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コンクリートの爆裂

鉄筋コンクリートは構造体の続きです。

水の侵入を許した鉄筋コンクリートに何が待っているか?

爆裂です。

バクレツ なかなかアタック感のある言葉です。

爆裂なんて言葉、映画かマンガの中ぐらいにしか出てこないですよね。

初めてお聞きの方もいると思いますので、少しご説明を。

コンクリートは基本、強アルカリです。

文科系なので理由は省きますが、このアルカリ状態が鉄筋をサビから守るのです。

ですが、水や二酸化炭素の侵入を許すと、「アルカリ→酸性」に変わっていきます。

これを中性化と言います。

コンクリートの中性化が進むと、鉄筋を守れなくなって錆が発生します。

この「錆」がやっかいなのです。

金属としての強度が無くなると共に、体積が2倍ほどに膨れあがります。

爆裂とは、その膨れあがった錆が、コンクリートを内部から破壊した状態を指すのです。

書いているだけで、怖くなってきますね。

これ、実はどんなビルでも「普通」に発生します。

例えば「大規模修繕」という言葉があります。

(今回はいろんな言葉が出てきます)

分譲マンションにお住まいの方はご存じかと思いますが、

月々、結構な額を修繕積立金として支払います。

それは20年間隔で施工される(予定の)大規模修繕に備えるものなのです。

大規模修繕とは、建物全体の大がかりな補修工事。

その中に上記の爆裂の補修もしくはその予防が含まれるのです。

もちろん、爆裂してから補修するより、問題になりそうな所を事前に処理する事が望まれます。

爆裂補修は言ってみれば、虫歯治療のようなものだからです。

どちらの場合においても、治療の最善は「現状維持」です。

決して、元の状態には戻りません。

暗いオチのまま、続きは次回です。

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