- 2015年11月6日 5:55 PM
- デシカ日記
今回が2回目の「導入の心得」ですが、
ブログ読者様のコメントからメールのやりとりとなった事がきっかけ。
CACICOがデシカを導入する時は、デシカを理解するためデンソー本社まで行ったものです。
ですが一般の方は、そんなことは不可能。
なのでデシカ入れたいなぁ。という人の手助けになれればと思って投稿します。
それほどデシカは特殊・・・
と言うより24時間換気の現状はテキトウなのです。
具体的には
1種のダクト式集中換気なのに、3種の単独換気と併用する。
という冗談のような仕様が当たり前のように行われているから、
詳しくは以前まとめましたのでお読み下さい。
さてデシカの話に戻ります。
ダイキンの設計では、トイレ、キッチン、脱衣室、浴室を換気経路から外す。
という話の続きです。
先ほどリストした場所は、換気の世界ではダーティーゾーンと呼ばれています。
そこでは料理をしたり、お風呂に入ったりと、空気が汚れるからですね。
一般的な換気設計は
給気(新鮮空気を室内へ入れる)は、居室側(人が滞在する所)。
排気(空気を室内から室外へ出す)は、ダーティーゾーン側(空気が汚れやすい所)。
と言うのが基本中の基本です。
だけど日本の多くの換気メーカーは、それを嫌がります。
何故なら、湿気の回収に伴って、臭いが回収される危険性があるため。
それはデシカにおいても同様です。
なので何も言わないと、ダーティーゾーンに単独換気扇を想定した図面が出てきます。
CACICOがダイキンに配管設計を依頼する時に出した条件は、
①ダーティーゾーンには、すべて排気を設ける。
②基礎断熱なので、床下にも排気を設ける。
③ダクトは出来るだけ太いモノを使う。
④給気は全て壁付けにする。
⑤外壁側の給気口と排気口は壁の方角を変える。
と言うもの。
そこで出てきた配管図面をたたき台に、住宅構造図との整合性を図る。
という過程を辿りました。
ですが、当然ながらダイキンにも言い分がありますので、その辺りは次回に続きます。
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