- 2016年11月1日 8:28 AM
- 「かしこい家」の性能
前回の続きなので、3回に分かれてしまいました。
改めて、快・不快を勝手な解釈で分類してみます。
①不快である環境 温度、湿度共にダメ →夏は高温多湿、冬は低温低湿
②快適である環境 温度のみ適正
③快適すぎる環境 温度・湿度共に適正
ちょっと男らしすぎる分け方ですかね。
さて、この場合、
夏期の温度は高い回順に
①>③>②
冬期の温度は低い順に
①<③<②
となります。
実は②と③が逆転するのが肝。
ちょっとわ分かりづらいので、
夏期に仮の数値を入れてみます。
①34℃ > ③28℃ >②27℃
①は外気、つまり自然の状態です。
さてポイントは、快適である環境②より、快適すぎる環境③の方が、温度が高い事。
何故か?
前回説明したとおり、低湿度だと、温度が高くても汗をかかない
なので、
快適すぎる環境の方が、温度が高くできるのです。
そうなってくると、
あまりに自然環境から離れると、外に出られなくなる。
を真実だとした場合
室内を、温度だけでコントロールした場合が、自然からもっとも温度差が出来る
事になってしまいます。
快適に関しては、
過ぎたるは及ばざるがごとし
ではなく、とことんやった方が、自然との差が少ないのが現実。
初めの問いかけに戻ります。
あまりに自然環境と離れると、外に出られなくなる
この真偽ですが、全くの間違い。と言う訳ではありません。
「よく冷えた室内→暑い外気」を繰り返すと、疲れますよね。
「外に出られなくなる」は言い過ぎでも、
温度差が少ないに越したことはないのです。
家から一歩も出ない、という生活は出来ないので、
外気温に出来るだけ近い室温の方が「楽」というのは間違いのないところ。
結論
快適な環境よりも、快適「すぎる」環境の方が自然に近いのです。
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