- 2013年8月24日 5:49 PM
- 「かしこい家」の性能
住宅快適化計画のお勧めが、足下の断熱強化です。
具体的には、基礎の外断熱化を指します。
「足下の断熱」と言った場合、選択肢は3つ。
①床下での断熱
②基礎・内側での断熱
③基礎・外側での断熱
この3つを、コストという観点で比較してみます。
1階面積が、10メートル角の住宅があるとします。
で、それぞれ何㎡の断熱材が必要か計算してみましょう。
①床下断熱の場合→80㎡
10メートル×10メートルですから、100㎡。
と言いたいところですが、構造体の間に入れていくので約20%減という所で良いですかね。
②基礎内断熱の場合→54㎡
基礎の内部立ち上がりは35センチですが、底磐1メートルにも必要です。
ですので、1.35メートル×40メートルという計算です。
③基礎外断熱の場合→26㎡
基礎の外部立ち上がりが40センチ。根入れ(地面に隠れている部分)が25センチとします。
ですので、65センチ×40メートルという計算です。
と言う具合に、③を基準にすると、②は2倍。③は3倍の断熱材が必要となります。
ただし、基礎外断熱は白蟻対策をした防蟻断熱材を使う必要がありますので、
同じ単価という訳には行きません。
もし価格が2倍だとしても、
断熱材という材料に関しては、基礎外断熱がもっともリーズナブルになるのです。
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