- 2018年6月8日 10:15 AM
- デシカ日記
国が考える24時間換気の根本は「外気はキレイ」です。
二酸化炭素とホルムアルデヒド等、室内で発生する物質の濃度に関しては、正しいかも知れません。
ですが外気がキレイでないのは、PM2.5や黄砂を持ち出すまでもなく、網戸の汚れを見れば一目瞭然です。
24時間換気の場合、網戸の汚れ全てが、口径100のダクト一点に集中するのです。
なかなか壮絶な汚れでしょうね。
さて、自身も花粉アレルギー持ちなので、家の空気をキレイにしたい。という気持ちは強いです。
その観点から考えると、集中型24時間換気システムは、良い道具になる可能性を秘めています。
24時間換気は、現在の住宅において設置が義務づけられています。
ですが、「良い道具になる可能性」を秘めているのは、その一部だけ。
個別換気、及び集中型でも3種換気は、私的には該当しません。
(空気をキレイにするという意味においてです)
その説明を。
①個別換気
居室単位で、給排気の器機を取り付ける方法です。
居室、寝室など、人が長期間滞在する部屋に、給排気を1台でこなす器機を取り付けます。
器機は完全に1台で完結していますから、後から手を加えることが出来ません。
つまり、その器機のフィルター性能が全てなのですね。
②集中型3種換気
排気にのみ機械を使う換気手法です。
室内が負圧になるため、外気は各居室にある給気口から、自然に入って来ます。
空気がキレイかどうかは、やはり複数の給気口に付属するフィルター性能によります。
蛇足ですが、3種換気の方が空気汚いですよ。なんて書けるのは隔世の感があります。
以前は、1種換気は給気のダクト内の汚れが掃除できないから、3種換気の方が良い。
という考え方が多かったです。
今考えれば、「外気はキレイ」という前提で初めて成立する理屈ですね。
CACICOが考える「良い道具になる可能性」を秘めている換気器機の条件は、ただ一つ
外気の取り入れ場所が一箇所。それだけなんです。
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