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デシカを導入するきっかけは?

以前、メーカーの人と話した事があるのですが、

デシカホームエアの導入は、施主(注文者)要望の事が多いそうです。

逆に言うと、デシカに詳しい工務店さんは少ないと言う事。

「お客さんに言われたから」が導入理由なので、デシカ販売店に丸投げで進める。

というのが大半なのでは、と邪推しています。

さてデシカに限らず、24時間換気の図面には、設計者の意図が凝縮されます。

ポイントはダーティゾーンの考え方。

で、いきなり横道にそれますが、

CACICOは局所換気方式による24時間換気は評価しません。

それは、局所換気と集中換気では目的が違うから。

局所換気の目的は、居室の空気環境だけしか考えません。

(それすらも怪しいのですけどね)

廊下も、玄関も、浴室も、脱衣室も、トイレも、キッチンも何も考えなくてOK。

って、建物内を均等に快適にしたいCACICOとは真逆の発想なのです。

 

さて、換気設計は、給気と排気をバランス良く、建物内に配置。

目的は、住宅内で出来るだけ「動かない空気」を作らない為です。

給気は室内に新鮮空気を供給するのが目的ですから、

どうしても人が滞在する居室になります。リビングや寝室ですね。

一方排気は、居室から出来るだけ離れた場所が望ましいです。

その方が、家全体の空気を動かせるから。

居室から離れた場所とは、

浴室、トイレ、キッチン、脱衣所などが該当し、そのほとんどはダーティーゾーンと呼ばれます。

このダーティーゾーンとは、簡単に言うと、家事をする場所であり、結果空気が汚れるのです。

人がいるところに給気して、空気が汚れるところで排気する。

非常に理にかなっていますよね。

これが集中換気の基本なのですが、日本の集中換気メーカーは、

この理想的な配置を嫌がります。

デシカも、その例に漏れません。

だったら何処で排気をするのかと言うと、廊下なんですね。

汚れた空気を換気装置に吸い込ませたくない。

と言うのは解らないでもないですが、

じゃあダーティーゾーンの汚れた空気をどうするの?

の回答が、

自社製ではない、他社製の局所換気扇でお願い。(つまり、私の仕事ではない)

と言うのでは、全館換気をうたう資格がないとCACICOは思いますね。

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