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2016年4月13日のアーカイブ
想像してごらん
- 2016年4月13日 11:55 PM
- CACICOの毎日
最近、若い営業さんと世間話をする機会があったので、
「移民ってどう思う?」と質問してみました。
で今のところ、二人続けて、「移民賛成」でした。
「なんで?」て聞くと、
「日本の人口減ってるし、景気が悪いのもそれが原因だから」
という感じの返答。
そこでCACICOとしては、
「でも移民って、必ずあなたより安い給料で働くよ」
「経営者だったら、それが嬉しいかもしんないけど、サラリーマンのあなたが、何故そう思うの」
と尋ねると、そこで返答に詰まります。
さて難民・移民が、旬の政治問題である地域は、何と言ってもEU。
昨年、ドイツのメルケルさんが
「難民は全員ウェルカム」などと発言した上で、EUのルールをぶち壊してから、一気に緊迫化しています。
えっ、ご存じない?
「Yes We Can」ではなく、「Wir schaffen es!」と言ったそうです。
日本語訳 → 「われわれはできる」
何が「出来る」と言ったか知ってますか?
簡潔に言うと「無制限の難民受け入れ」です。
EUの対外ルールとして、ダブリン協定と言うものがありました。
これを意訳すると
EUに入る難民は、最初に入った国で難民申請を行う義務があり、勝手に違う国に移ってはいけない。
というものですが、
メルケルさんは、このルールを破りました。
ドイツはヨーロッパの北に位置する国なので、
シリア方面から来た自称難民(以下自称難民)が、最初に入れるEUの国ではありません。
(申請→認定で、初めて難民)
何せ、ドイツは地中海に面していないのです。
ドイツに一番に入りたければ、飛行機で入国するしか手段がない。
なのにメルケルさんは、昨年の9月、
隣国に滞在する自称難民を、ダブリン協定を無視して受け入れ始めたのです。
人道的配慮ってヤツなのでしょうが、
それまで、
「ギリシャとか行っても、仕事ないし」と躊躇していた人たちも、
「ドイツに行けるみたいだぜ」という事で、
大挙して押し寄せる事態になりました。
本来ある難民の定義であれば、命からがら自国から逃れるイメージなのですが、
経済的に一番強固なドイツに行きたい。
・・・って単に、海外で稼ぎたい人ですね。
それはともかく、しゃれにならないのは通り道になる周辺国。
EU加盟国同士には、シェンゲン協定があります。
移動の自由を保証するために、国境は存在しますが、国境警備も塀もありません。
本来であれば難民の申請は、上陸国で難民登録する必要があり、
それが理由で、(従前比較では)自称難民の数は、抑えられていたのですね。
ですが、
「メルケルが俺たちを招待しているんだ。」
というノリの人が、急遽大量発生したのです。
周辺国にしてみれば、難民登録させる事は自分たちの義務、
だけど費用は自国負担なので、ホントは受け入れたくない。
そこでドイツが「難民ウェルカム」なんて、空気読まないことを口走ったもんだから
「もう、来て良いって言ってんだから行かしちゃえ」
となった模様です。
自称難民の通り道となったルートは、荒廃し、ゴミの山が築かれているそう。
そんな感じでダブリン協定は、有名無実化。
さて、一方のドイツ。
格好いいことを言ったお陰で、ものすごい数の自称難民が殺到します。
8000万人の国に、年間100万人オーバーの移民申請ってすごい数。
(因みにシリアの人口は2000万人を超えます)
平均しても80人に1人ですが、
ドイツで移民の面倒をみるのは、国ではなく、地方自治体(州)らしいので、
国境の町は、相当な状況である事が想像出来ます。
何せ、言葉も宗教も文化も、全く違う人たちを大量に受け入れる必要が。
何処の国のマスコミも同じらしく、自身が伝えたくない情報は発信しません。
このニュース、ニューヨークタイムズが出所で、邦訳はロシア系メディア。
古くて恐縮ですが、ジョン・レノンの、「imagine」と言う歌を思い出しました。
その一節、
Imagine there's no countries
日本語訳 → 想像してごらん、国境の無い世界を
・・・想像したら、どんどんこわい考えに。
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