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2012年6月12日のアーカイブ

炭酸水から世界を思う?

夏が近づくと、ビールの消費量が増えます。

で、それでは人としてイカン。

という事で「オールフリー」でノンアルコールな人生を・・・

でも、中途半端感が否めません。値段も安いとは言えないし・・・

そこで、スパークリング・ナチュラルミネラルウォーターの登場です。

日本語に直すと「炭酸水」ですね。

写真は、ペリエとサンペレグリノです。

それぞれフランス産とイタリア産。

この辺り、数年前までは結構高価なイメージがありました。

日本の正規輸入代理店を通すと今でもお高いでしょうが、

ネットの並行輸入だと1本60円程度。

安くなったなぁ。

ヨーロッパからの輸送コストを想像したら、この値段はたたき売りです。

ユーロって一部の国を除けば、輸出品を思いつきません。

そう言えば、ユーロという通貨システムも大分行き詰まってきました。

先日6月9日に、スペインが両手を挙げていました。

EU、スペインに最大10兆円の支援へ

ネットにもようやく「ユーロ大丈夫か」という記事が、ちらほらと・・・

さて、ユーロの現状です。

ユーロ加盟国は現在17カ国。その中で4カ国がお手上げ状態です。

具体的にはギリシャ、アイルランド、ポルトガル。

そして今回スペインが仲間入りです。

大きな国から並べてみます

ドイツ    8132万人

フランス     6339万人

イタリア       6002万人

スペイン   4511万人     2012年5月  第一次支援要請

オランダ       1647万人

ギリシャ       1112万人     2010年5月   第一次支援  2012年6月 第二次支援直前

ベルギー      1067万人

ポルトガル    1060万人     2011年5月   第一次支援

これ以外の国は、一千万人を下回るサイズですので、危機が表面化した国のみ表記。

アイルランド  459万人     2010年11月  第一次支援

 

ユーロ圏は人口にして3億4600万人だそうですが、7100万人に支援をしているということは、約2割

今年は、この支援リストにイタリアも参加するという噂が。

そうなれば、4割近くが支援リストに上がる事になる訳です。

目前の債務を先送りできても、年間の貿易収支が赤字では、いつかは行き止まってしまう。

そんな状態が今のユーロ圏です。

ユーロ圏でしか作れない、もしくは有利である商品を数多く持つ必要があるのですが、

彼らの最近の売りは「金融商品」のみでした。

利率の安い国でお金を借りて、利率の高い債券等に投資する、いわゆる「キャリートレード」

なのでリーマン・ショック後のユーロは、気の抜けた炭酸水状態。

バブルがはじけた炭酸水を欲しがる人は少ないでしょうね。

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