- 2015年12月9日 11:55 PM
- デシカ日記
前回、「高断熱+熱交換型換気扇」の家を
除湿器や加湿器等の機器で、湿度をコントロールし易い家。
と評しましたが、この話をもう少し詳しく。
湿度をコントロール出来るには前提条件があります。
それは
気密住宅である事と、結露しないサッシ
それと集中ダクト方式の24時間換気
でしょうか。
どれも「高断熱」を名乗るのであれば、当たり前の仕様です。
で、これより後、設備側・仕様側において、
より一層湿度をコントロールしやすくする改善手段はありません。
(換気が全熱だ顕熱だ、という話は抜きにしています)
湿度に関しては、これ以上出来ることがないのが現状です。
住宅の性能は、断熱材の厚みを含むQ値、今で言うUa値で決まります。
でこの値によって性能が高い低いと言う話になるのですが、
それはあくまで温度がコントロールし易くなるだけのこと。
(それが大切な事は言うまでもありませんが)
決して湿度がコントロールし易くなるのではありません。
逆に、「性能が良いから、エアコンが良く効く」という話を聞くと、
エアコンの稼働時間が短い、と言うことは除湿の時間も短い訳で、
低温、高湿度になるのでは?
という疑問が湧きます。
暑くて困っていた人にとっては「とても良い進歩」には違いありません。
ですが、
「温度はこれぐらいで良いから、除湿だけしたい」
という欲求がクローズアップされるのだと思います。
この対処策が「全熱換気」かと言えば、CACICOとしてはNoですね。
- 新しい: 改めてデシカと熱交換換気の違い その3
- 古い: 改めてデシカと熱交換換気の違い その1
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.cacico.co.jp/blog/wp-trackback.php?p=11448
- トラックバックの送信元リスト
- 改めてデシカと熱交換換気の違い その2 - CACICOブログ より