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2015年7月のアーカイブ

換気の迷路は住宅の迷路

日本の住宅換気は、ちょっと道に迷っています。

それが端的に表れている現象が、

局所換気(3種)と集中換気(1種)の併用です。

詳しくは「ダクト+局所換気」の不思議に書きました。

ザックリと要約しますと

現在換気の主流は、室内の熱と湿気を保とうとする全熱交換。

この方式は、原理的に日本の気候に合っているが、

湿気と共に臭いも回収してしまう。

解決済みというメーカーもあるが、

多くの建物でトイレやUBなどには局所の3種換気、

それ以外はダクト式の熱交換換気(1種)という組み合わせが多い。

だが方式の違う換気の併用は、弊害が多くお薦めできない。

こんな内容です。

ここで、メーカー側に質問してみましょう。

「貴社のダクト式換気装置に、トイレや浴室をつなぎ込んでで良いですか?」

気が弱いので実際に質問はしていませんが、

多分日本の多くのメーカーが、「出来たら外して欲しい」と答えると思います。

この状況は、当然ながら元になる法律の問題でもあります。

建築基準法ってやつですね。

一番の問題は、

基準法は居室の換気を義務づけているだけで、非居室は対象外であること。

では、居室って何でしょうか?

居間、寝室、子ども部屋、書斎、台所・・・

理屈で言うと、居住・執務・作業等、継続的に使用する部屋。

・・・非居室が何か調べた方が解りやすいですね。

居室ではない空間とは?

廊下、階段、脱衣室、浴室、トイレ、納戸

ポイントは継続的な使用と言う箇所。短時間しかいない部屋は換気の対象外なんですね。

なので各居室に局所換気扇を付けるだけで、基準法はクリアできます。

浴室やトイレは、法的に換気をしなくて良い部屋なんです。

ですが基準法言うところの非居室には、義務付け前から換気扇がありました。

それは法律の目的とは違い、臭いや湿気を排出するためですけど。

そこで次の理屈が・・・

居室は連続換気が必要だが、非居室は不要だから忘れよう。(換気経路から外そう)

基準法が縛るのは居室の換気だけなので、それ以外のとこで、何が行われていても関知しない。

と立法者もメーカーも考えたのではないでしょうか。

住宅内部は、連続した一つの空間。

と考えるだけで、迷路からの出口が見つかると思うのですが、

混迷はなかなかに深そうです。

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天気が悪いと洗濯日和

先日(7/1)は非常に梅雨らしい天気でした。

AM10:00の気温です。

室内 26.5℃  40%

室外 24.1℃  HI  (想定95%)

なので絶対湿度は、

室内  8.62g

室外  18.02g

もし休日がこんな天気だとがっかりですよね。

洗濯も出来ないし、遊びに行く気も削がれます。

ですが、デシカの家は洗濯日和です。

その理由は、

「せっかくの休日なのに、雨だから遊びに行けない」

 ↓

「仕方ないので、洗濯(家事)でもするか」

みたいな流れでしょうか。

 

室内干しがデフォルトになると、洗濯に対する意識が変わるのです。

現段階では

朝起きると雨

 ↓

「今日は洗濯できないなぁ」

 ↓

「いやいや、室内干しだから無問題」

という長年の刷り込みが生きた、ワンクッションある思考をしてしまいます。

ですがそのうち

洗濯はやりたい時にする

ということが当たり前になるでしょう。

雨だから(雨の日でも出来る)洗濯でもしようかな

という生活パターンが身につくハズ。

雨だろうが、強風だろうが、夜中だろうが天気や時間は関係なく、

洗濯が必要な時に洗濯できる室内環境。

って、商品価値高いと思うのですけどね。

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絶対湿度8gの世界

絶対湿度8gの世界をご紹介します。

18℃  62%

20℃  55%

22℃  49%

24℃  43%

26℃  38%

28℃  34%

30℃  30%

絶対湿度が8g時の温度と相対湿度をまとめてみました。

なかなか快適な環境だと思いませんか?

18℃時の湿度が高い気もしますが、

快適温度が20℃~28℃としたら、相対湿度は全く問題無し。

30℃の30%って、カラッとしたハワイ的な気候かも知れません。

相対湿度で快適を語りがちですが、

煎じ詰めると絶対湿度の問題である事が良く解ります。


さて、湿度と温度のことで面白いこと気づきました。

それはコントロールのしやすさが温度と湿度では変わること。

湿度コントロール

建物性能に早い段階で比例しなくなる。

室温コントロール

建物性能に比例して、どんどんと簡単になる。

という違いがあるのです。

 

湿度コントロールには、絶対的な必要条件があります。

それは

結露しずらい玄関扉と窓。

高気密。

この2つが担保されないと、湿度コントロール自体がとても難しい。

ですが逆を言えばこの2点だけでOKとも言えます。

この後どんなに断熱・遮熱を積み上げても、

湿度コントロールが簡単になったりはしません。


一方、温度コントロールは違います。

湿度のような必要条件はありません。

建物性能が低くても、「力業」でコントロールが可能。

(快適かどうかは別ですが)

その上で、

壁・床・屋根も含めたトータルの断熱性能。

夏場の直接・間接(照り返し)の日射遮蔽。

この2つの性能が上がれば上がるほど、

比例して温度コントロールがし易くなるのです。

 

温度と湿度を制御する時は、それぞれの特性を考慮する必要がありますね。

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