和製英語と周知

こちらは、下記のサンケイ新聞の記事がまとまっています。

民進・玉木雄一郎議員「悪質な情報操作」と政府批判 サミット英語版資料に「リーマンショック」表記なし ネットで「和製英語だから」と批判殺到

タイトルに全て書かれていますが、一応まとめを。

サミットに配布する資料は、日本版と英語版があるようです。

その中で、日本版には、リーマンショックという言葉が多用されているのですが、英語版には無い。

これは悪質な情報操作だ。と噛みついたのです。

ツイッターのソースです。

201606030

 

これに対して、一般の人から、

リーマンショックは和製英語です。

海外ではリーマンショックとは言わずthe financial crisisと言います。

故に英語版資料にはthe financial crisisと記載されております。

と窘められた訳です。

よほど恥ずかしかったらしく、上塗り・・・いえいえ、言い訳をしたようです。

ご興味の方は「玉木 リーマン」で、検索すると出て来ます。

さて、件の玉木議員ですが、実はうどん県選出の衆議院議員。

既出の「サミット関連調査チーム」のメンバーでもあるので、

今回の民進党サミット関連調査チームでは五臓六腑の大活躍。

これも全て、うどん県民が議員に選んでしまったから。

うどん県民の一人として、深くお詫びいたします。

 

追伸 上記ブログを上げたところ、我が家の官僚から、

「五臓六腑では、染み渡ってしまう。うどんの出汁か」

という突っ込みがありました。

正しくは八面六臂ですね。

言い訳をせず、お詫びいたします。

BLOODY IDIOTは誰だ?

今回のサミットは、日本で行われました。

サミットはG7と言うように、7カ国で行われます。

具体的には、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、カナダ、イタリア、日本。

6カ国までは、白人&キリスト教の国なんです。

その中にあって、唯一「有色人種&非キリスト教」の国が日本なのですが、

考えてみるとすごいことだなぁと思います。

 

さて、そんな伊勢志摩サミットですが、安倍さんがする事は、

何でもかんでも反対したい人たちがいます。

民進党は上げ足取りのために、サミット関連調査チームというのを結成したようなので、

その成果をあげてみます。

①タイムズ紙の風刺画紹介

②リーマンショックが和製英語だという周知

まずは①から

英タイムズ紙が掲載した風刺画の紹介です。

20160601

主張としては、

イギリスの有力紙に、「大馬鹿者」と書かれてしまう日本の首相はダメでしょう。

と言う、基本「他人のふんどし」で勝負です。

風刺画だけをアップにします。

peter-brookes-dpj-japan-politician-abe-shinzo

これに関する民進党の説明を、動画から書き起こしました。

「ここにも描かれているように、安倍さんの顔でね、日本の津波から、G7の首脳の方々が、『あの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げた方が良いよ』という・・・これアメリカの・・・イギリスのタイムズという最有力新聞ですよ・・・」

BLOODY IDIOT   Bloodyって血まみれだと思っていたのですが、強調する表現にも使うようです。

Bloody Hot day で、「めっちゃ暑い日」 らしいです。

このご時世ですから、普通に映像として残っています。

1分30秒程度の動画なので、お暇であればご覧下さい。

説明に呼ばれた役人さんが、穏便に済ませようという気遣いを見せるのですが、無視して思いっきり自爆しています。

何の事かという、これ、安倍さんじゃないんですね。

英保守党の首相候補である、ボリス・ジョンソン前ロンドン市長を揶揄した風刺画なのです。

よく見ると安倍さんは船に乗っています。

この話、逆に英語サイト(JAPAN TRENDS)でネタになっています。

Japanese opposition politician mistakes British cartoon for Abe criticism

直訳すると、

日本の野党議員が、イギリスの風刺画で安倍批判をしようとして間違いを犯した。

・・・下手な訳ですいません。

蛇足ですが、こんなコラを見つけました。

4MInVVY

これはなかなか秀逸です。

でもこの話、まだ続くのです。5/31のサンケイ新聞から。

民進・山井和則国対委員長代理 英紙風刺画“捏造”問題で誤りを認める 「外務省が否定しなかったので…」

もう、タイトルだけでお腹いっぱい。

この期に及んで人(外務省の役人)に責任をなすり付ける・・・人となりが分かりますね。

 

展開が多すぎて、②に行く暇がありませんでした。

次回に続きます。

早い者勝ち? その2

その1の続きです。

ドイツの余った電力を、有料で引き取ったのは誰でしょうか?

それは、電力系統が繋がっている隣国だと思われます。

ドイツは9つの国と国境を接しています。

オーストリア、オランダ、スイス、チェコ、デンマーク、フランス、ベルギー、ポーランド、ルクセンブルク

各国の細かい電力事情は知りませんが、

ヨーロッパでは、国境を越えて電力の売買をするのが常識。

ここが日本とドイツの決定的な違い。

日本には、電気を売り買いできる、送電線続きの隣国はありません。

何せ、島国ですからね。

ドイツの話に戻ります。

今回、隣国にお金を出して引き取ってもらった電力。

これにも、固定の買取価格が適用されます。

つまりドイツの電力会社は、

再エネを固定価格で買い取った上で、お金を払って他国に引き取ってもらったのです。

確かに、再エネの買取価格は、年々下がっていますが、

FITと呼ばれる全量買取は、契約年の金額で20年間固定ですし、

なにより絶対量の増加が半端ないのです。

201402211637319df

とっても右肩上がりですね。

さて、一般家庭の負担ですが、2013年には、下記の数値。

20140724122623416

ざっくりと電気料金の20%近くが、再エネ賦課金。つまり再エネを買取るための費用。

(右側の単独グラフは、ドイツ外へ輸出した電気の平均価格)

 

日本に戻って、四国電力さんの請求書にも、当然ながら同じものがあります。

s-20160527_DxO

13,425円の中には、再エネ発電賦課金は1,111円が入っています。

って、

すでに8%に達しています。

知らない間に・・・ちょっとビックリです。

確認と思って、先月分を見ると。

再エネ賦課金の単価は、28年5月から値上がりしていました。

と言うか、毎年同じタイミングで単価が上がってました。

            ~27年4月  ~28年4月  28年5月~

最初の11kWhまで   8.25円 →  17.38円 → 24.75円

上記を超える1kWh   0.75円 →   1.58円 →  2.25円

電気料金に占める割合は、CACICOぐらいの使用量だと、

2.6% →  5.8% → 8.2%

と、うなぎ登り。(なんか、消費税の上がり方と似てますね)

 

またまたドイツの話に戻ります。

繰り返しますが、再エネは勝手に発電する上に、全量優先買取。

なので、

電気の市場価格を低下させ、

(電気の卸価格の変動です。消費者の電気代とは違います)

火力発電所が経営難になり、

(総発電量が激減。時々ちょっこっと発電じゃ、普通赤字ですよね)

かかった費用は消費者負担。

(再エネの費用は、消費者の割り勘です)

というのがドイツの現状でしょうか。

いったい誰が得しているのでしょうね。

これ以上、再エネ率を上げたらどうなるのか?

社会実験としては、とても興味があります。

 

一方、日本は自国なので、お財布レベルで気になります。

政府が方針を変えない限り、再エネ発電賦課金が増え続けるのは確実。

ドイツの再エネ率に日本が近づくのは、地理条件的に不可能。

ですが、

賦課金の割合では、あっさり逆転したりして・・・

こちらは結構ドキドキです。

早い者勝ち? その1

現在、世界(?)で「再生可能エネルギー」がブームですが、

電力業界には、絶対的なルールがあります。

それは

同時同量の原則。

発電する量と、消費する量は同じじゃないとダメなのです。

さて一方、再生可能エネルギーとは、発電量が変動する成り行き発電。

正確には、間欠&変動発電と言ったら良いのですかね。

(変動だけではなく、止まり事もあるよと・・・)

全体に対する割合が少なければ、笑って済むのでしょうが、

先日取り上げたように95%とか100%とか言い出すと、だいぶ恐いです。

ドイツには再エネに関する目標値があります。

エネルギーの割合を

2020年までにを35%

2030年までに50%

2040年までに・・・

5年、10年単位で少しずつクリアしていく予定。

現状(2015年)は30%ぐらいみたいです。

で、話を戻すと

年の平均が30%程度なのに、瞬間的には95%にも達しましたよ。

これが、再生可能エネルギーという成り行き発電の本質。

電気の必要量は、季節と時間帯によって変動します。

安定的な電力供給とは、

季節と時間による使用量の変動を予測して発電計画を立てること

なのですが、

ドイツの現状は、それにプラスして

再エネの発電量を、天気予報の「日射量と風速」から推定して、

火力発電の出力調整をしないといけないのです。

ドイツの記事に戻ると

達成したのは5月8日の日曜日。

工場の稼働もなく、暖房も冷房も必要がない季節において、

晴天&強風が重なった結果95%が達成。

これだけなら良かったね。と思う人もいるでしょうが、

その後に続く文章が問題なのです。

ドイツの電力各社は、こうした事態の発生を受けて、再生エネルギーに対して一時的にマイナスの買取価格を設定することで需給バランスの掌握に務めた。

電力の必要が少ないところに大量の電気が発生してしまったので、マイナスの買い取り価格、

つまりお金を払って引き取ってもらったのですね。

はたして誰に?

連載漫画みたいな終わり方ですいません。

次回に続きます。

ポルトガルと再生可能エネルギー

再生可能エネルギーってありますよね。

このジャンルの先進国はヨーロッパですが、最近のニュースを二つ。

ドイツ、再生可能エネルギーによる発電量が、一時的に総需要の95%iに

ポルトガル、一時的に再生可能エネルギーの依存度100%を達成

記事の抜粋です。

ドイツで8日午前11時、ソーラー発電、風力発電、水力発電、バイオマス発電を合計した再生エネルギーによる発電量が一時的に57.8 GWに達し、電力総需要量の95%に達したことが判った。

8日午前は、ドイツ全土が晴天となり、ソーラー発電量が増加したこと、更に、ドイツ全土で強い風が吹くことで、風力発電量も増加したことが、一時的に再生エネルギーによる発電量が大きく増大する要因となった。

ドイツの電力各社は、こうした事態の発生を受けて、再生エネルギーに対して一時的にマイナスの買取価格を設定することで需給バランスの掌握に務めた。

 

ポルトガルで今月7日午前6時45分から11日午後5時45分までの4日半の間、ソーラー、風力、水力、バイオマスを合わせた再生可能エネルギーによる発電比率が全電力消費量の100%を達成したことがポルトガル国内紙の報道により明らかとなった。

春先は、暖房や冷房による電力需要が元々少なくなることに加えて、欧州では、このところ晴天で比較的風が強く吹く天候が続いており、ソーラー発電や風力発電に都合の良い条件が続いていることが、再生可能エネルギーの発電比率が大きく伸びる要因となっている。

ドイツ頑張っているなぁ、という感じですが、知らなかったのはポルトガル。

4日半の間、再生可能エネルギーだけ。と言うのもすごいですね。

でもポルトガルと言えば、PIIGSの一員です。

PIIGSとは、ポルトガル、イタリア、(アイルランド)、ギリシャ、スイスの頭文字。

ユーロで財政破綻の危険性がある国の頭文字ですね。

2014年の発表ですが、失業率16%、若年失業率42%と言う経済状況。

ギリシャの失業率27%、若年失業率56%と比べたら、少しマシですが、

若年、つまり25歳以下の4割以上に職が無い(因みに日本は8%)

というのは、ものすごい状況だと思うのです。

仕事をしないまま年を重ねると言うのは、

「社会人ではない大人」を大量に作り出してしまうのですよね。

さて、そんなポルトガルですが、どこにあるかというと、

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ヨーロッパの西端。

面積的には北海道より一回り大きいぐらい。

GDPも北海道程度で、人口は1000万人。(因みに北海道は約540万人)

主要な産業は、農業(ワイン、オリーブオイル)ぐらいでしょうか。

いわゆる大航海時代、植民地政策で国を大きくした後は

国内産業を発達させないまま、自国通貨を捨ててユーロに参加しています。

因みにドイツとポルトガルとのGDP格差は16倍です。

東京と北海道の格差は5.5倍(2012年度)なので、

日本の都道府県に置き換えると、東京と熊本ぐらいの格差。

(うどん県は熊本の6割強なので、対東京では24倍もの差が・・・)

何が言いたいかというと、

ポルトガルが経済的に発展したければ、同じ通貨を使っているドイツが競争相手。

その関係性は、

熊本と東京が、同じ土俵で経済競争するのと同じなんですね。

そりゃくまモンがどんなに頑張っても東京に勝てないように、

ポルトガルもユーロを使っている限り、経済的発展は見込めないです。

因みに日本では、東京と地方の経済格差を、地方交付金で解消していますが、

ドイツが自分の税金で、他国を救うことは無いでしょうね。

同じ通貨圏ですけど、国が違うのですから当然の話。

これが別通貨だったら話は違うのです。

ユーロ以前は、ドイツがマルク、ポルトガルがエスクードという通貨でした。

この状況で経済格差が付くと、マルク高、エスクード安となって、

ポルトガルの商品が、安く輸出でき、ドイツに対して価格競争力が持てるのです。

日本の円高で困った輸出企業が、円安で利益を出したのと同じ構造。

ですが、現状は同じユーロなので、通貨安による経済再生が一切望めないのが、

ポルトガルをはじめとする、PIIGSの弱みなのです。

さて、話を電気に戻しましょう。

再生可能エネルギー100%を達成した、電気料金はどうでしょうか?

世界で料金の高い順に並べてみます。

デンマーク、ドイツ、スペイン、イタリア、アイルランド、ポルトガル・・・

再生可能エネルギーに力を入れている国が上位を占めています。

この辺りの関係性は日を改めますが、

経済が苦しいのに、電気代が高いのは、国民的には厳しいですね。

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