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2015年7月18日のアーカイブ

日本の漢字文化

以前、「ふかんじょうせつ」の話で、日本の漢字は良いですね。

と言う話をしました。

漢字は現在中国が存在する地域が起源ですが、日本で独自の発展をしています。

回りくどい表現ですが、中華人民共和国という国は建国してから80年程度なのです。

で、日本に置いて漢字はどんな発展をしているか?と言う話をしてみます。

 

音読みと訓読み

「国破山河在」って何て読みますかね。

音読みしたら、「コクハサンガザイ」です。

字面を追えば何となく意味は分かりますが、あくまでも何となく。

ですが日本人は「国破れて山河在り」と訓読みする事によって、

漢文を日本語(やまとことば)に翻訳しているんですね。

このことによって、日本人なら確実に意味が分かるのです。

 

次は和製漢語。

江戸時代後期から明治にかけて、西洋の文化が大量に流れ込みました。

これを、ほとんど全てと言って良い勢いで日本語に翻訳してます。

蛋白質、酸素、原子、分子、電話、野球、等という個別の名称から、

思想、資本、階級、共産主義、哲学、文化、唯物論、倫理、人権など、思考の元になる概念(これもそうです)

片っ端から翻訳、と言うか造語したんですね。

例えば、中華人民共和国ですが、日本がRepablicを共和国と翻訳したから存在する名称ですし、

不感蒸泄も和製漢語。

それで日本人は母国語で高等教育を受ける事が出来るのです。

しかも高等知識が、何となく分かってしまうというおまけ付き。

例えば葉緑素という単語があります。

英語ならばchlorophyllなのですが、

実はこれchlorogreen()phyllleaf()を指すギリシャ語由来の言葉。

なので英語圏の話ですが、

理科の授業を受けた人は単語として覚えているでしょうが、

知識の無い人が連想できる単語では無いらしい。

例)

裸子植物  gymnosperm   胚珠が剥き出しの植物

被子植物  angiosperm    胚珠が覆われている植物

変温性   poikilothermo     外部の温度により、体温が変化する

恒温性   homeothermo   外部の温度に関係なく、体温を維持する

漢字だと何となく意味が推測できますよね。

でも英語で推測するのは困難

(英語ネイティブでも、古ギリシャ語やラテン語という教養が無いとダメという意味)

専門的または知的語彙には、元がラテン語だったりギリシャ語だったりする場合が多々あり、

その場合は、つづりから意味を連想することが出来ないのです。

不感蒸泄を英語て書くとinsensible perspiration

日本人全員が頑張って英語を身につけるのと、きっちりとした日本語翻訳。

どちらが日本人全体にとって大切な事かは、言うもでもありません。

江戸末期から明治の先人には感謝です。

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