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掃き出しサッシが人気な訳

リビングに付きもののサッシと言えば、掃き出しサッシ。

掃き出しサッシとは、室内の床面と段差がなく、

そのまま外に出られる引き違いサッシの事。

サッシメーカーでは、扉的(人が出入りする)な窓なので

引き違い「窓」と区別するために、テラス窓(テラスサッシ)という名前で棲み分けをしています。

箒(ほうき)でゴミが掃き出せるからその名が付いたのだと思いますが、

複数付いているのが当たり前で、無い家を探すのが難しいぐらいの人気です。

・・・と言うか、みんなあるのが当たり前だと思ってますよね。

今回は、掃き出しサッシの人気について考えてみます。

まずは、掃き出しサッシの特徴です。

①出入りが出来る

②明るい

③開放感がある

④大開口が可能

⑤開け放しに出来る

いろいろと書き出してみましたが、

掃き出しサッシだけとなると、①+③+⑤だと思います。

つまり、

人が出入りできて、かつ(大きく)開け放しに出来る

という事ですね。

開き戸であれば「通風」目的で開け放しにすると扉が邪魔になります。

ドレーキップという、「内倒し+内開き」が出来る窓もありますが、まだまだ少数派。

しかも内倒しという特性から、カーテンやロールスクリーンとの相性は良くありません。

結果、多くの家で掃き出しが取り入れられています。

この状況、「家は夏を旨とすべし」的な刷り込みと共に、非常に根深いモノを感じます。

オチが無くてすいません。次回に続きます。

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南向きの定義と庇の価値

窓は南に大きな開口、北に小さな窓。

東と西には、窓は無い方が良い。

これが、ものすごく簡単な窓配置の基本です。

何故か?

真冬は日射取得で、自然の熱を得、

真夏は日射遮蔽で、オーバーヒートを防ぐ。

という目的に、最も合致しているからです。

東や西の窓は、低い高度から日が射し込んでくるため、原則御法度と言う訳。

もちろん外付けブラインドのような必殺技がある場合は、その限りではありません。

 

さて上記は、今までも書いたことがある一般論です。

現実には、できれば南に向けたい、配置上ちょっとずれている。

という事は多くあります。

今回のテーマその①は、

「どの範囲までが南なのか」と言うこと。

真南から何度ずれまでが、南と言えるのか?

です。

結論を先に言いますね。

日射侵入率の計算上では、±30度を境にしています。

真南から時計回りに、45度ずれたら南西。90度ずれたら真西。

なので、1/3の30度というのは、まぁ妥当な所でしょう。

もちろん29度が真南と一緒。

ではないですし、

31度だからダメなんだ。

ということでもありません。

あくまでも30度を境に、温熱環境の計算式が変わるという事です。

現実においては、ずれた角度だけ遮熱対策が必要と判断してください。

テーマその②は、

庇の遮熱における価値です。

まず、どんな庇が必要なのか?

遮熱に有効な庇の長さは、

窓の下端~庇までの距離×0.3以上

とされています。

なので2mの掃き出しサッシのすぐ上に付ける場合は、60㎝の出幅が必要です。

この庇の能力は、日射遮蔽係数という数値で表します。

庇なし            1

庇有り  ±30度以外   0.7

庇有り  ±30度以内   0.5

南向き庇の大切さがよく分かります。

また、角度が30度以上ずれたら、遮熱性能が0.5→0.7と悪くなっている所も注目点です。

この流れで行くと、西や東に関しては、1にもっと近づくため、

日射遮蔽としての庇の価値が激減します。

一方、外付けブラインドは、この数値が0.2。

なので庇よりずっと高性能。

ですが庇は、

視覚的な障害にならず、動かす必要もなく、ほぼノーメンテナンスでローコスト。

それで遮熱ができるのですから、

南面の庇は、正に「付けなくちゃ損」のレベルです。

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透湿と調湿

透湿と調湿

住宅において、良く出てくる単語です。

どちらも、良い意味で使われることが多いと思います。

特に「調湿」は。

まぁ、調湿して悪いことはないですよね。

ホントかどうか知りませんが、「湿度を調節する」と言っているのですから。

「調湿するのが良いのか。しない方が良いのか」

と質問されたら、まぁ「する」方を選びますよね。

する事によるマイナスがあるとは思いませんから。

もちろん、どの程度の調湿能力があるのか? それが人にとって有効か?

という疑問は残ります。

それも「調湿」という言葉が、「良いことをやりますよ」的なオーラが強いからだと思うのですね。

例えば、

〇〇という内装材には、室内の湿度をコントロールする調湿機能があります。

という言い回しです。

何か、それだけでとっても快適になりそうですけど、快適になるとは書いてないのですよ。

CACICOとしては、眉唾な事も多いですが、

まぁ邪魔にはならんでしょ。

と思っています。

なぜならば、閉ざされた空間内の話だからです。

 

ではもう一つの「透湿」はどうでしょうか。

生活の中で「透湿性能」が求められるものと言えば、

紙おむつやレインコートです。

これらの商品に透湿性能が無かったら、

赤ちゃんのおしりにあせもが出来ますし、

レインコートの中は、雨では無く、汗でべちゃべちゃです。

で、実は家も同じストーリーで語られることが多いです。

建物が呼吸しているから、それを妨げない方が良いとかです。

一番有名なタイベックのHPから転載すると

タイベックハウスラップは、無数に存在する繊維の隙間から湿気が抜けていくため、

結露を防ぎ、木材や断熱材を乾燥状態に保ちます。

と書かれています。

一見、紙おむつやレインコートと同じように納得できそうです。

ですが現実においては、そんな「場合」ばかりではないのです。

例えば真夏。(今です。うどん県で36度とか・・・どうしろって言うんですかね)

外気は当然、高温多湿です。

でもって家の中はエアコンをかけるので、(外気に較べると)低温低湿です。

この状態で先程の透湿性能が発揮されるとどうなるか?

透湿と言うのは、湿度の移動を妨げないという意味です。

当然ながら湿度は、高い方から低い方へ移動しようとします。

つまり、自然界の湿度が室内に入ってくる訳です。

それって良くない話ですよね。

なので、「透湿するのが良い」と無条件には信じられません。

ですから、透湿防水シートを前提にした「通気工法」も同様です。

「調湿」と違って、室内と室外を繋ぐ「透湿」という現象には、絶対的な正解はない。

と言うのが、CACICOの立場です。

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ビフォアフターでコンクリートの蓄熱性が

私、あまり・・・と言うか、ほぼテレビを見ません。

ですが、時々見る番組に「劇的 ビフォーアフター」があります。

7/27に放送した作品ですが、

連れ合いが「CACICOの仕事に近いよ」と言うものですから、見てみました。

出てきたのは築50年の鉄筋コンクリート2階建て。

確かに最近のブログネタと同じ対象です。

 

改修を断熱の事だけに絞ると

屋根は屋上で外断熱

壁は内側で現場発泡の内断熱

でした。

鉄筋コンクリート(正確にはコンクリートブロック)の内側で現場発泡は、

正直言って薦められたものではありません。

特に木造住宅に多用される100倍発泡をコンクリートに使うのはNGですが、

屋上の外断熱は大正解です。

 

さて、壁の現場発泡が何故NGかを説明します。

現場発泡ウレタンには、大きく分けて100倍発泡と30倍発泡があり、

発泡倍率の差以上に、性質が大きく違います。

100倍発泡は連続気泡で、

30倍発泡は独立気泡です。

(因みに断熱性能は100倍より30倍が優れています)

住宅で使われるのは、コストの関係で100倍発泡。

で、上記でNGと言ったのは、

性能差ではなく100倍発泡の「連続発泡」という性質です。

気泡が独立している場合は湿気が表面で止まるのですが、

連続発泡の場合は、スポンジのように吸い込んでしまいます。

テレビでは倍率に言及していませんが、見ためは100倍発泡でした。

また外壁は(番組的には触れられていなかったので)単に塗り直しただけと思われます。

と言うことは、

外壁の構成は、仕上げ材+モルタル+コンクリートブロックです。

つまり湿気は入り放題で、断熱材は湿気に弱い。

何より、屋根においては、

「コンクリートの蓄熱性を考えて外断熱」

と言っておきながら、同じ事を壁に適応しないのは何故?

と思ってしまいました。

もっとも、コンクリートの蓄熱性が普通に説明されたことには感動しましたが。

 

「前回(7/13)の放送分も、外断熱だったよ」

と合いの手が入ったので、引き続き録画したのを見ました。

こちらは

壁が外断熱で、大きな掃き出し窓がトリプルガラス

という仕様でした。

断熱仕様には先程と同様「?」ポイントもありましたが、

二回連続、ちょっと変わった断熱(外断熱やトリプルガラス)が出てくるのは発見でした。

(相変わらず、「おいおい」と言いたくなるようなギミックは置いといて・・・)

「熱のコントロール」がTVネタとして有用になってきたんだなぁと感慨深いです。

どんな形であれ、取り上げられるのは良いことです。

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打ちっ放しが悪いのか?

3回連続同じ話題です。

タイトルの回答は、私としては「ハイ」です。

ですが、打ちっ放しだけが、悪い訳ではありません。

ほとんどの鉄筋コンクリートの建物が、打ちっ放しと似た状況下にいます。

外側にタイルを貼ろうが、吹き付けしていようが、打ちっ放しより少しマシなだけなのです。

何故そんな事が言えるかというと、

コンクリート外側仕上げ材の防水能力がたいしたことが無いからです。

まぁ、「剥き出しよりはマシ」という場合がほとんど。

マンションは20年後の大規模修繕を前提にマンション立てているわけですから。

定期的に大規模修繕工事を獲得する目的で、ワザと性能が低いのでは?

と勘ぐりたくなるレベルです。

さて、以前3つのポイントを上げました。

①水に弱い

②結果として、寿命が極端に短くなる

③温熱環境が守れない

ですね。

①と②の話を、なんとなくしていたのですが、ここでデーターなるものを。

理屈は分かったけど、確証は?

ということで、このデーターを。

こちらは、北海道建築技術協会が発行している「外断熱工法ハンドブック2003」からの引用です。

鉄筋コンクリートの寿命の実験です。

内断熱の場合は、65年で、

外断熱の場合は、180年で、

鉄筋の腐食が始まるというデーターが発表されています。

だ・か・ら・外断熱が良い。

という話なのですが、その理由を推察します。

外断熱をしている場合、コンクリートの外側に「断熱材」という層が追加されます。

少なくても3㎝以上の厚みを持つ断熱材。

この存在が外部からの雨水等の侵入を防ぎ、

結果として、コンクリートを長寿命化させているのです。

なので、

コンクリート打ちっ放し

コンクリート+仕上げ材

コンクリート+断熱材+仕上げ材

の順で寿命が延びていくのです。

とてもシンプルですが、だからこそ納得できるのです。

コンクリートの爆裂

鉄筋コンクリートは構造体の続きです。

水の侵入を許した鉄筋コンクリートに何が待っているか?

爆裂です。

バクレツ なかなかアタック感のある言葉です。

爆裂なんて言葉、映画かマンガの中ぐらいにしか出てこないですよね。

初めてお聞きの方もいると思いますので、少しご説明を。

コンクリートは基本、強アルカリです。

文科系なので理由は省きますが、このアルカリ状態が鉄筋をサビから守るのです。

ですが、水や二酸化炭素の侵入を許すと、「アルカリ→酸性」に変わっていきます。

これを中性化と言います。

コンクリートの中性化が進むと、鉄筋を守れなくなって錆が発生します。

この「錆」がやっかいなのです。

金属としての強度が無くなると共に、体積が2倍ほどに膨れあがります。

爆裂とは、その膨れあがった錆が、コンクリートを内部から破壊した状態を指すのです。

書いているだけで、怖くなってきますね。

これ、実はどんなビルでも「普通」に発生します。

例えば「大規模修繕」という言葉があります。

(今回はいろんな言葉が出てきます)

分譲マンションにお住まいの方はご存じかと思いますが、

月々、結構な額を修繕積立金として支払います。

それは20年間隔で施工される(予定の)大規模修繕に備えるものなのです。

大規模修繕とは、建物全体の大がかりな補修工事。

その中に上記の爆裂の補修もしくはその予防が含まれるのです。

もちろん、爆裂してから補修するより、問題になりそうな所を事前に処理する事が望まれます。

爆裂補修は言ってみれば、虫歯治療のようなものだからです。

どちらの場合においても、治療の最善は「現状維持」です。

決して、元の状態には戻りません。

暗いオチのまま、続きは次回です。

鉄筋コンクリートは構造体

鉄筋コンクリートは構造体です。

これ、うどんは食べ物です。

と言っているぐらい当たり前ですよね。

なので、もう一つ追加します。

鉄筋コンクリートは仕上げ材に不向きです。

こちらは異論のある人が多いと思います。

香川県内には、「コンクリート打ちっ放し」という建物が至る所にあります。

特に直島に集中している感がありますね。

でも大切な事ですから、もう一回言います。

鉄筋コンクリートは仕上げ材に不向きです。

ここで話しているのは、美醜とか好き嫌いというレベルではありません。

単純に、「特性」として向いていないと言う事です。

外壁仕上げ材に鉄筋コンクリートを使った場合のポイントを簡単にまとめます。

①水に弱い。

②結果として、寿命が極端に短くなる

③温熱環境が守れない

まず①から

構造体の中に隙間がないため、

施工不良でもない限り「いきなり漏水」なんてことはありません。

なので水に強そうですが、そうではありません。

コンクリートに水をかけるとどうなるか?

そうです、吸い込まれます。

もうそれだけで十分です。

表面を撥水処理とかするのでしょうが、基本、水が染み込む材料なのです。

それを何故、仕上げに使うのか?

数年で薄汚れた打ちっ放しが多く存在しますが、

「汚れている」という事は、構造体内に「水」の侵入を許しているのと同義です。

長期スパンで考えれば、費用対効果が低いと言わざるを得ません。

②以降は、次回に書きますね。

かっこいい収まり

土台の水切りがなくなったらなぁ。

と言うのは、実はデザイン系設計士さんの密かな望みです。

ですが鉄筋コンクリート住宅とは違い、

木造は外壁と基礎の構造が違うため、その夢は叶いません。

で、出来るだけそのイメージを活かそう。

とチャレンジした成果がこれです。

西建住宅さんの現場です。

専門的な事は省きますが、CACICOの湿式外断熱工法をアレンジして提案しています。

角度を変えて見てみます。

なかなかかっこいいと思うのですが、如何でしょうか?

実は、窓も注目ポイントです。

1枚目の写真を、少し拡大してみます。

窓が奥まっているので、外壁の厚みが感じられます。

実際、断熱材は10㎝の厚みがあるのです。

かっこいい収まりって素敵です。

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温度がダメなら湿度でね

ここ最近気になっているオーバーヒート。

蒸暑地方においては、避けて通れない問題です。

あっ、蒸暑というのは余り聞かない表現だと思いますが、寒冷地の反対語です。

流れとしては、

室温をコントロールしたい

→断熱だ

冬がまだ寒いね

→高断熱だ

冬は快適だけど、オーバーヒートが起こる

→困ったね

という流れです。

すごく単純化しています。

もちろんエアコンを入れれば良いのでしょうが、エアコンが快適かと言われると結構微妙です。

理由は、大きく二つ

①温度ムラが発生する

②快適の温度帯が、人によって大きく違う

ですね。

特に問題なのは②です。

寒がりの人、暑がりの人と言うように、温度に関する体感は、だいぶ違います。

また、ず~っと室内に居る人と、炎天下を歩いて家に入った人も、室温に対する体感は違います。

オフィスビルにおいて、内勤の女性と外回りの男性が、エアコンの主導権争いをするのも、ある意味仕方がないことです。

話がずれましたね。

これにエアコンの風が直接当たる、当たらない・・・つまり温度ムラが付加されて

エアコンにおける快適には「?」が付いてしまうのです。

さて、個人の「快適温度帯」がバラバラであるならば、それを広げよう。

と言うのが、今回のお題です。

目指すのは、

「気温が高いけど、カラッとしている」

という室内状態です。

つまり、

湿度コントロール(カラッとしている)→室温が高めでも快適

という流れです。

快適湿度は個体差が少ない。

という大前提なのですが、これは結構良い手法ではないかと感じています。

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熱交換換気装置の功罪

住宅のオーバーヒートの話を書いたのですが、その続きでもあります。

前回の話をまとめると

断熱性能を上げることによって冬場は快適になるが、夏場のオーバーヒートが課題になる。

そのためには、日射取得のコントロールが大切。

おぉ、二行で終わってしまいましたね。

結構時間かけて書いたのに・・・

さて現在の住宅は、「24時間換気装置」が義務づけられています。

目的は建材等に含まれるホルムアルデヒド等の化学物質を除去する事です。

2時間に1回、家の中の空気を入れ換えるというルールがあります。

ホルムアルデヒドを持ち出すまでもなく、

人間が居ること自体で空気は汚れる(二酸化炭素 が増える)訳ですから、空気の入れ換えは必須。

ですが、

「せっかく室内を暖かくしたのに、外気と入れ替えたら寒くなる」

との考えも間違いではありません。

そこで出てきたのが、タイトルの熱交換換気装置です。

室内の汚れた温度の空気を、外気に移して導入する。

筋が通っていますね。

この熱交換の方式にも種類がありますが、今回は割愛します。

で、この熱交換換気扇が正しく運用するには、大原則があります。

それは

「室内は快適である」

というもの。

何を言っているの?

という感じかも知れませんが、もう少しお付き合い下さい。

ずーっと寒い。ずーっと暑い。

という気候であれば、何の問題はありません。

例えば北海道の1月、2月。

部屋の内部温度と外気温は、どんな場合でも家の中が(比較すれば)快適です。

ですので換気扇は、熱交換した方が良いのです。

先程の「室内は快適である」というルール通りです。

では違う例を、現在のうどん・・・いや香川県。

日中は、おいおい、って言いたいほど暑いですが、夜は涼しかったりします。

このように、一日の寒暖の差が大きい時が問題なのです。

日中に、人が居ない家を例に出します。

〇日中

人が居ないのでエアコンをかけませんし、窓も閉めています。

換気扇は、室温を守るよう努力します。

ですが、少しずつ室温は上がっていきます。

〇夕方から夜にかけて

外気温は低下し、快適な温度まで下がります。

その時の室温はどう変化するでしょうか。

建物の内部ですから、外気温のように急に低くなったりしません。

日中の室温上昇が止まる程度でしょう。

ここで北海道の例と大きく違う状況が発生します。

閉めきった室内より、外気温の方が快適。

という事態です。

で問題は、この時の熱交換換気装置なのです。

換気扇自体は、「暑い、寒い」を判断しません。

ただひたすら、室温を守ろうとするのです。

ですから、暑い室温を「残そう、残そう」と努力します。

夜遅く帰ったご夫婦(すいません、勝手に状況作っています)は、「家の中が暑い」ので、まず窓を開けることになります。

「快適になる」と考えて導入した設備が、逆の方向に働いているのを知ることはないでしょう。

 

これが特殊な事例であれば良いのですが、

一日の中で、「暑い→寒い」の移動がある季節は結構多いです。

それが春と夏です。

快適な季節としての「春、夏」は少なくなりましたが、

「快適~不快」を行ったり来たりする季節としての「春・夏」は長いです。

具体時には「日中暑いけど、夜は涼しい」時期ですね。

このような気候に対応できないのが、熱交換換気装置なのです。

特に問題なのは、先日のオーバーヒート現象が、この状況をさらに悪化させる事です。

困ったものです。

 

もちろんメーカー側もそのような状況は把握しています。

ですので上記現象に対応する商品も、すでに発売されています。

バイパス回路を持っていて、

内外の温度センサーを元に、熱交換の有りと無しを切り替えるのです。

快適への道は、なかなか険しいです。

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