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2015年10月22日のアーカイブ
太陽の熱
- 2015年10月22日 1:00 PM
- 「かしこい家」の性能
太陽からの熱って、季節によって違うんですね。
これは簡単に言うと、地球が23.4度傾いて自転しているから。
夏→秋→冬と、
太陽の光が、どんどん斜めに当たるため、熱エネルギーが拡散するんですね。
で、どの程度違うのか考えてみました。
夏至と冬至の南中高度から類推してみます。
夏至を100とすると、
冬至は65(ぐらい)
という感じだと思います。
文系の適当計算ですので、理系の方怒らないでくださいね。
因みに夏至って6月末ですけど、ホントに暑いのは8月。
このズレは、
地球が熱で暖まる→空気が暖まる
という時間差の問題です。
1日の中でも太陽高度が一番高い12時より、
最高気温は2時ぐらいになりますよね。
それと同じです。
さて話を戻します。
今年の夏至は6月22日で、冬至は12月22日。
今日は10月22日なので、77%ぐらいの熱量ではないでしょうか。
これは1日の熱量ではなく、平米辺りの熱量です。
日の出ている長さも違うので、1日に換算すると総量はもっと少なくなります。
今回はガラスに当たった熱を考えているので、
最高に暑い時期の77%ぐらいの熱が、窓ガラスに当たっている訳です。
これって結構厳しいですね。
CACICO的には、9月後半からガラス面に直射日光が当たりだしたのですが、
それは、長い庇と、腰高の窓という遮光条件ですら、という話。
(庇1メートル、窓の高さ1.5メートル)
普通の庇と掃き出しの窓であれば、
(庇50センチ、窓の高さ2メートル)
8月後半から日が当た始めるのではないかと想像します。
窓に直射日光が当たる。
と言う事は
如何に性能が良いガラスでも、室内に熱が入ります。
その実験が前回のブログ。
さて、そこで何が起こるか考えてみます。
家が高断熱であった場合は特にですが、
室温がドンドン上がります。
(もちろん室内に入り込む日射の量によりますが)
そこで問題なのは、住宅に装備されている熱交換換気扇。
今までも何度となく書いてきましたが、
熱交換換気扇とは、室内の温度を守ろうとする換気装置。
なので、日射熱を取得した室温を維持する方向で動きます。
夕方になって外気温が下がったとしても、住宅内の室温は高止まりします。
高断熱+熱交換換気という仕掛けが災いするのですね。
外気が快適な秋だからこそ、遮熱対策はものすごく重要だと考えるCACICOです。
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