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2012年6月11日のアーカイブ
メッシュシートとモルタル
- 2012年6月11日 12:00 PM
- 「かしこい家」の性能
サンドイッチ工法の要がグラスファイバー製のメッシュシートです。
現場に落ちていたものを拾ってきたので、ちょっと汚れてますね。すいません。
鉄筋コンクリート(RC)が、
鉄筋の「引っ張りに強い」+コンクリートの「圧縮に強い」を掛け合わせた材料。という事は有名ですが
メッシュシートとモルタルの場合は、どのように言ったらよいか悩みます。
RCは重量物を支える。という目的があるため、自重も重いです。
一方外壁に関して言うと、RCに求められるような性質は必要ありません。
ですので近い所で言えば、ねんざや骨折した時に使われる「ギプス」のイメージでしょうか。
軽くて、強度があるところがぴったしですね。
ギプスは石膏+硝子繊維の包帯
CACICOの壁は、樹脂モルタル+硝子繊維のメッシュシート
なんだか、構成もほぼ同じです。
少し話は変わりますが、コンクリートやモルタルを解説なしに話をしてきたので、
簡単にまとめておきます。
モルタル セメントと水と砂を混ぜたもの。
樹脂モルタル セメントと樹脂成分を混ぜたもの。
コンクリート モルタルに砂利を混ぜたもの。
という所です。CACICOで使っているのは樹脂モルタルなので、
セメントとベースコートという樹脂成分を1:1の割合で混ぜ合わせて使っています。
で、全てのキーとなるセメントですが。
セメント 石灰石、粘土、珪石などが主原料にし、焼成してから粉砕したもの
この辺りは、うまい説明が思いつきません。
鉱石を主原料とした建築材料で正式名称は、ポルトランドセメントです。
なんでも英国産のポルトランド石に風合いが似ていたため、名付けられたとのこと。
1824年に発明されたらしいので、産業革命の尻尾ですね。
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