- 2016年3月10日 9:19 AM
- CACICOウォール
日本語で書きたかったのですが、あまり該当する言葉が無かったのです。
ブレイクスルーとは、障害を突破するイメージで、革新的発明と言っても良いかも知れません。
携帯電話を例にとると、昔の携帯電話は、ショルダーバッグみたいな大きさで、その上に受話器が載っている感じ。
これで出来る事は、当然ながら音声通話だけだったんですね。
それが今ではスマートフォンのサイズで、音声も映像も手に入ります。
これなんか、いくつもの革新的な発明が、様々な障害を克服、つまりブレイクスルーしてきた結果なのです。
さて外壁のブレイクスルーと言えば、防水層に透湿を加味した事だと思います。
いわゆるタイベックの登場ですね。
日本の初タイベックは、1983年に北海道で施工されました。
透湿防水シートを使った通気工法の走りです。
その後数年掛けて、
防水シートに直接サイディングを止める
から
透湿防水シートに通気層を設けてサイディングを止める。
という工法に徐々に変わって行ったのです。
現在主流の通気工法は、生誕25年。という所ですかね。
流れを整理すると
外壁の構造が、単層から複層に変化し、防水層が誕生。
その結果として
防水層とサイディングが密着している事から、毛細管現象で漏水が多発
防水層は液体の水のみでは無く、
気体としての水、つまり水蒸気も堰き止めるので、壁体内結露も誘発しました。
対応策として考え出されたのが、
防水層を透湿防水層に変える事と、防水層とサイディングの間に空間を設ける事。
この2つだったんですね。
タイベックのホームページにも同様の事が書かれています。
さて、この話は次回に続きます。
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