CACICOブログ HOME > デシカ日記 > 28℃オーバーの快適

28℃オーバーの快適

ず~っと降り続いた長雨がようやくあがりましたね。

と、思ったら当然のように気温が30℃を超えてきました。

さて昨日(7/2)の温湿度を。

s-IMG_6107_DxO

室内も室外も、湿度が40%というのが面白くてアップしました。

絶対湿度で考えると

室内 9.71g

室外 15g

と、1.5倍以上の差があります。

夏場における人間の快適とは、

汗を感じるかどうか

に尽きます。

汗を感じない。というのには説明が要りますね。

 

人間は、1年365日汗をかいています。

専門用語では、不感蒸泄

人間の体表面からは、水分が蒸発する事によって、気化熱で体温を放出しているのです。

そうしないと、人間の身体はオーバーヒートします。

人間は水冷で動く動物なんですね。

もちろん「汗をかいたなぁ」と気づく時もあります

こちらは有感蒸泄と言って、人間にとっては、「特別な状態」。

どんな状況かと言えば、

①運動したり、精神的な緊張状態(手に汗握る)、病気で体温が高い

とか、

②「気温と湿度が高い」という外的環境によって起こります。

①は人間自身の問題なので、問題は②ですね。

ここでポイントなのは、

単に「温度が高い」から汗を感じるのではないことです。

人間の身体は勝手・・・いえいえ良く出来ていて、

環境によって「快適」な温度帯を変えるのです。

冬場の室温目標は、22℃って聞いたことがありませんか?

でも、夏場に室温を22℃にしたら、寒くて居られませんよね。

一方、夏場は27℃が冷房の目標。

その27℃を冬の室温にしたら・・・

人間の温度的なスイートスポットは、

冬   20~23℃

夏   26~28℃

春秋 23~26℃

と外気温によって、大きく変わるのです。

人間の外気温に対する適応能力、半端ないです。

 

前置きが長くてすいません。

その上で、梅雨まっただ中の話をします。

気温としては快適の範囲だとしても、

体感的には、べたべた

して不快ですよね。

温度的にスイートスポットのハズなのに有感蒸泄状態になるのは、

空気中の相対湿度が高くて、上手く汗をかけないからです。

 

さて、今までの流れで28.5℃の40%という環境はどうなのか?

と言うと、無感蒸泄をキープ出来ます。

ただし、アルコールを飲むと、ちょっと微妙な状況に。

先ほどあげた「特別な状態」でいけば、体温が上がって①に該当するのです。

まぁ勝手な条件付けなんですけどね。

コメント:0

コメントフォーム
入力した情報を記憶する

トラックバック:0

この記事のトラックバック URL
http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=12970
トラックバックの送信元リスト
28℃オーバーの快適 - CACICOブログ より

ホーム > デシカ日記 > 28℃オーバーの快適

検索
Feeds
Meta

ページの上部に戻る