- 2013年8月15日 11:55 PM
- 「かしこい家」の性能
住まいの快適性に大切な要素として「温度と湿度」があります。
特に、湿度は「見える化」が一般的でありませんので、軽視されがちですが
(温度表示はあっても、湿度表示はあまりないですよね)
これは、湿度のコントロールが非常に難しいためだと思っています。
(計測が難しいというのもありますが)
このあたりは、「結露しないサッシを使おう」で取り上げましたが、
大切な事は、それだけではないですよ、というのが今回のネタです。
「高気密・高断熱の家=静か」
と、良く言われます。
音は湿度と同じで、一番弱いところを探しだして潜り込もうとします。
ですので窓のシングルガラスをペアガラスに変えただけでも、防音効果は上がります。
特に、気密・断熱を考えている新築住宅であれば、外壁と内壁の間にも断熱材が充填されており、
こちらも防音性能アップに貢献しています。
それでは万々歳かと言うと、そうでもないのが面白いところ。
静かになった室内で、別の「音」の問題が発生たのです。
それが「残響音」。
マンションで取り上げられていた事例なのですが、最近は戸建て住宅でも。
どういう現象かと言うと、人の声が聞き取りずらかったり、何かざわざわとした感じが残るのです。
従来の日本家屋は、畳、襖、障子など、柔らかい物が室内に数多くありました。
ですが最近はそれらが、フローリングや扉等の固い材料に置き換えられています。
音的に言うと、
柔らかい=音を吸収
固い=音を反射
と言う性質があります。
つまり、防音性能が上がった建物&音を反射する室内
の相乗効果で、昔に較べて室内で残響音が発生しやすくなったのです。
これは、特に新築時に多く見られます。
「残響」というのは、音が反射し続ける事です。
この症状を減らすには、柔らかい物を増やしたり、乱反射させること。
つまり、実生活で物が増えて行くことによって、ある程度は自然に減少し、かつ慣れてくるものです。
(カーテンの有る無しは、結構大きいです)
ですが、慣れた状態がベストかどうかは、全く別の問題です。
人にとって「心地よい環境」を形成するには温度、湿度と共に、「音」という項目がある。
というのは、CACISU中央公園の実体験でもあります。
CACISU中央公園は断熱リフォームで、シングルガラスをペアガラスに交換したのですが、
その途端「残響音」が気になりだしました。
今まで窓から漏れていた音が、反射して室内で「残響音」になっているのでしょう。
「快適」の要素は、1つや2つではない、という訳です。
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