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快適すぎる環境とは? その2

前回の続きなので、3回に分かれてしまいました。

改めて、快・不快を勝手な解釈で分類してみます。

①不快である環境  温度、湿度共にダメ →夏は高温多湿、冬は低温低湿

②快適である環境  温度のみ適正    

③快適すぎる環境  温度・湿度共に適正

ちょっと男らしすぎる分け方ですかね。

さて、この場合、

夏期の温度は高い回順に

①>③>②

冬期の温度は低い順に

①<③<②

となります。

実は②と③が逆転するのが肝。

ちょっとわ分かりづらいので、

夏期に仮の数値を入れてみます。

①34℃ > ③28℃ >②27℃

①は外気、つまり自然の状態です。

さてポイントは、快適である環境②より、快適すぎる環境③の方が、温度が高い事。

何故か?

前回説明したとおり、低湿度だと、温度が高くても汗をかかない

なので、

快適すぎる環境の方が、温度が高くできるのです。

そうなってくると、

あまりに自然環境から離れると、外に出られなくなる。

を真実だとした場合

室内を、温度だけでコントロールした場合が、自然からもっとも温度差が出来る

事になってしまいます。

快適に関しては、

過ぎたるは及ばざるがごとし

ではなく、とことんやった方が、自然との差が少ないのが現実。

 

初めの問いかけに戻ります。

あまりに自然環境と離れると、外に出られなくなる

この真偽ですが、全くの間違い。と言う訳ではありません。

「よく冷えた室内→暑い外気」を繰り返すと、疲れますよね。

「外に出られなくなる」は言い過ぎでも、

温度差が少ないに越したことはないのです。

家から一歩も出ない、という生活は出来ないので、

外気温に出来るだけ近い室温の方が「楽」というのは間違いのないところ。

結論

快適な環境よりも、快適「すぎる」環境の方が自然に近いのです。

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