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外壁のブレイクスルー

日本語で書きたかったのですが、あまり該当する言葉が無かったのです。

ブレイクスルーとは、障害を突破するイメージで、革新的発明と言っても良いかも知れません。

携帯電話を例にとると、昔の携帯電話は、ショルダーバッグみたいな大きさで、その上に受話器が載っている感じ。

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これで出来る事は、当然ながら音声通話だけだったんですね。

それが今ではスマートフォンのサイズで、音声も映像も手に入ります。

これなんか、いくつもの革新的な発明が、様々な障害を克服、つまりブレイクスルーしてきた結果なのです。

さて外壁のブレイクスルーと言えば、防水層に透湿を加味した事だと思います。

いわゆるタイベックの登場ですね。

日本の初タイベックは、1983年に北海道で施工されました。

透湿防水シートを使った通気工法の走りです。

その後数年掛けて、

防水シートに直接サイディングを止める

から

透湿防水シートに通気層を設けてサイディングを止める。

という工法に徐々に変わって行ったのです。

現在主流の通気工法は、生誕25年。という所ですかね。

流れを整理すると

外壁の構造が、単層から複層に変化し、防水層が誕生。

その結果として

防水層とサイディングが密着している事から、毛細管現象で漏水が多発

防水層は液体の水のみでは無く、

気体としての水、つまり水蒸気も堰き止めるので、壁体内結露も誘発しました。

対応策として考え出されたのが、

防水層を透湿防水層に変える事と、防水層とサイディングの間に空間を設ける事。

この2つだったんですね。

タイベックのホームページにも同様の事が書かれています。

さて、この話は次回に続きます。

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