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2012年10月のアーカイブ

完璧な防水に向けて

昨日から断熱材の上からメッシュシートを塗り込む工程に入っています。

ですが、その前に、もう一手間かける必要があります。

外壁は、ビスや釘を使わずに施工できるのですが

実は外壁完成した以降に心配事があります。

回りくどいですね。

外壁には、いろんな器具が取り付けます。

例を上げるだけでも

アンテナ、電気メーター、照明器具、コンセント、樋、エアコン配管、等々

です。

それらの取付をどうするか?

これが大きな心配事。

CACICOの外壁は、それ自体にビスや釘が効きません。

中が断熱材なのですから、当然です。

ですから何かを固定するためには、下地まで貫通させる必要があります。

でも、せっかく完全無欠の防水をしているのに・・・

そこで出てくるのがステンレス製の金網です。(正式にはエキスパンドメタル)

こちらをメッシュシートの下に塗り込む事によって、

外壁の表面で固定ができるようになります。

もっとも、アンテナ等の大物は、耐荷重的に難しいので、別の方法をとっています。

今回は先ほどの例で行くと、樋、エアコンの配管、照明器具などの軽量部材の取付のみです。

例えば、

エアコン配管の箇所には、こんな感じで下地が必要です。

完璧な防水も、なかなかに大変です。

新聞購読

長年新聞を購読していませんが、昨月から新聞購読を再開しました。

それは東海新報という新聞。

聞き慣れない名前だと思いますが、実は岩手県の地方紙。

東海だから名古屋かなと思ったらさにあらず。

  8月に、こんな記事を見つけました。

岩手地域新聞の大新聞批判

主筆コラムと言って、普通、新聞1面にあるコラム(朝日新聞なら天声人語)が良いという話。

で、記事によると

この新聞社は、チリ地震による津波で被災した教訓から

20年前に社屋を高台に建設、自家発電装置も設置していたため

大船渡市という震災の直撃を受けた地域なのに、震災の翌日から新聞発行を再開。

創刊時から「御用新聞」は嫌だと独自経営を貫いており、

共同や時事の配信も受けていない。

↑ここ大切です。

ほとんどの地方紙は、共同通信や時事通信の記事を流しているだけなので

そんな地方紙なら是非読んでみたいなぁと思い、購読を始めました。

バリバリの地方ネタですが、逆にネットでは手に入らない記事が多い。

神奈川県の大船で開催されたイベントも、この新聞で知りました。

当然のことながら、震災に係わるニュースが途切れる事は一日たりとてありません。

自身も含めて、目の前にない「震災」は心の中で「風化」しがちですが、

それに直面し続けている人が多くいることを、教えてくれるという意味でも

この新聞は有難いです。

特に、主筆コラムの「世迷言」は、まとも。

タイトルも控え目で好感が持てます。

どこかの新聞みたいに、自分の意見を「天の声」と名付けるメンタリティとは真逆ですね。

「世迷言」は東海新報のHPで過去まで遡って読めますので、興味のある方はご覧ください。

ひと休みで生パスタ

断熱材工事が一段落しました。

左官屋さんは、今大忙しの状態なので、続きは15日からと決定しました。

現場が動いていないから、今週は現場のブログはお休みです。

で、今日は高松市天神前(中央公園の南側)にある生パスタ屋さんのご紹介です。

友達が是非お薦めと言うので、早速行ってきました。

お店の名前は、「pasta fresca Otti」(パスタ フレスカ オッティ)

frescaは新鮮という意味なので、生パスタ オッティ。

オッティの意味は分かんないですけど、日産の軽自動車と同じ名前です。

車の方は、Ottimo(最高)というイタリア語からの造語だったので、

「最高の生パスタ」という感じですか。

しかも

「ワインにあうパスタとアテ、あります!」

という私好みのキャッチコピーまでついています。

前菜の盛り合わせから始まって、アラカルトで注文したのですが、どれもおいしい。

付け合わせに出てくるパン(フォカッチャ風)もおいしくて、

写真以外にもサラダやパテを注文。

特においしかったのは、こちらブルーチーズのパスタ。

とても濃厚な味で、ワインが進みます。

いろいろアラカルトを頼んだら、メインに辿り着きませんでした。

・・・パスタ屋さんだから、これはこれで有りでしょう。

個人的に、とても好みのお店です。

で、なおかつ私事ですが、CACICOの事務所から歩いて1分。

幸せかも。

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iphone5に変更

auのショップで話をしていると、お店のお嬢さんが

「iPhone5入荷していますよ」

とのこと。

「64GBだけですけど、白1台と黒2台が残っています」

と、追い打ちを。

限定品に弱い私は、そのままdocomoから引っ越ししました。

で、購入したのがこちらです。

電話は「普通の携帯が良い」と思っていたので

ふと気づくと

「携帯+iPod touch+Wimaxルーター」

という重装備に。

これにデジカメ&ノートPC。予備にモバイル電源。

でもってiPadを足していくと、機械の行商ですか?

と言われかねません。

最近FB(フェイスブック)を始めた関係も有り、写真撮って即ネットへアップ。

という行為を簡単に行いたいと思うようになりました。

ブログの場合は、ある程度文章を書き込みたいので

写真を撮る場所とブログを書く場所は別でした。

キーボードが無いと文章が作れない体なので・・・

ですが、短文がメインのFBにはキーボードは必須ではない。

それならばスマホが一番なのでは・・・

話長いですね。

どんだけ言い分け!

という感じもありますが、iPhone5を買った理由です。

電力と旬の野菜

電力の自由化!!

がマスコミ受けが良いみたい。

今の流行は(例えば発送電分離をして)電力を自由化すれば、

電力が安く手に入るらしい。

理屈とすれば

特定の電力会社による独占だった電気事業に新規参入を認め、

電力市場に「市場原理」を導入すれば、競争原理が働いて

世界的にみて割高な日本の電気料金が安くなる。

という感じですかね。

自分で書いてて、理論破綻を感じるのですが、

どういうロジックを真ん中に入れるかどうかはともかく

「電力自由化→電気代の値下げ」

というイメージのみが先行している。

電力を自由化するとどうなるか?

私の意見はタイトル通りです。

スーパーで売っている野菜と同じになります。

旬には値段が下がり、不作や時季外れには値段が上がる。

という感じ。

再生可能エネルギーに置き換えてみます。

天気が良くて風が吹きました。大量に発電できたので値段が下がります。

でも、雨が降って風がないです。電気できないので、値段が上がります。

こんな感じです。

それが野菜であれば、今日は買わない。

という選択肢もあるのでしょうが、インフラである電気はそんな訳にはいきません。

安くなる可能性はありますが、

値段が高くなる事も当然あります。

みんなが電気を使いたい時に発電量が少なければ、高くなります。

自由化とはそんなものです。

でも、それこそ自由競争だから仕方ない?

問題は、その事で失うものです。

日本の電力は、世界的に見てもトップの安定性を誇っています。

具体的に言うと停電の少なさと現場の対応力です。

東北の震災時において、被災したのは原発だけではありません。

火力も数多くダウンしています。なのに

東北電力は1週間でユーザーの9割を、2ヶ月でほぼ全てを復旧しました。

東電も原発でいろいろと叩かれていますが、

地震と津波で電源の3割を失ったのに、停電からの復旧の早さは尋常ではありません。

DNAレベルで「停電はダメ」というのが刷り込まれている気がします。

しかし

自由競争となれば、今まで「独占」だったからコストをかけれた「安定性」

もう少し言うと、「現場力」にお金を回す事ができなくなるでしょう。

というか、誰が安定供給に責任を持つのでしょうか?

自由競争においては、売らないのも自由です。

野菜は旬の露地物がベスト。季節が変われば違う野菜があります。

でも電気というインフラには代替品がない。

自由化と安定供給。

この二つが容易に相容れるとは思えません。

寡聞にして、世界的に成功している事例も一つも知りません。

まぁ仕方ないです。

日本ほどの安定性(復旧の早さも込み)を持った国が無いのですから。

日本では「水と安全はタダ」という言い回しがありましたが、

電気の安定供給も同じ。

電力会社の中の人が頑張っているのであって、タダではないと思うのです。

無機質系撥水塗り壁材 

タイトルはCACICOの外壁で使用する、仕上げ材の施工マニュアルより転載。

商品名はヨーロピアンという名称で、福岡県にある坂本産業が製造している日本製です。

無機質系  静電気が起きづらい

         鉱物(無機)系顔料なので、変色が少ない

撥水性    汚れは水とともに付着するので、防汚効果が高い

透湿性    建物が発する湿気を、そのまま排出できる。

日本の多くのメーカーは、下記の通り。

樹脂系   静電気が起きやすい

        有機系塗料の場合は変色が起きやすい

撥水性   無し、もしくはトップコート(表面の後施工)にて確保

透湿性   防水優先のため、透湿性は持たない

と、まったく逆と言えるでしょう。

外断熱を行う場合、一番大切なのは透湿性(通気性)です。

この性能がない商品は外断熱には使えません。

注) 日本古来の漆喰なんかは透湿性能があるので使えます。

外壁の仕上げは何でも良いですよ。

と言いたい所ですが、多くの日本メーカーの商品は、使えないのが現状です。

自由度の高さ

CACICOの外壁の特徴には、自由度の高さがあります。

その一例を

白いところが、窓廻りのモールディングです。

今回は、モールディングと壁を同色にしたい。という意向でした。

壁の断熱材が黒く、モールディングが白い。というのは性能的な違いがあります。

黒い断熱材は炭素が練り込まれており、断熱性能が高い物なのです。

モールディングは飾りですから、標準品を使用しました。

次にちょっとした細工ですが、庇の一部にアールを付けました。

拡大すると

こんな感じです。

ちょっと違う場所も見てみましょう。

こんな感じで、下地を気にせず、いろんなデザインができる訳です。

例えばおとぎ話に出てくるシンデレラ城のような尖塔。

あの丸い所も、CACICOの外壁ならば簡単です。

構造断面が正方形でも、表面をアール加工した断熱材を貼り付けるだけで完成します。

寒冷地のドイツでは、外壁に20センチぐらいの断熱材を平気で貼り付けるのです。

こんな事が可能なのも、CACICOの外壁が「軽い」という長所を持っているからなのです。

外壁完成

お店のフロントになる外壁が完成しました。

本日足場が解体したので、早速写真を。

かっこいいです。

でもってRの壁の方は

こちらもバッチリです。

本物件は木太町にあるのですが、オープンが決まったら場所などをアップします。

是非、見て欲しいです。

で、さっきの写真じゃコテ跡なんか解らないではないか!!

と思われる方用に、ちょっと接近した写真も撮りました。

コテムラ、分かります?

引きが早い

のっけから業界用語です。

(水分の)引きが早い。という事で、

左官材料の「乾きが早い」という意味・・・方言かも

昨日もお話ししましたが、引きが早いのは、良い面と悪い面があります。

例えば、今日の仕上げ工事。

二度塗りをして、下地の凸凹を出さないようにします。

そんな時乾きが悪いと一日で仕事が終わらず、人件費がかかるため

現在の塗り材は、早く乾くように調合されています。

ですが、

乾きが良すぎると、自然環境によっては、デザインが間に合わなくなります。

さて、今回の塗り壁は、東向きでした。

午前中は気持ちよく直射日光が当たるため、一回目の塗りのみ行いました。

先ほどの表現を借りると

「引きが早すぎて」仕上げを調整する時間がとれないのです。

特に、今回は「自然なコテムラ」という注文。

少し話が変わりますが、コテ模様は人間の手の動かす範囲で決まります。

身長170㎝の左官屋さんが作業をすると、最大で約170㎝幅のコテ模様ができます。

で左官の作業は、上から下へと作業を進めるため、

今回のような15メートルの壁の場合、

約2メートル刻みで、塗り継ぎができます。

この規則正しい継ぎが美しくない。

と、私は思う訳です。

そこで考えたのが、一人一人がコテパターンを付けるのではなく、

塗りこむ人とパターンを付ける人の共同作業。

一人で作業をするとします。

1列目が終わり、2列目にかかった時には、すでに1列目の上部が固まりだしています。

その方法では時間がかかりすぎて、ランダムな模様を付ける事ができないのです。

そこで一人でする作業を三人で分担してする事により、スピードを上げ、

1列目の「ひき」が終わってしまう前に2列目に取りかかれるため、次をぼかす事ができます。

しかも、模様を付ける人が一人なので、安定したムラ(表現がヘンですが)となります。

しかし、そのような作業ができるかどうかも、自然条件が大きく作用します。

気温が高すぎたり、風が強く当たったり、直射日光が当たると、

引きが早すぎて、三人でも追いかなくなります。

今日の作業、実はスタート時点(北の角)は風が結構当たったので、引きが早かったのですが、

途中から引きも安定し、自然なコテむらが再現できたと思います。

当然ですけど、この作業。途中で止める事ができません。

そこで塗り継がしっかりと分かってしまいます。

15メートルを上へ下へとノンストップ。

自然なコテムラも大変です。

下地の変化

塗り壁は、養生期間が大切と言われていました。

養生期間=乾燥期間 です。

モルタルだけであれば、1週間ぐらい間を開ける事もありました。

ですが、工期の短縮という流れの中で、乾燥期間を短くする材料が主流となっています。

まず、塗ったばかりの状態。

その翌日。

白く乾燥しているのが分かるでしょうか。

触っても、すでにカチカチです。

流れとしては

①下地工事 ←1枚目の写真

②一日養生 ←2枚目の写真

③仕上工事

というペースで進める事が可能となっています。

逆に、夏場には早く乾きすぎて困る・・・

という問題があるくらいです。

「現場で造る」という事は自然環境との駆け引きが大切です。

工場で作れば、精度の高い規格品ができます。

ですが、その方法では継ぎ目がある外壁しかできません。

自然と付き合いながら現場で物作りをすればどのような事が可能か。

完成した暁には、是非見て欲しいです。

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