- 2018年5月10日 4:19 PM
- CACICOウォール
木造住宅の柱は、普通3.5寸か4寸が主流です。
センチに直せば、10.5㎝と12㎝。
大きな屋根が飛び出している為、軒先に独立柱が必要。
強度的には3.5寸で問題ないのですが、
「デザイン的に美しくない」というオファーで、図面に書かれていたのは30㎝角でした。
独立柱の本数は、何と8本。
さて10.5㎝角を30㎝角にするのはどうすれば良いでしょうか?
普通であれば、木の下地を取り付けてから、透湿防水シート+外壁。
という流れですが、CACICOWALLは違います。
30㎝角の発泡スチロールを半割にして、挟み込むことにしました。
まずは柱を防水します。
でもって、工場で加工した断熱材で、モナカのようにサンドイッチ。
柱の長さが3メートルほどあったので、上下に2分割しました。
全部取り付けた所。
これからモルタルで被覆していきます。
この方法の長所は、構造材が外部環境の影響下に無い所。
完全な防水と平均9.7㎝の断熱材に覆われているのですら、室内の柱並みに快適なハズ。
設計士の目的はデザインだけなんですけどね。
下地まで終了しました。柱上部の梁も同じように断熱材で覆って10.5㎝を30㎝にしています。
ほぼ真っ白で仕上げる予定ですが、できあがりが楽しみです。
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