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外断熱・現場研修 in 東京

外断熱・現場研修のゴールが見えてきました。

山口→香川→東京というツアー日程の最後は東京の武蔵境です。

で、まずは室内でスターター造り。

スターターとは、熱に弱い断熱材の小口をモルタルで覆う作業です。

何故、スターターと呼ぶのかというと、そこから壁を貼り始めるから。

具体的には、土台水切りの上です。

研修は、いつも新しい出会いがあります。

今回の左官屋さんは、親子で仕事をしているのですが、工務店さんからの信頼は絶大。

社長さんも営業さんも、声を揃えて、「あの二人なら問題ない」と太鼓判でしたが、

その前評判通りの方達でした。

明日からは予定通り、外壁貼りに移れそうな感じで作業が進んでいます。

気密の闇

今月末に、エヌケー建設さんの現場見学会が開催されます。

一般的に「構造見学会」と呼ばれるもので、住宅の中味を見てもらおう、という企画です。

それに先だって、気密検査を行いました。

この「気密」。

日本においては、非常に肩身の狭い立場です。

何故ならば、「高性能な家」という基準はあるのに、そこに「気密」の項目が無いのです。

政治的な力関係で「骨抜き」にされている感じです。

住宅の快適性能は、「気密、断熱、換気」で構成されます。

ですが「換気、断熱」と「気密」には、評価手法に大きな違いがあります。

それは

気密が、「現場での検査」でしか評価できず、

断熱と換気は、「図面と計算」だけでしか評価できない。

からです。

ちょっと分かりづらいですね。

 

気密は、図面にどんな数値を書いたとしても意味がありません。

今回の写真のように検査をするしかないのです。

一方、換気と断熱は、気密のように現場で測定が出来ません。

(大がかりな実験棟であれば別ですが・・・)

なので断熱の仕様と図面を元に計算するしかありません。

気密に話を戻しますね。

「気密」を義務化する、という事は、建物を全棟気密検査するのと同じ意味なのです。

それは良くない。と考えた人がいるのでしょうね。

「答えが出てしまうのは良くないと」

 

書類だけで「性能」を決めたい人にとって、

「気密」と言う項目がとても邪魔だったのでしょう。

簡単に実測できるのに、義務化されない気密。

でも、本当に「気密」は大切です。

以前まとめていますので、ぜひリンクをご覧下さい。

鍵泥棒のメソッドと半沢直樹

写真は「鍵泥棒のメソッド」という映画です、

堺雅人と香川照之が主役。

って、「半沢直樹」の企画者は絶対この映画を見て役者を決定したと思います。

今回のネタはそれだけなんですけどね。

この映画は内田けんじ監督の作品なんですが、

彼は「ものすごーく」良い脚本と丁寧な演出が特徴です。

特に前作に当たる「アフタースクール」は、絶品でした。

そう言えば、この作品にも堺雅人は出演していました。

この映画を見たいなぁ、と思われた方は、是非「あらすじ」や「予告編」などの事前情報を入れないで下さい。

絶対、その方が楽しめます。

で、堺雅人ネタで行くのであれば、「ゴールデンスランバー」や「ジェネラルルージュの凱旋」も役者&映画共に良い出来です。

上記に上げた作品は、どれも面白い映画でした。

彼は出演する映画を選んでいるのでしょうね。

半沢直樹は見た事が無いので、そちらのコメントは出来ないのですが・・・

あっ、そう言えば今日が最終回だったのですね。

とうとう、観ずじまいでした。

技術を広めたい

高松で湿式外断熱の現場研修を行いました。

目的はスキルアップです。

今年になって、少し(笑)仕事が増えてきましたので、スピードアップを兼ねての研修です。

「事件は現場で起きているんだ」(もう古いですかね)

ではないですが、ホント、現実の「収まり」には、幾通りもの正解があります。

ですので経験を積み上げるしかないのですが、「知恵」はあって困る事はありません。

という事で、湿式外断熱のインストラクターに来県してもらい、一緒に仕事をしました。

彼(インストラクター)とは、ここ一月の間で、山口→香川→東京と3カ所で研修を依頼しており、

今回はその中間地点にあたります。

木造における一般的な湿式外断熱とCACICOの外断熱は、大きな差違があります。

それは断熱材の固定方法です。

一般(多数派)は

ドレインラップ(透湿防水シート)+ビスによる断熱材固定+塗り壁

CACICO(少数派)は

ガーディアン(塗り防水)+接着による断熱材固定+塗り壁

という訳で、「下地」の処理方法が全く違います。

これは一重に「防水層に穴を開けるかどうか」による選択なのですが、

「ビスによる固定」と「接着による固定」には、技術の簡便さに大きな隔たりがあります。

 

「ビスによる固定」は、大工さんや外壁屋さんであれば、自身が普段していた作業と似ています。

ですが、

「接着による固定」となったら、誰もが初めての作業。

なので、

誰が行っても、はじめは「効率が悪い」仕事なのです。

なおかつ

仕事数が少なければ、いつまでも熟練度が上がらない。

という悪循環すら想定されます。

つまり

CACICOの外断熱工事をできる業者さんが少ない。

のです。

しかし、CACICOでは「接着による固定」が、防水と耐久性の観点から、正解だと思っていますので、

何とか、この工法を広げたい!!

 

ですから、

「興味がある」人には、「どんな地域」であろうともお邪魔して技術指導行っています。

 

さて、香川県の皆さん。

このCACICOの外断熱工法を見ていただける機会ができました。

今月末の28,29日に、エヌケー建設さんの構造見学会が決定したのです。

次回は、そのイベントの告知をリリースしますので、是非是非、その目でご覧下さい。

③ダクト式全熱交換システムの導入 その1

少し間が開いてしまいましたが、「住宅を快適にするコストのかけ方」の続きをお送りします。

前回まで、

①足下の断熱強化

②気密の確保

と、ご説明をしてきました。

今回は三つ目として、「ダクト式全熱交換システムの導入」の話をします。

24時間換気が、建築基準法で義務化になっているのは、ご存じかと思います。

これ、「温熱環境の改善」ではなく、「シックハウス対策」が目的です。

ですがCACICOとしては、このシステムを使う事により、温熱環境の改善が出来ると思っています。

換気システムは、大きく分けて「局所換気」と「全体換気」に分類されます。

で、この2つ、どちらが良いかという話なのですが、圧倒的に「全体換気」がお勧めです。

タイトルのダクト式とは、「ダクトを使った全体換気」の事なのです。

この2つを噛み砕いて表現します。

局所換気は、「部屋事の換気」

全体換気は、「家を1つの部屋としての換気」

と言う意味です。

で、さらに温熱環境の面から読み替えると

局所換気=「部屋事の換気」=「部屋事に温度が違う」

全体換気=「家を1つの部屋としての換気」=「家内部の温度を平均化」

という関係性になります。

「室温」と言うのは、「室内の空気温度」です。

この温度は、空気が移動する事でしか移動しません。

で、建物内で、ある部屋から別の部屋に空気を移動させる方法。

これが非常に難しい。

一番簡単な方法は、窓を開ける事です。

ですが、この方法は外気が快適な時だけに限定されます。

暑い夏に、リビングの冷えた空気を他の場所に「お裾分け」する方法としては、適しません。

送風機(サーキュレータ)はどうでしょうか?

これは一部屋内の空気をかき回すには、役に立ちます。

天井扇なんかが良い例ですね。

ですが、間に廊下や扉(間口が狭い)が存在する場合は、役に立たないでしょう。

そこで24時間換気の登場です。

ダクト式の基本は、

「居室空間で給気」→「ダーティーゾーンで排気」

という空気の流れを作る事です。

ダーティーゾーン。と言うと特殊な感じがしますが、日本語で言えば「空気が汚れる所」という意味。

つまり、キッチンやトイレ、脱衣所等を指します。

住宅内で、空気を動かすためには、ダクト式換気システムが最も適しています。

なお、メーカーによっては、1階と2階を別々の機械を使うタイプもありますが、あまり賛成できません。

何故ならば、家中の空気を一カ所に集めて再分配する。

という原則から外れるからです。

2階建ての建物は、どうしても2階の空気温度の方が高くなります。

本来は、その空気を1つにまとめて、1,2階とも同じ温度で各居室に戻したいのです。

それなのに、1階と2階の換気装置が別々と言う事は、2階の空気温度は2階だけで、

1階の空気温度は1階だけで循環する事になります。

温熱的な優劣を付ければ

局所式換気<1,2階分離型換気<全体式換気

という関係でしょうかね。

もっとも一台の機械で対応できない程、家が大きい。という場合はその限りではありません。

鉄道大国・日本のぶっちぎり感

新幹線がすごい。というような話ではありません。

そのぶっちぎり感を、ぜひビジュアルで見てください。

下記は、「世界の駅」、年間乗降者数のランキングをグラフにしたものです。

ぶっちぎり!!

とは、こんな時に使う言葉です。

名前だけ拡大してみますね。

ネタ元を探してみたのですが、見つかりませんでしたm(_ _)m

ですが、まぁ新宿駅が一日の乗降客でギネス認定(360万人)を取っているのは有名な話なので、

まんざら「うそ」ではないと思います。

以前、鉄道を発明したのは英国だが、鉄道網を発明したのは日本だ。

という文章を読んだ事があるのですが、さもありなん、という感じの結果です。

特に「乗降客」と言うのがポイントですね。

この方式では、実は人数の全てがカウントされません。

新宿で乗った人と降りた人だけ。つまり改札を通った人の数です。

どういうことかと言えば。

「JRと私鉄」乗り換えはカウントできても、「JR同士」の乗り換えはカウントされません(多分)。

例えば私が今回、施工研修として東京に行った例で話しますね。

羽田空港から京急線で、品川へ。

そこで乗り換えて、JR山手線で新宿へ。

その後JR中央線に乗り換えて、武蔵境に行ったのです。

私は、羽田と品川と武蔵境では乗降客ですが、

JR同士で乗り換えた「新宿」では、数にカウントされていない。

つまり、今流行の「駅ナカ」人口は、この統計以上に多いのです。

 

毎日の暮らしは家で完結する事はありません。「移動」が前提なのですが、

この統計から分かる事は、

日本という国は移動に関して「鉄道」に多くを依存している。

という事。

では、そうではない諸外国は、何に依存しているかというと

「自動車」です。

鉄道と自動車。どちらがエネルギーの消費量が少ないかは、

一度に何人の人が乗車するかによって変わります。

移動する人が一人しかいないのであれば、鉄道より自動車でしょう。

ですが、「駅ナカ」ナドという商圏が存在する程の活況を呈した場合、

鉄道のエネルギー効率は自動車のそれとは比べものになりません。

もちろん、そんなのは都会だけの話だ。

とは言えますが、逆に言うと、諸外国は「都会ですら」その様な状態を作れていないのです。

香川県民である私自身は、普段の足に鉄道を使う事はありません。

私の生活には、不便だからです。

でも、鉄道を使う方が便利である地域を、「東京」、「名古屋」、「大阪」と3つも持っているのは、

「世界で日本だけ」なんですね。

何せ日本が22位以上をすべて独占しており、23位に始めて「パリ北」が入るのが現実。

都市における「移動」のエネルギー効率は、日本がぶっちぎりで一番。

というお話でした。

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スピッツの新譜(^^)/

オリンピックですか?

という勢いでしか発売されないスピッツのアルバムがリリースされました。

無人島に1枚しかCDを持って行けない。

という条件で音楽を選べ。と言われたら。

スピッツの「どのアルバム」にしようか?

と悩むぐらい好きです。

特にボーカルの草野マサムネ氏は、変態的に歌詞がすごい。

で、それをメロディーに乗せるのもうまく、

バンドとしての完成度もしゃれにならない程良いと思います。

最近は「おバカな発言」をして晩節を汚している人をちらほら見ますが、

彼は、死ぬまで変わらないだろうなぁ。

とか思うくらい、安定していますね。

写真は、開封前。

ながらで聴くのは勿体ないので、夕食後のお楽しみとしてとっておきます。

施工指導 in東京

先日、前振りが長くて話が出なかった、施工指導です。

施工手順は、大きく

①防水

②断熱材貼り

③モルタル下地

④仕上げ塗り

です。

③と④は、比較的メジャーな手法。

なので材料の特性をお話しするぐらいで良い場合もあります。

ですが①と②は、現場でいろいろとお伝えしたい事があるのです。

特に②の断熱材貼りは、「施工をしない」私では、カバーしきれず専門家を呼びます。

さて、今回は①の防水の指導です。

CACICO外壁の「肝」でもありますが、それほど難しい作業ではありません。

特に今回のように「塗装業者」さんが入った場合は、「材料が変わったのね」という程度の話しだったりします。

室内で壁を塗装する工事を「単純化」したものという感じなのです。

ですが外壁の下地として塗るとなると、事前準備的なものが、透湿防水シート施工とは、「いろいろ」と変わります。

その辺りのチェックも含めて、初めての時は、必ずお邪魔するようにしています。

透湿防水シートとの一番大きな違いは

シート貼り→下地が無くても施工できる

塗装防水→下地が連続していないと施工できない

と言う事につきるのですが、具体的に挙げていくと多くの違いがあったりするのです。

東京の住宅

CACICOの湿式外断熱に興味を持って頂ければ、基本どこでも伺います。

と言う事で、今回は東京に来ています。

住宅は、実は地域によって、特色があります。

東京(と言っても無茶苦茶広いですが)の住宅の特徴は?

パッと見て分かるのは屋根の形状が特殊な事でしょう。

建築基準法には、ご近所への日当たりを配慮するルールがあります。

「背の高い建物を建てると、隣に日が当たらないでしょ」

と言う事で、北側斜線、道路斜線というもの。

敷地の北側からある角度で線を引きます。

建物は、それに抵触するとダメですよと。

つまり、南側に大きな建物があると北側の人が困る。

と言う意味合いなのです。

道路斜線も同じです。道路に日が当たらないと雰囲気悪くなる、という訳。

もちろん敷地が広ければ問題ないのですが、

総建築費8000万円で、土地代が6000万円を越える。

という土地柄では、香川県では想像できない程コンパクトな敷地がたくさんあります。

つまり、背の高い建物は建てづらいけど、室内空間はあまり犠牲に出来ない。

となると屋根の形状、つまり折れ曲がった屋根にする事で、斜線制限を回避する事になります。

こんな感じです。

これはまだシンプルなものです。

北側斜線と道路斜線が入り交じって、複雑な屋根形状になってしまった。

という建物が、ホントたくさんあります。

もう一つは、こちらの金物。

これは、雪止めです。屋根に積もった雪が滑り落ちて、お隣に迷惑をかけないための仕掛けです。

どちらも、あまり香川県ではお目にかからないですね。

前振りが長くなりすぎたので、施工指導の話しは次回行います。

お客さんがいらっしゃるから

2020年の東京オリンピックが決定しましたね。

前回の東京オリンピックが1964年なので、56年ぶりの開催です。

と言うか、複数回の開催都市は数える程度。

1896年から数え出す「近代オリンピック」は2012年で通算30回。

アテネ、パリ、ロサンゼルスが2回で、ロンドンが3回です。

さて、今回はオリンピック自体の事ではなく、公共投資の話です。

1964年の東京オリンピックに向けて、日本が何を作ったか知っていますか?

国立競技場、日本武道館等の競技施設は当然ながら、

ホテルニューオータニや東京プリンスホテルの宿泊施設を。

そして、すごいのは。

羽田空港のターミナルビル増築と滑走路拡張

東海道新幹線の開業

東京モノレールの開業

首都高速道路の開業

名神高速道路の開業

等もオリンピック開催に合わせて行われています。

特に新幹線は、世界的な「鉄道斜陽」(自動車勃興期)という潮流を押し切っての建設でした。

その当時は「無駄遣いの塊」のように言われたそうです。

それから50年。

建築物は、道路でもトンネルでも線路でも耐用年数があります。

当然ながら維持管理によって寿命を延ばす事は可能ですが、限界はあります。

で、このタイミングで再びオリンピック。

「世界中からお客さんがいらっしゃる」

という理由(言い分け)は、デフレ期の日本人にとって、すごくピッタリです。

「まぁ、ちょっと小綺麗にしようかね」

という感じで、インフラの再整備をしたら良いと思います。

築50年。と言うのはホント節目です。

お金を使うのが苦手な日本人に、「ちゃんと使う」機会を与えてくれたのが、2020年の東京オリンピックのような気がします。

前回のインフラ投資が無駄にならなかったように、今回も無駄にならないですよ。

2020年にリニア新幹線走っていても驚かないです。

あっ、もう民営化したから無理ですかね。

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