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2012年9月6日のアーカイブ
断熱材の裏側
- 2012年9月6日 1:57 PM
- CACICOの毎日
CACICOの外壁の特殊性は、その取付方法にあります。
小さく切断した(90㎝×60㎝)断熱材の裏側に、樹脂モルタルを塗りつけ、
それを接着剤にして、壁に貼り付けます。
全面に隙間無く貼ると、水分の逃げ道がなくなるので、
特殊なコテを使って、溝を付けていきます。
こんな感じ
結果として、こんな風になります。
「こんな隙間で大丈夫? 通気って、もっと大きな空間が必要なのでは」
と建設業界の人に聞かれることがありますが、まったく問題ありません。
建築基準法には、外壁と防水層の隙間サイズに規定はありません。
室内からの湿気を排出できること
外壁の裏側に回り込んだ水の排出
の二つが叶えられればよいからなのです。
一般的に「通気工法」と呼ばれるものは、法律ではなく、業界団体の規格です。
窯業系サイディング協会が考えたもので、
15mmとか18mmの数値には、特段の理由がありません。
空気を積極的に動かすことによって湿気の排出を促進させる。という言い方もできますが、
個体としての水ではなく、気体としての水蒸気は非常に小さいです。
自然界の水は、霧雨だとしても100ミクロン(1/10ミリ)程度。
人工的に思いっきり小さくしても数ミクロン(1/1000ミリ)が限界。
一方、気体としての水(水蒸気)は、0.004ミクロンです。
先ほどの霧雨と比べれば、桁が5つほど違います。
つまり水蒸気の立場から見れば、CACICO外壁の持つ数mmの隙間は、
広大な大海原と言って良いほどの空間なのです。
一方、外壁側から回り込んだ「水」に関しては、流れ落ちてもらう必要があります。
隙間を「櫛引き」形状にして、いるのはそのためです。
こちらは、15mmの隙間と比べれば明らかに不利です。
狭い空間に入った水は、毛細管現象と言って四方八方に広がることがあるからです。
その現象をCACICOの外壁は防水層の性能で担保します。
一般の防水層は、数多くの穴(ビス、タッカー等々)が開いていますが、
CACICOの外壁には穴が一切ありません。
水がどこに広がろうと、入っていく穴がないのですから無問題。
狭い隙間のデメリットを、防水性能でカバーしている訳です。
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